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■2006年12月02日(Sat)
大切な未来は眩しすぎるから
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(徒然)
或声:というわけでだな 自分:え、オレ死ぬの? 或声以下地文:なんでやねん 地文以下「」:「この対談形式のコラムとかそう言うのってとことん減ったねえ。5年前はこんなんばっかりだったのに。」 ――まあ原色のスーツが流行ってたみたいな感はある。 「じゃあまあ、昔つながりである人の話をしよう」 ――ふむ、言うてみろ 「その人は絵描きさんでね、わりと得意分野と苦手分野がはっきりしてる人だったわけだんだけど」 ――ふむ、 「で、その人の苦手分野ってのがまあ、その業界では大勢を占める分野で出世するには苦手だろうとなんだろうと、こなさなきゃならない分野だったんだけど」 ――それで? 「けれども、その人は言ったんだ。“自分には苦手な分野がある。だけど、その苦手から全力で逃げることがいつか無二の個性になるんじゃないかとも思っている”って」 ――で? 「うんまあ、そのときは正直後ろ向きな信念だよなあと思ったんだけど、」 ――なんだそれは 「けどまあ、方法論なんて信じたら信じただけ何か得れるものがあるもんだし、それで個性的になれると言うのならきっと成れるだろうなって思ったわけだ。 人生は物理法則じゃない。自分の生き方が間違ってないと自分で納得できればあとは努力でどこまでも行ける」 ――そういうものかもな。 「でもまあ、その人はそれじゃ不味いと知ったらしく、考え直して苦手分野にも手を出し始めたんだけど」 ――...まあ、そういうこともあろう。信念を貫いて食っていけるような時代でもない。 「ただね。その人は全力で逃げるのを止めちゃったわけだけど、その人が言ったことは結局のところ今でも続いてるんじゃないだろうかって」 ――ふむ? 「いやまあ、苦手から全力で逃げてるときが一番輝いてるんだよ」 ――その人が? 「いや、人間って奴ぁすべからくそういう生き物なのさ。逃げるって単語がイヤなら、戦うでもなんでもいいさ。 苦手の克服もまあ、するんだろうけど。 その人の個性のありどころは今もそこなんじゃないかな、と思った」 ――まあ、逃避というのはある意味一番やりたいことをやってるときでもあるからな。 | | |
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■2006年12月01日(Fri)
雪は寄せ合ったツバサのように
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Replay
 | ああほら、剣士のメガネはわざと視界をぼやけさせて勘を鍛えるためにあるんですよ。 絵は吉田遥。 かなり変則的な描き方ですが瞳の透明感が出せるようになった気がします。
ドラゴンエイジピュアがなんというか自分が買いにくい理由で好評のようで。 ...すっげえ買いにくい。 早く読みたいんですけどねえ。 立ち読みも出来ないし。
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銀魂3rdED「雪のツバサ」 はオリコン10位だそうで。いい曲ですねえ。 坂本が雪を見上げてるカットがめちゃくちゃ好きです。 本編の坂本は微妙に金八先生のモノマネ入ってましたがw | | |
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■2006年11月30日(Thu)
どこか深い森の中で
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Replay
 | 特になんでもない絵。 せめてエルフにすりゃよかったと思わないでもありません。
着弾した瞬間に弾頭より収束した金属噴流を射出し、戦車の装甲を貫く圧倒的な貫通力を発生させる成型炸薬弾(HEAT)に対し、なら装甲に当たる前に何かにぶつけて貫通力をなくしてしまえば最強じゃね?という発想で生まれたのが爆発反応装甲だそうです。 本装甲の上にこれを鱗のように張り巡らせ、弾頭が届いた瞬間に鉄板を前方に爆散させ頭の貫通力を奪う。って寸法の装甲だそうで、ギニューのチェンジをカエルで邪魔したみたいな感じでしょうか。
いやまあ、なんでいきなりこんな説明をしたかと言いますと、つい今し方まで反応装甲と言うヤツを「装甲がインパクトした瞬間に表面が爆発することでダメージを軽減する」 と言うものだと思いこんでいて、じゃあなんで爆発したらダメージ減るのさという疑問がむくむく沸いて調べてみたら反応装甲の使い方が全然違ったというそれだけの話ですが。
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ドッグパークの記事ありました。(というかムーブ アークエンジェルズ問題で山ほど出ますが) で、以下が当の「ムーブ」 のコメンテーターの内のひとりのブログです。 広島ドッグパーク詐欺。 タイトルずばりですな。 そうそう、この記事読んで思い出しましたが、動物愛護団体の代表は「ボランティアの労働分を損害賠償するぞ」 と宣ったそうです。 ボランティアが盗んでいったと言う発現といい、つくづく浮かばれないなあ...ボランティア。
で、あれなんですが。 別にそれ見たことかとか、俺はあやしいと思ってたぜとかそういうのじゃなくて(実際自分は騙されてたわけで)。 世の中には正しいことをやりながら悪いことも出来るってことなんですよね。 でもって、そういうのが一番たちが悪い気がするのです。 よかった病気の子供はいなかったんだね的な話で済んでるならいいけど、年々酷くなってきているような。 騙された方も「やる偽善」 だとか、結果的に世の仲良くなってるんだからいいじゃねえかと言う論調で、そりゃそうだろうけど(話が本当なら)寄付金に至っては偽善にもなってないわけで。 そう言えばホワイトバンドが謳ってたよなあ、やる偽善。
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■2006年11月28日(Tue)
ベランダが鳩に襲撃されました
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 | ジョニーウルフが背景に埋もれてしまった...
関西ABCテレビワイドショー「ムーブ」で広島ドッグパークについての話題がありました。 要約すると「救助した動物愛護団体さぁ、金と物資集めるだけ集めて金使った様子ないし物資にいたっては使ってもないのに消えさったという噂だけど?」という話。 ともすれば新手の「死ぬ死ぬ詐欺」ではないのかと言う話だったんですが。 う〜ん、どっかで記事ないかなあ。 広島ドッグパークについては(いやな噂はあったものの)れっきとした善意の団体だと思っていたのですが、この報道で胡散臭くなったという印象。 寄付にしても何にしても、ちゃんと自分で調べてからするべきと言うことなんだろうなあ。 そしたら、こういう疑惑が出たときに揺らがないで済むわけで。
ちなみに、団体代表の見解は、 金は「余った金は犬を保護するシェルター作る」 物資は「ボランティアが盗んでいった」 だそうです。 他にもドッグパークの事業責任者を脅した云々の疑惑もあるそうですが、その辺はあんまり興味ない。 それにしても、ボランティアが盗んだという説明はどうなんだろう。たとえ思ってても言うべきことじゃないよなあ、これ。 | | |
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■2006年11月28日(Tue)
斬おわた
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 | 斬が打ち切られちゃいました。 正直、予想以上に凹んでいます。 感想は...まあ、一巻買ったときにでも。
ミントその2。 ミントの難しいところは性格に似合わず釣り目じゃないと言うことだっ。
ルゥが登場人物たちに質問を投げかけられ自らの迷いに答えを見つけ出す主人公であるならば、ミントは自らの生き様を見せることで登場人物たちの迷いに答える主人公です。 答えを求める主人公と答えを与える主人公。この対比こそがルゥとミントのW主人公システムの真骨頂であり、シリアスとギャグ、緊張と解放、主観と客観、救いと笑いの二重奏を奏でるのです。 と言うような内容の戯言を掲示板に書き込んだら直メールで「うざいからもう書くな」 という主旨の注意を貰ったのも今となっては良い想い出(の分けがない、一生忘れるもんか) | | |
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■2006年11月26日(Sun)
色仕掛けの冒険に今日も旅立つ者がいる
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 | 確かニンジャソードとかいうアホの子の武器で犯罪が起きたとかそう言うときに描いた絵。 もうね、なんですか。 そんなもの買うならツインエッジゴッドゲキリュウケン(*)でも買ってなさいと、思った記憶があります。
*全長110cm | | |
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■2006年11月25日(Sat)
ライトノベル変遷―挿絵―
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最近はエロゲのような挿絵が増えた気がする。 エロゲのような小説が増えてきたから、その影響でしょうか。
エロゲのような挿絵とは、絵がエロいという意味ではなく(そういうのもあるけど)、挿絵の方法がまるでビジュアルノベルのイベントCGのような用方の絵のことです。 ゲームのように、ここぞという重要なシーンでバーンと一枚絵のCGが出る。 そういうイベントCGな挿絵ばっかりの小説が増えてきたなあというわけです。
待って。挿絵って普通そういうものじゃないの? と思いの方もいるでしょう。 しかし、それは違います。少なくとも自分の印象では(ここ重要)ラノベの挿絵はあまりこういった用途では使われません。使われることもありますが、せいぜいがカラー挿絵やら本当に重要なシーンの二三枚ぐらいでした。 挿絵の本来の用途は「図説」 であり「情報の補足」 です。 文章だけじゃ解りづらい人物・動物・造形物・表情・景色・模様・状況等を絵的で補完する為にあります。 「文章じゃよくわからんから絵で見せてくれ」 と言う読者の欲求に答えるためにあったのです。 “ぞうきんばばあ”だとか“梯子があって上から見下ろせる倉庫番のような部屋”だとか“F1マシンのような宇宙戦艦”だとか“岩のような肌針金のような髪”だとか「それって結局どんなんだよ」 という疑問を解消する、文章の補助的な役割が強いものでした。 無論、見せ場にも(つまりイベントCG的な使われ方の)挿絵はありましたが、前述の通り占める割合は少なかったのです。
まあ、今もそうだとは思うんですが。 でも、最近ごくたまーに図説の挿絵とイベントCG的挿絵の割合が逆転している小説がある気がします。というかある。 塩の街なんて、肝心の塩の街の描写が無く、逆転ってレベルじゃありませんでした。
小説を補助しなきゃならないはずの挿絵が、その役割を果たさず別の仕事ばっかりしている。これをエロゲで喩えるなら立ち絵もないのにイベントCGだけ豊富になったという状況です。何が何だか誰が誰だかも解りません、 小説の挿絵はそれでは駄目です。むしろ図説の役割のあるキャラの立ち絵や顔グラ、舞台背景やアイテム説明などをキチンとしなければならないと自分は思います。 それらを図説することが本当の意味で読者にとってありがたい挿絵、ではないでしょうか。 だというのに、昨今はイベントCG的な挿絵だけの小説が多い。ビジュアルノベル(エロゲ)の影響なんでしょうかね。 そんなイベントCGだらけで、じゃあ補完しなきゃならないキャラの人物描写とかはどうしているのかって話なんですが、それもカラーページを登場キャラの立ち絵勢揃いみたいにすることで解消したりと、結局エロゲかいみたいにどんどんエロゲ化が進んでいくわけです。 逆に立ち絵しかない戯れ言シリーズとかもありますが、これはエロゲ的でありながら極めて本質を掴んでいる優秀な挿絵でもあります。
とにもかくにも小説の挿絵がエロゲ化、ビジュアルノベル化しているわけです。 ちょっとでも盛り上がるイベントシーンには必ず挿絵が付いてくる(その癖、文章で解りづらい部分を補足してくれない)そんな小説。 これを小説と言っていいのかどうか。 ライトノベルだからそれぐらいの方が良いのかもしれませんが、自分の場合、あんまりイベントCGだらけだと「文章読む必要ないじゃん」 とか「そんなに小説単体じゃ面白さが伝わらないのか」 と思ってしまうんですよね。 挿絵に「文章で弱いところを補足する」 と言うイメージが付き纏うからなんでしょうけど。どうも、見せ場に挿絵が多いと作品その物がだめだめですと当人達が認めているかのような気がしてしまうわけです。多分。うん。 感動的なシーンに限って必ず挿絵があると、何というか萎えるわけです。
ポーズ決めた一枚絵載せる余白あるんなら、インスマウス面とかを一枚でも載せた方が作品全体として楽しめるんじゃないかなあとは思うんですけどね。
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■2006年11月24日(Fri)
むずい
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 | | どだい上目か下目の二択のような気がしないでもない。 | | |
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■2006年11月23日(Thu)
うろ覚え
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 | レジェンダリーヒッツとして復刻版が出るそうで、息の長い作品だよなあ。(同時にトバルNO1が出るのはギャクか何かだろうか) サントラも再販されているとかなんとか。 サントラも必死になって探し回ったなあ...
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デジ絵の文法をボンヤリ見てたわけですが、とりあえずタブレットでかいな。 いいなあ、書きやすそう。 そして作業が早い早い。 人物の選択領域抽出をわずか1分半で!とか、まさに職人芸ですよ。
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■2006年11月18日(Sat)
4周年
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4周年ですが風邪を引きました。 お祝いの言葉はメールじゃなくて(メールボックス死亡中)左上のWEBクラップでお願いします。 ガンガンする... | | |
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■2006年11月16日(Thu)
迷いながら 悩みながら 悔やみながら
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 | 寝ながら飯食べながら...
今期のアニメは「全力で見逃せ」が面白いですね。 透明盾が登場してたのでキャプですよ。 直線を持たない三次元曲面で形成されるポリカーの透明盾ですが、薬品に弱かったり熱や湿気(加水分解する)にも弱かったりと弱点も多いです。 軽いという特性も、時としてその為に踏ん張りが効かないという欠点であり、キャプのようにがっちり両手で保持しないと打撃によっては吹っ飛ばされます。 非力な人が使うには有用な盾ですが、場合によっては重みのある(かつ損耗しにくい)ジェラルミンの盾の方が有効であることも多く、透明盾を採用していた警察がまたジェラルミンに戻したという例もあるそうです。
まあ近代装備の象徴みたいな感じなのでいい外連味にはなります。 | | |
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■2006年11月14日(Tue)
その姿には炎
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Replay
 | マッグガーデンが経営不振で赤字修正出したものだから二日連続でストップ安ですよ。 まあ、今日は寄り付いてたみたいだけど。 アニメARIAは売れてるようだけど(ARIAにはたいして出資してないと言う話も聞きますが)、肝心の本がまったく売れなかったみたいです。 と言うわけでみなさんもマッグの書籍を買いましょう。 といいつつも、スケッチブックしか買ってないんですが。 次巻の発売はまた一月ぐらいでしょうか。
スケッチブック 2007カレンダー(卓上) (カレンダー)
も発売されるみたいですね。
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ルーラは他の服でも頭のアレは取らないんですねというツッコミですが、実はアレ、ヘッドトレス(もしくはカチューシャ)ではなくイヤーマフラーです(解るか)
まあ、実際カチューシャ取っちゃうとルーラって解りませんし。 世の中そんなもんです。 銀魂の作者もほら、新八の顔をベースにアレンジ加えて書き分けしてると断言してますし。
唯一比沙だけは自信持って書けるんですが。 | | |
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■2006年11月14日(Tue)
フィッシュフィッシュフィッシュよくばりに
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 | エビでタイを釣るという言葉がありますが、子供のころはエビの方が圧倒的に好きだったため、その意味に随分と疑問を感じたモノです。
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メガテンはやったことないっす... 5は黒崎薫さんのシナリオがいいかどうかだよなあ。 絆と書いてチームと呼ぶようなゲームだといいんだけど。
「〜だいたい、戦闘システム変に凝りすぎたせい敵の自由度が無くなったみたいなお粗末なの造っときながら、六人の英雄とバトルだとかおこがましいにも程があるっての。そんな骨が折れるだけで何の個性もない戦いを六回繰り返すこっちの身にもなれっつーの。どんなマゾプレイですか。 どんだけ優秀だろうが攻略パターンが決まった戦いなんて苦痛でしかないっつーの」 ワイルドアームズ4の良いところは、この問題をきちんと解決できていた点にあります。 独自のヘキサ戦闘システムによって、攻略法のまったく異なるボス戦を演出。 魅力的なボス達(ブリューナグ)の能力をいかんなく発揮してたわけです。
10人集だとか9人の刺客だとかそういう中ボスが多いRPGは、この「攻略法の多様性」が確立されていないと、たちどころに死にます。 自分さえ強ければそれでOKと言うような戦闘システムだと、それこそ中ボス戦を10回繰り返すだけになるからです。 「神の十賢者」や「七英雄」とかを、ドラクエのシステムで戦闘した場合を想像すれば解りやすいと思います。なんとなく、めんどくさそうという感じがしませんか? ドラクエは典型的な自分を高めれば勝てるゲームで、それ自体はゲームとしては面白いのですが「神の十賢者」や「七英雄」とは相性が悪いのです。 | | |
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■2006年11月13日(Mon)
だから積み重ねてきた勇気を
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Replay
 | ラクウェル・アップルゲイト
ワイルドアームズの話題が出ると必ずと言っていいほど「4は残念な作品」というレッテルが貼られますが、自分は4が好きです。 最近のゲームでここまで死亡率高いのも少ないと思うんだけどなあ... | | |
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■2006年11月12日(Sun)
ぶっ殺すって事だよぉ
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Replay
 | 似なかった。 あんな長物背負ってたらかなり背筋の通ったロボットみたいな歩き方しかできないと思います(それはそれで萌え) | | |
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■2006年11月11日(Sat)
こどものこーろの
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雷うるせえええええぇ!!!
鳴る度にラジオに爆音が入るので恐いやらうざったいやら。
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おそらく誰も知らないとは思いますが、ダンジョンセイバーのアタミ。 主な能力は卵産みと水中移動。 帽子の代わりに風呂の洗面桶を被ってるヤツなんですが、この木桶を頭に被せると言う絵が全然書けません。というか、基本的に帽子系は全滅だ自分。 なんかコツとかあるんでしょうか。 | Replay
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■2006年11月10日(Fri)
太陽に手をのばせ
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 | 伝勇伝よりライナ・リュート すげー表情...
伝勇伝はファンタジーだけど服装に特徴がありますね。 魔術世界の軍服を上手く創れている気がします。 軍服ってその世界の戦い方もろに影響されて面白いですね。 服に世界観を感じます。 ファンタジー世界の「軍服」って、寿司で言うところのギョクにあたるんだろうなあ。 | | |
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■2006年11月09日(Thu)
Welcome to this crazy time!
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Replay
 | グーグルサイドバーの機能にマイピクチャをランダムでサムネ表示するという機能があります。この機能、自分の絵と自分が思わず保存した絵が交互に出るため、中々きついものがあります(笑)
そんなわけでサムネ表示されたとたん頭抱えた「タブレット使い」の絵に再チャレンジしてみました。 いやあ...昔の絵ひでえな
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タブレッター:tableter
人類の歴史よりも昔から存在するクレイジータイムクリエイター(歴史偽造職人)の一種で、謎の石版を造っては手当たり次第に土に埋めて後世の考古学者をを混乱に陥れてきた。現代は現代で偽の石版を偽造していたりするらしい。
CTCの歴史偽造は、いかなる考古学者を持ってしても見破ることが出来ない。 後世の人間は、タブレッターの「ドッキリでした」と書かれた石版が発掘されることで、歴史の偽造に気づけるのである。 歴史偽造の発覚は、最悪の場合歴史の教科書がまるごと引っ繰り返るため、考古学者達は「ドッキリタブレット」を指して「死の宣告」と呼び、これが発掘されることを心の底から恐れている。 これを発掘した何人もの考古学者が鶏のような甲高い悲鳴をあげて爆笑し、そのまま笑い止むことがなくなったという。
タブレッターの功績で有名なのは、ルネッサンス時代に萌え文化が存在したと言うでたらめを300年に及び誤解させたことだという。 | | |
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■2006年11月08日(Wed)
とくにない
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とり鍋はありだけど豚鍋はありではない。 豚は固い。
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かいぞくろれんとむすめがひとり いつつのいわいにめをあげた | Replay
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■2006年11月06日(Mon)
今週の斬
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Replay
 | 腰履き+貫木ズボン 貫刺とかで検索されないものかと。 なにやら世間様じゃ刺々森を女体化するのがはやっているみたいです(しかも巨乳) 裸学ラン巨乳腰履きってどんなトリプル役萬ですかそれ。
貫木のズボンって股下が異様に深かったりしますが、あれはボンタン言うてふつうに売ってます。 帯刀した時代と言うことを考慮に入れれば、袴に似てるわけだし結構理に適った服ですよね。絵の狂いとかじゃないんで注意注意。 まあ、自分も股下どこにあんねん腰もう一個あんのかみたいな絵かいてしまうことよくありますが。
今週の斬 あれだけ思わせぶりだった絶山先輩が一瞬で殺られちゃいました。 予想以上にヘタレだったよ。不覚じゃねえ〜。明らかに実力の差じゃねーかw あれだけ強そうオーラ出してたのに(笑) 一蹴されるなら別に美形じゃなくても良かったのになあ...
まとめに入っちゃってるんでしょうか。 危ぶまれます。 面白くなってきてるのに。
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■2006年11月05日(Sun)
ラララパンプキン
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■2006年11月05日(Sun)
お前を追いながら
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Replay
 | 震脚ってのは発勁っていう呼吸と動作で力を一点に爆発させる技法の一手段で、八極拳の演舞とかやたらやかましい踏み込みをしてますが、あれが震脚です。 まあ、必ずしも爆音鳴るほど踏み込まなきゃいけないというわけじゃありません。 アホみたいな爆音出してるおっさんとかは、あれ爆音鳴らすのが楽しくてワザと鳴らしてるそうです。 寸勁とかはあんまり踏んでないようです。 マンガや小説なんぞじゃ矢印のように「地面の反発力を足首膝を経由して腕に」みたいなイメージでよく書かれていますが、エネルギーため込むとか送るとかストレッチパワーじゃあるまいし。 自分としてはアライJr.の大地を蹴る格闘技理論みたくアッパー気味の技以外の「踏む震脚」は特に意味がないような気がします。
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コートから抜剣する方法を、書く場所なかったのでここで説明しておきます。 まあ、簡単な話なんですがコートってのはあまりよれないので下半身だけ半身に捻っても、コート自体は前を向いたままなんです。 というわけで肩を捻らないで左足だけ前に出すと、コートの正中線に剣の柄が来るのでそこから引き抜けるのです。 絵的に天翔龍閃なので省略しました。
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■2006年11月04日(Sat)
ため息警部補と亡霊騎士4
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甲高い鉄の擦れる音が鳴った。 「う...」無機質な鉄仮面に、色濃い動揺が顕れる。
支配する沈黙。 誰もが唖然としていた。
息を飲み込んだまま吐き出すきっかけを忘れてしまうぐらいに、目の前の光景は、不可解だった。 一瞬だった。一瞬で...いつの間にか、タツマが剣を抜き放ち、甲冑男の鉄仮面の僅かなスリットに刃を突き刺していたのだ。 周囲の警官達は、彼がいつどこからどのように剣を抜いたのかが解らなかった。 まるで、ムービーの数コマが抜け落ちたかのような、そんな風に見えたのだった。 「なんだ...今の剣は――」 剣を振る間もなく...甲冑男は声を絞り出してそう言った。 一般より短い、赤い片刃の剣。 タツマはそれを右の逆手に握り、峰に左手の拳を添えていた。 「我らが警察剣術は、北の英雄ハウンドが用いた【銀河一刀】。その活人剣に端を発すもの。コートを着たまま抜くぐらいの技術は、教則本をちゃんと読み込んでれば普通に載っている。だから俺は“馬鹿馬鹿”しいって言ったんだがな」 もっとも、ポストの隙間ほどもないスリットに入り込んだのは、ただの偶然だが。 「――ふざけるな、我が輩が聞きたいのはそんな小細工のことではない」 声の震えが、刀身を伝わってタツマの手を振るわせる。 「我が輩に剣を振る間すら与えなかった斬閃...逆手の握り、その左手...それは、警察のハウンドの剣ではない。 ――ハウンドの剣が活人の剣ならば、此は人殺しの為の暗剣。只の警察官如きが会得するには大それた、いや...知ることすら許されぬ外道の技ぞ!」 「...かもな」 剣が淡い光を称える。 「わ、我が輩はまだ負けておらん。現にお主の刃は我が輩には届いて――」 「<発動>」 とたん。眩い純白の光が、赤い刀身を潰して膨れあがった。 「ガぁ――――!」 甲冑が長剣を放り投げて鉄兜の目を押さえ込む。 結局、必殺の一撃は振り下ろされることはなかった。 「うお」 暴れる甲冑に撥ねられて、タツマが地面に倒れ込む。 それで気を取り戻したか、巡査が叫んだ。 「か、確保――――ォ!!」 遅れて、警官隊が鎧甲冑に押し寄せる。 「まだだ、まだだ。まだ終れぬ、まだ滅びぬ!! たかが目つぶしごときで、この、我が輩が――うおおおおお戦ええええ、赤剣!!!!」 最後のあがきだった。鎧甲冑が気配だけで、タツマの方向を特定し踏みつけようとしてくる。見当はずれの目茶苦茶な攻撃だったが、五度目の攻撃がタツマをとらえる。転げたままだったタツマはわずかに逃げ遅れた。 「く、そっ」 腕の一本は折れるかと覚悟してガードした瞬間、タツマの前に人影が躍り出た。 警官達ではない。 「往生際が、悪いっとよ!!」 バァン―― 雷鳴にも似た轟音。 音の正体は拳術における爆発的な足の踏み込み、いわゆる【震脚】に寄るものだった。それにタツマが気づけたのは、眼前で小さな黒いローファが石畳を踏み砕いたからだ。 ルーラ――丈の長いメイド服を着たままのルーラ・ループが、腰を落とし込み、甲冑の鳩尾に伸び上がるように掌打を叩き込んでいた。 冗談ではなく、 ――甲冑が浮き上がり、もんどりを打って吹っ飛んだ。
「なんだったんだろうな、あいつ...」 ルーラの一撃であえなく気絶したらしい甲冑男は、そのままウィンチ付きの馬車に引き摺られて運ばれていった。 「...なんで甲冑のまま運ぶんだか」 「それがですね、」 被害調査がてらガラスの破損部分にガムテープを貼っていた巡査が、タツマのぼやきを聞いて答える。 「外から溶接されてたんですよねぇ」 「溶接?」 「もちろん、関節が動くギリギリでなんすけど。まあ、正気の沙汰じゃないって感じですよ。捕まえてからも苦労しそうっすわ」 だから被害捜査とうそぶいて現場に残ってるのか... なんとはなしに籠城と言う言葉を思い出し、ウンザリする。 左ポケットに手を突っ込む。 中からパイポを取りだしてしがんだ。 「うわ、先輩もしかして剣用の穴を縫い潰しちゃったんですか?」 「んなわけなかろう。見くびるな」 タツマは親指と人差し指でなにかを掴む仕草をし、それを上下させて、 「ちゃんとファスナーだ」 「...」 ショップの窓越しにルーラが店主と会話をしているのが見える。 「それにしてもルーラちゃんって、強いですよねえ。美人だし。見た感じ群島拳術の使い手みたいですけど。いいなぁ...」 いつの間にちゃん付けになったのか知らないが、巡査は惚れ惚れした様子でため息をついた。 たしかに彼女は強い。と言うよりどういう理屈か以前より圧倒的に強くなっていた。今のタツマでは、不意打ちでも勝てないだろう。 メイと同じぐらいか、それ以上か。成長期と言うヤツだろうか。巡査ではないが、羨ましいかぎりだ。 ルーラが、ショーウィンドウ越しに見える二人に気づいて手を振った。 なにかを抱えて扉から出て来る。 「旦さん、店長さんにレコード貰ったとよ!」 「...貰った?」 「店守ったお礼にって言われたとよ」 どちらかと言うとむしろ巻き込まれただけのような気がするが...店主にはあの光景がそう見えたのだろうか。 大事そうにジャケットに入ったレコードを胸に抱えて、無邪気に喜んでいるルーラ。 礼を言う彼女に店主もにこにこして応じている。 「いいなぁ...」 「? お前もあのレコードを狙ってたのか?」 「いいなぁ、ルーラちゃん...」 「...」 右手にレコード盤、左手に買い物籠を提げたルーラがタツマの目の前にやってきた。 あるいは単純に惚れ込まれただけかもしれないな、と独りごちる。 「だが君、レコードプレイヤーなんて持ってないだろう?」 「いいとよ。どーせ、中身は知っとーとよ」 「中身? 君、結局そのレコードには何が入ってるって言うんだ?」 タツマのもっともな疑問に、ルーラは笑顔を更に咲かせてこう叫んだ。 「秘密っ!」
(終わり)
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■2006年11月04日(Sat)
愛を背にして
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 | | 震脚ってなんか地面を踏んづけた反動をため込んで攻撃ってイメージありますけど、八極小架とか見てる限りじゃ踏んづけながら撃ってるみたいな感じですよね。 | | |
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■2006年11月02日(Thu)
ため息警部補と亡霊騎士3
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大きい鉄人形のような全身鎧。 それが長い両刃剣を掲げ、全体重を載せた一撃でタツマを攻撃した。 振り上げた剣が微かに揺らいだ次の瞬間、石畳が爆ぜた。 恐ろしく速い一撃だった。 タツマがそれを避けられたのは、まぐれに近い。 「ほう...今のを躱したか」 重たい胴間声。響いて判じにくいが、男の声だった。 外見は古いが、中身はタツマより一回り上程度の年齢だろう。 甲冑が石畳に埋まった剣を引き抜いて体を持ち上げる。 持ち上がった勢いを殺しきれなかったか、よろめいてショーウィンドウに肘を突いた。重みだけでガラスに亀裂が走る。 悲鳴。 甲冑は両刃の剣を再び大上段に構えようとする。 タツマは剣を抜こうとして舌打ちをし、合わせるように蹴りを放った。 「良い蹴りだ」 ――速い。 甲冑は、それを見計らっていたのか、すっと横に揺れるようにして移動していた。 即座に蹴り足で踏ん張り、向き直るが、遅かった。 長い両刃の剣が、タツマを見下ろしていた。 斬られるという恐怖が、静電気のように全身を伝い、身を震わせる。 錆びた剣だ。切れ味はないに等しいだろう。だが、甲冑の重量から放たれる一撃はそれ以上に破壊力がありそうだ。 「思い切りも踏み込みも充分だった...が、見た目で鈍重と侮ったな」 「...なんなんだお前は」 誰と聞くよりも前にそう言ってしまう。 「我は」 無機質な鉄の塊が、ひどく人間めいた所作で身じろぎする。 鎧は奥底まで暗く、闇色だった。僅かなスリットからは表情すら伺えない。 「我はサントの亡霊! 八万来都の赤剣よ、いざ我と死合え!!」 「亡霊...?」
ピィイイイイ――――!!
笛の音が響いた。 それは、警察官が集合の合図を掛ける為の呼子の音で、 「む、来よったか。群れるだけの犬畜生どもめ」 激しい足音と共に木盾と槍を構えた警官達があらわれ、整然とした動きでアンティークショップを囲む。 と、盾で出来たバリケードをかき分けて人が現れた。 それは、 「あ、先輩。5時間ぶりッス」 捜査一班の巡査だった。ヘルメットを被りメガホンを持っている以外は、先ほどの開襟シャツ姿のままである。 「いやいやいや、相変わらず巻き込まれてますねえ」 「余計なお世話だ。それより説明しろ」 「そいつが、例の通り魔ですよ。一班総出で包囲網まで張ってたってのに、こんなところに普通に居るんだもんなあ。世の中って狭い」 「通り魔? あの連続警官暴行事件か」 「そうですよ。いやいやいや甲冑姿ってこと以外に特徴がなかったから探すの苦労しましたよ。まさかアンティークショップにオブジェのフリをして隠れてるとは、盲点でしたね」 あっけらかんとおでこを叩く巡査。 「捜査一課は馬鹿の集まりか...」 「やだなあ。先輩もこないだまで一課だったじゃないですか。そんなわけで、そいつ捕まえてくださいね。手伝いたいのは山々ですが、その状況じゃ僕ら対処できませんので」 「って、おい。あっさり諦めるな。通り魔はお前らの管轄...」 「我が輩は特に問題ないが」 その言葉と共に殺気が膨らむ。 その殺気に気づかなければ、斬られていたかもしれない。 「勝負だ...八万来都の赤剣よ――」 応援が来て安心しそうになったが、未だ必殺の間合いの中だった。 思わず後じさりしようとして、腕になにか柔らかいものが当たる。 「旦さん...これ以上さがっちゃダメとよ」 「! ルーラ! 君、何を」 彼女は、両手を広げてそこに立ちはだかっていた。 ひび割れているショーウィンドウの前に。 「...まさか、レコードを護ろうとしてるのか?」 ルーラは、剥き出しのレコード盤を背にして頷いた。 「これ以上衝撃が加わったら、硝子が割れてレコードに降り懸かりようよ。そがけん、うっちゃ逃げん...逃げられんとよ」 「...そんなに価値があるのか?」 苦し気な息が漏れる。彼女もまた、斬撃の緊張に圧迫されているのだ。 「価値のあるなしじゃなか。旦さんにはわからんと」 ガラスに罅が入ったときに起った悲鳴。 あの悲鳴は彼女のものだったのか。 「よかと、逃げても。あげな鉄だるま如き、うっちゃがノすっとよ」 強い口調で、彼女はタツマの袖を引く。 まあ、確かに油断さえなければ武芸の腕は彼女の方が秀でている。あながち強がりというわけでもないのだろう。 もっとも、タツマには「これぐらいのピンチ、切り抜けて見せろ」と言われているような気がしたが。 嘆息して、地面を蹴る。 「むっ...この気迫、やる気になったか」 「勘違いするな。これ以上一歩も進ませないと言うだけだ」 「さすが旦さ――旦那様」 ルーラが嬉しそうな声で言った。 その声を背に、タツマは右手を腰の前に出して自然体に構える。 固くはならず、しかし緊張は指先まで張り巡らせて、即座に反応できるように集中を高めていく。 「我が必殺の一撃を退けるというか...それでいい。それでこそ赤き剣よ」 甲冑は勝手に納得した様子だった。 それにしもて随分物言いが古い男だ。 赤き剣は古来の警官が使っていた姓である。 八万来都もサントと言う言葉もそうだ、八万来都は50年以上前のオークノートの異名で、サントは同時期存在していた近隣都市の名前だった。 サントの亡霊――ふと、同居人のパーカ服の少女を思い出す。 (まさかな) 「先輩、ひとついいですか?」 メガホンで巡査が叫んだ。 「――なんだ」 「その人、先輩のお嫁さんですかー?」 緊張していた体が一瞬で脱力する。 「お前な...そんなわけないだろうが」 「だって、いつも眠たそうなタツマ先輩がそんな真剣にかばっちゃてるし。あまつさえ旦那様とか呼ばれてるし。もう聞いてくださいよ、この同僚達のざわめき」 「確かにざわめきはさっきからやたら聞こえるが...俺のせいだったのかよ」 「いや〜美人だなあ、羨ましいなあ。先輩そのまま辻斬られて死んでくださいよ」 「死ぬかっ」 いろいろ納得の行かないモノを感じながら、コートのポケットに左手を置く。 殺気を感じて、とっさに手を挙げ腰を落とす。 「剣は出させん...知っているぞ。その仕掛けも、欠点も。即座には抜けぬのだろう」 別の警官が同じコートを着ていたのだろうか。どうやら、見抜かれているようだった。 確かに、ポケットから剣を引き抜くのには時間が掛かる。慣れれば一秒もかからないだろうが、どちらにしろこの状況を打開できるほどのスピードではない。 「先輩〜馬鹿馬鹿しいって言っておきながら、なんで内側に巻いてるんですかぁ?」 「うるさい。おまえも後輩なら身を挺して斬られるか俺が剣を抜く時間を稼いでから斬られるか斬られるかしてみろ」 「やだなぁ、そんな先輩想いの後輩を守るのが先輩なんじゃないですか」 誰がお前なんか守るか。 メガホンからかかる間伸びた声に呪詛をぼやく。 「覚悟はいいか」 甲冑が、尋ねてきた。 「待つ器量はある癖に、抜かせてはくれないんだな」 「ふん、危機感の無さが招いた結果だ。切り抜けて見せよ」 無慈悲に言い放つ。 声には失望が混じっていた。 「嘆かわしい。紅牙とまで呼ばれた都の番人が、辻斬相手に剣も抜けぬ体たらく。牙の抜けた犬に我は倒せぬ」 至極もっともな意見だったが辻斬には言われたくない。 「剣を降ろせば、この罪だけは不問にしてもいいんだがな」 「下らん。どのみち、この死合いが終われば、あとは朽ちるだけの身よ」 どうやら開き直ってる様子だった。 「なんのために、こんな事をする」 甲冑は、鎧の中でカカと笑った。 「再び牙を与えてやろうと思うただけだ。さすれば、かような馬鹿げたコートを着ることもなくなるだろう」 それは中々魅力的な話だったが。 「あいにく、コイツは新調したてでな」 これから4・5年は付き合う予定だってのに、デザイン変更なんてされたら立つ瀬がない。 その軽口を最後に、言葉が止んだ。 夕日が沈んでいく。 固唾を呑んで見守る、警官達。その後ろにギャラリーもいるようだ。 沈黙。目の前の鎧の鉄が呼吸で僅かに軋む。その音が耳に痛い。 斬撃の予感が、圧力となってタツマを威迫していた。 | Replay
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■2006年10月31日(Tue)
ため息警部補と亡霊騎士2
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雄月が目立ってきた。 夕刻である。 暮れなずむ夕日が、商店街を赤く塗りつぶしている。 街路樹の木の葉が風に揺れて落ちた。 夏ももうすぐで終わりだろうか。 オークノートでも指折りの商店街、ロングテイル通り。 考え事をすれば一瞬で終わる道のりを、タツマはつらつらと歩いていた。 古い店と真新しいビルが並ぶ歯の欠けた櫛のような不連続な街並み、その不連続がどこかリズミカルでもある。 ぼんやり歩くだけでなにやら軽快な音楽に触れているような、そんな賑やかな街だが、警察関係者からすればいろいろ頭の痛くなる街でもあった。 と、対抗する歩行者がタツマの方を向いて驚いた顔をした。 「?」 いや、自分ではない。自分の後ろを見て驚いているのだ。 なにごとかと振り向くと、そこにメイドがいた。 大仰な鎧甲冑が店先に立つアンティークショップ。 そのショーウィンドウにメイド服を着た少女がかじりついている。 「...君は」 「おや旦那様」 ショーウィンドウのガラスに映ったのを見たのか、少女――ルーラ・ループがくるりと振りかえる。フレアスカートが少しだけ浮き上がった。 手には芋が顔を出している買い物袋。 「買い物帰りか。というか、君はいつもその格好なのか?」 アンディークショップにメードという構図に、どこか調和を感じてしまう。 ふと、あの歩行者は一体どれに驚いたのだろうと考える。調和か、それとも不調和か。 「むう、別におかしくなかとよ。こん方が魚屋さんとかも割り引いてくれるし、受けるっとよ?」 口を尖らせ上目づかいで、ルーラは言い返す。 「旦さんこそたいがいめかしこんどるとよ。そんコート、いつん間にけったと?」 「けった?」 「け、う。あ〜買ったんよ?」 やにわに今日の出来事を思い出して、うんざりする。 説明する気になれず、ショーウィンドウを見た。 そこに並ぶのは、 「レコード盤」だった。珍しくて軽く驚いた。 「そうね」 骨董品屋でもまず置いていない類の品だ。 死に筋商品通りなどと名を持つ街道だけあって、この商店街は一風変わった商品を扱う店が多い。アンティークショップもその類に漏れることがないのだろう。 「君、懐古機器の趣味があるのか」 「旦さん、そん言い方は失礼っとよ。ミステリマニアに「読書が趣味なん?」て聞いとーと同じっとよ」 眼を細めて、貴重な宝に触れるかのようにガラスに手を載せる。 その喩えは解らなかったが... どうやら彼女は、陳列されたレコード盤の価値が解る人間らしい。 ――レコード。 災禍の時代の初めに生まれ消え去った技術。 消え去った理由は至極単純で、後期に生まれた情報記憶媒体に取って代わられたのだ。 災禍の時代の数年のみに栄えた短命の技術機器、それがレコードだった。 「価値があるのか?」 「難しいとねぇ」 黒い艶を持った年輪のような円盤を凝視しながらルーラは唸る。 その眼光は普段見せることのない鋭さだった。 「レーベルは偽造できるとぉし、中身なんて聞いてみんとわからんばってん、聞けば価値が下がりよぉし...クラシックのレーベルなのに政見放送が入ってたとかそんな詐欺は茶飯ごとっとよ。骨董のプロでも扱いには苦慮しとると」 スラスラと答える。 さすがは元泥棒と言うところか。 「まあ、うっちゃの見立てじゃロクなものは置いとらんとよ。劣化も激しそうっと。 それに、いくら“災禍の時代”ゆーとーとも、ん百年前の音楽媒体なんて趣味にするには時代が古すぎるっとよ。古代土器みたいなモンで値が付けるのも難しい言う意見もあるっとよ。まぁ、中身はそれを覆しよーレベルのお宝が多いのも事実っとばってけれどもね」 いつの間にか、ルーラの講義が続いている。 ばってけれどもとはなんだろうと思いつつも、タツマはそれを聞いていた。 アンティークショップで、骨董品の講釈をするメイド服を着た少女。 その横では剣を地面に立てる騎士の甲冑。 そこだけ時代が巻き戻ったかのようではあった。講義は続く。 「戦乱の時代は、なにも戦いだけが急進歩したわけじゃなかと。文化もまた燃えて散る花火のごたぁシュン烈さだったとよ。 便利さに負けて残らんかっとーとばっ...残らなかったけど、レコードもこんレコードん中にある曲とかも、普通の時代に生まれとったら、どえらい流行になっとったはずっとよ」 「なるほどな」 レコードという技術も峻烈ならば、そのレコードに記録された音もまた峻烈だったということだろう。新しいレコード盤が発見される度に、この国の音楽観ががらりと変わると言う話を聞いたことがあった。 「そう。燃え尽きる前んロウソクのごとく、ありとあらゆる文化が輝いとった時代。それが災禍ん時代とよ。旦さんのコートのデザインよーも、英雄「混��のシル=マリル」の服装をそんままパチったもんとよ?」 「そう...なのか?」 六銃の一人シルマリル。確かに彼女は小説の挿絵などでも現代でも通用しそうな軍用コートを着ていたが。 「実用性重視の警察官が今なおそのデザインを使っている。そんだけで十分すごかことっとよ...あ〜なんね話がズレとっとよね。他に聞きたかことあっとーやなかと?」 「ああ、」 結局なぜレコード盤に見取れていたのかを聞きそびれていたが、存外ルーラの講義が楽しかったので忘れていた。 「――今日の飯はなんだ?」 いきなりな質問に、ルーラは眼をぱちくりさせて芋の入った買い物袋を見た。 「湯豆腐っとよ」 芋はなんに使うのだろうか。 と、 「警察官...だと?」 鉄バケツを被って叫んだかのような声。その声と同時に、 ギギギギ――と文字にするならそんな音が鳴った。 まるで錆びた甲冑が動くかのような。 「ぎょ」 と言ってルーラがバックステップする。 太ももの辺りを触ったが、ヌンチャクは取り上げられていたことを思い出したのかスカートをぽんと叩くだけだった。 タツマも、既にそれから離れている。 店先に飾られていた、錆びた甲冑。 それが――やはり同様に錆びている剣を振り上げてタツマに襲いかかってきた。
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■2006年10月31日(Tue)
今週の斬
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アニメ「斬」OP
すげええぇ 金蔵軍団とかまひろの位置にいるブスとか、パロディのリスペクトレベルが高い。
今週の斬 ぶっ殺すってことだよぉ 月島さんは一体誰になら勝てるんだろう...
剣舞さんはエクゼキューショナー刀でした。 「剣舞...研無刀と似ている」 とか意味不明のボケしてくれんだろうか。
刺々森と貫木の掛け合いが良かったです。 最後の挟み撃ちの構図は展開が読めないなあ | | |
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■2006年10月29日(Sun)
ため息警部補と亡霊騎士1
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「じゃあ、その泥棒の女の子、先輩の家に住むことになったんですか?」 「家というか、アパートメントだがな」 オーク市警刑事課犯罪捜査係一班班室。 居並ぶデスクに書類の山。ところどころ消えた蛍光灯に曇った窓ガラスと古ぼけたオフィスの様な佇まいだが、その実オークノート警察の最重要捜査機関でもある。 もっとも、今は留守番役を残して全員出払っているが。 特別非常勤のタツマがなぜその班室にいるかというと、特別非常勤には班室があてがわれてないため、この班室の一つを職場として間借りしているからであった。 暫定的な処置ではあるが、単に転属前の職場をそのまま使わせて貰っているというだけでもある。
地下の一室に放り込まれるよりいくらかマシだが、心寒いことには代わりがない。
そんなタツマは、ひとかかえほどの紙袋を開封していた。話し相手をしているのは留守番役の捜査一班の巡査で元部下でもある。 「先輩」などと不適切な呼称でタツマのことを呼ぶこの巡査は、その実同じ警察学校を卒業した後輩でもあった。年齢はタツマより一つ年下、テーブルに足を投げ打ち見るからに軽薄な雰囲気を出している。 「先輩のアパートってどんどん女の子増えていきますよね」 「...まあ、そうだな」 特には取り合わずに、ガムテープをひっペがす。 剥がしたテープがアイロンの効いた真っ白な開襟シャツの袖に張り付いた。 巡査はふうんと頷いて、 「羨ましいなあ。オレも出会いが欲しい〜」 「保護観察対象が二人に増えただけだ。羨ましいもんか」 「あ〜! オレもシャツとか洗濯してもらいてえぇええ!」 と、機嫌良く包装を解いていたタツマの指が止まった。 長い沈黙。 巡査は突然動きを止めたタツマを横目で確かめてから、言葉を続けた。 「シャツなんて三枚一日おきのローテーションで日曜に纏めて洗ってたあの先輩が、さらにはアイロンなんて月に一度かければましな方だった先輩がですよ。そんな先輩がいきなり毎日アイロンまで効いた真っ白なシャツ。いいなあ。いやいや羨ましい」 巡査は心底羨ましそうに天を仰いだ。仰いだところであるのは蛍光灯だけだが。 タツマはしばし無言を取ったあと、のっそりと紙袋の開封を再開した。 「...なにか誤解があるようだが、」 「いやいやいやいや、誤解も何も、他にもいろいろあるんですよねぇ。最近食堂に姿を現さなくなったとか、やたら手の込んだ弁当を持参するようになったとか、帰宅がいつにも増して早くなったとか。こりゃあどこぞ身の回りの世話をやいてくれる良い人が現れたに違いない、って、めざとい女性署員はこの噂で持ちきりでさぁ。ついにあの朴念仁にも春が来たもんかと署内は上を下への大騒ぎ。相手は一体誰なんだ? まさかこの前一緒にいたあのパーカを着た少女?? まさか???」 「いや、流石にアレには無理だろう」 十五も満たない少女と噂されるのもたいがいだが、あのネクロマンサーに洗濯などする甲斐性があるようにはとても思えない。 「てことはやっぱりそのルーラって女の子が洗濯してくれてるんですね」 なおも食い下がる巡査。ほとんど誘導尋問である。軽口混じりだが、その辺は捜査一班だった。 あきらめて、ため息をつくタツマ。 「...まあ、シャツの仕事はその通りだがな。そんな色気づいた話じゃないぞ」 現在のルーラは大家の厚意もあって下宿の家事手伝いをしている。 職を見つけるまでのアルバイトで、はじめは掃除だけだった――のだが、その仕事ぶりがあまりにも完璧だったので、その他の家事も一挙に引き受けることとなったのだった。 「そんなに凄いんですか?」 「まあ、ベテランの家政婦並にはしっかりしてるさ。職業柄、家事全般は大抵マスターしたって話だが」 「職業って...泥棒ですよね」 メイドとして潜入し屋敷の情報を入手するというルーラの手口を知らない巡査は、家事と盗みに関連性を見いだせずに首を捻った。 ともあれ、彼女の働きによってタツマは洗濯に加えて当番制だった掃除や料理などの面倒からも脱出できたのだった。 嘆息する。 「まあ、その分ちゃっかり家賃が上がったがな」 「先輩って警部補なのにつくづく貧乏ですよね。独り身なのに。散財が多いんですよ」 余計なお世話だと胸中で独りごちながら、タツマは紙袋からその散財の塊を取り出した。 「あ、コート新調したんですか?」 巡査がデスクから足を上げ新品のコートを掲げるタツマへと近寄る。 新品とは言えただのコートの筈だが、なぜか興味を引いた様子だった。 「いいなあ、新作。今年からデザインが一新されてるんですよねぇ。俺も新調しようかな」 「別にしたくてしたわけじゃないんだが」 一回では払いきれずにローンを残してしまったタツマは、気持ちの重いままコートを羽織った。 膝まですっぽり隠れるダブルのコート。 色は暗い灰緑の革色だが、色の名前に反して生地はギャバジンである。 「...軽いな」 「あ〜。たしか鑢地を無くしたんですよね。アレ不評だったからなあ。ゴワゴワするし、たまにシャツが引っかかるし」 鑢地とは警察仕様のコートの裏地に張られた摩擦の強い生地のことで、対象に被せることで服や髪を絡め取って動きを阻害する効果がある。 捕縛帯の代わりに用いるためにあるのだが、評判は――特に若い人間の間では、あまりいいとは言えない。 「生地が引っかかるのはお前が猫背だからだ。きちんと背筋を伸ばしてたらそうならないように造られてるはずだぞ」 「でも最近じゃ使わないじゃないですか。対人戦闘なんて滅多にないし、あったとしても使う暇なんてないしで役に立たないっすよ」 その役に立たないと不評の生地に、つい最近、命を助けられたのだが。 まあ、抜剣しただけで市民に悪影響だと報告書を書かなきゃならないこのご時世。コートの裏に隠し武器だなんて流行らないのだろう。 附属の帯剣用ベルトをコートに通しながらそんなことを考えていると、左腰のポケットが妙に大きいことに気づいた。 「なんだこれは?」 以前のデザインにはなかったものだ。 「ああ、それは確か抜剣用のポケットですよ。広報にそう書いてあったっすよ」 広報とは、広報部の掲示板新聞のことだろう。堅い警察内部の新聞のくせにゴシップ記事もあったりするのが侮れない。 ともあれ。タツマは呆れ混じりにポケットを見下ろす。 「抜剣用...ねぇ。用途はわからないでもないが」 と、おもむろに剣をズボンの剣帯に装着する。 剣を覆うようにコートを閉じると、剣はすっぽりとコートの内に収まって見えなくなった。ベルトを締めても同様だった。 「へぇ。シルエットじゃ帯剣してるって解らないッスね。工夫してるなあ」 「馬鹿馬鹿しい、ベルトにぶら下げるなり剣帯を巻くなりすれば十分じゃないか」 どうやら、このコートは内側に帯剣をしても邪魔にならないようにデザインされているらしい。このポケットもその為のギミックだろう。取り出しポケットとでも名付けるべきか。 「やぁでも、剣って寒さに弱いですし、それにあんまり剣を見せびらかすってのは近隣住民を必要以上にうんぬんとか広報で言ってましたし」 「お前は広報に毒されすぎだ」 ベルト式の留め具が付いた複雑なポケットを開くと、中も底の空いたポケットのようになっていた。 うさんくさく思いながらも穴に手を突っ込む。 探り当てるのに時間が掛かったが、抜刀自体はスムーズだった。ポケットを必要以上に大きく取っているだけあって、引っかかるようなこともない。 「馬鹿馬鹿しい」 もう一度、タツマはため息をついた。 「単なる穴の開いたポケットじゃないか。底を縫い止めた方がまだ役に立つだろう」 納刀しようと思ったが、ポケットから戻すのは難しそうだった。納刀に関しては最初から考慮に入れられていないのだろう。 「やーでも、いくら平和な世の中だからってコート着たせいで抜刀できないなんてなったら笑いものですしぃ。仕方ないんじゃないっすか?」 ボタンを開くタツマに、苦笑する巡査。 「つい最近の、ほらあれ。連続警察官襲撃事件とかもそう言う警官の平和ボケが未だ犯人を捕まえられない原因なのではないか、とか広報でもどえらい叩かれてましたし」 確かにその事件は聞き及んではいるが、先ほどの戦う事なんて無いという意見と矛盾しているじゃないかと内心で呟いた。 「馬鹿言うなよな、お前まで」 タツマは平和ボケを憂うよりも、情けなくなってため息をつくのだった。 | | |
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