ムジナモタヌキモ通信

観察記録 2002年
タヌキモ




タヌキモの仲間について
 タヌキモは、沼、池、水田に浮かぶタヌキモ科タヌキモ属の多年草。外見がふさふさとしたタヌキの尾に似ていることから名がついている。根はなく、茎は長く伸び、多くの葉を互生する。葉はとげ状に細かく分かれ、一部は捕虫のうとなる。捕虫のうで小動物を捕らえ(吸水によるわな式)、消化吸収する。夏、空中に花をつける。冬は、茎の先端がちぎれて縮み、球状の越冬芽(冬芽、殖芽)となって水中で冬を越す。名は、茎、葉の形をタヌキの尾にたとえたもの。これまでタヌキモと同定されていたものが、タヌキモとイヌタヌキモの2種類に分類されているが、生育期での区別はむずかしい。越冬芽で区別ができるとのことである。タヌキモの分布は少ないが、イヌタヌキモは日本に広く分布する。ここに紹介するものは、タヌキモかイヌタヌキモか同定できないでいる。タヌキモの仲間は、タヌキモUtricularia australis、イヌタヌキモUtricularia tenuicaulis、イトタヌキモUtricularia exoleta、コタヌキモ、フサタヌキモなど数種がある。イトタヌキモは栽培・継続観察しているのであわせて紹介する。イトタヌキモは水中茎と泥生枝をもち、越冬芽はつくらない。


7月3日 タヌキモ群生 ムジナモと仲よく ここをポイントBとする
7月初旬   こちらは別の水辺M
光量不足のためか少しか細い
8月  いっぱい咲いたタヌキモの花 
ポイントB
こちらはオオバナイトタヌキモ(?)の花
ポイントEの近く
  
10月 越冬芽ができてきた  ポイントB
タヌキモだろうか、イヌタヌキモだろうか…

来年、また会おうね!!
 



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自生するムジナモ

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ビデオ作品
タヌキモの観察

捕虫・吸水の動画


集まれムジナモの花


ムジナモ開花の様子

観察記録2011
ムジナモ&タヌキモ

観察記録2010
ムジナモ&タヌキモ


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ムジナモ&タヌキモ


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ムジナモ&タヌキモ

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ムジナモ&タヌキモ

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観察記録2005年
ムジナモ&タヌキモ


観察記録2004年
ムジナモ&タヌキモ

 

観察記録2003年
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ムジナモU

  タヌキモ 

観察記録2002年
ムジナモ
タヌキモ

顕微鏡下のタヌキモたち

タヌキモのはやわざ



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