所在地:熊野市紀和町  (旧)南牟婁郡紀和町湯ノ口

温泉名:湯ノ口温泉

住 所 三重県熊野市紀和町湯ノ口10番地
(旧)三重県南牟婁郡紀和町湯ノ口10
電 話 05979−7−1126
交通機関 奈良県五條市から国道168号線を南下、熊野川町宮井から国道169・311号線で約130km
伊勢自動車道勢和多気IC
から国道42・311号線で約110km
JR紀勢本線新宮駅からタクシーで約40分
施 設 休憩コーナー、売店  駐車場(50台)
宿泊施設 バンガロー1棟(6畳寝具3組で6,000円)、コテージ(寝具10組で26,000円)、ロッジ(大人2名1泊素泊まりで11,000円他)・・・・すべて自炊
泉 質 ナトリウム・カルシウム塩化物泉(泉温46.2℃ 無色透明、230リットル/分)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9時〜21時(入場は20時30分まで)  
定休日 無休
入浴料金 大人300円、小人(0才〜中学生)100円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、個室浴場(1〜2人用)1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 瀞峡、丸山千枚田、布引の滝
お土産・食事 食事、土産は途中の入鹿温泉瀞流荘で可能
近くの温泉 入鹿温泉、おくとろ温泉、熊野川温泉、湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉
熊野市HP
湯ノ口温泉HP
http://www.city.kumano.mie.jp/
http://www.ztv.ne.jp/irukaspa/yumotosansou/index.html
雑記帳 トロッコ電車利用で行く秘湯ということで、かねてから行きたかった「湯ノ口温泉」であったが、自宅からあまりにも遠く、また難路が予想されたので日帰り行は躊躇していた。今回、これも頭に入れて湯の峰温泉に宿泊、ようやく念願が叶った。
施設名:湯元山荘湯ノ口温泉 (入浴:2003.12.16 第2回入浴:2004.4.16)
湯元山荘湯ノ口温泉 (三重県)
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
湯の口温泉は、関西では珍しく温泉の本来の姿である湯治を目的とした施設である。

宿泊施設はあるが、食事を供す部屋はなくて、すべて低料金で長期宿泊が可能な自炊棟である。
母屋はかなり年月を経た木造の素朴な建物で、小さな休憩室と手狭な受付が同居、ここで入浴料を支払い、奥の温泉棟に進む。

館内には昭和54年と平成3年の温泉分析表が2つかかっていた。
推測するに以前の源泉が枯渇してきたので新しくボーリング(1,500m)したのではなかろうか。ガイドブックでは平成3年の泉質が掲載されている。

内湯は7〜8人ほど入れる長方形、湯舟の周囲は銘柄のものでなく、河原で拾ってきたような素っ気無い石で囲ってあり、これがかえって秘湯に相応しい雰囲気を醸し出している。露天風呂は大小の岩石が積まれた中規模のものだった。

設計から見ると露天風呂はどこでも見られる形なので、最近建造されたのかもしれない。湯は若干の塩分を含む無色透明な湯であった。

露天風呂の湯はぬるめで心地よく、尾鷲市から来たという年配の男性と話が弾んだ。
奥様が転倒して足を痛めたので、週に2回、1時間20分ほどかけて湯治にやってくるとのことだった。
前日、五條市から国道168号線で十津川村に向かい、湯泉地温泉で入浴、関西一の温泉(掛け流し+泉質)の呼び声が高い「湯の峰温泉」に宿泊した。

翌日、冬季間だけ設けられ全国的に知られた「川湯温泉」の巨大露天風呂(仙人風呂)の写真を撮影。
その後南下して169号線・311号線を利用して関西を代表する秘湯であり、トロッコ列車で連絡されている「湯の口温泉」に向かった。

ここに行く途中、道を間違えて国道169号線のままで北山村に向かって進んでしまい、ガードレールのない断崖の道、それもすれ違いが出来ない隘路で対向のトラックと2回お見合い、避難場所までバックを余儀なくされた。1人のトラックの運転手から、泰然自若としていた家内に向かって「カアチャン、窓開けて左見てないと崖から落ちるぞ」と注意されるほど、よたよたとバック、冷や汗をかいた。

湯の口温泉へは、その手前にある立派な町営の「入鹿温泉瀞流荘」からトロッコ列車が接続しているので、ここで車を止めて利用するのも面白い。
湯ノ口温泉は、すぐれた泉質と豊富な湯量を誇る温泉として、環境庁より国民保養温泉地の指定を受けている。宿泊施設はバンガローとコテージがある。
(旧)紀和町は、昭和30年3月、西山・入鹿・上川の3村合併を期に、将来紀南の中心として一致和合発展するとい願いを込めて「紀和町」と名付けられた。

人口は1,700人余り、三重県南部、和歌山県との県境に位置し、吉野熊野国立公園の景勝地「瀞峡」や「湯ノ口温泉」「入鹿温泉」、「丸山千枚田」などを観光資源とする豊かな自然に恵まれた町である。

紀和町、311号線から山北川を望む
入鹿温泉と湯ノ口温泉を結ぶトロッコ列車(入鹿温泉で撮影)
時代を経た木造の本館
秘湯の雰囲気タップリの素朴な内湯
大きな石を配置した中型の露天風呂。尾鷲市から来られた方と温泉談義
すれ違いが出来ない169号選
入鹿温泉参照
一部