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■2005年08月15日(月)
あのきゆわどぅっ=I'm knockin' onyour door
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...ところが、いざそういう目線でテレビを見れば...芸能人たちはなんだかんだ言っても水準以上の批評をしている。 少なくとも、人の気を引き付けるだけの批評だ。 だが、それは別段不思議なことではない。むしろ理由としては簡単だ。 演技をしているからだ。なにをか。 無論、自分の立場をだ。そして演技は芸能人の十八番だ。 ようはディレクターの配役に応えるコメントをしているだけである。ニュースにしろ何にしろ。 「あ、俺はここでこういう批評をすればいいんだな」 と本人が立場に気を使って会話している、という訳だ。 後はパターンどおりに批評をすればいい。立場を守り、気の利いた台詞が出ればどんな意見だろうが構わんという訳だ。 立場がわかればそれで人の気は引けるというわけだな。テレビの批評は視聴者を屈服せるのが目的ではない。良い批評とは視聴者が笑ったり、頷いたりする物だけではなく、反発したり、怒ったりもできるモノを言うのだ。 まあ、視聴者の反感を買えば人気はなくなるだろうが。
(容易な批評と虚ろな立場)
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スマップが七年前ぐらいの自分たちのドラマを見てゲハゲハ笑っていた。 草☆の演技がどうにも大根なのだ。 良いなあ、と思った。 多分当時のスマップはこの演技が下手だなんて思いもしなかっただろうなって思うわけですよ。 でも、今見ると明らかに下手糞で笑えてくる。 つまりそれって、笑えるだけ上手くなったってことなんですよね。 だから、自分が下手だって気づける。 だから、良いなあ、って思ったわけです。 まあでも、あんまり下手だとか笑ってると当時の演技も好きなファンとかもちゃんといたりして怒られたりするんですけどね。
(☆=弓偏に剪)
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■2005年08月14日(日)
マージマジマジーロ
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エンディングの黄色の腰の動きが一部で大評判。 確かに凄いキレの良さだ...
マジ社員じゃなくてシャイン先生大活躍。 ...とみせかけて、ウルザードが一人嫌われ役を演じるという漢展開でしたとさ。
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...さて、後者の哲学は「思い直せば…」 ではじまる文面が多い。 ようするに取り繕いの文章だということだ。 結局は今までその考えに至らなかったことや、これまでの考え方を改めたという事実の吐露でしかない。 「思い直せば…」 ではじまる哲学は、己の失敗の取り繕いを己でさぞかっこよさげに自慢しているに過ぎない。
(思い直しと考える葦)
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■2005年08月13日(土)
うわーかくことねー
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 | 今日のガンダム。 ジャスティスってこれといって特徴無いよね。
アルファナッツの新作、「女神の涙TURE」 プレイ中。 ジャンルは挿絵付きRPGかな。 もっと良いネーミングあるだろうけど。 実のところ、挿絵のあるRPGは珍しいわけで(自分が見たことあるのはアイシアぐらいかな)、そこが特色っぽいかなと。 でもイベントに挿絵って難しそうだな〜。 ムービーなら動くからいろいろ考えられそうだけど。
プレイ中に感想書いてもまとまらないので、クリアしたらまた書きます。
購入はこちらから↓ アルファナッツ WebMoneyによるシェアウェア販売サービス(長ッ。略して「うぇぶまゲ」) | | |
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■2005年08月12日(金)
つないだ君の手を。
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■2005年08月11日(木)
べーべー
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うぉお。書くことがね〜。
ガンガン購入。スパイラルがやばい展開になってきて大緊迫。 女王騎士は相変わらずおもしろい。 あとはまあ、そこそこ。
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(弛まぬ努力と魔法の鍵)
たとえば、ファンタジーやRPGで、「選ばれたものにしか開くことのできぬ扉」と言うのがあったとしよう。 その扉は、幾多の試練を乗り越えた「勇者」と呼ばれる様な奴しか開くことのできぬ扉である。 具体的に言えば、レベル50ぐらいで一度ボスと戦って死んでいるあたりの奴が開くのが望ましい。
さて、そんな扉をとある魔法使いが開けてしまった。
無論、魔法使いは魔法使いなだけあってとても貧弱そうだった。 「勇者」にも、「選ばれしもの」にもとうてい見えない。 完全にインドア派の研究一直線と言った感じの風貌だった。 だが、魔法使いは、扉を開けた。 なぜか。
――魔法使いには力こそ無かったが知識はあった。彼は「どんな扉でも開けることのできる魔法の鍵」を開発、それにより「選ばれたものにしか開くことのできぬ扉」を開けたのだ。
ズル? 違うな。そう思うのはただ単にゲ−ムや小説の読みすぎだ。
大方のRPGやファンタジーでは、この魔法使いの役回りは大抵「悪役」だ。 悪の組織のブレーンのような存在が散々自慢たらたらに扉を無理やりこじ開けてしまうのだ。
主人公やプレイヤーキャラクター、そしてそのフィードバックである読者やプレイヤーにとって「魔法の鍵」の存在は明確な「ズル」に類するものであり、唾棄すべき行為だと感じるだろう。なぜなら、こちらが正攻法で挑んでいるからだ。
だが、だ。 モノの見方さえ変えれば、魔法使いも悪役もしっかり正攻法で挑んでいるのだ。 ようするに、 「選ばれたものが開くことができる扉」と見るか、 「訳のわからん条件でしか開かない扉」と見ているかだけの違いである。 勇者達は選ばれるために努力した。 魔法使いは開かない扉を開けるために努力した。 両者の努力に、どれほどの差があるというのだろうか?
努力こそが素晴らしいというのであれば、紛れも泣く魔法使いは素晴らしい人物になる。 無論、悪の組織の研究者達もそうなってしまう。
まあ、それはさておき。 実際の所、「魔法の鍵」の開発の方が後々便利そうではある。 記録さえ残せばそのノウハウや意思を継ぐことができるし、死んでも安心だ。 素質も頭の数で埋め合わせることができるから、いろんな人が協力できて楽しそうだ。
まあ、今の世の「科学」の時代を見れば誰もが「魔法の鍵」を選んだのは自明な話ではある。……それをズルにしてしまう雰囲気と言うのはどうも首を捻るばかりだ。まあ、これも一方的なモノの見方だがな。
ただの天才の偉人伝よりプロジェクトXが面白いと思えるのであれば、「魔法の鍵」の努力を称えてやってもよいだろう。
以上だ | | |
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■2005年08月10日(水)
お〜すごい
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お〜。すごいなあ。 いやガリレオ解散のことですが。 世論がなんだか、郵政族という古い垢が落ちた新自民党が一気に攻勢を仕掛けるぜぇ〜みたいな方向。 三日前まであった、解散したら民主に取られちゃうよ〜ていうムード全然無し。 なんかもう小泉さん勝ちムードって言うか、地味に支持率上がってるし。 なんか見えなかった未来がいきなり開けて、便乗したように新たな予想がビシバシステム。 三日前にこの予想が立てられたら凄いんだろうけどねえ。 株価も上がってるしなあ。(不況になると言う噂があった) 偉いさんの筋書きは凄いや...。 | | |
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■2005年08月09日(火)
TRAINER×TRAINER3
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 | 三枚目。 本来は一枚目で十分落ちていたモノの、このネタをやりたかったために描き続けてみた。
あの投稿はあんただったのか〜と言うコメントが来た。 俺だったのだ〜。 絵でサイトの宣伝しない方針なので、別ネームでエントリーしております。 | | |
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■2005年08月08日(月)
TRAINER×TRAINER2
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 | 二枚目。 11巻持ってる人は解ると思いますが、シーンがバラバラです。 ネタのために仕方ないとはいえ、ちょっと外道。
けど、漫画絵というのは視点誘導を計算して製図されているため(コマだけでなく絵自体も) コマをばらすとそれのつながりを失い、読みにくくなったりテンポが遅れたり読みにくい絵になったりするんですよねえ。 | | |
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■2005年08月07日(日)
TRAINER×TRAINER
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 | ポケモンパロディ。(アサメ新聞に投稿)
サトシVSシバ&キクコ(ポケモン四天王) 元ネタはHUNTER×HUNTER(11)
盗賊をトレーナーに入れ替えるための上手い単語を思いつかず、結局飼主に落ち着いた。 他にいい単語無いかなあ。 | | |
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■2005年08月06日(土)
ココイチ
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ココイチでチーズカレーを食べた。 以前食べたはずだったのだが、予想していた味と違っていた。 自分が予想していた味はビーフカレーのものだったのだ。
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「ほら、もっと身入れて走れ! じゃないとまたスクラッチアウトの的になるぞ!!」 「ひ、ひぃいいい!!」
亜里抄に引っ張られるようにブタドン――大津が懸命に走る。既に顔面がそこここ腫れ上がり原形をとどめていない。 それでも再びヒットターゲットの的になるのは嫌なのか、悲惨な形相をさらに悲惨に歪めて足を動かしていた。
「にしても…こりゃえげつねえな」 未だに女子は鬼気迫る形相で追っかけてきている。 ボールに硬球が混ざっていないことが唯一の救いだ。 「おいこらブタドン、お前何言ったんだ? ここまで殺気出させるなんて、相当なもんだぞ」
目上に対しても容赦なくタメ口だった。 大津にしろ走るのに夢中でそれどころではない。
(ただよし)
第二稿。 削ったり分解したり再構築したりといろいろがんばるのでした。 | | |
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■2005年08月05日(金)
人生はちゃんこ鍋だ 涙は隠し味さ
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ちゃーはんはんばーがーがすぱちょちょーじゅーあんあんころーもーちーはーだのおじょうさん。 おいすー、こんばんわ。
買ったものリスト 「王様の仕立て屋(7)」 「銀魂(8)」
仕立て屋は水虫の話、収録。あとは全体的にラウラの話。 イタリア人は水虫がものそい嫌いなのだろうか。 それとも大河原さんがダメなのかな。
銀魂は、この人みたいな応対できたら人生とくだろうなあと毎回思う質疑コーナーがいかす。アニメ化に浮かれまくっているところもグッド(笑)
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1:旧教室
狗井が派手に吹っ飛んだ。 宙を舞うコルネット。 それを比沙が体にブレーキをかけながら危なげもなく掴みとる。
その場の誰もが呆然と見すごした。 完璧な右ストレートは、まるで細長い線がすうっと伸びるかのようで、 なんというか、とても綺麗だった。 速くて、強くて、なおかつ拳に無理が掛からない、ボクサーのパンチ。
うわぁ、痛そう。 その場の誰もがそう思った。
「え…」 映来々は唖然としながらも、目は比沙に釘付けになっていた。 彼女の表情は穏やかで、喩えるなら「虫も殺さぬ顔」 と言う表現がしっくり来そうなすまし顔で、 「どうして??」
「弱き者への暴力を、見逃すつもりはありません」
「…だって今、暴力をしたのはわた…」 映来々は、ぎくりとした。 遠回しな言い方だったが、コトの当事者の映来々にはすぐ解った。 おそるおそる振り向くと、狗井が、 案の定ばつが悪そうな顔で頬を押さえて座り込んでいて、 「嘘…そんな」
そして映来々はへたり込んだ。 ――このとき、彼女を取り前いていた殺意の全てが発散され、消える―― なし崩しに力が抜けた。 まるで風船のように心に張りつめていた殺意がどんどんと抜けて萎んでいく。 映来々は今――再起不能になるまでに――傷ついてしまっていた。 「そう…私、狗井に叩かれかけてたんだ…」
(ただよし)
第2稿。 何となくめどが付いてきたかな。
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■2005年08月04日(木)
あのきゆわどぅ
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嫌韓流の売れ行きなんかよりもアジアの安全な食べ物にどういう落ちが付くのかが楽しみな今日この頃。 嫌韓流はアレ、ぶっちゃけ20代男性しかかってないしなぁ。 ムーブメントとしてはハピマテにも劣ってるような...
あ〜郵政失敗するかな、どーだろ。景気悪くなるよなぁこれ。 この、たいがい四面楚歌な現況で与党が民主公明に移るってのもなあ。 ケツに火がついた自民あたりが理想なのになあ。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
「悪人だと思うのなら、裁くんだな」 男はそれだけを言って高らかに笑うと、その場で跳躍して大きく羽ばたいた。 六枚の羽と細長い体躯が、まるで吹雪から光を奪うかのように太陽を隠す。 「俺が悪でてめえが正義なら、お前は勝つだろうさ!」 「望むところよ!」 吹雪は言い放ち、ダッシュした。 前方――屋上唯一の出口階段へと。 「な」 予想外だったのだろう。泡を食ったかのように口をパクパクと開く男。 その隙によって間に合う、と確信する吹雪。 亜里抄がぶち当たった扉のドアノブを回して... (――回らないっ!?) 手ごたえからして、鍵が掛かっている。 屋上階段は階段側からのみ鍵を閉めることが可能だが... 何故? まさか、亜里抄が? (ただよし)
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■2005年08月03日(水)
勇気があればわかるはず
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以前も書いた気もしますが、日記のタイトルはそのとき思いついたアニソンのフレーズとかを適当に採用しています。概ね懐アニか最近見ているアニメ。 まあ、恐らく全部解る人は稀でしょう。ググれば一発で解るけど。 ちなみに昨日と今日のは両方とも『剣勇伝説 YAIBA』 から。 このアニメの最終回でコナンと蘭がちらっと映っていたとか(ちらっとじゃねえな大画面で映ってたか)、刃の声がコナンと同じ高山みなみだとか刃のライバル鬼丸の声が服部だったりとかコナンファンなら思わずにやりの要素があったりなかったり。 しかし、書いててなんだけどマクンバってなんだ。 ググったら載ってるけど、良く解らん。誰かユング風に解釈してくれ。
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「いいねえ、その目。底のねえ沼みてえな落ち着き様だ。 肝が座ってるってヤツ? 並の人間が出来るガンじゃないぜ」 男は、口元に笑みを浮かべて出口階段の屋根へと降り立つ。 吹雪は、脳裏でフブキに伝信を取りながら、距離を開いた。 (あれが、ディラック? なんだか、「人間形態」 みたいな感じだけど...) 厳密には違うが、フブキのその評価は概ね正しい。 一度戦いに敗れれば、巨大化できるという点も含めて。 「さっきの亜里抄もあなたの仕業?」 聞かなくても分かり切っていた。 こいつの力は「殺意」 だとすれば、先程の亜里抄の突然の嫌悪も頷ける。 気になるのは、今も翼から陽炎のよう漏れている紫色のもや。 あれが、殺意の元だろうか。匂いや空気を媒介にしているようには思えないが。 「あ? そうだよ」 思考を遮るように男の声がした。 「こうして振りまく殺意を微弱に張り巡らせれば、人間関係の些細な不満の種を増幅して、爆発させることも出来る。 ったく、たるい話だぜ。 もっと出力あげれば“壊す”ことだって出来るのによ」 「じょ」 冗談じゃない。 この力。はっきりいって、この前見せた「人を発狂させる力」 よりもよっぽど恐ろしい。 人が個性を持つ生き物である限り、人は誰にだってなにかしらの不満を持つものなのだ。友人関係というのは、その不満よりも友情の方が大きいと言うことに他ならない。 だから、互いに互いに対しての不満を言い合えるような仲――たとえば吹雪と亜里抄のような仲ならば、この程度では友情に亀裂が入らないが。 互いの欠点を言い合える仲など、そうは無い。吹雪だって、親友よりただの友達の方が圧倒的に多い。 親友なんてのは、その友人の中から、毎日の積み重ねでちょっとずつ親睦を深めて、作っていくのだから。 ...それを育むための高校生活でもあるわけで、 「それこそ、種なのよ。こっちも」 そう、それこそ、友情の種。 「あん? わかんねえこといってんじゃねえよ」 「わかんなくても。あなたのやってることは、間違いなく悪いことよ」 やばい。また悪い癖が発症してしまう。 けど、もうどうにも止まらない。 そうだ、亜里抄も言っていたじゃないか。 「真昼間から不快指数上げて...梅雨じゃあるまいし。 つまらないことしてるんじゃないわよ」 上目遣いで睨み据える。 「ムカついて出た言葉なんて、何一つ真実じゃ無いけど... それでも、わたしは悪人を許さないっ。覚悟しなさい!」 私は、このキレっぷりも含めて私なのだ。 この不釣合いな倫理観と正義感が、あの子と私を繋ぐ絆なのかもしれない。 「ほう...」 男は、口の端を歪めて目を細めた。
(ただよし)
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■2005年08月02日(火)
マクンバかましたおんなのこ
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ワイルドアームズ4の設定資料集を購入2200円。 たけぇ。 ともすれば中古で同上ソフトが買えちまうよ。 でもまあアルラクの娘やら、ユウリィの修道院時代とか、変態集団ブリューナグやらの設定も満載で買った価値はあるかな。 ドラマCDはまだ聞いてない。おもしろいといいな。 | | |
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■2005年08月01日(月)
いくつ涙を流したら
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永岡衆議院議員の自殺がどうにもできすぎていて怖い。 これで郵政法案が決まるなんてことになったら...
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沈黙は金。 口べたな人間ほど小説が上手いなんて言いますが、じゃあ日記がおもしろい人は小説が下手のなのだろうか。
半々か。
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Aの要素を持って成功した人間は、再び成功を為し得るにはAの要素を再び使うか、Aとよく似たAダッシュとでも呼ばれる要素で勝負をするしかない。 人間の才能は限られている。Aと言う才能を持ってしまえば、一生Aと付き合うしかない。と言うより、それに限定したからこそ成功したのだ。
では、Aと言う要素で成功した人間が別の形で成功したいと願った場合どうすればいいか。 なかなか無理はあるが、Aと言う才能をリセットするしかない。 すると新たにBと言う要素を創る隙間が出来る。 まずAと才能を移転したいBを同時に成功しうるモノを創る。 初期はAに依存する形でそれを創り、最後にはAを捨てBに重きを置く。 プロセスはたったこれだけだ。
才能を消去するというのは、別に今まで出来ていたことが出来ると言うことではなく、それ以上は伸びなくなると言う意味である。
「で、これなに?」 うん、この論はだな。いわゆる二作目のジンクスに対する一つの回答と言うか。 「回答」 解答に非ず。 つまり、一作目で成功した場合、二作目で成功するには一作目の焼き直すか強化するかしかない。 別の試みで成功を得ようとする場合は、一作目と次に創りたい作品の要素を含みつつ、一作目の要素をリセットしながら次へと移行するような作品を実験的に創り、三作目でその別の試みを挑むしかない、と言うことになる。 まあ、そういう持論。異論でもある。 「へ〜。なかなか壮大な試みねぇ」 まあ、一度得た才能がそんなもんで消えるわけ無いんだけどね。 ただ、別の試みをしたいのであれば、グラデーションのように緩衝を挟まなければならないんだろうさ。 「別にさぁ、創らなくてもいいんじゃないの?」 人間てのは本番がないと進歩しないもんなんだよ。 | | |
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■2005年07月31日(日)
聞華神類学概論
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持論というのは、人生訓ではない。 「こうであればいい」 と言う理想だ。 たとい経験からへた事実であろうと、それは同様と言えよう。 その持論を生み出すのは、常に理性と理想だからだ。 だから、ことの他持論を守れていない人間は多い。 理想に現実が追いつかないのが人の常だからな。 また、理想は常に変わるものだ。 人間の可能性が無限なのと一緒だ。
持論は変質する。 人の未来が限りのない限り、それはごく当たり前のことだ。 だから人は変わる。 理想が変わる限り、持論は変わる。 持論が変わったのなら、それは理想が変わったと言うことだ。 持論が変わらなければ、理想は終わる。
(文人)
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絢爛舞踏祭をやっていると、他のゲームでNPCの性格が変わらないのがストレスになります。 なかなか難儀な話だ。
自分の中で創ったとあるキャラクター。彼はすっかり老成したキャラなので性格が固定されています。 そのキャラは数年前に創ったキャラで、当時の自分の持論を大きく受け継いでいます。個性的な人間は個性なんて言葉を使わないと言う考え方です。 その持論は自分は日常では使いませんでした。 まず出来ないからです。数ある理想の一体型といえるでしょう。 自分には出来ないけど、でもできれば最強なのだろうと思う考え方の一つ。
しかし、今の自分はそのキャラがどんなキャラだったのか思い出せずにいます。 当時の持論を大きく引きずっているから、 そして、その持論を今持っていないから。
昔描いた同じキャラを今描いてみると、その変化がよくわかります。 うん、まあそんな感じ(シュッ)
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■2005年07月30日(土)
神が与えた試練を越えて、
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おいすー。
いやあ、暑い。 本日(までに)読んだリスト。
「ぺらぺら〜ず」最新刊 「へっぽこーず」最新刊まで 「GOSICKs」
ぺらぺらとへっぽこの間にはどこか温度差を感じずにはいられない(笑) まあぺらぺらはアレ、GMがおろおろするのを読むのが楽しい小説だと言うことに気づきましたが、しかし見ていると胃がキリキリする。 リプレイでGMに感情移入するのは諸刃の剣ですね。 | | |
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■2005年07月29日(金)
ラブソング探して
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ラブソング探して これは、王女支援の時のFlashかな。 こんな歌だったんだなあ...カラオケでタイトルだけ知ってて気になってたんだよなぁ。
クラップを一個目から感想入れれるように仕様変更。 文字制限を直せることに気づいて、多めに設定。 | | |
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■2005年07月28日(木)
ミコミコナース
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いやあ、まさかブラウン管で巫女みこナースを聞く日がこようとは。 嬉しいけど日本の将来マジ心配。
小説、ダーク全開で突っ走ってるので緩和。 メイね、メイ。 ちなみに泳げません。
去年からのびのび書いていた屍骸術師シリーズ第三話が終了しました。 わ〜おめでと〜。 読んでる人は解ると思いますが、このシリーズの主人公sは倫理観が薄弱です。 犯人スルーです。 シリーズ物とかだと、前回死ななかった犯人は次の話で殺されるという、「悪人滅殺」 のルールが適用されるところですが、そういうこともありません。 まあ、そういう小説です。
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「常識で考えろ。海水を産湯に生まれるってぐらいに海と関わりの深いオークノート市民が、たかだか上から頭押さえつけられたぐらいで、死ぬと思うか?」 「...」 イタラは、うつむいた。 「でも、あの人は死んだわ」 脳裏に声がよみがえる。 「事故でいい」 とぼやいたタカさん。 「自殺だけど、本当は他殺」 と呟いたメイ。 「でも、自殺なんだよ」 他殺...だけど――自殺。 「メイや警察は他殺だと割り切るんだろうが、俺はそういう風には思わない。 自殺には生きる気力を無くして、自分を殺そうとする意志に抵抗しないことも含まれる。 ヤナシは、抵抗するのをやめた。死から逃れることをあきらめた。 あんたが殺そうとしているんだと解ったときにな」 禁煙パイポを揺らす。 うつむきがちのイタラの瞳がつられるようにに揺れている。 何故、と言う瞳だった。 「決まってる。何故、ヤナシは自殺しようとしたのか...娘のためだ。 何故、生き残ろうとしたか...これも娘のためだ。 なら何故、殺されるのをよしとしたのか...」 殺されるのであれば、確実に保険金が入る。自殺を事故に見せかけるより遙かに完璧なシナリオだ。 娘が疑われる可能性はあるが...イタラなら、きっと... まったく、傍迷惑な話だ。どうせ死ぬのなら一人でこっそり死ねれば良かったのに。不運な「事故」 がそれを台無しにしてしまう。 ...ヤナシが残した悔いは、いったい何だったのだろうか。 厳密にのみ自殺と呼べない事象の中で、一体何が心残りだったのだろうか。 パイプをしがみ、深く吸う。眠気を摘む刺激が夢見がちのイメージをかき乱す。 まあいい。結局、答えは出ない。死人に訊くのも野暮だろう。 イタラが、怪訝そうな顔でこちらを覗いた。 「...あなたは、なぜそれを私に話すの?」 「嫌いなんだよ」 タツマはパイプを銜えたまま器用に答えた。 「俺以外の人間が黙ってるのがな。俺がつまらない分、他の誰かが周りをにぎやかしてくれなきゃ困る」 そのタイミングで、食器を片付けたメイが帰ってきたので場はお開きとなった。 メイはガラスケースのプリンを指をくわえてみていたが、日も暮れかけていたので首根っこを引きずって帰宅した。
帰りしな、メイはずっと不機嫌だった。 よっぽどプリンが食べたかったらしい。 だが、荘に帰宅するとヒュリィがプリンタルトを作っていたので、彼女の不機嫌は一気にすっ飛んだ。
まあ、それはともかく。 「で、メイちゃん。デートは楽しかった?」 キッチンでコーヒーを淹れながら、ヒュリィが訊いた。 「ええ」 微笑むメイ。 メイは、小動物のように一心不乱にタルトを食べていた。 「ふ〜ん」 「なんだその目は...」 新聞を読んでタルトをかじっていたタツマは、妙に生暖かい視線に身じろぎをした。 「別に。その高校、例の怪談騒ぎの発信源だったんだって? 怖いわね〜。ミステリースポットって奴?」 「それは意味合いが違うぞ」 一応ツッコミを入れるが、妹はメイばかり気にかけて聞く気配がない。 「ええ、ヒュアリィさんから聞いたお話も参考になりましたよ」 「そう? ちょっと尾ひれとか付いてるんじゃないかなぁって心配してたんだけど」 「おまえらが率先して付けてるんだろうが」 「だって、なんか味気ないんだもの。水泳部の代表に選ばれたエースが、代表を外されて嫉妬に駆られた二番手に溺死させられた、なんて話。なんか間抜けすぎ」 まあ、それは確かに間抜けではある。 オークノートにおいて溺死は、かなり不名誉な死に方なのだ。 「だからね、わたし考えたのよ」 「...尾ひれの上からウロコを付けるな」 「兄貴は黙ってて」 えへん。と、咳払い。「ええっとね」 ヒュリィは頭の中でページを開いてるかのように、とうとうと、 「まずね、実はエースは病弱で余命1ヶ月ぐらいだったのよ」 「ぐらいって。だいたい、余命一ヶ月の奴が入るか、プール?」 「そこはおいおい詰めていくわ」 臆面もなく言う。 都市伝説はこうやって創られていくのだろうな、とそんなことを思う。 「でもって、エースは犯人の自分に対する嫉妬に気づいていた。 そして、二番手がその殺意を自分に向けたとき、こう思った。 どうせ余命幾ばくもないし、なら殺されてもいいか、って」 「...」 どうでもいいが、タルトの甘味がきつくて舌に残る。 「エースはその部員が自分に勝るとも劣らない才能を持ってたことに気づいてたのね。代表に選ばれたら、きっと彼にも才能の芽が開く。そう思った。 だから今際の際に、彼に自分の未来を託すことにしたのよ」 それは、迷惑きわまりない話だ。 「いい話ですね」 メイはタルトを食べた口で、そうコメントする。 「うん、ありがと」 微笑むヒュリィ。 「でもこの話には続きがあるのよ。だって、エースは化けて出ちゃうんだから」 「ああ、そういえば」 怪談だったか。 ふと興味がわいたので、訪ねた。 「その次点の奴の才能が開かなかったのか?」 「ううん。彼はそこそこ有名になったし、後に自分の行いを悔いて国教徒に帰依したって話よ」 「いや、今創作った話をさも本物みたいに言われても」 「そうじゃなくってね、」 スルーされた。「エースは、自分の未来を他人に託してしまったことを後悔したのよ。本当は、たとえあと一月で死のうと、代表入りして最後まで自分の才能を磨くべきだったんじゃないか、って。 ――だから化けて出るのよ。その答えを求めるかのように飛びこみ続けるの」 ヒュアリィはタツマとメイの目の前にブラックコーヒーを置いて、席に着いた。 苦いコーヒーを啜ると、口の甘ったるさが中和される。 コーヒーをもう一口飲んで苦みを残し、今度はタルトを囓った。 「それって、おいしいの?」 「ああ、単品じゃちょっと甘すぎてな。これぐらいがちょうどいい」 「へぇ」 テーブルの向こうで、メイが真似しようとしているのが目に入った。 ブラックを口に付けた時点で、あえなく撃沈していたが。 「で、話の続きだけど...ね、メイちゃん。どう思う?」 「...に、苦いです」 舌を押さえ涙目で答えるメイ。 ヒュリィは目を丸くしてから、 「メイちゃんにブラックはまだ早いかもね」 苦笑した。 「で、兄貴は?」 「俺は、飲めさえすりゃ何でもいい」 そうコメントすると、今度は眉をつり上げて、 「そうじゃないでしょ」 さすがに俺はごまかせないか。 タルトを囓る。 「まぁ、そんな理由で化けて出られたら、確かにはた迷惑だよな」 「ロマンがないわね」 「そんなもんいらん」 コーヒーを一口飲み込んで、短く息を漏らす。 もう一個、タルトに手を伸ばそうとしたが、ヒュリィがタルトのバケットを持ってメイにすり寄っていったので、手が届かなくなった。 「砂糖でも食べてなさい」 代わりにメイの手から角砂糖の入った壺を奪って、投げつける。 タツマはあきれて、角砂糖を一個口に含んでコーヒーを流し込んでみた。 溶けた砂糖は、苦くて甘く、どろどろでじゃりじゃりだった。 悔しいので美味しそうに飲み込んでやると、メイが手にしていた角砂糖を口に放り込もうとしたので兄妹してあわてて止めに入った。
(『屍骸術師と保険金』完)
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■2005年07月27日(水)
飲ま飲まイェイ。
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そういえば、『キノの旅』のバイクの名前もエルメスだったよなあ。
サンリオのシナモンがどうしても、2ちゃん系のマスコットに見えて仕方がない。口とか、目とか。
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「巫山戯てるわ。娘のために、あんな手の込んだ自殺まで考えておきながら、いざとなったら怖くて出来ませんでした? それが許されると思うの?」 入り混じっている。 様々な感情が。 愛情、憎悪、羨望、嫉妬、そして羞恥。 イタラにとって、ヤナシは親友のナガノを苦しめ、それでも慕われ、唯一救うことの出来る人物だったのだろう。 だから、様々な感情が、彼女の中で渦巻き、結果一つの殺人行為へと行動をつなげた。 たしかに、その動機は透き通るほどに綺麗ではない。 だが、 「どんな理由であれ、あんたはヤナシを殺した」 「自白して罪を償え...て言うの?」 「言ったろ。あんたの偽証がばれたら、一番疑われるのはナガノだ。さすがに自白があれば警察はあんたを検挙するだろうがな。 だが、世間はそうもいかないだろう」 彼女は気づいていない。 いや、気づこうとしないだけか。 「娘をよろしくと頼まれたんだろ」 殺した相手からの頼み事なんて、ある意味究極の罪滅ぼしだと思うのだが。 しかし、此処まで来て、この状況にまで落ち込んでそれが出来るのであろうか。 いっそのこと、何も伝えなかったときの方が、上手く征っていたのではないだろうか。 ――ぞるるるる。 沈黙が続く。 「ごちそうさまでした」 いつの間にやらメイが最後の蕎麦を食べ終えていた。両手を合わせて、よくわからないことに祈りを捧げている。 食器を片付けながら、メイが口を開いた、 「あのとき、ヤナシさんは生きようとしていました」 いちおう聞いていたらしい。 「自殺は断念せざるを得なかったのです。 ――ナガノさんが来てしまったから。 この状況で自殺してしまうと、真っ先に警察に疑われてしまいますから」 イタラの椅子にかける手に、力がこもる。 目を見開くその表情は、静かに驚いている様にも見える。 やはり、気づいていなかったか。 「あのとき生きながらえても、そう遠くない日に自殺を行ったかもしれません」 それは、イタラの殺人動機の無意味さを示す言葉だった。 「ヤナシさんは、あの瞬間だけは生きようとしていて――だから、悔いを残しました」 メイは立ち上がって、トレーを持ち上げる。 「あなたは、完璧な自殺を阻止してまで、不完全な犯罪を犯した。 だから、あなたはヤナシさんの代わりにナガノさんの将来を補償しなければならない」 「それが、君の理屈か」 「いえ、ヤナシさんの言葉の要約です。本当は、もう少しいろいろ仰っていたのですが」 苦笑しながら踵を返し、こちらの反応も待たずに食器を調理場へ返しに行く。 イタラはと言うと、無言のままだった。 いろいろ、ね。きっと、いろいろなのだろう。 「死人に口がないのは美徳だな」 そんなことをぼやく。 イタラは無反応。 間が持たないので、話を振ることにした。 「あれは、自殺だ。誰が、なんと言おうとな」 振り向く、イタラ。おびえる動物が、それでも何かにすがろうとする、そんな目つきだった。 初めて見たときの気丈さは、どこに行ったのだろうか。 テーブルの下から、イタラの手にかけた椅子を蹴り飛ばす。 引き出された椅子に座るように、指示すると、イタラはゆっくりとした動作で腰を落とそうとした。 「水に潜ったこともないメイにはわからんだろうけどな、俺らは解るだろ?」 高校生用のプール、上から押さえつける手。 それを、ヤナシの視点で見た、あの光景。 「あの状況で、上から押さえつけられたぐらいで溺死ぬわけがない」 とたん、イタラは脱力したように椅子に落ちた。
(『屍骸術師と保険金』)
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■2005年07月26日(火)
至る。
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歩道橋の上で反戦を訴える宗教だか政治団体だかNPO法人だかがいた。 ラウドスピーカーで戦争の無意味さを訴えるのは結構なのだが、いかんせん発音が悪い。 イラクがいくらの様に聞こえていては、説得力もくそもない。
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「あの男が...私に? そんな、何で今さら」 その驚き方に、タツマは口の端をゆがめて、 「口ぶりからすると、何か関係ありそうだが」 「あったそうですよ、昔、一度だけ――って痛っ、いたた?」 デコピンされて涙を流すメイ。 「そー言う意味じゃない。もう少し言葉を選べ耳年増」 「み...ひどくありませんか?」 猛烈に抗議するメイと、それを受け流すタツマ。 そんなこんなしていると、黙ったままだったイタラが口を開いた。 「そう、死人は気楽ね。何でも話せちゃうんだ...」 やたら神妙に苦笑するので、タツマはどうしたモノだろうかと天井を仰ぐ。 その点、メイは気楽だった。 「何故という質問の答えは簡単です。ヤナシさんは、自分を殺した人物があなたであることを知っていたからです」 誰も、反応しなかった。 この場の雰囲気を代言するならば、「やっぱりな」 と言う言葉がしっくりくる。 「殺人を厭わないほど娘を思ってくれているあなたなら、娘を安心して任せられるから、とヤナシさんはおっしゃっていました」 「そんなの...綺麗事よ。私が何で殺したかなんて、解るはず無いわ」 椅子の背もたれに手をかけて、項垂れるイタラ。 座ればいいのに、座ろうとはしない。 「嫌な予感がした...たぶんナガノも。だって、その日に限って娘の居場所を確かめに来たのよ。私の家に泊まるって言ったら安心してたけど、」 とうとう、自白めいたぼやきを始める。 「ナガノが、夜中にこっそりと出て行った。私も家を出た。どこに行くのかなんて、聞かなかった。どうしても確認したい場所があってそこがナガノと同じ場所だった...」 彼女は、一人暮らしだったか。 となれば、アリバイは無い。崩す以前の問題だ。 だが、そうした場合、やはりナガノが疑われる可能性の方が高い。 こんな自白を聞いたところで、なんの意味もないんだがな。と、言ってやりたくもなったが、そんなことは当人もよく知っているのだろう。 喋れば、楽になれるとでも思っているのだろうか。 それも無意味だ。 「ナガノには見えてなかったらしいわ。彼女の立っている位置の方が明るかったから」 話が本題に戻ってきた。 「わたしは、それを別のところから見ていた。自分の娘から隠れたい一心でプールに飛び込んだあの男を見たとたん、」
嗚呼、なんてこいつは、 ――みじめな男だろう。
「殺意が沸いた。だから殺した」
(『屍骸術師と保険金』)
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■2005年07月25日(月)
あいろんあいろに
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今週のテニスは最高すぎる。 ページ開いた瞬間にどっかんどっかん笑いの発作が起こるわ起こる。 サーブ前からムーンサルト「向日」 と相変わらず口の悪い演舞テニス「日吉」の氷帝屈指のお笑い芸人二人のダブルパンチをなんとか堪えきったかと思ったら、最後に乾が悟飯のカメハメ波級のサーブを撃って、そこであえなく悶死。 おかげで、大亜門先生の新連載が吹き飛んでしまったよ。 大亜門先生が、ギャグマンガで連載を勝ち取るにはジャガーよりもテニスを超えなきゃならない。 ドドンガは面白かったけど。 あと、日本で『NO』とは言いませんね、と言う台詞もよかった。たまに切れ味のあるツッコミがあるから侮れません。
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まるで、夜に落ちる雨粒みたいに突然で、 ふいと明かりに照らされた瞬間に、頬を叩くかのような。
「どうかしてるわ、あんた達」 「達」 「複数形ですね」 ぞるるるると、蕎麦をすする音。 学食の蕎麦がよほど気に入った(安さを)らしく、メイは夕食代わりに食べて帰ると駄々をこねた。 正直とっとと帰りたかったタツマだったが、「帰りに奢ってやる」 の一言が出ず(ケチだから)に、結局それを了承した。 蕎麦を食べるメイに、パイプを吹かすタツマ。 そんなテーブルに――どこで聞きつけたのか、イタラがずかずかと歩き寄り、ひとこともの申したという次第だ。 イタラはこめかみに青筋を立てて、蕎麦をすするメイを睨んでいる。 「あ、あんた達結局何しに来たのよ」 「達」 「ふふひゅーへーへふへ」 「食べるか喋るかどっちかにしなさい!!」
15分が経過した。
することがないタツマが時計の針を追っていたのだ。 15分でメイが蕎麦を食べ終えたかというとそうではなく、 「ああもう、食べるのは後にして喋りなさい!!」 業を煮やしたイタラが、前言を撤回しただけだった。 「遺言です」 きっちり覚えていたメイが、食べ残しの蕎麦を残念そうに眺めながら答える。 「遺言? あんなの見せといて、更に何を聞かせるって言うのよ」 「...あんなのと言うのは」 タツマはパイプをくゆらせて、器用に訪ねる。 「ヤナシが自殺しようとして、失敗して、娘を見つけて、プールに飛び込んだことか」 イタラは黙って聞いている。 「それとも、娘に見つかりたくないからプールに隠れるように飛び込んだヤナシを、あんたが上から押さえつけて殺したことか」 まるで普通の雑談のように喋るタツマの言葉を、学食の客達は気にも止めない。 驚いていたのは、目の前のイタラだけだった。 彼女は二回、呼吸をして、顔色を元に戻した。 「...知ってるのに見過ごすって言うの」 「まあ、どうがんばっても証拠不十分だろうし」 そもそも、あの日ナガノとイタラが学校のプールに忍び込んでいたと言う証拠すら掴めていない。 「下手にアリバイ崩すと、あんたの親友が疑われるだろうな。そうなりゃ今度は冤罪だ。正直、今より状態を悪化させてもな」 「...あんた、それでも警官なの?」 「今日は非番だ。あえて、警官の立場で言わせてもらえれば...そうだな、利益がない」 絶句、とでも表現するべきだろうか。 イタラは何も返す言葉が無く、口をぱくぱくとしている。 難儀な奴だ。ため息をついてタツマはパイプから口を離した。 「勘違いするなよ。人は、人を殺したぐらいじゃ、悪人になんてなれない」 メイが再び箸を取ろうとしたので、タツマはすかさず頭をこづいた。 「痛いです」 「正常だ。よかったな」 「え、あ、はい...あれ?」 腑に落ちない顔をしたメイだったが、気を取り直してイタラと向き合った。 「ヤナシさんの遺言は、あなたへです。イタラ・ノンクレイム」 新情報が飛んで出た。 「ヤナシの遺言は“娘をよろしく頼む”だったんじゃないのか?」 「そうですよ。それをイタラ、あなたに伝えることが、わたしの使命でした」 「...そうか、」 頼まれたのは、ヤナシの遺志はメイへのモノではなく、そのままナガノの最も近い人間へ伝える遺言だったのか。
(『屍骸術師と保険金』)
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■2005年07月24日(日)
たとえ遥か遠く離ればなれになっても...
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ストーリーに対してネタばれはないですが、ネタや感想はあります日記。
『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』 見てきました。 めっちゃ、盛況でした。 二日目だし、当たり前か。
いや、人が多いウチに見たかったんですけどね。 周りの反応が知りたかったというか。 案の定、マスタング伍長が出たら「きゃー」 とか、エドが手パンをしたら「おー」 とか、アームストロングが登場したら「あはははは」 とか、良い反応が楽しめました。 アームストロング出落ちカヨ。 いや、ほんと出ただけで笑いを取れるってのはすごいね。
おもしろかったです。 今年の夏は映画の当たり年だね。
まさか、ムササビの術が見れるとは思ってなかった。 キャラのそれぞれの成長と決着らしきモノがみれて良かったかも。特にラースはよかった。 偽ヒューズと偽プライドもよかったなあ。 しかし、自分の評価は当てにならないのでここで映画館を出たときに聞こえた女子中学生っぽい人の感想を書いてみましょう。 「なんか、アニメの最終回で感じたモヤモヤが晴れたんだけど、また別のモヤモヤが生まれたかんじ、よかったんだけどぉ〜ウィンリィかわいそう」 おお、なんて分かり易い。
たしかに、なんかそんな感じです。 モヤモヤするけど、おもしろかった。 そういや、アニメのハガレンもだいたいそんな感じでした。
手法的にはメイン軸の運命化と言うか、エドの意志と関係ないところで大きな流れを作り、その流れに流されるエド自身にまた別のストーリーを持たすと言うか、 ...大筋とエド自身のストーリーが別なのは漫画ハガレンも一緒か。
エンディングがモヤモヤするのも、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか良くわからない結末に落とし込むことで、エドの運命に翻弄された感やら、様々なキャラの思惑の錯綜を臭わせる、という手法なのでしょう。いや、わからんけど。
思惑の錯綜は、単にシナリオ詰め込みすぎと言う原因もあるらしい(笑) なんか、実際はもっとシナリオあって、無理矢理カットしまくったらしい。ラースもしゃべりまくりだったらしい。いや、ラースは映画ぐらいの台詞の方がいいと思うけど。 にしても、シナリオ切った割には、プロローグの話いらんよなあ。
関係ないけど、ゲームハガレンやりたくなったなあ。 というか、円月輪投げたくなった。 | | |
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■2005年07月23日(土)
二人なら終わらせることができる
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のところで、キラとアスランが出ているあたり、もうシンなんてどうでもいいんだろうなあ、ディスティニー。
さて、ご多分にもれずカレーマルシェ買ってみました。 味音痴(何でもうまい)なので感想はおいといて、 このレトルトカレーの作り方。みなさんはお湯派とレンジ派のどちらでしょうか。 自分は断然、電子レンジ派です。 ちゃんと電子レンジでの作り方は、パッケージにも書いてありますしね。 電子レンジの利点と弱点をあげるとするなら、
利点 ・早い ・暖め損ねることがない。暖め足りなくても調節がそれほど手間でない。 弱点 ・冷めた状態でパックを開けるのでカレーが出にくい。 ・なんか味が損なわれそう。 ・そこはかとなく邪道っぽい。
まあ、こんな感じです。 まあ実際問題、電子レンジで作ること覚えるとお湯で作るのがめんどくさいんですな。 電子レンジだと味が落ちたりするのかなあ。 | | |
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■2005年07月21日(木)
それっぽい絵2
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 | はい人間講座第二回(違) どうでもいいけど、拍手数が割と多かった。 一円のディティールの勝利か。
その2:そりこみイレール
画像の通りです。 円と球の位置関係から頂点(へた)を特定します。 その後、円の上方に「ハ」 の字を描きます。 でもって、円の頂点少し上で「廾」 みたいなかんじで閉じる。 円と廾を合わせることでどことなく仮面のような形になったかと思います。
解説:これは髪のつむじと髪の生え際です。 詳しくは、下を読んでください。 更に解説:このラインの意味。
その1では、玉と円を描きました。 その2では、つむじと仮面を描きました。
では、この玉と円は具体的になんなのか。 玉=頭蓋骨は不正解です。 でかすぎるって、PC原人じゃあるまいし。
答えは、 「髪の毛のボリュームを含めた頭部全体」
です。ヘルメットと言い代えることも可能ですが、逆に想像が難しいでしょう。 そんでもって、円+廾が顔の輪郭なわけです。
そも「あたり」 と言うのは、「人体を立体として捉え」 「どんな角度からでも描ける様にする」 ためのガイドラインなんです。 人間って、立体的に物を捉える技術なんてそんなに無いんで、だからこう言うガイドラインが必要になってくる。
で、ですよ。 その基本を踏まえた上で、それっぽい講座やら他人の描画アニメやら見ていると、気付くわけです。
「みんな頭蓋骨のあたりを描いてるなあ」 と。
おそらく、プロっぽい人たちは頭蓋骨の位置さえ掴めれば髪の毛なんて簡単に描けるのでしょう。 でも、ウチは思いました。
「素人なめんな」 と。
頭蓋骨の形が分かったぐらいで、髪の毛が立体的に描けたら世話無いんですよ。 だから考えました。
「別に髪の毛のあたりでもいいやん」 と。
所詮、頭を立体的に捉えるためのガイドラインなわけだし、頭蓋骨基準だろうと髪の毛基準だろうと、きっとたいして変わらないだろう(※)、と。
※一応、頭蓋骨を描けるの前提。
それでは最終回に続く〜。 | | |
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■2005年07月20日(水)
それっぽい絵
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Replay
 | それっぽい絵の描き方。 ここから載せるのは、ウチがいろんな漫画講座やら他人の絵板のアニメをこっそり拝見すること数年、改良に改悪を重ねた「顔のあたりのつけかた」 のフォーマットです。 こういう風に描けばウチっぽい絵になること間違いナッシン。 全三回。
その1:玉と円を描きます。
解説: とにかく何もかもを極限まで略します。 このときイメージするのは玉と円。 ピンポン球(スリースターが望ましい)がうつむいて輪切りになって、その切り口に一円を貼っているかんじです。 角度が付くと一円を描くのが難しくなりますが、そこぐらいはイメージで切り抜けるべし。上のは微妙に失敗しとる。曲線ツールめ。 一円玉を小さく描くといわゆる萌え絵っぽくなり、大きくすると(球円共に縦長に伸ばす必要あり) リアルっぽくなります。この絵も、もう少し小さい方がいいかな。 まあ、リアルっぽく描くならこんなのに頼らないで他のフォーマットを使った方が(ry
ちなみに、「頭デカッ」 と思った人は不正解。 この線は、頭と顔の輪郭ではありませんと言うわけで以下次回。 | | |
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■2005年07月19日(火)
強がりな私を消して 優しく生まれ変わる...
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トリプルカウンターアタックという技が好きだったりします。 いや、燕返し羆落とし白鯨のことじゃないですよ。 白石→平松→田仲ですよ。 なんというか、あの流れが好きなんですよね。 伝説の三人とかそんなのが、久々に集って 「おい、あの技をやるぞ」 とかいうパターン。 四聖天の合体技とか、大序曲とか。 いつかやってみたい。
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ナガノが走り出した。 タツマは思わず追いかけようとしたが、イタラがその前に立ちはだかる。 「彼女は...無実です」 「いや、そうじゃなくて」 足取りがフラフラで今にも足を滑らせそうだから心配しているのだが。 イタラから見れば、警察官がそういった心配をするなんて思っていないのだろう。まあ、彼女が彼女なりの体験を経て感じ取った評価だろうから、どうとは思わないが。 「なら、あんたが行ってやれ。友達なんだろ」 「言われなくても」 とイタラが叫ぶ頃には、タツマは背を向けていた。
メイはというと、プールサイドに引かれた白墨をバケツの水とブラシで丁寧に消していた。 裸足で、腕をまくって、何が楽しいのか喜色満面に水を撒くその姿は、まるで小学生がプールの掃除をしているようであった。 「あの...また失礼なこと考えてません?」 「気のせいだ」 靴と靴下を脱いで、荷物の横にでも置いておく。 綿パンの裾を捲ってから、メイのブラシをかっぱらった。 「で、アフターケアというやつはもう終わったのか?」 「いえ」 魔法陣を象っていた白墨は、やはりただの白墨らしく擦れば簡単に消えた。 「普通の白墨なんだな」 考えたままのことをそのまま言う。 「ええ、魔法陣は術者が認識できさえすれば良いものですから」 「認識」 またわけのわからないことを言う。 「つまり視認です。そもそも魔法陣とは象形化された源語を形而上的に配列、外部保存することで、途中計算の簡略化を――」 「わからん」 ごしごし。 「...ええと、理科や算数のテストとかで問題を解く前にあらかじめ周期表とか使いそうな数式を書いたりしませんか? それと同じです」 「どこの理科と算数なんだ...」 あごをしゃくる。 あわてて、メイがバケツの水をひっくり返す。 盛大に撒くものだから、裾にかかってしまったのだが、タツマは気づかないふりをした。 もう一度モップをかけ直して、切り出す。 「あの後、すぐにヤナシは死んだんだな」 「はい」 「そうか...」 白墨は、水に溶けて跡形もなくなっていた。 メイがバケツの水を汲むために、プールサイドに腰を下ろした。 その蒼い後ろ髪に、タツマは訊いた。 「で、あの手は誰の手だったんだ?」 ――頭を掴み、左目に食い込む、右手の親指。 「ナガノさんではありません」 それは、答えを言っているのと同じであったが、タツマは無言で通した。 「そうか」 所詮、終わった話だ。 タツマには、話を蒸し返すだけの権限もなければ、権利もない。
不意に、メイがバランスを崩したのか、わたわたと手を振って暴れた。 びっくりして手を差し出す、タツマ。 掴んだ細い手が、ぎゅうと握り返す。 目をあわせると、メイはどこか人の悪い笑みでこちらを見ていて、
――次の瞬間には、まるで魔法のように力が抜けて、水面へと放り出されていた。 水の立つ音。 水面に浮かんだタツマの上を、くるくるとデッキブラシが通り過ぎる。 空には真夏の太陽と、微かに蒼い二つの月。
(『屍骸術師と保険金』)
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■2005年07月18日(月)
パララララーラーラー
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なんだか、背中で汗を掻く体質に変わってきた。 開襟シャツが背中だけ水たまりで転んだみたいになっているのが気になって仕方がない。 落語家は顔で汗を掻かずに背中で掻くと言うが、そんな感じなのだろうか。
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探偵要らずのネクロマンサー (『屍骸術師と保険金』)
タツマ・アヴェル(刑事24歳) メイ・ネーザリア(屍骸術師14歳) ヤナシ・ウィルストン(スポーツ店経営兼インストラクター、被保険者40歳) ナガノ・ウィルストン(女子高生、受取人17歳) イタラ・ノンクレイム(ナガノの友達16歳)
あらすじ 墓守協会にヤナシの屍骸甦生を依頼されたメイ。 依頼自体は早期に完遂されたが、ヤナシの遺言を伝えるというアフターサービスがまだ残っていた。 オークノートの地理に弱いメイは、非番で暇なタツマをつれてナガノの通うノートン商業高校へと足を運ぶのであった。 (中略) メイの術式によって、タツマ、ナガノ、イタラの三人はヤナシの死を追体験することになる。 一瞬で夜へと巻き戻る、プールサイド。 そこには自殺に失敗して生に足掻くヤナシと、それを目撃してしまったナガノの影があった。 娘に見られたことを悲観したヤナシは、我を忘れて再びプールに飛び込んだ。 ヤナシの視界でそれを見ていたタツマは、メイに向かって叫んだ。 「こんなものを見せたかったっていうのか」 メイは答えた。 「もちろん、違いますよ」
異変が起きた。 いや、何も起きなかったと言うべきか。 ヤナシの視点は、プールに沈み込んだままいっこうに変わる気配がない。 青い壁面に引かれた白いラインが、薄暗い中でボンヤリと光っている。
息が漏れた。 その息を慌ててかき集めようとして顔の前を、手がもがいている。
ヤナシの視線に介入しているタツマは、ただそれを冷静に見る事しかできない。
手がさらに顔の前を動き回る。 それは、自殺を止揚としているものの行動としては見苦しい、 生にあがくものの姿だった。
「なんだって...じゃあ」
だが、ヤナシの視点はいっこうに浮上しない。 必死に腕を掻いて上がろうとしているのだが、その度に逆に沈む力が掛かって沈んでしまう。 足が攣って溺れている人間の視界とはこう言うものだろうか。
――不意に、右手が顔面を掴んだ。 息が出来ぬ苦しみに呻く。水が気管を無理矢理に流れていく。 ――親指が左目に食い込んだ。 喉が締まる。噎せて、息がまた逃れていく。いやだ、生きたい... ――だけど、かなわない。
「いやああああああああああ!!」
叫び声に、タツマは正気を取り戻した。 意識が、一瞬で水の底からプールサイドへ戻された。 夜は一瞬で昼間に転じ、急激な目映さで視界が白に塗りつぶされる。 とたん、空気の存在を思い出したタツマは、狂ったように激しく咳き込んでその場に転んで、のたうち回った。噎せこんで、息という息を吐ききってようやく息を吸い、そしてまた吐き出す。 まるで、その一瞬だけ呼吸の仕方を忘れかけていたかのような反応だった。
「だ、大丈夫ですか、タツマさん?」 メイが心配そうに声をかける。 杖は既に光を失っている。術が終わったのだろう。 「君、出来ればもうちょっと早く引き上げてくれ...」 他人の死を追体験したショックで、タツマはもはや立つ気力すら失っていた。湿気を帯びたコンクリートに綿パンが濡れるのにも構わずへたり込んでいる。 横を見れば、イタラも青ざめた顔で似たような有様だった。
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実のところ、このシリーズを書くのが一番好きなんです。 ハードボイルドと女の子です。 この組み合わせは無敵ですな。うん。 テロパラ以来この組み合わせは、自分の中で最強になりました。 | | |
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■2005年07月17日(日)
今宵も一人果てる山崎パン祭り
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薔薇の首輪つなげて、銀の鎖くわえて〜♪
関西では、今頃ローゼンメイデンがやっていたりします。 にしても、「貴方が憎らしい」 の部分が、どうも「山崎パン祭り」 に聞こえてしまう。
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「ただいま」 「お、どうだった? きもだめし」 「...ほんとに行かないんだもんなあ、話が落ちないじゃないか」 「そんなの知ったことじゃないじゃないの」 佐智はなんとなく拗ねた様子でそう応える。帰りを待つ間に見ていたテレビに、面白い番組がなかったのだろう。非常に不機嫌そうだった。 ゆずは肩を鳴らしてソファーに寝ころんだ。 「はい、おみやげ」 「うん?」 いつぞやも出た、ペーパーローリングである。 佐智が物珍しげにそれを眺める。 「行きしなの神社で、祭りがあったんだ。なんかそっちで盛り上がっちゃって、肝心の肝試しがぐだぐだだったような」 「肝心の肝...やるわね」 「なにが」 「む、ゆず...あんた、その匂い」 なんの脈絡もなく佐智がゆずに抱きついた。 胸に顔を埋めて、匂いをくんくんと嗅いでくる。 「香水の匂いっ!」 「なんでやねん」 「じゃなくて、火薬の臭い。さては花火してきたわね!」 「するよ、そりゃ。夜店でいっぱい売ってたし」 佐智を引っぺがして、冷静に答えるゆず。 「あ〜ぁ嬉しいやら悔しいやら!!」 「どの辺が嬉しいのか聞きたいけど」 「きもだめしぐだぐだだったんでしょ?」 「そこを喜ぶかなあ」 「ふ、なんて言うかあやつらの企画力じゃしょせんその程度ってことよ。 この様子じゃ、今年の文化祭もうちのクラスがダントツトップね!」 佐智はペーパーローリングをカシャコンシュコンと伸ばしたり縮めたりして悦に浸っている。 ダントツが「断然トップ」 の略であることはこの際、指摘しない方が良いだろう。 ゆずは、それを面白くなさそうに見てから、ソファーに体重を預けた。 「...だから誘ったんじゃないか」 佐智がいたらもっと楽しかったんだろうなあ、とこれは自分の意見じゃなくて女子の意見だった。 まったく、我が相棒は肝心なところで役に立たない。
(佐智とゆず)
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■2005年07月16日(土)
カラフルハッピー
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がたん―― とその話は、佐智が後退りながら塩に肘を当てて、テーブルから落としたところからはじまる。 「き、き、ききも、きもっ...き」 「うん」 「きききも...あ〜...っと、き、きも...」 「無理してぼけようとしてるところ悪いけど“きも”から始まる言葉なんて着物か肝っ玉か肝吸いぐらいだから。いや、肝試しだけどさ」 フローリングに落ちた塩の瓶を拾いながら、ゆず。 「きもだめしですと?」 「うん、ちょっと早いけど、学校裏の墓場でね。クラスの男子が馬鹿騒ぎして、女子が乗り気になったからあとはなし崩しで決行みたいな感じで」 「いやよ! 断固として拒否するわ!!」 「まだ君を誘うとは言ってないじゃないか」 「え、そうなの?」 「そうだよ。今から言おうと思ってたのに」 「結局言うんじゃないのよ!!」 カンカンに怒る佐智を無視して、ユズは塩瓶を調味料入れに片付ける。 「とにかく嫌だからね、そんなアナクロな」 「よかった、アナログと間違えてたとしても意味が通ってるよ」 「いいから断るの! わかった!? まったく、たまに誘うと思ったら変な話しか持ってこないんだから。そんななら、いつもみたいに引きこもっていた方が万倍マシじゃないの」 「誰がいつ引きこもったよ...」 半眼になりながら、ユズは食器棚からコップを二つ取り出し、テーブルに置いた。 それから、自分の家のよりも二倍は大きい冷蔵庫――左右どちらからでも開くのが特徴、を開いて常備されているアイスコーヒーと牛乳のパックを取り出した。 「恐いの?」 「だ、誰がっ!! あ、あんな幼稚なイベントをッ ば、馬鹿馬鹿しい。お化けなんているわけ無いじゃないのよ」 「...この前、刀の悪霊に取り憑かれたばかりじゃないか」 佐智はゆずのツッコミなど盛大に無視して、両手を挙げてさけぶ。 「だ、だいたい肝試しって字面が気にくわないのよ、どうせ道中くだらない仕込みとかしてんのよ。 そんなところに、わざわざ自発的にわかってて出向かうなんて。 そんなの『きも“だめし”』 じゃなくて『きも“ためされ”』 じゃないのよ」 「きみは松本人志か」 呆れ、縦長のコップに氷を放り込む。冷凍庫の製氷箱に氷が3つしかなかったので、手前にひとつ離れた方にふたつ。 「だいたい、わざわざためさなくても、一般人が肝を使うことなんて、きもだめしぐらいしかないじゃないのよ!」 「もっともだけど、大いに矛盾してるなあ」 コーヒーと牛乳を同時に傾け、氷が1個入ったコップに注ぐ。 二つは空中で混じり合い、コップの氷めがけてとくとくと落ちていく。 「まあ、サチが行かないのは構わないけど、僕は行くからね」 「え、えええええ? なんで??」 急に不安そうな顔でこちらの顔を覗いてくる佐智。 「なんでって...」 「お、お医者さんに癌を告知されたとか? あ、安心してユズ。もしそうだとしても私はちゃんと最後までいてあげるし、お骨もエアーズロックあたりで壮大に散骨してあげるから」 「うん、縁起悪いやらネタが古いやら観光客大迷惑やら。 と言うか何か。僕は余命が半年ぐらいにならないと、やる気を出しちゃダメなのか?」 ツッコみつつも、目はずっとカフェオレに注がれている。 注ぎ終えると氷が2個の方のコップにも同様に注いだ。こちらは気持ちコーヒーを多め。 「まあ、内気にこもりがちの現代中学校でもこういうイベントを企画する力があるなんて、嬉しい事じゃないか。生え馬の目を抜く如き多忙な現役中学生としてはこの奇跡のような状況に乗ってみるのも一興かなって思うわけだよ」 「...いまのどこら辺が現役中学生の発言なのよ」 「上底あたりかな」 ストローがなかったので、手首のスナップでコップをくるくると回す。 「はい」 氷が2個の方を佐智にわたす。 佐智は無言でそれを受け取り、いっきに喉に流し込んだ。 氷をばりばりと齧って、また飲み込んだ。 「よーするに興味があるわけじゃないの」 「そうとも言う」 こっちはちびちびと飲みながら。 「やめときなさいって。どうせ非合法でしょ」 「校則に反することをそう表現したのは、僕が知る限りではサチだけだね」 「くわ〜むかつく! いいからやめときなさいっ。墓場なんて何あるかわからないじゃないの。それこそ前みたいな悪霊とか怨霊とか」 「そう言えば佐智って、あのとき僕ン家の蔵に勝手に忍び込んだんだったよね」 「と・に・か・く。恐いもの見たさとか興味が湧いたとかそんな野次馬根性、長生きできないしっ」 言い切って喉が乾いたのか、佐智はこっちのコップを奪い取ってガブガブと飲んだ。 「まさしくそうだろうけどね」 ため息をついて、それをボンヤリと見つめる。 「だから、やめときなさいって。ほら言うじゃないの君子百千危うからず」 「うん、強いね、君子」 「好奇心で猫を殺す」 「グロいなあ」
(ゆずと佐智)
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購入リスト
『GOSICKs』 『週刊ジャンプ』
しかしジャンプは幽霊もの多いな。 昔は死神ものだったけど。
切法師が、だんだん面白くなってきていて、でも間に合わないかなあという展望。 逆にタカヤはスタートダッシュは良かったけど、なんか今ぐだぐだだなあと言う印象。特にいまの話は万屋銀さん第30話みたいな感じで、タカヤの成長そっちのけといった感じに思える。
ネウロは相変わらず面白いなあ。まさかこう来るとは。 犯人が異能者だったのはちょっと残念だったけど、よく考えたらネウロがいる時点でなんでもありなんだよなあ。
『ファンロード』 立ち読み。 探偵もの特集。ネウロは割と人気あるみたいだ(笑) にしても、Aゾーンは銀魂・ディグレ・ハガレンかぁ。 後ろ二つはともかく、銀魂は意外だなあ。 | | |
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