所在地:西牟婁郡中辺路町

温泉名:上小野(かみこの)温泉
住 所 西牟婁郡中辺路町近露260
電 話 0739−65−0678
交通機関 阪和自動車道みなべ(南部)ICからR42・311で約50km
JRきのくに線紀伊田辺駅から龍神バス本宮大社前行バスで1時間、近露王子下車、徒歩3分
施 設(日帰り) 休憩コーナー、売店、駐車場(100台) 
宿 泊 隣接の「民宿 ちかつゆ」利用
泉 質 ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉  (PH8.1 泉温25.3度)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 10〜21時  
定休日 無休
入浴料金 大人500円 小学生200円
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー
観光スポット 熊野古道、熊野本宮大社、瀞峡
お土産・食事 施設内に売店有り
食事は隣接の民宿・ちかつゆで可(要予約)
近くの温泉 奥熊野温泉、川湯温泉、渡瀬温泉、湯の峰温泉、熊野川温泉、龍神温泉
中辺路町HP
ひすいの湯HP
http://www.aikis.or.jp/~nakahech/
http://www2.w-shokokai.or.jp/nakahechi/jigyosyo/kamikono/
雑記帳 本宮町に鎮座する熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社、那智勝浦町の熊野那智大社を総称して熊野三山という。12世紀の平安時代後期から熊野三山信仰が高まり、貴族から庶民に至るまで多数の人がぞろぞろと熊野路を歩いたので、その様子を「蟻の熊野詣で」と表現した。
施設名:上小野温泉ひすいの湯 (入浴:2004.4.15)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
上小野温泉 ひすいの湯 (和歌山県)
中辺路(なかへち)町は紀伊半島の南部、和歌山県のほぼ中央に位置し、日置川の流域に広がる緑豊かな町だ。町域の大部分は山地で、東は本宮町、西は田辺市、南は大塔村、北は龍神村に隣接している。
町の名は、昔の熊野三山(本宮、新宮、那智)への信仰の道として栄えた熊野古道「中辺路街道」に由来している。町内にある滝尻王子は、富田川に石船川が合流する地点にあり、熊野九十九王子のうちでも重要なところとされていて、熊野参りをする人々は、ここの川で身を清めて王子社に参拝した。
奥熊野温泉参照)                         
温泉前を流れる日置川
国道311号線は白浜方面から本宮町を経由して三重県熊野市に至る。途中、熊野本宮大社や三つの個性が異なる温泉(湯の峰・川湯・渡瀬)がある本宮町までの山間の道は、片側一車線(両側で二車線)のよく整備され、交通量も少なく快適なドライブが楽しめる。道を進むと、左右に「滝尻王子」「牛馬童子」「湯川王子」といった熊野古道への上り口を示す道標が次々と現われてくる。
二つの温泉がある「中辺路町近露」にも、滝尻に次ぐ準五体王子として、熊野参詣道中、最も早く設けられた近露王子がある。
白浜方面から「道の駅熊野古道中辺路」を通り過ぎて間もなく、案内看板に従がって左折、明るく開けた段丘に村落が広がり、その中央を流れる日置川畔にこじんまりした奥熊野温泉が佇んでいた。。
ガイドブックに「女性の黒髪が光沢を放つというやわらかな湯は、循環なしのオーバーフロー式で新鮮そのもの」という記述があった。この一言に惹かれてやってきた「ひすいの湯」は、広い河川敷の日置川を眼前にするのどかな丘陵地帯の一角にあった。
簡素な湯小屋にはタイル製の浴室、5〜6人が入れる湯舟からは、地下600mから汲み上げる無色透明、含食塩・重曹泉のやわらかな湯があふれ出ていた。

閉まっていた窓を開けると目の前に清流が流れ、浴室に入ってきて涼風は湯上りにまことに心地よかった。
湯小屋前の建物には休憩コーナーと土産物コーナーがある。
ここで、ご親切にもお茶をだしでくれた木下さんから地元や温泉のことについてお話いただき、思わぬ長居をしてしまった。
熊野古道の最難関、熊野本宮大社から熊野那智大社に至る行程を二日かけて歩く男女4人のアッシー役として参加した私は、皆が汗をかきながら難行苦行をしている間に、愛車でその周辺の温泉地を周った。(^_^;)
段丘に広がる中辺路近路の村落
ここに来た客の中で、素朴な湯小屋・浴室だけを見て、帰ってしまう人がいるとか。馬鹿(関西では、アホ)な人がいるものだ! 関西圏の温泉に数多く浸かったが、源泉掛け流しはそう多くない。関西では掛け流しは貴重なのだ