医師会認定健康スポーツ医の講習を受けていて次のような話を聞きました。現在では内科患者の約3分の1はストレス病と言われているそうです。そしてストレスを受けやすい人にはある共通した特徴があるというのです。それは、 1. 錦(にしき)の御旗(みはた)をもっている… この三つがそろえば実に90%の人はストレス病になるそうです。私はこれを聞いていて不妊症の患者さんのなかに当てはまる方が多いと感じました。すなわち、 1. 自分は妊娠しなければならないと考えている。 こういった患者さんのお気持ちは痛いほどわかるのですが、一方でストレスはまた不妊の原因とも言われています。ところがスポーツを始めると例えば勝敗を左右する試合の流れといったものや勝負における運の存在など、努力や実力だけではどうしようもないこともある、ということを実感します。それにより、〜すべきであるという考え方から、〜だったらいいのになあ、という考え方に気持ちが変化するというのです。また運動をすると自ずと心が開いてきますし、運動そのものはまた楽しみごとでもあります。 |
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