大露天風呂の入口(食事処と土産売店がある。

女性用の大露天風呂(プースケさん撮影)

データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
住 所 和歌山県田辺市本宮町渡瀬45−1
電 話 0735−42−1185
交通機関 五條市から国道168・311号線で約115km
阪和自動車道南紀田辺ICから国道311号線で約65km
新宮市街から国道168・311号線で約40km
施 設 食事処、喫茶、休憩室、売店、駐車場(200台)
宿 泊 「ささゆり」「やまゆり」「姫ゆり」合計で59室
ホテルささゆり :18,900円〜
ホテルやまゆり、ホテルひめゆりはささゆりより概して低料金(詳細は下記HP参照)
泉 質 ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉(重曹泉)   
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 6時〜22時 (受付は21時30分まで) 
定休日 無休
入浴料金 大人 700円 小人(小学生〜3歳 )350円
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1(露天風呂の浴槽数は4〜5ヶ所)貸しきり露天風呂4
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー(内湯にのみ設置)
観光スポット 熊野本宮大社、熊野古道、瀞峡(ウォータージェット)白浜、那智勝浦(熊野那智大社・那智の滝・青岸渡寺)、熊野早速大社
お土産・食事 食事・土産は施設内で取るのがベター(周辺に食事処無し)
地域の特産・料理としては、音無茶、栄香梅、ぼたん鍋、あまご酒、めはり寿司等
近くの温泉 湯の峰温泉川湯温泉、熊野川温泉、十津川温泉上湯温泉雲取温泉湯の口温泉入鹿温泉上小野温泉奥熊野温泉
田辺市HP
本宮町観光協会HP

渡瀬温泉HP
http://www.city.tanabe.lg.jp/
http://www.hongu.jp/
http://www.watarase-onsen.jp/
雑記帳 私は、白浜南紀勝浦・本宮温泉郷を温泉ゴールデントライアングルと密かに名づけている。
火山地帯でもないのに、なぜ高温泉が湧出するのか不思議だ。一説によると地下深くのプレートの動きが影響している、と言われている。
第2改訂版 2009.2.
西日本一大きいと称する露天風呂が売り物の「わたらせ(渡瀬)温泉」。
温泉サイト仲間のプースケさん(福岡県在住)をご案内して湯の峰温泉に宿泊、翌朝、「あづまや」をチェックアウトしてすぐにここに立ち寄った(3回目の入浴)。
施設名を「ささゆり」としたが、正確には「やまゆり」と「ひめゆり」を加えて3つ並べないといけない。

風呂はささゆりに宿泊者専用の風呂があるが、売り物は3館から少し離れた所にある大露天風呂だ。
日帰り入浴を積極的に受け入れていて、早朝6時から入浴できる(大人700円)。

露天風呂へは敷地内の中央、暖簾がかかっている茶店風の建物から入る。
ここには休憩所を兼ねた食事処と土産物屋がある。

男性用は、内湯から湯に浸かったまま移動できる大型の露天風呂と庭園風に設計された敷地内に4つの中小の露天風呂がある。
これらの風呂を合計した面積はかなり広く、謳い文句の西日本一の規模は満更誇大ではないが、単独の風呂としては玉造温泉長楽園(島根県)の方が大きい。
(冬季限定の川湯温泉・仙人風呂を除く)。

周囲は垣根が巡らされているので、入浴したままでは展望はきかないが、敷地が広いので閉塞感はまったく感じられない。
意図的だろうか、湯船によって温度差があるので、自分の好きな風呂を選んでゆったりと入浴できるのが嬉しい。

大露天風呂の他に、大きな貸し切りの露天風呂が4つあるが、立ち寄り湯で利用できるかどうかは確認しなかった。

温泉は自家源泉、以前はかけ流しであった記憶があるが、最新のガイドブックによれば、加水・加温の上、「循環・かけ流し併用型」、あるいは「一部の風呂がかけ流し」のマークがついている。

泉質は透明なナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉だが、重曹泉特有のぬるぬる感はあまり感じられない。
歴史に彩られた古湯で温泉情緒たっぷりの湯の峰温泉、冬季に川を堰き止めて設けられる露天風呂(仙人風呂)で有名な川湯温泉、そして西日本最大級の露天風呂を有するわたらせ(渡瀬)温泉。

これら3つの温泉へは、奈良県五條市から十津川村経由で3時間。
白浜から1時間半、新宮市からでも1時間ほどかかる。
大都市の大阪・名古屋からは1日がかりになってしまう。
2005年5月1日付けで、東牟婁郡本宮町は、太平洋側の田辺市を核に龍神村、中辺路町、大塔村とともに合併した。

本宮町にあって国道168号線沿いに鎮座する熊野本宮大社、それに新宮市の熊野速玉大社、那智勝浦町の熊野那智大社を総称して熊野三山という。

12世紀の平安時代後期から熊野三山信仰が高まり、貴族から庶民に至るまで多数の人がぞろぞろと熊野路を歩いたので、その様子を「蟻の熊野詣で」と表現した。

今般の世界遺産登録(紀伊山地の霊場と参詣道)に伴い、中高年を中心にこの熊野路を辿るのが人気を呼んでいて、歴史と信仰にいろどられた古道に人が途切れることがない。

本宮町には3つのタイプが異なる温泉、湯の峰温泉川湯温泉・わたらせ(渡瀬)温泉があり、これらを纏めて本宮温泉郷と称している。


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女性用の内湯(プースケさん撮影)

男性用の内湯、そのまま露天風呂に繋がっている。

雨・雪の日はこれを使用。
(プースケさん撮影。これを被って入浴しセルフ撮りをされたそうだが、残念ながら未入手。)


わたらせ温泉は、川湯温泉から車で2分、湯の峰温泉へは10分足らずの距離、浅い山並を縫って流れる四村川が造った河岸にある。

敷地内にはホテルささゆり(20室)・やまゆり(19室)・ひめゆり(9室)の宿泊料金部屋タイプが異なる三つのホテルがある(詳細は下記HP参照)。

これらは関西を中心
にホームセンターを展開、東京株式第一部にも上場しているコーナングループが経営している。

特別室は別として、宿泊料金は一番安いひめゆりの12、000円前後からささゆりの22、000円前後まで、幅広い価格帯なので予算に応じてホテル・部屋を選ぶことができる。

男性用の大露天風呂


熊野本宮大社
温泉名 : わたらせ(渡瀬)温泉
わたらせ温泉 ホテルささゆり (和歌山県)

右上の写真と文言をご覧になったプースケさんが、その写真を掲示板に貼り付けてくださった。感謝。

所在地 : 田辺市本宮町
ホテルささゆりから吊橋を渡って大露天風呂へ
ホテルやまゆり
施設名 : ホテルささゆり  (最終入浴:2008.10.22)