ムジナモタヌキモ通信

観察ノート 2008年 
ムジナモタヌキモ





今年もムジナモ、タヌキモの観察を継続します。
日付順に観察記録を掲載していきます

7月22日 画像にマウスポインターをおいてください 
花がクローズアップされます
8月2日


越冬芽(冬芽)
捕虫葉の発達
ムジナモ開花・タヌキモ開花
秋声
冬支度


越冬芽(冬芽)


1月27日(日) 

温暖化が叫ばれているが、大寒の今日この頃は、厳しい寒さが続いている。ほぼ8週間ぶりに観察に出かける。朝から曇っていたが、観察中にも小雪が舞ったり、逆に日差しが出たりした。風は北西寄りの微風。
この冬、結構雨が降り、今年も水位は高め。スイレンはかなり衰退しているが、意外と葉が残っている。オオバナイトタヌキモも衰退。
浮上したムジナモの越冬芽(冬芽、殖芽)はポイントFの東・FとGの間に多かった。これからが楽しみだ。ポイントDはあまり期待できないかも知れない。
沈んでいるものは少ない。もともと浮いたままだったのかもしれない。昨年のこの時期、葉を展開している越冬芽があったが、今日はそれほどではなかった。
水辺M北西端の水路は、全く小魚は見られず。去年はいったい何だったのか?
ポイント@  水位 排水溝底から +4.0cm
        14:02  気温 4.2℃  水温 4.5℃
ポイントB  13:46 弱い西風  気温5.4℃   水温5.1℃
ポイントD 14:10 少し晴れてきて日差しがさす
              気温 5.1℃  水温 5.8℃
ポイントF 14:33 晴れ 弱い西風
              気温 6.2℃  水温 5.7℃

ポイントG 14:45気温7.3℃ 水温6.8℃





ポイントBよりポイントDを望む
スイレンは少ない

ポイント@よりポイントBを望む
小雪が舞っていて白っぽく見える

ポイントF  水温測定
ハート型のものは越冬芽

ポイントFの東 ムジナモ越冬芽 もうすぐ葉を展開か


ポイントFとGの間  いくつかのムジナモ越冬芽


ポイントG ムジナモ越冬芽
左は沈んでいる 右は浮いている










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2月11日(月) 

移動の高気圧のため、好天で気温もかなり上昇した風も微風の穏やかないい日和。まるで春のようだった。
一昨日の雪が所々残っていた。生育地西の水路は流れがあるが、昨年のようなジャミの溯上はなし。すぐ西の水路でモツゴ1尾見ただけ。水辺Mのカモがほとんど見られなかった
ムジナモの越冬芽の葉の展開は少し開けかけといったところで、あまり進んではいなかった。ポイントFの東からポイントG西にかけて浮上した越冬芽が多い。タヌキモは確認できなかった。


ポイント@  水位 排水溝底から +6.0cm
ポイントD 14:05 快晴 微風 気温 12.8℃  水温 9.0℃(日陰)

西から生育地を望む


ポイントD  手前は雪
   確認できた越冬芽は少ない


ポイントF  開きつつある越冬芽
棒状のものは温度計


ポイントFとGの間 ムジナモ越冬芽
赤いのはカキツバタの種子



ポイントG西  ムジナモ越冬芽
開きつつあるものが多い


ポイントG西  ムジナモ越冬芽を手のひらにとって



ポイントG西  ムジナモ越冬芽
もう少し時間が…


ポイントG西  ハート型のムジナモ越冬芽
こちらはもっと時間がいるかな…


水辺M  カモの姿が見られない


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3月15日(土) 

昨日の雨模様と打って変わって快晴の温かい一日だった。風も微風。ウメの満開も近い。ムジナモやタヌキモの順調な生育を期待して観察に。水位は+6.0pで十分。水田からの水路もながれは十分だが、昨年のようなジャミの溯上は全く見られない。オオイヌノフグリやオドリコソウが咲いている。ポイントFの南にはツクシがいっぱい生えていた。ポイントCの対岸の方にマメが右向け右で甲羅干し。一匹だけは木に登っていて反対向きだった。
ムジナモ・タヌキモは昨年とほぼ同じ程度の生育状況で葉を展開中。
捕虫葉・捕虫のうはまだできていない。
ポイント@〜Bはムジナモもタヌキモも確認できなかった。ポイント@、Aは今後も難しいかも…。
ポイントDはいくらかみられる。ポイントEはムジナモはすくないが、タヌキモが多い。ポイントFの東からポイントG西にかけてはムジナモが多い。
メダカの子魚がいた。ポイントGの西では、メダカが多数いたが、すぐに沖に逃げるので撮影が難しい。やっと撮れそうと思ったらフラッシュメモリーカードがフルになってしまった…。
ポイント@  水位 排水溝底から +6.0cm
ポイントD 14:55 快晴 東の微風 
            気温 14.9℃  水温 17..0℃(日陰)
ポイントF 15:20 快晴 西の微風
            気温 17.0℃  水温 17.9℃(日向)





ポイントFの南  タンポポの在来種



ポイントCの対岸側 カメの甲羅干し



左の写真のアップ



ポイントD ムジナモ 葉を開いてきた
右はタヌキモか



ポイントE西  タヌキモ
ムジナモより展開がはやい



ポイントFの西 コウホネの地下茎
いくつか浮いていたがなぜ?


ポイントFとGの間  ムジナモ



ポイントGの西  非常にたくさんのムジナモ
これからが楽しみ 近くにメダカが


ポイントGの西 ムジナモ



ポイントGの西 ムジナモ タヌキモ
タヌキモはポイントEより小さい


ポイントFの南 ツクシが早くもいっぱい


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捕虫葉の発達

4月12日(土)

薄く雲があるが快晴と言える日和。生育地に着くとさわやかな北の風が吹いていた。生育地西の水田や畔にはレンゲが咲いている。産卵行動に入るのであろう、水辺Mの北西の水路には、5、60p級のコイが群れていた。生育地では、コイがほとんど見られなくなった。ブラックバスや、カムルチーとともにルアーで釣りあげられたのだろうか。ポイントFの東の樋の東にはメダカがいっぱいいた。近づくとさっと沖側に逃げてしまい撮影がむすかしい。
生育地全域にわたりスイレンが葉を広げている。カキツバタもよく伸びていた。
タヌキモは、ポイントBで1株見られた。ポイントCから東側ではよく見られ、成長具合もよく捕虫葉も機能している。昨年は花1輪しか見られなかったが、ことしは多くの花を見たい。
ムジナモは、ポイントDは少数、Eでは探せば見られるという程度だが、東にいくほど多い。捕虫葉も見られる。夏にはいっぱいの花を期待したい。
ポイント@ 水位 +10.0p
ポイントD 14時43分  東のさわやかな風
       気温 18.7℃  水温 22.0℃(日向)
ポイントF 15時02分 弱い風 
       気温 19.5℃  水温19.3℃(日陰)
ポイントG 15時12分 東の風
       気温 20.4℃  水温 18.8℃(半日陰)









生育地西の畔  レンゲ



ポイント@ スイレンとヤマザクラの花びら



ポイントB  やっと見つけた1株のタヌキモ



ポイントC  タヌキモ  ムジナモは未確認



ポイントD  ムジナモ  あまり多くない



ポイントE  タヌキモ



ポイントE タヌキモ 下部は捕虫していた



ポイントE  ムジナモとタヌキモ



ポイントEの東の樋の東  メダカ



ポイントFの西  底からはえているようなタヌキモ



ポイントF  ムジナモ



ポイントFとGの間  ムジナモ群生




ポイントGの西 ムジナモ 捕虫葉を持つムジナモ



ポイントG西の堤  可憐なスミレ

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5月6日(火)

風も穏やかで快晴の非常にいい天気。周囲の田んぼでは、稲作の準備が進んでいる。ブナ科の花だろう、甘酸っぱいにおいがする。訪れる人が多い。生育地でルアー釣りをする人がいたので注意をするが、無愛想であった。
カキツバタがほぼ満開。ポイントBからGにかけて、よく咲いている。スイレンもよく葉を広げている。水色は、褐色から黒っぽい。
水辺Mは、カモが北国へ帰ったようだ。白鳥がゆったりとしていた。
ポイント@ 水位 +7.5p
ポイントD 15時12分 気温 23.9℃ 水温26.0℃(半日陰)
ポイントF 15時23分 気温 23.6℃ 水温23.0℃(日陰)
ポイントG 15時41分 気温 23.8℃ 水温23.9℃(日向)

ポイントB  カキツバタとスイレン



ポイントB南の堤 カムルチーの骨か 
ルアー釣りの犠牲か


ポイントF カキツバタとタヌキモ



ポイントFとGの間  カキツバタとムジナモ



ポイントFとGの間  逆光に映えるカキツバタ



ポイントG 干上がりそうなムジナモとタヌキモ



ポイントDEの北  何の大木か 見事な花


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6月15日(日)

40日ぶりの観察。梅雨に入っているが、それほど雨は降っていない。今日は朝からの曇り。観察している時は北寄りの風が吹いていた。周囲の水田は田植えが終わっていて、美田となっていた。水位は高めで、水色は黒っぽかった。
ムジナモはポイントFから東にかけてよく生育している。盛夏の開花がとても楽しみである。
タヌキモもポイントEから東にかけてよく生育している。
ポイントBでは、少しの隙間になんとかタヌキモが葉を展開。スイレンがいっぱい花を咲かしている。また、コウホネも咲きだした。
ポイント@ 水位 +12.0p 水色がかなり濃い。
ポイントD 野草が勢力をのばしていて、ムジナモは光が不十分。
       15時32分 気温21.7℃ 水温21.6℃
ポイントF 15時47分 気温24.6℃ 水温21.9℃
ポイントG 16時07分 気温22.2℃ 水温20.5℃

生育地の西  美田 


 

ポイントB  タヌキモ



ポイントB  スイレンの花



ポイントAとBの間の堤  ケムシとケムシの抜け殻



ポイントCとDの間  スイレン



ポイントD  アザミ



ポイントD 野草の中なんとか生き延びているムジナモ



ポイントE ムジナモとタヌキモ



ポイントFの西の西  コウホネの花



ポイントF  ムジナモ群生



ポイントF  ジュンサイとムジナモ



ポイントFとGの間  コウホネの花



ポイントGの西  アセビの新芽


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ムジナモ開花・タヌキモ開花

7月13日(日)

晴れ。微風。太陽は出たり隠れたりであるがうだるような暑さの一日。今日こそは咲いているのではないかと期待をしながら、急いで生育地へ。
虫の声、ときどき鳥の声。散策者は少なく、網を持った親子連れなど。
スイレンは花を閉じかけているものが多い。ポイントF周辺が狙い目なので、ポイント@〜Cは後回しにし、ポイントDはざっと観察。アシやカキツバタが覆い尽くし、ムジナモにとっては不利な環境となっている。06年がうらやましい。気温・水温測定はパスした。
ポイントEとFの間の、かつてシャジクモが生えていたポイントで、マツの枝越しに身を乗り出して見ると、なんと咲いているではないか。やや遠めであるが、何とか写真に収めることができた。とてもうれしかった。後で写真を見るとうしろには小さな蕾があるようだ。
なお、帰路、再度ムジナモの花を観察したときに、その5mほどにしで、タヌキモの花を確認した。(タヌキモは1週間前も別のポイントで咲きかけていた。)
ポイントFは岸近くまでムジナモがいっぱい生育しているが、残念ながら咲いてはいなかった。イチョウウキゴケ、サンショウモはない。
ポイントGは、ウキクサ・タヌキモは多い。ムジナモもそのなかに混じって生育している。
水辺Mでは、淡水赤潮が発生していた。2週間前に出ていた淡水赤潮が1週間前にはいったん消えていたが、再び発生したものである。
ポイント@ 水位 +8.5p
ポイントF 13時07分  気温32.3℃ 水温34.4℃(半日蔭)
ポイントG 13時22分  気温31.2℃ 水温29.0℃
ポイントFとGの間 ムジナモの開花ポイント
        13時28分  気温32.4℃ 水温29.7℃                  



ポイントEとFの間  ムジナモ開花



ポイントFとGの間  タヌキモ開花



ポイントBの東   タヌキモ



ポイントC  パピルスとカキツバタの果実



ポイントF  ムジナモ



ポイントFの東   ムジナモに産卵しているトンボのおつながり



ポイントG  ウキクサとタヌキモ



水辺M  淡水赤潮



ポイントAの堤の林  落ちていたマユ


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7月20日(日)

梅雨明けが宣言され、晴れの暑い日となった。さわやかな東よりの微風が吹く。
3連休の中日とあって、観察者が多い。専門家を交えたグループがきて、タヌキモ類の花の時期についてかなり専門的な解説をされていた。ムジナモについて知っておられる方もいた。
ポイントDは一応は目をやるが、開花を期待していない。
ポイントEとFの間の例のポイントでは、蕾があった。その数メートル東で、タヌキモが咲いていた。
ポイントFの西では、メダカがいた。(観察者が多く撮影できなかった。)
F東あたりで、昨日咲いたであろうのが2株。蕾も複数あった。
EとFの間のポイントでは、カキツバタの株元で、期待どおり今日も咲いていた。岸に近いがなかなかきれいに撮影できてなかったが、一応満足できた。
観察しながらの帰路、ポイントEとFの間の開花していた少し西で、サンショウモがあった。サンショウモを確認したのは実に3年ぶりである。増えてくれるとうれしいのだが…。一方、イチョウウキゴケは今年初めて確認できていない。
ポイント@ 水位 +8.0p
ポイントD 12時10分 さわやかな東の微風
               気温34.4℃ 水温31.5℃
ポイントEとFの間 12時25分
               気温34.6℃ 水温32.3℃(日向、水草の間)
ポイントF 12時35分 気温35.5℃ 水温31.8℃
ポイントG 13時24分 気温31.7℃ 水温29.6℃(日陰) 








ポイントC 水面を覆い尽くすスイレン



ポイントEとFの間(西)  3年ぶりのサンショウモ



ポイントEとFの間  ムジナモの蕾



ポイントEとFの間(東) タヌキモの花



ポイントFとGの間  ムジナモの蕾



ポイントFとGの間  ムジナモの花



ポイントFとGの間  ムジナモの花


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7月22日(火) 

今日は大暑。天気晴れ。生育地は自然のクーラーのはずなのに、気温が一気に上昇し、ポイントDでは35℃を超えた。名前にたがわぬ暑い一日。微風だが南寄りの風がさわやか。
平日とあって、散策者や観察者はほとんどいない。
ムジナモはポイントFの西・東で咲いている。そろそろ盛りに近いかもしれない。ポイントF東で3輪の競演となったが、2輪は咲き切らなかった。ポイントEとFの間(西)、ポイントFとGの間でも咲いていた。残念ながら、そこでは十分開いた状態の花は観察できなかった。(タイミングの問題がある。)
ポイントF東には、ミズスマシとメダカがいた。
ポイント@ 水位 +8.5p
ポイントD   12時35分 さわやかな南風 
             気温35.8℃ 水温32.1℃
ポイントF東 12時57分            
             気温 33.8℃ 水温32.2℃

ポイントF東   きれいに咲いたムジナモの花



ポイントF東  ムジナモの花アップ



ポイントF東   そろそろ閉じかけ



ポイントF東  咲き切れない 残念…



ポイントEとFの間(西)  もう閉じかけたのかな



ポイントFとGの間   ややうなだれたムジナモの花



ポイントD  ぎっしり草に覆われてしまっている



ポイントFの西  メダカ もっと小さいメダカもいる



ポイントFの西  ミズスマシ


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7月25日(金) 

晴れ 微風 今日も真夏の暑い日差しとなった
水辺Mの淡水赤潮は、東岸が目立たなくなっていたが、北岸から南北に延びる中州の西側に発生していた。
今日も平日のためか散策者等はいなかった。
13日に咲いていたポイントで、やや遠く水草で観察しにくかったが、1輪咲きかけていた。ポイントFの西の西で、やや遠いがきれいに咲いていた。さらに沖側には蕾が1つ。
ポイントFではぐっと岸寄りに3輪が。2輪は十分開き切らなかったようだ。もう1輪は蕾だった。
ポイントFの東や、FとGの間のカキツバタの株元では咲いていなかった。
タヌキモの花は確認できなかった。
今年は、オオバナイトタヌキモが昨年までの勢力を見せていない。ポイントFではその傾向が分かりやすい。蕾はあったが花はまだ見ていない。
ポイント@ 水位+6.5p
ポイントF 13時02分 晴れ 微風
          気温34.0℃ 水温31.9℃(半日向)

ポイントE南西角 ムジナモもタヌキモも少ないが健在



ポイントF西の西  よく開いたムジナモの花



同アップ



ポイントF岸近く  仲良く3輪 右の2輪は開き切れない
左下は蕾


左の写真の右上1輪のアップ



ポイントD アシやカキツバタの株元のムジナモなど
花は一度も見られない


水辺M中州の西岸  淡水赤潮


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8月2日(土) 

曇り 1時過ぎごろから晴れる 気温は今日も高い。さわやかな風。
休日出勤を早めに切り上げ、ムジナモの多数の開花を期待して観察地に急ぐ。カメラを持った女性が一人、外国人の男性が一人訪れてきた。水田には7月25日は水が抜かれていたが、今日は再び水が入っていた。ポイントBの樋から抜かれていた。そのためもあってか、水位はポイント@で+3.5p。
ポイントEとFの間、7月13日に今年初のムジナモの花を見れたポイントにきれいに咲いていた。観察しているうちにさらに2輪が咲いているのに気づいた。しばらくしてから、ポイントFに移動。以前期待していたとおり、ポイントFでとうとう咲いてくれていた。しかしながら、すでに花は閉じかけていた。ビデオを回したり、温度を測定している間に、ほとんど閉じてしまった。あと30分も早く来ていたら、いっぱいの花を同時に見られたところで、残念だった。目が慣れてきたところで落ち着いて数を読んでみると、ポイントFから、Fの西にかけて、7輪が咲いていたようだ。蕾も2つあった。ポイントFとGの間でも1輪咲いたようである。前日あたりに咲いたであろうものが2つ。蕾も1つあった。明日もきっと咲くことだろう。
タヌキモの花は確認できなかった。また、オオバナイトタヌキモの花もわからなかった。
水辺Mの淡水赤潮が、南岸に発生していた。
ポイント@ +3.5p
ポイントEとFの間  13時過ぎ 曇り→晴れ さわやかな南西の風
              気温36.0℃ 水温29.0℃
ポイントF        13時15分 曇り(日差しあり)さわやかな西風
              気温32.8℃ 水温30.3℃(半日蔭)
 









ポイントBの堤の西  稲作用の取水


ポイントEとFの間  ムジナモの花



ポイントEとFの間  左の写真をクローズアップ



ポイントEとFの間  ムジナモの花



ポイントEとFの間  ムジナモの花



ポイントF  閉じかけのムジナモの花



水辺M南岸  淡水赤潮


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8月4日(月)

朝から曇り 風はほとんどなし。気温はあまり高くならなかった。観察中に雷鳴があり、少しぱらついたが、すぐに止んだ。風の関係だろうが、水辺Mの淡水赤潮が珍しくも北岸側に発生していた。
ムジナモの花を見ようとポイントFに急ぐ。岸から2mほどのアシの中に咲いていた。しかし、よく開いてはいなかった。その後、目の慣れもあるが、近くのポイントの岸近くでで咲こうとしている株がいくつかあるのに気がついた。気温の関係か、時刻が遅いのか、開き切ったものは1輪もなかった。
ポイントBでの取水はされてなかったが水位は低下。そのポイントBの堤に今頃なぜかワラビの新芽がでていた。
右の写真は、ポイントFのすぐ西。タヌキモの基部が土中にあるところである。隙間がいっぱいあるのにムジナモはほとんどない。この西にも東にはあるのだが…。
ポイント@ 水位+1.5p
ポイントF 12時50分 曇り ほとんど無風
        気温31.6℃ 水温30.2℃

ポイントF西  なぜか隙間が… この西にはムジナモが



ポイントFの西  ぱらついた雨の中のムジナモ
(閉じたのか、開けなかったのか)


ポイントF 前日までに咲いたムジナモ



ポイントF  ムジナモの花
岸から2mほど アシの中


ポイントFとGの間(西より)  がくは開いているが花弁は…
岸寄り 干上がりそう


ポイントFとGの間(東より)   やはり開き切らないもの
              と花後のもの


ポイントFとGの間(東より)  蕾
 明日は開き切れるか


水辺Mの西岸  ハクチョウ


水辺Mの西岸 ヤンマの産卵



水辺M  北岸に近づいた淡水赤潮(風の影響)



ポイントBの西の堤  なっぜかワラビの新芽が…


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8月9日(土)

長崎原爆の日の今日、天気晴れのとても暑い日であった。いろいろ用事のあるなか、12時半ごろムジナモの花だけを目的に早めに生育地へ行く。
ポイントF中心に観察するが、ポイントFの岸近くでで2輪の開花が見られた。しかし、開き切っていなかった。時刻が遅いということはないから、時期が遅いのか。
オオバナイトタヌキモの花を今年はじめて見た。
タヌキモの花は確認できなかたった。
サンショウモがなぜか見つけられなかった.…。
水辺Mの淡水赤潮は更に濃くなっていた。
散策者等はいなかった。

ポイントEとFの間  オオバナイトタヌキモの花
近くには蕾も見られた
赤い粒はカキツバタの種子

ポイントFの西   タヌキモの呼吸根
メダカもいるが水面下なのでわかりにくい

ポイントFの西  メダカ
少し潜っているメダカが多かった


ポイントF  ムジナモの花
開き切れない…  時期が遅いのか


ポイントF  ムジナモの花
やはり開き切れない


ポイントFの西  昨日咲いたのか



水辺M南岸   淡水赤潮が濃くなった


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8月14日

晴れ 今日も暑い はじめ弱い南風。帰る頃はさわやかな北西の風が吹いていた。水位はやy低下して、+2.0p。
ムジナモの花は1輪も咲いていなかった。蕾もなかった。もう花の時期は終わったのかも…。オオバナイトタヌキモが遅ればせながら集団でながら咲きだした(咲いてほしくないけど)。ポイントF付近のコウホネは元気がなくなってきた。しかし、FとGの間のコウホネはまだ元気。ポイントBの南の堤には、早くも萩の花がちょっぴり咲いていた。
水辺Mの淡水赤潮はより濃くなった。
ポイント@ 水位+2.0p
ポイントF 13時25分 晴れ 微風
        気温 34.0℃  水温30.2℃(半日蔭)




ポイントEの東 樋の手前 オオバナイトタヌキモの花7



ポイントF  花後



ポイントF 減ってきたウキクサ



ポイントF沖  衰退してきたコウホネ



ポイントF沖  スイレンの花



ポイントGの西  カキツバタの株元のムジナモ



ポイントB南の堤  咲きだすか萩



水辺M南西  ハクチョウと淡水赤潮



水辺Mの西の道路脇  暑い中、何を間違えたか
                 ミシシッピーアカミミガメの子

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秋  声

9月15日

1か月振りに観察に。あさからの曇天。無風か弱い風。昨日は仲秋の名月であった。まだ暑い日もあるが、秋は徐々にやってきている。稲は穂をたれ、萩が咲き、マンジュシャゲが咲き始める。ススキも穂を出していたが、今年はやや遅いように思う。桜の葉は色づき始めている。
ムジナモはやや衰退をしている。特に、ポイントFのものは小さくなっていたようだ。数も減っているのではないか。ポイントGでは、タヌキモなどが衰退して、ムジナモが見えやすくなった。
スイレンの花はめっきり減り、オオバナイトタヌキモがいっぱい花を咲かせている。青々として元気のいいコウホネが印象的だった。上旬は雨が多かったためか、堤にキノコが種類豊富にたくさん生えていた。
ポイント@ 水位+2.0p
ポイントF 13時37分 曇り 無風 気温24.8℃ 水温24.0℃




生育地西の水田    稲穂とマンジュシャゲの花



生育地西の水田  コケ類?



ポイントB西の堤   ハギの花
 まだ満開ではない



ポイントF沖  衰退してきたコウホネ



ポイントAとBの間の堤  カビが生え、ハエの群がるキノコ



ポイント@とAの間の堤  キノコ



ポイントD南の堤  色づき始めた桜の葉



ポイントEの東  オオバナイトタヌキモの花々



ポイントEの東  住み分けるコウホネとスイレン
その隙間にオオバナイトタヌキモが開花


ポイントFの西の西  岸近くに咲いたコウホネの花



ポイントFの西  ムジナモ



ポイントFの西の沖  少なくなったスイレンの花



ポイントF  やや小さくなったムジナモ
日当たりが悪いからか
他のポイントより小さい

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冬支度

10月25日(土)

久しぶりに観察に。曇り空、弱い風。秋も深まり、サクラも紅葉がきれいになった。シイもいっぱい実を落としていた。水辺Mは淡水赤潮が消えていた。カモの飛来はまだのようだ。
オオバナイトタヌキモはまだ花を咲かせていた。ムジナモもタヌキモも冬に備え越冬芽(冬芽)を作りつつあった。ポイントDは野草が多いが、さがせばムジナモ、タヌキモが見られる。ポイントFのムジナモは個体数も少なく、体長も短い。ポイントGのムジナモは越冬芽を作りつつも、生育がおくれていたので個体数が非常に多く、目立っていた。体長も長い。
ポイント@ 水位+6.5p
ポイントD 14時33分 気温21.5℃ 水温20.2℃
ポイントF 14時44分 気温20.3℃ 水温19.4℃
ポイントG 13時00分 気温19.4℃ 水温19.5℃
  

ポイントBの西の堤  シイの実がいっぱい



ポイントEの南の並木    色づいたサクラ



ポイントD  野草をかきわけるとムジナモが越冬芽を
つくりつつあった


ポイントE  まだまだしぶといオオバナイトタヌキモ


ポイントFとGの間   越冬芽をつくりつつあるタヌキモ



ポイントG  まだまだいっぱいのムジナモ



同左



ポイントF    越冬芽のアップ
         体長は短い


ポイントG    越冬芽のアップ
         体長は長い


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12月20日(土)
師走の下旬というのに小春日和のような穏やかな温かい日和であった。久しぶりに観察に出かけた。写真はすべてコンパクトデジカメで撮影。
越冬芽(冬芽)を探しながら、いつもどおりポイントBから@へ、さらにGへと移動した。スイレンもコウホネも衰退している。オオバナイトタヌキモもさすがに衰退し、もちろん開花もない。水の透明度は高い。水位もプラスであった。ポイントGでやっとムジナモの越冬芽を2、3確認した。タヌキモの越冬芽はわからなかった。
来年も元気なムジナモ、タヌキモを見たい。
ポイント@ 水位1.5p
ポイントD14時23分 ほぼ無風 気温14.9℃ 水温7.6℃
ポイントF14時30分 微風    気温16.4℃ 水温9.4℃
ポイントG14時45分 心地よい南西〜西の風 
                     気温16.4℃ 水温9.9℃

ポイントB  オオバナイトタヌキモが少しのみ



ポイントD



ポイントF  透明度が高い



ポイントF ムジナモの越冬芽の浮上か?と思いきや
スギゴケだった


ポイントFとGの間 ここはオオバナイトタヌキモが多い

ポイントG ここで越冬芽がやっと確認できた



ポイントG 越冬芽がまだ沈下していなかった



ポイントG  右上の越冬芽のアップ



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