徒然ぶちまけ日記

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■2005年02月22日(火)  戦場に咲いて散るか、徒花よ。
さくっとデトネっとく? なRPG 
 あ〜ラクウェルいいわ〜。
 今回声出るのか〜、おおっジャンプしてる!
 アクセラレーターかっけえー
 体感時間1/4! そうきたか!! 燃えるぅ”

 そんなわけで、ワイルドアームズは毎回全肯定なわけです。
 サードが一番好きだったりするんですが、今回それを抜いてくれるか楽しみ楽しみ。

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 どこをどう曲がったのか知らないが、たどり着いた場所は例の公園だった。
 昨日の噴水で髪と顔を洗う。ついでに傷も洗う。荷物からタオルを取り出して拭いた。
 それからゴムでざっと纏めて縛る。
 普段の有様を取り戻すと、ずいぶんと落ち着きを取り戻したようだった。現金なもので腹が減ってくる。
 ベンチに戻ると、そこにはサンドイッチと青色のジュースが置いてあった。
「どうだ、ちっとは反省したか?」
 ジェイクが焼き鳥を食っていた。おごりだろうか。サンドイッチを一気にほおばり得体の知れないジュースで飲み込む。
「...したね。後悔なんてできないけど」
「しとけしとけ、若いうちは悔やんどけ。年をとったら死ぬまで開き直るしかできなくなるんだからな」
 そんなものだろうか。
 ジェイクがおごってくれた炭酸ドリンクは海の香りがした。
 甘い潮の味と言うか、妙な飲み物だ。
「いろいろ聞きたいんだけど」
「ああ、その飲み物はブルールゥつう南国の飲み物だ。ま、青いのは着色料なんだが、山育ちのお前さんには珍しいだろ?」
「海ぐらい言ったことあるわい。けどまあ、珍しいね。へんな味」
 と、和んでいる場合じゃないのだ。
「っじゃなくて、ウチが聞きたいのは、あの後の話だ」
 ブルールゥを一気に飲み干す。
「むせるぞ。炭酸きついだろ」
「っごほ。いいから、話を聞かせろ! あの後、どうなったんだよ」
「どの後だよ」
「宿屋の親父がツッコんできた後だ! それに、何故ウチと荷物は無事だったんだ?」
 ジェイクは急かすシャアラに、「そうだな」 と少しシブい顔をした。
「まあ、それはおいおい離すとして。そろそろ準備した方がいいぞ?」
「...何を?」
 何故かニヒルに笑われた。ぜんぜん似合っていない。
「帰り支度さ。まさか補充もしないままで山越えられる、なんて思っちゃいないだろ」

(『ワイルド・ディキシィ』)

■2005年02月21日(月)  その身に刻れ!!
 ラジアータストーリー両エピソードクリア。
 あいかわらずトライエースのシナリオは支離滅裂だ。
 人間編のヒロインはアディーナでした。途中までサイネリアだったのになぁ。

 そうそう、ラジアータでは隠れキャラとしてヴァルキリー(レナス) が仲間になります。
「一緒に逝きましょう」
「...いや初対面で逝こうって」
 ジャックのツッコミが光るw
 久々にニーべルン・ヴァレスティやらモーメントスライドやら見させてもらえて、ちょいほくほくしています。けどなにも、
「その身に刻れ!」 まで再現しやんでも。
冬馬さん怒らないだろうか。

 ジャックと言う主人公は自分の中ではワリと好印象でした。等身大と言うかなんと言うか。ツッコミがうまいのもポイント高し。
 妙にイヤミったらしい笑みをするのも、面白かった。
 しかしまあ、アービトレイターすら抜けない人間編は一切成長してないと言うか、バッドエンド以外の何モノでもないなぁ。
 真のエンディングを信じたくなるファンの気持ちもわからんでもない。
 トライエースだけにやたら厳しい条件だったりして。

 150人ぐらいいる仲間も個性派ぞろいでいい感じです。
 妖精はちょっと個性ないけど、その分人間側が面白い。思わず24時間密着取材したキャラが何人かいたり。
 ちなみにお気に入りは、サイネリアとアディーナ。んで、エルフのギル。
人間編のクロスのへたれっぷりも好きだなあ。

 個人的にはジャックの騎士団時代のエピソードをもう少し増やしてほしかったのですが、まあ十分楽しめました。次はWA4かな。
 
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 臭い。何の臭いだ...?
 わかった。これは、
「くさやの臭いだ?」
「待て、それは待て頼むから待て」
 背負われていた。背負われて街の中を歩いていた。
「そしてくさやの臭いは私を背負う男からのものだった」
「いや、待て待て聞こえてるから心の声」
「さてはエスパー」
「おのれが寝ぼけとるだけじゃあ!」
 若い声だった。若い声なのだが親父臭がひどい。
「なんだ、てことはジェイクか」
「おおぉい! 今、何に“てことは”って言葉使った!!?
 どんな罵詈雑言を略した、その真っ黒な腹の内で!!」
 別に腹黒じゃないわい。
 頭がボンヤリと状況を思い出す。周りは見たことがない区域だった。
 もう夕方らしく、店じまいをする雑貨屋やらテントを畳む屋台やらが見える。
...とりあえず、例の宿屋からは遠ざかっているらしい。
「何で、ジェイクがウチを背負ってんの?」
「起きなかったから」
 簡潔に答えるジェイク。彼の背中の上は思ったより広く、しっかりしていて、揺れも少なかった。
 ふいに、体の節々がわずかに痛んだ。
「いや...そうか。なあ、ジェイク正直に答えてくれよ」
「ん? 何のことだ?」
 恐る恐る、本当は聞きたくないけど、いつかは聞かないといけないことだ。
 私は、そう言うのを後回しにしたくない。
「僕の体はどうなったんだ? どうやらもう、痛みすら感じなくなったらしい。どれほどの重傷かわからないんだ。微かな痛みはするけど...
 はは、もしかしたらコレは幸運なことなのかもしれないな」
「...お前って、実はナルシストだろ」
「そう、ならコレは罰だね。自分のプライドに邪魔されて、村の平和を優先することができなかった。当然の結果って奴か」
「や、だから」
 シャアラは目を伏せて、頭を振った。
「いいんだ、ならばウチはこの酬いも臭いも受け入れる。醜く抗ったりなんてしないさ」
「だぁ! てめ、起きたんなら自分で歩け!!」
 ジェイクが両手を開いて、大きく伸び上がった。
「うわ、なにするんだよ! こっちは重傷なんだぞ!」
 弾かれるように落とされたシャアラは、バランスを崩しながらも地面に着地してジェイクを罵った。
 罵ってから、あれと思う。
 妙な間が開いた。カラスが鳴いた。
 ジェイクは、重い荷物を下ろしたかのように肩を鳴らし、
「で、誰が重傷だって?」
 大きく伸びをしてから、あご髭をさすった。

(『ワイルド・ディキシィ』)

■2005年02月20日(日)  少年よ旅立つのなら、晴れた日に胸を張って
 下条アトムが言い感じ出している第4回。
 ヒビキのおっとりした感じとは逆に、熱血展開なマジレンジャー。
 特にツッコみどころはなかったですが(ありすぎて)、
「マージ・マジ・マジカ」 のマジカが「マジか?」 にしか聞こえなくて、それを都合五回もやるんもんだから笑えて笑えて仕方がなかった。
 あ、あと、ロボの漫才は面白かった。まあ、ロボというより巨大化して変身した小津兄弟なわけですが。
 今回のロボは人間味あふれる動きを取り入れてるのかな? おもしろそう。
 けど、桃色は兄弟に蹴られまくるポジションでいいのだろうか、あのゴレンジャーハリケーン。

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「お前が、お前がそれを言うのか!」
「何度も言わすな。金さえあれば助けてやるって言ってるのに、お前は金など払わないと抜かしてナンクセいちゃもんをつけた。
 商売してるだけじゃねえか。何が悪い。むしろ被害者はこっちだってんだ」
 違う! そう叫びたい。だけど、
「お前がごねたから化け熊を倒すチャンスは永久に失われたんだ。あ〜あ。場合によっちゃあ、たいした追加金でもなかったはずなのにな」
「そうそう、俺らにも義理ってもんがあるしな」
「もしかしたらタダだったかもしれないなあ」
 くそ、くそっ。そんなのもう解っているんだよ。私のせいで、村の危機がこれからも脅かされてしまうんだ。金だって、村長に掛け合えば何とかなったかもしれない。
 目が霞んでくる。狩人たちのにやけた面が滲んでぼやける。
 ダメだ、くじけるな。最後まで反撃するんだ。
 こいつらがクソ野郎だと言うことには代わりが無いじゃないか。
 いやそうなのか?
 こいつらは商売人の道義とやらを通しているだけじゃないのか。
物語でよくある、立場が違うだけでどちらが悪いわけでもないとかそう言うのじゃないのか?
 だとしたら自分は、自分のやっている事は...ただの愚行だ。
 そう思ったとたん打ちひしがれる。
「くそぉ...くそっぉおお!」
 それ以上の声が出ない。狩人に向かうはずだった怒りが、全て自分に帰ってくる。身も、心も、もうままならない。抗う心が根こそぎ萎えてしまった。
 薄汚れた敷石の地面に涙がこぼれる。この涙さえ偽善に思えた。
 足音が近づいてくる。もうなにもできなかったが、せめて拳を握った。
「捨て台詞も不発だったな。つか、もういいわ。飽きた。
適当に弄られて路頭をさ迷っとけや」
 何の感情も見出せない、乾いた声が終わる。
 男が足を少し上げて、私の頭に照準を合わせる。
 と、
「そんなことはさせないぞ!」
 妙に若々しい声が、すすけた狭い路地に響き、何者かが狩人――トーナーに体当たりをかました。
 完全に、誰にとっても不意打ちだった。
 ぎょっとして、首を上げてみればそいつは、
――宿屋の親父だった。

(『ワイルド・ディキシィ』)

■2005年02月19日(土)  穏やかで幽かな優しい光。
 個人個人の倫理観がしだいに薄れていってるので、全体でそれをカヴァーしようと言うのが、あびる優とかその他もろもろの事件から見出せる社会の現象じゃないだろうか。
 終始全体側がギャグっぽく進めるのはイジメ社会が培った最も効率的な集団統括法だろう。
 それでまともな社会になるのかは知らないが、今回は(少なくとも) よい方向に進んでいるようだ。

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 頭部から落ちたものの、幸い頭は打たなかった。
 だが、地面についた背中を支点に足が大きく振り回され、激しく地面に打ち付けられる。
 足から頭部へと全身を突き抜けるような衝撃が走った。
苦悶にあえぐも、気力を振り絞って這い起きる。
 何かに引っ張られ、シャアラはドブ臭い地面に顔を擦り付けた。
 振り向くと、知らぬ間に足首を掴まれていた。先ほどの男だ。
 その事実と、掴まれている感覚がないことにぞっとする。
「はな、せよ」
「やぁだ」 ガキか。
「離すんじゃねえぞ、ゴード」
 トーナーと、あともう一人細身の男が扉をくぐる。
 こいつだけ名前知らないな、そう言えば。
 まあ、いいけど。ナターシャとかそう言う名前だったらいいな。
「ナズ、起こしてやれ」 おしい。いや、惜しくないけど。
 ナズと呼ばれた狩人(どうもトーナーがリーダーで残り二人は取り巻きらしい) が起こしたのゴードの方だった。ゴードも倒れていたのだ。
「謝る気になったか?」
「金を払う気になったかの間違いだろ」
「急くなよ。そうだな、しいて言うならどっちもだ」
「しいて言ってやる。どっちもお断りだ」
 男たちは、顔を見合わせ、薄笑いを浮かべて肩をすくめた。
 シャアラは、口を止めない。
「せいぜいそうやって群れて、自分らの正しいと錯覚してればいい」
 反吐を出すかのように吐き捨てる。
「けどな、ウチは何度だって言ってやるぞ。
 お前らは間違っている、聞いてるよな、自称善人?
 お前らは間違っているし、人間のクズだ!
狩人などとほざいて、正義も味噌もない、ただ群れて獣を殺すだけの殺し屋だ!」
 男たちの顔から笑みが消える。
「どれだけ社会のルールに従っていようと、たとえ大手を振って街を歩こうと、その事実は覆らないし撤回もしない!」
「撤回なんてしなくていい...」
「はん、そうやって開き直ったような台詞を吐く時点で、後ろ暗いってことじゃないか! そうやって醜く反論して、せいぜいたびたびウチを思い出しやすくするんだな!! お前らはその都度、間違った人間だと自覚し続けるんだ!!
 たとえここでウチがのたれ死のうと、いやのたれ死ねばもっとだ!!!」
 言ってて泣けてくる。今のシャアラにはこんなことしかできない。いぎたなく呪い罵って、せめてこいつらの飲む酒の味をマズくしてやるぐらいしか。
「...気が変わった」
 狩人がにじり寄る。その目は、身の毛もよだつほどに冷え切っていた。
 変われ、何度でも何回転でも変われ。もうしるか。
 今の自分ができるのは、上半身を動かすことだけ。足はまだまだ回復しない。
「慰謝料はいらねえよ。適当におっ死(ち)んで、あの世で化け熊に殺される村の人間を待ってるんだな」
 その一言で、シャアラの頭は一気に冷えた。

(『ワイルド・ディキシィ』)

■2005年02月18日(金)  もかもか部屋。
 眠い。つーことで、モカ購入。
 モカ、薬局ごとになんか商品が違うんだよなあ。
 前回買ったの一日二錠なのに、今回三錠って書いてあるし。

 結局、眠気に負けてうとうと。
 ミュージックステーションでアンダーグラフがツバサを歌っているような夢を見ました。
 後で確認すると、どうやら本当にミュージックステーションに出ていた模様。
 ・
 ・
 ・
 正夢か(違う)

 どうも、最近のポップス(言い方古いか) はCDと生演奏じゃ声も歌い方も調子もなにもかも違うことを当たり前にとらえているらしい。
 むしろそれを生演奏の味としているらしい。
 まあ、そうでもしやんとエフェクトだらけのCDクオリティを開き直れないってコトなんだろうなあ。

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 飛び降り...
「ゴード! 外だ!!」
 扉が開く。出てきたのは狩人の仲間、少し抜けている奴の方だ。
――1人残っていた? くそっ!
 男はまだ上(こちら)に気付いていない。今しかない、できるだけ遠くに飛ぶんだ。
 猛ダッシュやら蹴られたりして疲労しきった足を伸ばして跳躍。
 落下の衝撃やら高さだの考えていられなかった。
「あっ...」
 だが、
「ああ!!」
 男が反射的に伸ばした手が、私のボロのズボンの裾を掴んだ。
――掴まれてしまった。
 もちろんそれで落下が止まるわけじゃなかった。
 なにもできないや...せいぜい頭を庇うことにした。

(『ワイルド・ディキシィ』)

■2005年02月17日(木)  ラストシーンはいつだってハッピー
 と、いうわけで、劇場版テニプリ見てきました。

...すげえ。
なんでもっとはやく見とかなかったのだろう。
今日が最終日じゃないか...
もう一回見たいのに!

 ブッ飛び具合とかツッコミとかは、自分が語らずとも既に似たようなレビューがあるので割愛。
手塚ゾーン 隕石等で調べましょう。
 個人的にはリョーガの津波召喚による水中テニスがものすごく好き。
 あと、(手塚ゾーンによって)悟飯のかめはめ波を喰らったセルのように消滅するジャン・ジャック・マルソー(インパルス板倉) がよかった。

 途中なんか物足りんなあと思ったのですが、リョーマのサイクロンスマッシュの時に原因が判明。
 堀尾とカチローとカツオがいない。
 いつもならここで、
「デタ━━━━(゜∀゜)━━━━!! サイクロンスマッシュ!!」
 みたいな野次が飛ぶのですよ。
 なんとなく、視聴者の声を代弁してくれてるみたいで好きなんですが、映画はそれがないので少し物足りなかったのですな。
 まあ、その分必殺技のエフェクトがすごかったけど(笑)

 ストーリー自体も結構好きでした。
 毎回思うけど、アニメのリョーマはなんであんなに素直な好少年なんだろう。

 おまけ映画(実はこれが恥ずかしくて敬遠していた) も意外と面白かった。
 地味ーズと亜久津母とチェンジオーバーが出てたのでそれもよし。
 いろんな中学のいろんなキャラが山のように出てるのに、たいていのキャラがどこ中のどいつかが分かってしまった。結構見てるんだなあ、自分。
 障害物競走、手塚と跡部のからみで黄色い悲鳴が起きていた。
 それはさておき、障害物競走に騎馬戦があるのは構造的におかしいのではなかろうか。
 キーワードは跡部財閥。
 跡部の親父って証券マンだったような気がするんだけどなあ...

 あ、つっこんでる。

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 ファンを蹴り、テーブルを蹴り、その足で階段の一段目にまで飛ぶ。
 狩人たちは、一瞬私を追いかけるのを躊躇した。
 駆け上がる。二階、奥の部屋が自分の部屋、その向かいがトイレ。開ける。
「くそっ」
 歯噛みする、
「残念だったな。てめえの荷物程度じゃ、俺たちの腹の足しにもなりゃしねえとよ」
 嘲笑の声が複数、階段を上ってくる。
 窓、ここからなら店の表側に降りられる。
 はやる気持ちを抑えて窓枠を押す。
「窓から逃げようなんて思うんじゃねえぞ」
 トーナーの嫌みったらしい声が徐々に近づいてくる。
「くそっくそっ! 鍵が!!」
 焦るな、ただのネジ式の鍵だ。落ち着いてまわせばすぐに開く。
 だが既に男たちの足音は、扉の前にまで来ていた。
 いやだ、もう捕まりたくない。
 ノックしてすぐに開ける音。バカ野郎、ノックすりゃいいってもんじゃないだろ。
「――!? いない!!」
「こっちだ、トーナー!!」
 ようやく窓が開く。私は、トイレの小さな窓を潜り抜けるように外へと飛び出した。
 はじめから、自分の部屋には入っていなかったのだ。
「お前たちが来た時点で、荷物が無事なんて思ってないさ」
 ぼやいて、窓枠に手をかけて慎重に下の足場に体重を預ける。
 足場は、あの硬い扉の屋根だった。
 
(『ワイルド・ディキシィ』)



■2005年02月16日(水)  旅立つ空に 出会いと別れ
 遊☆戯☆王GXはおもしれーなあ。
 ガッチャ。
 バースト姐さんかっこいいなあ。
 次回、三沢第七のデッキ、融合封じ。
 って、思いっきりメタデッキ(※)じゃん。いいんかなぁ。
 いや、一個しかデッキ作ってない、十代が駄目なのか。

※海馬様のためにドラゴン封じの壷を入れておく遊戯みたいなもの。
 相手のコンセプトを叩き潰すためのデッキなので、当然、他のデュエルでは弱い。モンコレだと大会中に相手のデックを見るのは反則らしい。

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「行き過ぎてしまったことは謝るっ...ります。だけど、金は払わない!」
「...なんだと」
 蹴りがやんだ。
 その瞬間を見計らい、シャアラは力を振り絞って駆け出す。
 逃がすまいと、狩人が腕を伸ばす。
 腕をつかまれたが握り方が甘かったのですり抜けた。
――逃げるって、どこへ?
 外は閉じている、奥。
 仲間二人が自分を見て椅子から立ち上がる。逃げ場所がない。
 探せ、どこか、どこか。
 ...あった!
 テーブルに飛び乗り、天井の大きな扇風機に飛び移る。
 足の下を男二人の手が通り過ぎて交差した。
 空中にぶら下がる足、トーナーが足につかみかかるが、今度は足が横に逃げてすり抜ける。シャアラがぶら下がった部分が、よりにもよって羽根の端の方であったため、回転に伴って移動したのだ。狙ってやったわけではなかった。
「おわ...ま、回る」
 慌てて天井扇(シーリングファン)の支柱に手をかけて、羽根の上へと登る。
「猿かてめえ!」
 トーナーが下から喚く。さすがに手が届かないらしい。
「あの扇風機、意外と丈夫だな」
「いやあ、あの坊主が軽いだけじゃねえか」
「てめえらは黙ってろ! 降りてこいガキ! まさかそれでどうにかなると思ってるのか!!」
 思ってないが、どうにかしなければならない。
 荷物だ、とにかく旅用の荷物を取り返さねば村に帰ることすらもできない。
 部屋はここから見える階段を登った奥の部屋、窓が裏通りに面している。
 窓か、あそこからなら上手くすれば...
「てめえも場数踏んでるみたいだが...俺ら狩人の強さがわからないわけじゃないだろ! いいから、とっとと降りてこいやオラ」
「っ! それほどの強さがあるなら、何故助けてくれないんだ!!
少し賞金が安かろうと生活ぐらいできるだろ!!」
「わかんねえガキだな。どの道あの額じゃ誰も引き受けないって言ってんだ」
「わかってないのはお前らだ!」 
 ファンにしがみついたまま罵る。
 安全な場所にいるせいか、腹の中からどんどんとムカムカが溢れてくる。
「そんなに金が大事かよ!!
 どれだけ金があっても、人の命は買えないんだぞ!
 税金まで取っておいて、何のための狩人だよ!!」
 大声で叫んだからか、拍子抜けしたのだろうか。トーナーから怒りの表情が消える。
「...やっぱりわかってねえのはてめえだよ」
 首が疲れたのか二三度振ってから、テーブルに腰をかけた。
 テーブルの箱からタバコとマッチを一本ずつ取り出す。
 タバコをくわえ、マッチをテーブルに擦りつけ火をつける。
「金で人の命が買えないんだったら、ギルドに払う金が無いと酒場まで直談判しに来たてめえは何だ」
 諭すような口調。煙がこっちに昇ってくる。
「うるさい、それはそれだ。いきなり常識人ぶるな!」
「開きなおんな! ...だいたい、基準額(デフォルト)のはした金程度で俺みたいなのが動いたら、狩人をやめさせられちまうんだよ」
「やめさせられるって、なんでだよ!」
「暗黙の了解でそうなってんだよ。
 雑魚は追加報酬が付くまで手をつけねえ。ある一定の額があらかじめ決まってて、それ以上にならないと手を出しちゃいけねえってな。
 狩人の安売り競争なんてしてたら、賞金額が際限なく安くなって同業者同士の潰しあいになりかねないからな。破ったら仕事が回ってこねえ」
「ただの談合じゃないか!
 そんなのを聞いて一般人が納得できるとども思っているのか!」
「思っちゃいないが、まあお前にはどうでもいいことだ」
 煙を吐く。
 もうもうと立ち上がる煙に燻され、咽る。
「どうせ、てめえは村になんて帰れねえよ。帰るための荷物すらねえんだからな」
 トーナーの言葉を聞いたとたん、シャアラはぞっとして二階へ続く階段を見上げた。

(『ワイルド・ディキシィ』)

■2005年02月15日(火)  信じてフューチャー!
 おおう、サヴァイブにいたんですね、そう言う名前のコ。
 ってか女名か(笑)
 ええっと。い、一応オリジナルですよ。
 昨日にネーミングのサイトに漕ぎ出でて適当に決めただけですが、一応由来はシャーラタン(山師) からだったり。

 電話話、その2

「キンカンのぉ...こう、あれするカトーとかある?」
「はい? 加藤ですか?」
「果物のトウ」
 果糖? そんなんあったかな。
「なんかね、そう言うのあるの?」
 知らん。
 キンカン? あの蜜柑の小さい奴? 砂糖?
 あれから砂糖が取れるのだろうか?
「いやね、私も初めてなんよ」
 なにがでしょう。
...ギブアップ。他のパートのおばちゃんに代わって貰いました。
 で、その代わった人はあっさり何のことかわかったみたいで。
 そのお客様とパートのおばちゃんは、それからキンカン談義を続けていました。
 まるで隣の奥さんに話すかのような滑らかな口調。
 別に果糖じゃなくても、普通の砂糖でもいいんだそうで。
 何のことか解らない人は自分のように悶々としましょう(笑)

 しかしまあ駄目だなあ自分。
 やっぱり、客のことを知ってるのは普段から客やってる人ってことかな。

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 逃げるか、と考える間も無く、男――トーナーと言ったか、そいつの手によって扉が閉じられる。
「おっと、逃げるなんて言わねえよな」
 あんなに硬かった扉がすんなり、だが金属の擦りあう派手な音を立てて閉じた。
「荷物がまだ残ったままだ」
 憮然として言う、
「気張るなよ。お友達は逃げたみたいだぞ」 扉に背を持たれかけて、トーナー。
「友達なんかじゃない。失礼な」
(あの、オ・オ・バ・カ・野・郎〜!)
 シャアラのコメカミに青筋が浮かぶ。
(尻尾巻いて逃げやがったな〜!!)
 あれだけ付きまとっていたくせに、トンズラこきやがった。 
 藁より軟弱な奴だ。
 もとよりかけらも期待はしていなかったが、それでもミジンコほどにはすがる思いだったというのに。少しでも頼った自分が恥ずかしい。
 とつぜん、重たい衝撃が横頬で弾けた。
 腐って所々毛羽立った床板に這いつくばる。
 殴られたのだと、そこで理解する。
「まずは、昨日の礼だぁ。これぐらいで死ぬなよ」
 まだ大丈夫。前髪をつかまれ、持ち上げられようとまだ大丈夫だ。
 これぐらいなら、村の喧嘩や牛の相手で慣れている。
 つかんでる部分が、昨日髪が抜けたところと言うのが気になるが、まだ動くタイミングじゃない。禿げんかな。
「なんだ、マジで女みたいな面だな」
 ほっとけ。
「けけ、売り飛ばしちまうか?」
 残りの二人の一方から野次が飛ぶ。
「え、どうやって?」
「馬鹿、田舎もんなんだから、そう言やびびるんだよ」
「でも俺ら狩人だぜ? そんな闇商売みたいなのと縁ないし」
「だからぁ。田舎もんなんて、どうせ俺らみたいな強持ての奴らをヤクザと一緒くたにしてるに決まってるんだから、嘘だなんてばれねえんだよ」
「あ、なるほど。お前頭いいな」
 いや、まあさすがにハッタリだと言うことぐらいわかるのだが。
 漫才の最中も髪をつかまれていて、痛い。
「...いいから、お前らもう黙ってろ」
 トーナーが呆れた様子でぼやく。
 前髪から襟首へと掴みなおして。
「まあ、そうだな。あいつの言う通り、俺らは大通りに胸張って歩ける程の、まっとうな狩人だ。俺はただちょっと、この目の治療費をいただこうって話だ。
 なあに、たいした額じゃねえ。貧乏人の坊主にも払えるだろうよ。
 あとは、心がけだ。しだによっちゃ手荒い真似はしねえよ。」
 誰が坊主だ、誰が。
「まっとうだって? まっとうな人間が、なぜウチの泊まっている宿を見つけて待ち伏せなんかできるんだ?」
「俺らぐらいになると、困ってるって噂を聞いただけで、ほっといても恩を売りにくる奴らがいるんだよ」
 ふと、視線を感じてカウンターの方を向く。
 小太りの中年――この宿の主人が、ひっと声を上げて奥に引っ込んだ。
 あれが、噂を聞きつけて密告し(ちくっ)たのか。まったく大した馴れ合いだ。
「...虫唾が走るね」
 まるっきりヤクザだ。
「なら昨日みたいにゲロブチ撒けるか? 手伝ってやるぞ! ほらっ!!」
 鳩尾に膝がめり込む。目の前の視界が広がったり縮んだりした。
 咳き込んでのた打ち回る。
 その腹に蹴りが入る。昨日と同じだ。
 熱い鉄分混じりの唾のような物が、喉から搾り出た。
「――っがっ!」
 まだだ、まだ耐えろ。大丈夫、どれもこれも深刻なダメージじゃない。
 これで向こうの気が晴れるならよし。
 実際悪いことはしたのだ。
――眼帯は嘘っぽいが。

(『ワイルド・ディキシィ』)


■2005年02月14日(月)  バレンタインデーッキィッス
 そういや、跡部がカヴァーしてたんだっけ、この歌...
 もぉ、どーでもいーや。
 え〜。今日がそう言う日だとは気付かずに、コンビニでフツーにチョコ買ってしまいました。切腹。

>マジレンジャーが本気で放送されているのに驚きです。いつものネタかと思った…。
 ...いつもの?(笑)

 マジレンジャー、ビデオ見返しましたがレッドの変身コールが面白すぎる。
「マージ・マジ・マジーロ!」
 の、マジのところで、ケツをぷりっとさせてるんですよ(笑)
 いや、他のお兄ちゃんたちも同じポーズなワケですが、レッドだけなんかおかしい。めちゃくちゃ笑えます。
 毎回このポーズなんだろうか。

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 大通りを曲がり狭く入り組んだ道を歩く。
 奥には私が借りている宿がある。
 宿には、旅用の荷物――貴重品は持ち歩いているが、テントなどは部屋に置きっぱなしにしている。
 本来は点検を済ませ、あれこれ補充をした後に荷物をまとめるところだが、この街にいられなくなった以上すぐにでも回収して街を出て行きたい。今なら、日も昇りきらないうちに峠を一つ越えられる。
「――ふぅん、ジェイクね。顔を無理やり似合わせざるを得ないぐらいにシブい名前だな」
「ほぉ、そう言う少年はゲロ太郎か。ずいぶん思い切った名前だな」
「腸を切ろうが思い切れるか、んな名前! いつまで引っ張るつもりだっ!!」
 脛を削るように踵で踏むと、ジェイクは苦悶の声を上げて脛を押さえた。
「シャアラだ、シャアラ! あ〜もう、お前に名前なんて教えても意味なんてないのに」
「了解、シャアラたん」
「たん!?」
「なんか、名前まで女っぽいのな、お前」
「だかましぃっ! めちゃくちゃ気にしてるんだぞ!!」
「あ、やっぱり?」
――――――っ! 腹立つ腹立つ腹立つ!!!
「もう、お前付いてくんな!」
 宿についた。名前は『袋の鼠亭』 フザケた名前だ。
 勝手口のような入り口のドアノブに手をかける。
「ずいぶんとまあ、家庭的な宿だな」
 ジェイクが苔むした壁やら、倒れたブリキのバケツやら、割れた窓ガラスやらを鑑賞しつつコメントする。
 ついて来るなと言ったのに、ついてきやがった。
 犬かこいつ。
「...値段優先で見つけたからな」
「安物買いの銭失いって言葉知ってるか?」
「どういう意味だ」
 扉はガタがきているのか重い。いや、重いというより硬かった。
 息を止めて踏ん張って押すと、不意に手ごたえが軽くなる。
 引っ張られるように中に入ると、狭いロビーのテーブルで談笑していた男二人がこちらに振り向いた。
「お、帰って来たな」
「お帰り〜〜ボクちゃん」
 昨日の狩人――
 体温がいっきに3度ほど下がる。
「よう」 上から声が振ってきた。
 見上げる、心境的には見上げたくなかったのだが。
 案の定そこには、狩人――昨日ゲロを顔に塗りたくってやった男。
 右目に眼帯をつけて、もう一方の目を細めて、
「なんだぁ? 女みたいなカッコして、変装のつもりか?」
 「余計なお世話だ」 と言おうとしたが、口がこわばって開かない。

(『ワイルド・ディキシィ』) 

■2005年02月13日(日)  ハッピーバスデートゥマイフレンズ
 ハッピーバスデー俺。
 あと、俺と同じ誕生日の人!

 さあ、祝うがいいさ!
 拍手も10連打するがいいさ!!(笑)

(後記:いっぱいもらえました。ありがっとう!)

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 マジレンジャーおもしれ〜。
 そして、かつぜつ悪〜〜。
 いや、造語や耳慣れない言葉が多いから聞き取りにくいだけか。

 しかし、いいわマジマザー。素敵過ぎる。
 今まで普通に育ててきた五兄弟に、

「わたしは...インフェルシア(敵) と戦うために天空聖者から魔法の力を授かった魔法使いなの!」
「母さん?」
「あなたたちは...空の上に住む天空聖者から魔法の力を授かり、魔法戦隊マジレンジャーになるの!!」
「マジっすか!?」

 そんなマジレンジャーの最初の任務はお母さんが力を蓄えるまでの、
時間稼ぎ。
 信頼してねぇ〜。

 そして、キタ!

「みんな、魔法変身だ!!」
『天空聖者よ、我らに魔法の力を! 魔法変身、マージ・マジ・マジーロ!!』

 なぜか最初から変身方法を知っているw

「唸る大地のエレメント! 緑の魔法使い、マジグリーン!!」
「吹き行く風のエレメント! 桃色の魔法使い、マジピンク!!」
「たゆたう水のエレメント! 青の魔法使い、マジブルー!!」
「走る雷のエレメント! 黄色の魔法使い、マジイエロー!!」
 ジャキーン!!(ポージング)
「兄ちゃんたちが変身した...」(ここでしゃんぐ腹痙攣)
「行くぞ」
『おー』
「俺たち兄弟の力を見せてやるぜ!!」

 最初から口上を知っている、ポージングを決めている、戦い方を知っている!(爆笑)
 いやあ、痛快。
 デカレンジャーみたいにプロフェッショナルなのもいいけど、やっぱりこういうのもいいなあ。

 そして強敵出現(多分後に仲間になる)。
 あっさりやられるマジレンジャー。
 ところでレッドはというと、「高校生にはまだ早い」「無茶と勇気は違うの」 というお母様のご意思で力を与えてもらっていません。
 草葉の陰から兄貴たちの戦いぶりを羨ましそうに見ていました。
 しかし、レッドの素質は十分。たとえ変身しなくとも兄貴たちのピンチに(びびりつつも) 己を奮い立たせて前に出る。
 自宅に引きこもりつつもテレパシーで観戦していた、初期のMr.マリックが瞑想してそうな四角錐でピラミッドパワーを充填中のお母さんが微笑む。
「大事な人を(略)それが勇気!」
「俺はマジだぜぇ〜〜」 と、敵の刃を白刃取り。
敵「うおっ!」
 魔法の力に目覚めるレッド。

「天空聖者よ、我に魔法の力を! 魔法変(以下同文)」

「燃える炎のエレ(ry」

 ところで、マジレッド。背がちっちゃいです。まあ高校生レッドなのだから当然ですな。
 前回デカレッドと一緒に映っていましたが、比べるとよくわかります。
 スーツアクターは女の人かなあ。
 マジレッドの魔法は物質変換、ハガレンの錬金術です。
 敵をサッカーボールに練成し少林サッカーよろしく、シュートトラップシュート!
 途中で飽きたらしく、火の鳥アタック。

 これで、全員のお披露目が終わり、時間もいっぱい。
 次回はロボ戦のようです。どうもマジレンのロボは、マジレンジャーが巨大化して変身するようですね。異色なのでその辺も楽しみ。
 けど来週、お母さん戦闘不能になるっぽいなあ...不安だ。

 全体的な雰囲気として、若々しいというかアニメチックですね。テンポもいいです。子供には不必要な説明はしないでテーマである魔法を魅せまくっているのもいいですね。トロルとかのデザインも割りと好きです。ネーミングも。
 初っ端から、無謀と勇気の話を持ってくるあたりは非常に熱く、心が震えました。前川さんの脚本らしいなあ。これからどう転ぶかわからないのも含めて。

「きききききききき鍛えてます!」
 どうでもいいけど、マジレンの後にヒビキを見るとどうにも和んでしまう。
 ほっとするというんでしょうか。
 テントのマットを膨らませてるヒビキさんに、不覚にもほのぼのしてしまった。
 マジレンが若々しい雰囲気を醸し出しまくっているからかも。
 主役の年齢差が15歳ぐらい離れてるというのも、なんだか対照的ですね。
 しかし、明日夢の症状はどうみても恋わずら(うわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp)

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「化け熊ねぇ...熊ぐらい村の狩人でも何とかなりそうな気がするけどな」
 街の朝は遅い。
 鳥はもう起きたというのに、人々は寝静まったままだ。
 朝もやのかすむ街並みを、何故かついてくるあごひげの男と歩く。
「悪かったな。ウチが村の狩人だよ」
「だろうな」
 どういう意味だ。
「ん、いや。昨日の逃げ方といい、よく訓練されている。とても野良仕事をしている人間の動きじゃないな」
「まあ、ウチは牛飼いだからな」 はぐらかす。
「それと人間相手の訓練も積んでいる。おおかた盗賊相手のゲリラ戦闘術ってところか」
「...そう言う割には、お兄さんウチに追いついて来たじゃないか」
 逃げ足には自信があったのだが、こんなちゃらい奴にさえ見つかるなんて。
 狩人に見つからなかったのは、相手に追う意思がなかったからだろう。こうして私が五体満足なのは、単に運がよかっただけ。もっとも、次に出会えばどうなるかわかったものではないだろうが。
「ああ、あれは追跡じゃなくて推理と気まぐれだ」
「推理?」
 男は、ひとつ頷き、嫌みったらしく笑う。
「まあ、こんな時間に田舎もんがゲロまみれの体を洗える場所なんて、知れてるからな」
「な、なんだとぉ!」
「ムキになんなって。俺も田舎もんだ」
 苦笑して両手を広げる。
 確かに男は、帯剣こそしているが、みすぼらしく野暮ったい。
 野暮ったいのはたいてい若いくせに無闇に生やしたあごひげの責任だが。
「...どこの生まれなんだ? この国じゃないみたいだが」
いい機会だと思ったので、聞いてみた。
 男は、何をためらうでもなくすんなりと答えた。
「東の方だな。国の名前は東京王国。あと、あんまり近づくな。臭い」
「悪かったな...」 聴いたことのない国だ。東と言うと海、大陸の外から来たのだろうか。その割には大して人種の特徴差が無いのだが...
「で、気まぐれは?」
「なに、月が綺麗だったから、公園で月見でもして酔いを醒まそうかと思ってな」
「...お前、推理の方、あとで適当にこじつけただろ」
 何のことはない、ただの偶然だった。
 男は、苦笑してしばらく歩き続けた。
「で、ゲロボーイ。お前は」
「まて、いまのウチの名前か名前なのか?」
「気に入ったのなら、ニックネームにしてもいいぞ」
「いるか! んなひねりもないガキが考えてみたいな安直なあだ名!」
「じゃ、ゲロ温泉」
「ひねればいいってもんじゃない!!」
「ゲロが温泉のように噴出す様を、暗に示しているわけだが」
「どこが暗!? この上もなく真っ向直喩で存在感を見せ付けてるだろーが!!」
 カラスが飛んでいく音がして、ようやく大声を出していたことに気づく。
 恥ずかしさから、早歩きになった。
 何故か男も少しだけ大股でついてくる。少しだけと言うのがまた腹ただしい。
 身長の差が顔の半分以上あるのだから仕方ないのだが、それでもだ。
「だって、俺お前の名前しらねーし」
 男が、つまらなそうに口を尖らせてぼやいた。
...そう言えばそうだった。

(『ワイルド・ディキシィ』)

■2005年02月12日(土)  輝いた未来は切ない夜を飛び越えて...
 久々にほか弁を食べた。
 ほかほか弁当の略である。
 親子丼弁当だった。丼なのか弁当なのか。
 親子丼はなぜ唐辛子がついているのだろう。いやまあかけるけど。

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 スーパーでは電話応対もしたりするわけですが、
今日はこういう電話がありました。

「○○部門の△△さんお願いします」
「あ、はい。失礼ですが、どちらさまでしょうか」
「旦那です」

 旦那様ね。仕事場にかけてくる夫って妙になさけない気がするなぁ。
呼び出し呼び出し...業務連絡いたします...っと。
 しかし、旦那か。自分で自分のこと旦那って言うんだな。
そういや、夫が妻のことを嫁って言うのは関西限定って聞いた気がするけど、じゃあ関東の人はなんていうんだろ。女房? 妻? ワイフとかかも。
 んで、嫁さん側からは旦那とか主人とかかな。

「あの、△△ですけど呼びました?」
「あ」 来た来た。「ええと、ご...旦那様からお電話です」

 まてまてまて、今何言おうとした。
 ご、ご主人様?
「ご主人様からお電話です」?
 いや、これは...あってるのか? 文法はともかく、意味は通じるぞ。
いや、だとしても、俺の口から用法があっているとはいえご主人様などと口にする日があっていいものだろうか。
 いいのか、いや。
 どうだろ。どうでもいいか、そうだな。

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「ン、起きたか」
 頭が重い。おでこがひんやりと気持ちいい。
「ここは...?」
「いや、いかんせんまだ同じ公園なワケだが」
 起きる。びちゃ、と膝に何か落ちた。濡れタオルだった。
しかも自分のポシェットに入っていたものだ。
 くしゃみがでた。
「まあ、早く起きてよかった。体は、一応拭いたが服からの上じゃあな...」
 脱がすわけにもいかんし、と言う若い声の割りにフケた面の兄ちゃんの言葉を聴いて、私は顔を赤くした。
「馬鹿野郎! ウチは男だ!!」
「げ、まじ? だってお前...」
「髪が長いのは村の風習で、女顔なのは生まれつきだ! 悪かったな!!」
 だから都会は嫌なのだ。
 普通に歩いてるだけでナンパされるし。変な勧誘はされるし、男だと言っても、それそれでとか言われるし。ワケがわからない。
「そうか...すげえなお前。なんか目覚めそうだわ、俺。」
「な、何ぉう?」
 危機感を感じて、思わず寝転がっていたベンチから飛びのく。
 隣に座っていた、自分より四五ほど年上の男を警戒しつつ下がろうとして。
「あ...」 めまいがした。
「二日酔いか。安い酒使ってたからなあ、あそこ」
「...よ、よく行くのか?」
「いや、今日が初めてだったけどな。臭いでわかる」
「なんだそれ」
 再度くしゃみが出た。ズキッと頭に響く。
 周囲を見回す。確かに公園だった。噴水はここから30歩先ぐらいにある。
 あそこで寝てしまったのだ。嫌な記憶が蘇る。
「いまいち覚えてないけど、介抱してくれたんだな...いや、ですね。礼を言います」
「おぉ」
 今更気づいたが、裸足だった。
 靴はベンチの下にポシェットと共に置いてある。履くと、中はまだ水浸しのずぐずぐだった。ポシェットに手を伸ばす、袖を動かすたびに、濡れたシャツが張り付いたり離れたりで気持ち悪い。
「それでは...また」
 まあ、会うことはないのだろうが。
 若い不精髭の男は頷いて、
「...ひとつ聞きたいんだが」
「はい、何か?」
「礼はいつ言うんだ?」 
 間。
「――えぇっと。礼を言うって言うのはそう言う意味ではなくて。それ自体がありがとうと言う意味としての機能を持っていて」
「なんだそれ。ややっこしいな...いや、待てよ。つまりはこういうことか」
 男は、難しそうな顔をして、
「調和の取れた間取りは、それ自体がインテリアとしての機能を兼ね備えていると」
「ぜんぜんつまれてませんが」
「誰かを助けてあげたいと言う気持ち、それ自体がもうボランティアだと」
「んな目の前で人が困ってんのに結局めんどくさがって何もしない無気力男の屁理屈みたいなこと言われましても」
「人として生まれたことのそれ自体が罪だと」
「あんた、ただ単に“それ自体が”を使いたいだけだろ」
 思わずくだけた口調に戻ってしまう。変なヤツだ、あまりかかわりたくない。
「とにかく礼は言ったから、な?」
 そこここから、鳥の目覚める声が聞こえてきた。
 朝が近いらしい。
「むぅ」 なおも男は眉を寄せて、「礼を言うで礼を言ったことになるのなら、トイレに行くと言えば用を為しえたことになるのか? そんな馬鹿な」
「確かに馬鹿だ、あんたが」
 半眼で言い捨てると、頭痛がぶり返した。田舎ものの私より言葉に慣れてないと言うことは、やはりこの国の人間ではないのだろうか。

(『ワイルド・ディキシィ』)

■2005年02月11日(金)  海より深い見果てぬ夢を 追い求める強さが...
 最近ぺてんしというサイトに中毒中。
自分も、こういう形式のたまにするけど、いやはやこの領域にはなかなか達せませんわ。

 吉野家で牛丼が復活したらしいが、自分は吉野家で豚丼しか食べたことない。ないからなんの感慨も沸かない。
別に牛丼が嫌いというわけでもなく、吉野家が近所にないのだ。
 これほど行ったことがないとなると、もう
「吉野家ぜんぜん行ったことないです〜」 と自慢できるぐらいだ。
言っててむなしいのが、この自慢の難点だ。
 だいたい、吉野家も生涯で一回しか行ったことがない。
 東京のオフ会の時だ。すでに豚だった。何故か、茶が有料そうな雰囲気を感じてしまい茶を頼むのがはばかられた思い出がある。

 いつでも食えると思っていたから今まで食わなかったのに、まさか吉野家の牛丼がなくなるとは思いもしなかった。
こんなことなら、遠出したあのときやそのとき、吉野家の前を通りかかったときに食べておけばよかったと、今でも後悔している。

 けどまあ、一年ぶりに復活しただけで車ごと吉野家に突入してしまうほどの味なのだとすれば、このまま食べないで過ごすのも幸せなのかもしれないなあ。

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 手についた吐しゃ物を公園の噴水で洗い流す。
 夜の公園には私を気にするものなど誰もいない。いるのは、野良犬とホームレスだけ。いや、私も似たようなものか。
 水があって逃げられる場所。朝、まだ余裕のあったころの私が観光気分で見つけた公園。手入れの行き届いていない育ちっぱなしの草木が懐かしく思えて、
 田舎ものの私が思い出せたのはここしかなかった。
 噴水で溜まった水であらかた洗い落とすと、手がひりひりしてきた。軽いやけどを負っている。
 こんなものが、私の胃の中に溜まっているのかと思うと、人体ってヤツは神秘に満ちている。そんなこと考える自分が無性に情けない。
 においは...まったく取れなかった。鼻腔を焼くような刺激臭に思わず手を遠ざける。遠ざけた手が飛んで行きそうだったので慌てて引っ込める。臭い。また遠ざける。
 面白かったのでケタケタと哂う。
 あまりの強烈な臭いのせいか、わたしは正体を見失っていた。
 そのまま、踊るように水に落ちる。
 落ちる直前の夜空が私を笑うように瞬いていて、
そんでもって夜の公園の水は、途方もなく冷たかった。

「...なんで、あんなことしたんだろ」
 公園の噴水でできた水溜り(なんていうんだろ) に大の字になって浸かる。
 顔を洗い、髪留めを解いて髪も洗う。排水は緩やかで吐しゃ物はまだその辺に浮いているわけだが、それは気にしないことにした。
 濡れた服も靴も気にしない、いや何故か気にできない。
 普段の几帳面な自分ならありえないことだった。
 今日の私は何故かおかしい。
「だいたい、何で吐いたんだ?」
 最悪だ、何もかも。狩人を村に連れて行くどころか、その狩人から逃げ切らなくてはいけない
 それがわからない。そして、ありえない。
「あたまが、ぐるぐるする...くそぉ、ちくしょう...最悪だ」
 水にひたっているせいか、熱に浮かされていた頭が急激に冷えていく。
 冷えていくと同時に、どんどん悔恨と絶望が広がっていく。
 もう、何もかもがだめだった。
 このまま夜空にでも飛んで星になりたい。星になってこの地上に生きる愚か者たちをずっと延々と気ままに傍観する立場になってしまいたい。
 噴水には、どういう逸話があるのかは知らないが猿の像があった。
 その猿の像が、扇子を二つ持って、その扇子から噴水があふれている。
「ん?」
 その猿の像の上に、そいつはいた。
「よう」
 妙に若い声、双月のシルエットでもぼんやり見えるあごひげがミスマッチしていた。
「頭冷えたか酔っ払い」
「誰?」
 そして男が口を開くよりも早く、
「え、酔っ払い? 誰?」
「俺は、冒険者。酔っ払いはお前」
 顔がわからない。大陸は同じだろうが異国の人間に見える。
「酒...なんて飲んでない...」
「さっき、飲んでただろが」
「あれは...牛乳だ」
 と、そこで大爆笑が起こった。
 猿の上からだ。というか、目の前のたぶん男の。
「あの酒場で普通の牛乳なんて出てくるかよ。あそこで酒が入ってない液体なんて、水と小便ぐらいだぞ」
 ずいぶん下品なヤツだ。
「酒が入ってたのか。なるほど」
 なるほど。それならこの状態もうなづける。なるほど。
「正確には、牛乳酒をさらに砂糖と牛乳で割ったもんだけどな」
「...変な味だと思ったんだ」
「なんだ、酒は初めてか」
「祝い事で、飲んだことはある。親と友人と長老と村長から二度と飲むなと言われた」
「まあ、おかげで俺はいいもんが見れたけどな」
 そうか、こいつはあの酒場にいたやつか。
 もう少し早く気づけそうなものだが、いまさら気づいた。
やはり酔いが回っているのだろうか。
「...自分をあの狩人のところに連れて行くのか」
「ん?」
「好きにしろ。さすがに、もう動けない...」
 さっきまで、動く気力があったはずだが。今はぴくりとも力が入らない。もはや起きあがるのでさえ、億劫だった。
「ぉいおい、風邪ひくぞ」 まいったなぁ、と男はのんきそうに、「あんた、飲んですぐ吐いたのにそれって...よっぽど弱いんじゃないか?」
「知らん。覚悟は...ついた。このままのたれ死んでやる」
「酔っ払いが覚悟なんてしてんじゃねえよ」
 いきなり、真摯な小言を聞かされて、ふと沈みかけていた意識が浮き上がる。
「そうか、そうかもな...死ぬのは良くない」
「ああ」
「かもしれない」
「いや、じゃなくて...うぁ、寝てるし」
 浮き上がって、それが最後の抵抗だったかのように後は沈み行くだけだった。

(『ワイルド・ディキシィ』)

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「村長&長老」
 と言うお笑いユニットを作れば、かなりインパクトがあるだろうなあと思った。
 村長と長老って、良く考えれば同じ人じゃないんだよなあ。



■2005年02月10日(木)  積ん読パラダイス
 積読が増えたので、ここら辺でリスト化してみようと思う。
「まおうとゆびきり」
「バクト」
「ゴシック�検�
「星海の戦旗4」
「ダディフェイスメドゥーサ4」
「デュラララ!!」
「ガンパレードマーチ〜もうひとつの撤退戦〜」
「空の境界(下)」

 他にもまだありそうだ。
 一度本棚を整理しないとならない。
 というか、そろそろブックオフにもう読むことの無い本を引き取ってもらった方がよさそうだ。
 ん〜。
 昔は自分が買った本を売るなんて信じられない、って思っていたのになあ。

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 そいつは、ようやく見つけた狩人は、
死ぬ思いで街にまで足を運んでやってきた私に、
村と家族を襲った化け熊を倒して欲しいと懇願した私に、
気さくにこう言った。
「まあ、待ってなって」
「お食事の最中なのはわかっています。ですが」
「いや、そういうことじゃなくてな。なんつうか」
 言いづらそうに頬をかく、狩人。
「あんたには、ハンターギルドの仕組みなんてわからねえだろうがな。ようは今、狩っても安いんだよ」
「安い...?」
「村襲ったってんなら、もう少ししたら値が上がるだろ。そしたら狩ってやるよ」
 最初、その男の言葉の意味が分からなかった。
 それなのに狩人は、話は終わったとばかりにまた仲間達と談笑に戻って。
「...そんな、じゃああんたは...ウチみたいな被害者が増えるのを...待てって言うのですか?」
 呻くように、冗談では無いのかと思いながら。
冗談だったとしたら、こんな風に真面目に聞き返したら失礼にあたらないだろうか。そんなことまで考えていたのに。
 男はまだいたのかという風な目をしてから、仲間達と目配せして鼻で笑った。
「まぁ、否定はしねえわな」
狩人達はニヤニヤと、 
「こっちも商売でね」
まるでそれが道理だとでも言うように、
「あんたが追加料金払ってくれるってんなら、今すぐ行ってやらん事も無いぜ?」
 最後に目の前の男が――カッコよく決めたつもりなのだろうか、人差し指を上に向けて眉を片方だけ上げて...背後の仲間達から歓声が上がる。
 吐き気がした。喉の奥からすっぱい唾液が染み出てくる。
「うわっ! なんだこいつ!!」
 嘔吐していた。
 何故吐いたのかわからない。疲れが溜まっていたのだろうか、今なら吐けそうな気がして、気がついたら吐いていた。
 男が慌てて足を引いたが、遅かった。
 ブーツが口から溢れ出た吐しゃ物にまみれる。
「くそっ...たれ、革に染みちまってるじゃねぇかよぉ」
「す、すみません...」
 慌てて、ハンカチを取り出してブーツを拭く。
 胃酸過多の私のゲロは、男のブーツの革に深手を与えていた。
 弁償しなければという思いでいっぱいになる。無理だ、そんな金もないからこうやって酒場の狩人に談判しているのだ。
「ぎゃはははっ」
 男の仲間内から爆笑が起こった。
「きたねぇなあ。トーナー、俺の席の隣絶対座るなよ」
「くっそぉ...」
 なんとなく場が和んだような気がしたので、つられて液まみれの口元に笑みを浮かべる。
 思いっきり腹を蹴られた。
「ふざけやがって」
 呼吸ができない。中身が無いのかゲロも胃液も出なかった。
 前髪をつかまれゲロだらけの床板に激しく叩きつけられ、髪がブチブチと千切れる音がして痛い。
「ギルドも通せない貧乏人がっ! 人が気持ちよく飲んでるってのに仕事の話なんてしてくんじゃねえよヴォケ!!」
 しこたま蹴られる痛みよりも、ゲロが目に染みてつらい。
「おいおい、もうそれぐらいで...」
「お客様、店内で騒ぎは...」
 適当な声が聞こえるが、床板の振動からは何も近づいてくる気配が無い。
「いいか、俺らが動くからにはモンスターにも格ってもんが必要なんだよ。
 リストにも載ってねえ、たかが化け熊相手に田舎くんだりまで出向いてくださいってか? ふざけてろよ。そのまんまくたばっちまえ!
 被害者が増える? ...上等じゃねえか。もっと村人なり家畜でも襲って名を上げてもらわねえとなぁ。俺らが退治するからには役不足だって言ってんだ!!」
「ばっトーナー言いすぎだ」
「人が見てるんだぞ」
「うるせえ! この店の客だったら、それぐらいの話、いまさらだろうが!」
 男は、周囲を恐喝するように吼えてから私に向き直り、
「おい。聞いてんのかコ」
――びちゃり、と男の顔面にゲロを塗りたくる。
 しん、と店が静まり返った。
 やがて、
「あぁあああああああああああああああああ!!」
 目に入ったようで、男がわめき声をあげてその場にのた打ち回る。
 ジョッキを手に呆然としていた残りの仲間二人が、慌てて男を押さえ込む。
「トーナー! バカ、早く目を洗え!」
「水だ、おい、早く水持ってきてくれ!!」
 真っ青な顔をする二人の仲間。どうやら、思った以上に深刻らしい。
 笑いがこみ上げたので、そのまま笑う。
 自分でも不気味なぐらいに狂った笑い声が響く。まるで自分の声では無いかのように甲高くでかい声だった。
 もう取り返しがつかない。
 ぞっとするような予感が背中の芯を貫いたまま離れない。
「野郎...おい、さすがに、冗談じゃすまないぞ」
「わかってるな。骨ぐらいは覚悟しろよ」
「するかアホンダラ!!」
 私は、ゲロを手の平いっぱいにすくって狩人たちにぶち撒けた。
 ひるむ男達、私はもう一度ゲロをすくう...フリをして身を低くしたまま酒場のスイングドアに体当たりして全力で逃げ出した。
「...くそ、くそくそぉ...ちくしょう...ちくしょぉお!!」
 夜空に向かって走りながらほえる。
 喉が熱い。目から涙がぼろぼろこぼれて、頬についたゲロを洗い流した。
 泣いていた。
 だけど、いつから泣いていたのかが、わからなかった。

(『ワイルド・ディキシィ』)
 

■2005年02月09日(水)  毎日がエブリデイ
みずの「ん、どしたの、一点見つめちゃって」
千里「あのさ...」
みずの「うん」
千里「涙って漢字ってこれでよかったっけ?」
みずの「...いいんじゃないの。ってかなにゆえいきなりゲシュタルト崩壊?」
千里「あ...え? 何シュタルト崩壊??」
みずの「ゲ」
千里「あぁ。で...え?」
みずの「ああ、ごめんトリビア見てなかったっけ。そういう風に、
ひとつの漢字をじっと見ているうちに“あれ、この漢字ってこれでよかったっけ?” って思うことを、ゲシュタルト崩壊って言うらしいよ」
千里「ふぅん」
みずの「別に、漢字に限ったことじゃないけどね」
千里「へぇ...」
みずの「...どうしたの」
千里「いや、概念として明文化されてしまったために、ハートの中のミステリーが消えたといいますか」
みずの「あぁ、ごめん。話膨らませようとしてたのね。今からでも遅くないわ、言っちゃえ言っちゃえ」
千里「あのさ、涙って漢字って、あらためて見るとなんか違和感があるのよ」
みずの「うわ、たきつけた私も私だけど、めげないよね千里って」
千里「慣れたし。でね、こうなんていうかじっと見れば見るほど漢字としておかしく見えるっていうか、言葉にはうまく表現できないんだけど」
みずの「...ゲシュタルト崩壊」
千里「まあ、とにかくなんかおかしいわけよ」
みずの「まあ、そもそも水に戻るで涙って言うのも意味不明だけどねえ」
千里「そーなのよ、だいたいすでにこの『戻』 って言う字自体が、
えっこんな風にかくっけ? って思っちゃうのよ、この『大』 の部分とかが特にっ!」
みずの「まぁねえ」
千里「だいたい、なんで水に戻るで涙なのよ」
みずの「それ私が言った」
千里「水出てるジャン! 水戻ったら目薬ジャン。疲れ目ですかドライアイですか!? バックトゥザウォーター!!」
みずの「水に戻る?」
千里「あたしゃ魚か!」
みずの「いや、そのツッコみはどうかなぁ」

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 書くことねー。
 とりあえず、ジャンプ感想。

テニプリ
 なんか、互いをライバルと認め合ったかのような爽やかな笑顔をしているコマがある(笑)

リボーン
 あぁ、ハルが出てくるだけで嬉しいや。
 ランキングネタ面白いなあ。
 殺して座布団にしたいランキングって(笑:しかもまだ雨降ってないし)
 あと、獄寺の保父さん一位は間違いじゃないと思います。

■2005年02月08日(火)  この胸に願うからずっと
 魔女の宅急便がハリウッドで実写化とか。
 アニメ映画を実写映画化ってどうだろ。リングのリメイクみたいなものか。
 外国の人の論文を自分の論文だと大々的に発表していた昔の学者たちを思い出す。なんとなく。

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「恐いんだよ。
俺は結局...たとえ、どの選択をやり直したとしても、
ヒトゴロシとしての運命に負けてしまうんじゃないかって...」

(『Rollback』)

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ルール『解脱者』

B:『彼ら』 はこの世界に関わることができない。
巻き戻り現象は、『彼ら』 を無視する形で行われる。

1:『彼ら』 は意識を巻き戻すことなく、Rollback世界を生きていく。
  音や光も巻き戻っているはずだが、普通に聞くことも見ることも可能。
  但し、全て巻き戻りで聞こえるし見える。
 「おはよう(OHAYOU)」→「うおやほ(UOYAHO)」 

2:肉体は若返っていく。
  また、病気や生前事故に会うなどして、著しく損傷した箇所などについては、その時間にまで巻き戻れば自動的に回復する。

3:回復、若返りは基本的に『誰も』 が見ていないときに起こる。
  主に、目を離したり、睡眠しているときである。

4:食欲、睡眠欲などは生前の時間に合わせて行われる。
  生前の睡眠時間中は強制的に眠くなる。
 睡眠直前に耐えられない眠気を感じ、やがて眠い状態が晴れる。
  食事も同様で始めに満腹感が訪れ、やがて空腹になる。
  但し、気を張っていればある程度無視することが出来る。

5:子供になるとだんだん幼稚化が進み、痴呆が起こる。
 この世界では、老化の一種と捕らえられている。

6:『彼ら』 は死ぬことはないが、幼稚化による痴呆で意識を失い、
 やがて胎児となって消滅する。

7:物に触れたり使用することは可能。
  電話も通じるしビデオも見れる(ただしテレビは巻き戻って見える)
  物を持って歩くことも可能だが、
 目を離すと消滅し、元の巻き戻り現象を再開する。
  触れたものをどれだけ移動させていようが、一瞬で戻る。
  また、目を離していなくても、時間が巻き戻り、対象物が、
 元の形を失う瞬間が来ると消え去る。
  また、これらの行為は現実世界には何の影響も与えない。

8:ネットも出来る。更新も可能だが、『誰も』 が目を離したとたん元の巻き戻り現象を再開する。
  物も食える。但し腹に入ったとたん、消える。

9:一番強力な通信回線はネット掲示板である。
  ネット掲示板だけは未来から過去へと情報を保持している。
  常時誰かが見張っており、ラインが消え去ることがない。

10:時代時代のインフラを逆行しながら情報を保持しているが、
   それでも何度か情報はロストしている。

11:ネットにはまことしやかに流れている伝説がある。

12:われわれは、過去に何かの悔いを残して死んでいったものたちだと。

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 追加ルールです。
 この辺の設定がまたしんどい...
 『彼らは』 幻のような過去の映し世で何を思うのでしょうか。

■2005年02月07日(月)  僕らは旅人。時の旅人。
「ねえ、あの人の飛行機が事故にあわなければ...
わたしが家出して一人でまぁくんを育てようなんて思わなければ、まぁくんは普通で平凡な家庭で暮らしていて、天才児と呼ばれない子だったかもしれないの。
 それでも、あの人に生きててほしかったと思っているわたしは、
だめなお母さんなのかな...」

(『Rollback』)

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ルール:『Rollback』

A:世界は終わりを向かえ、巻き戻る。
  全てを再生し終えたカセットテープが巻き戻るように。

1:声、動作、エネルギー法則等も全て巻き戻り作用する。
  故にベクトルが逆に働くわけでも、重力が反重力になるわけではない。あえて言えば、法則自体が巻き戻り存在している。

2:巻き戻り世界において人間は同じく巻き戻っている。
 思考、嗜好、性格、体格、人生も運命も全て巻き戻る。
  巻き戻っている人間が何を考えどんな風に見ているかは、
 我々の想像領域外である。
  巻き戻っているとしか回答の仕様がない。

3:この世界を便宜上『rollback』、『あの世』、『輪廻の輪』、『死後の世界』、『リンボ』 等と呼ぶ。時代、宗教、地域によって呼び方は変わる。

4:Rollback世界には、巻き戻らない人間が存在する。
  彼らを『チーター』、『デューパー(DUPER)』、『解脱者』、『仏』、『ゴースト』 等と呼ぶ。時代、宗教、地域によって呼び方は変わる。

5:巻き戻らない人間は生前(こう呼ばれるのが通例となっている) の死亡の瞬間から意識が回復する。
  これを『解脱(デリバリー)』、『脱落(ドロップ)』、『脱出(ベイルアウト)』 等と呼ぶ。時代、宗教、地域によって呼び方は変わる。

6:巻き戻る世界でも、『彼ら』 による通信は機能しているが、
 世界中がひとつの目的に進んでいるわけではない。

7:『彼ら』 はこの世界に関わることができない。


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 デスノートっぽいな。
 
 『Rollback』 で短編を書きたいなと画策中。
 巻き戻り世界については、大まかなルールが練れてきたのですが、
いまだに煮詰まりきらない場所が何個かあります。

■2005年02月06日(日)  向かうところ敵なし!
IMG_000211.jpg 300×400 28K
 デカレン最終回。
 デカなのかレンジャーなのかどっちだよっ!
とツッコんでいた一年前などなんのその、
気づいたらどっぷりハマっていました(笑)


一つ!非道な悪事を恨み!
 罪を憎んで人を憎まず。まあほとんどジャッジメンされましたが(笑)
 ○×で生死を決めるのはどうとかはさておき、
ついにアブレラにジャッジメントタイムをしたときには、
「ついに、ようやくここまで来たのか〜」 と干害も引き潮ならぬ、感慨もひとしお。
 しっかし、シリーズ一話からぶっ続けでいるアブレラがラスボスと言うのも珍しいですよね。
 まあ、アブレラにしても「死の商人」 であって、通常のラスボス、
――倒したら真の平和が訪れる存在、って訳でもないんですが。
 弱いし。


二つ!不思議な事件を追って! 
 なんだかんだで、敵はアリエナイザー。
 いやあ、バリエーションに飛んでいた。
 光を反射するものに潜り込める星人とか、カッコよかったなあ。
 ヤーコとフローラは元気だろうか。

三つ!未来の科学で捜査! 
 いったい、何に対して未来なのだろうと、未だにツッコみたい。
 スワンさんの「こんなこともあろうかと」 には助けられたなあ。
 でも、スワンさん、パソコンの代わりにソロバンで計算するぐらいなら暗算したほうが速い気がする。

四つ!よからぬ宇宙の悪を! 
 宇宙にも結構行きましたなあ。
 銀河連邦警察署からも結構来たし。
 なんだかんだで、デカレンは地球署の一公務員だと言うのがよいですね。
 宇宙に行けば、レッドやブルーがわらわらいる訳です。
 テツ最後に地球署来てたけど、アレ絶対左遷だよなあ。
 ナンセンス(ジャスミンヴァージョン)

五つ!一気にスピード退治!
 センの推理、ホージーの射撃、ジャスミンの超能力、テツの熱血、
あと、ウメコの...マーフィ(犬)!。
 この五人さえいれば、まあ大丈夫でしょう。
 そもそも、テツがいない四人でも、
「驚くのも無理はない」ほどのスピード退治。
 特別にリプレイが必要なほどですからね。

六つ!無敵が何かイイ!
 テツも微妙な位置づけだよなあと思ったら、ラスト四五回でバンの後継者に。
 バンはと言うと、地球署に残ることもなくファイヤースクワッドへ。
 この辺が、プロなんだよなあ。
 俺は地球に残る! なんて言わない。
 地球署は、優秀な人材固まりすぎてるんで(すでにドゥギーからして反則だ)、
もう少ししたら全員栄転しそう。

特捜戦隊デカレンジャー!
 「SPD、スペシャルポリスデカレンジャー。熱いハートでクールに戦う...」
 自分、あのイントロ時の口上、言えたりします(笑)
 なんだかんだで、特撮マニア・一般人共に評価が高いようです。
 最初から五人いる、ロボットはCGじゃなくて特撮、
そういう心意気が通じたのかもしれませんね。
 デカレンのテーマ――まあ、テーマとか考え始めると、
とたん話が面白くなくなるとも言いますが、あえて言うなれば、
「チーム」
 だったんじゃなかろうかと思う訳ですね。
 ハリケン、アバレ共に最初から五色そろわないではじまりましたから(アバレにいたってはまともに五人で戦ったの一回だけ) その反発のように5人のチームならではの友情、コンビネーション、人間ドラマに力を入れたのではなかろうかと。
 で、それで成功したからマジレンも五人...ってのは考えすぎか。

ここで絵のチョイスについて。
 ジャスミンって、こっそりボスのこと思っているんですよね。
 「どうしてこんなに暖かいの?」 A:犬だから。
 じゃ、ないけど。父性に似た憧れは持っているかも。
 ドゥギーはスワンさんといい仲なんじゃないかなーと、もっぱらの噂ですが、
石野真子(スワン)さんがバッサリ「戦友」 と否定してたからなあ。
 石野さんのキャラ分析だとスワンには片思いの彼がいるのだとか。
 という訳で、ジャスミンにももしかしたらチャンスがあるかもなあ、
と、言う訳です。もちろん、ジャスミンがドゥギーが好きというのは自分の妄想です(笑。ディーソードをサイコメトリーしたりとか、それらしい演出はあるけど)

来週はマジレンジャー。
 まあ、アバレ&デカレンのビデオが残っているのですが。
とりあえず、マジレンが先。
 どうなるのかまったく未知数です。
 ナイ&メアというゴスロリファッションの敵幹部が気になる。
 メインシナリオがボンバーマンや遊☆戯☆王等でシナリオを書いていた前川淳さんなので、その点は安心です。
 
 いやあ、しっかし面白かった。
 面白くてカッコよかった。ドゥギー最高!(それか)

■2005年02月05日(土)  Open your fuck'in gate of the THE POWER.
 ジャンプコミックスの新巻が出るわ出るわ...

「デスノート」
「ハンターハンタ−」
「武装錬金」

 購入。何巻かは忘れた。
 ハンターは割りと細やかな修正が入っていた。
 ちょうど、ジャンプでモザイクが流行っていたころのヤツだなあ。
 武装錬金で言うと、前の巻あたりのだ。あれ?
 和月先生のライナーノートはあいも変わらず走りまくっていて面白かった。
 水着の回は割りと楽しんでらしたようで、ええこっちゃ。

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 最近掲示板の書き込みが楽しくなってきた。
「...お主、掲示板が嫌いとか宣うてなかったか?」
 人って生き物はね、好きであり続けるのも難しいけど、
嫌いであり続けるのも難しいものなんだよ。
 頭の中の怒りのホルモンは30分と持たないなんていうしね。
「気取って言うとるが、ようは気が変わったと」
 まぁ、そう。
「前向きになっとるのだから構わんが...
あれだけ叩いといていきなり手のひら返すというのも、興醒めじゃのう」
 一般的にはそれが普通だと思うけどね。
 無神論者が次の日宗教にハマりだすとも限らないし、
小泉が失言すれば民主党の票が伸びるのが世の中だから。
 自分にしろブログは微妙だなあとか言ってたのに、
某所(※1) でブログしてるし、
アクセスカウンターだってたまに付けたりしている(※2)。
「前言覆しまくりじゃのう...」
 だね、漂い流れる板切れのような振舞いっぷりだ。
「ふむ...人波来ればくるんと回る、か」
 そうそう、どぷんと沈んでまた浮き上がる。
それでもどこかに進んでる、
「いつかどこかに辿り着く――旅人の唄じゃな」
 このサイトの由来だねぇ。
「舞台裏のタイトルの真意か。今更じゃのう」
 たまにはこういうの書かないと、なんのサイトかわからなくなるからなあ。
「なんのサイトじゃ?」
 え〜と...日記(と小説) のサイト?
「後半は小声なわけだな」
 今のところはね。

※  :コメ。毛筆でこの記号どうりに、
   斜め線がつながってるように書いてみよう。
    割とかっこいいぞ。
※1 :ミクシィのこと。
※2 :どこから来たかとか、何人来たかぐらいしかわからない。
    当然、誰がいつ来たとかはわからないし、
   知りたくない。
    どうもヤム飯で検索してくる人が多いようだ。
 

■2005年02月04日(金)  このまま何も残らずに あなたと分かち合うだけ
kooh.jpeg 362×298 85K
 クー買ったぁ!!

 以上。
 いやあ、ゴルフ弾が飛ぶは飛ぶわ。
「そりゃあ、200CP(*1) もかけりゃあのう...」
 いや、ちゃんとPP(*2) もかけたんだけどね。
「これは、ウェイトレスセット? じゃのう」
 うん、あと買ってはいないけど体操服と海賊服とあるねえ。
 通な人は上は体操服で下はミニスカートとかしてる。
「なんじゃそりゃ...通?」
 まあ、パワーもコントロールも申し分ないから、割と使い勝手はいいよ。
 カーブとかあんまり使わんし。
「ぱわーのう。このなりで」
 ダッシュ打法とかダンドーみたいなことするよw
「ほう」
 てか、萌えですわ、ナズナもえもえ。
「なんだそれは...」
 いや、まあツインテール関係で。
 でもツインテール、実はあんまり好きじゃない。
「ほぉう」
 まあ、実際のところ自分の中で萌えブームは終わっているわけですが。
「...なら無理から使わんでよかろーが」
 ちなみに、自分の萌えブームの絶頂期はガンガンで『燃えもえ』 と言う漫画が掲載されていたころ。
「世紀末以前ではないか」
 嘘です。
 ところで、萌えの語源ってか概念ってさぁ。
「諸説あるらしいのう」
 自分は『すごいよ!! マサルさん』 からだと思うんだけどね。
 メソに対するマサルさんたちが抱く感情が萌えの発祥じゃないかなあと。
「なあとほざかれてものぅ...」

 でも、萌えって言葉流行りだしたのって、もっと前なんだよね。
「その時点で仮説に無理があるのう...」

*  雪印:全ての系統の呪文を一回だけ使える。
*1 クッキーポイント:リアルマネーで買う。1CP=10円
           CPだけで購入可能なアイテム多数。
*2 パンヤポイント:ゲームをプレイすることで溜められるポイント。
          PPだけで購入可能なアイテムも一応ある。
          現時点でPPを金で買うことはできないが、
          PP取得量を二倍にするアイテムはCPで買える。

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 コメントがかつてないほど増えたよ。
「お、そうか。其れは僥倖」
 なんと今までの六倍。
「つまり六拍手か。確かにかつてないのう」
 鍋書いたとき以来かねぇ。
「それは、カウントに入れられんじゃろうが...」
 あ、竜王を倒して来いと言う割りに王様の渡す準備金がショボいという点ですが。
「どんな点だそれは...ああ、コメントか」
 神坂一先生によると、あれは「街で有名な喧嘩小僧を手当たりしだい、勇者の血筋とか精霊の導きとか適当な運命をこじつけて、魔王討伐に向かわせているだけ」 だそうだよ。
「ふむ。つまり、画面に出ないだけで勇者候補がいっぱいいる訳だ」
 そう、いっぱいいるから、一人にかけられる予算がひのきの棒と100Gになると。
「金かけてスライムに倒されるような勇者だったら洒落にならんだろうからなぁ」
 僕たちは、「たまたま竜王を倒せた勇者の冒険」 を追体験してるだけなんだよ。
「そんなもんかのう。夢がないと言うかなんつーか」
 そう言うと思って、別の回答も用意した。
「ほう」
 実は、見えないところで金がかかっている説だ。
「ほほう、例えば?」
 次のレベルに必要な経験値の計測。
「とことんくだらなさそうなんじゃが...まあ、言うてみい」
 王宮直属のモンスター格付け部隊が一匹一匹モンスターの経験値量を測定し、その表に則し勇者の総経験値を測定。
 勇者が何倒したか知る必要があるから、陰からこっそりと付ける必要がある。もちろん、測定の最中モンスターに倒されるようなことはあってはならないから、部隊は最強のエリート兵士たちで構成されている。
 判定基準は公正にして極秘。絶対の客観性と主観を兼ね備え、一流の冒険者でさえその格付けには一目を置くという。
「どっかで聞いたような話じゃのう。と言うより、
そやつらが竜王倒しにいけばよいではないか」
 じゃあ別の説だ。
「早いな、諦めるの」
 あれだ、勇者が死んだときに死体を回収するのに金がかかる。
「ふむ、なるほどな」
 王宮直属の死体回収部隊が...
「またそれか。だぁら、そんな竜王に倒された勇者抱えて生還できる部隊がいるんなら、そいつらがローラを救って竜王を倒せばよかろうが」
 それもそうだね...
 じゃあ、どうやって回収するんだろ。
 てかドラゴンのブレスに灼かれた死体さえ生き返らせるってスゴいよなあ。
 ネクロマンサーでもいんのかねえ。
「知るかいな...あ〜あれだ、ルビスの守りとかじゃろう。きっと」
 あ、そうだ。死んだとたん、精霊ルビスの力で勇者の経験と記憶が王宮の情報部に送られて、それをあらかじめ作っておいた勇者のクローンに植え込むことで...
「どんなルビスだ、それは」
 名づけて、アクメツシステム。
「んな社会の腐敗に立ち向かう勇者などいらんわい」

■2005年02月03日(木)  呼応する心響き続ける
 今日は節分でした。
 スーパーは10人ぐらいが延々と手巻き寿司を作っていました。
 それだけ人がいると、できあがる手巻き寿司もピン限です。

「あ、ネタが下に寄った」
「干瓢、三分の一ほど出てるんだけど...」
「何で海苔の外に御飯がついてるの?」
「あれ? 御飯が内側でネタが外側になってる??」

 んなもん、売んなw

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「もし、お前が犠牲にならねば、世界が滅びると言われたらどうする?」
「寝言は寝て言えってアドバイスする」
「ふむ、では事実として、そう言う事体だったとしたら、どうだ」
「夢だろうから、寝直す」
「夢でもない、寝言でもない。君が動かねば世界は滅びる。
それを理解してしまったとしたら?」
「普通に、俺なりの夢に生きて俺なりの人生を過ごす」
 これは、何かの試験なのだろうか。
 そんなことを漠然と考える。
 夢、夢、ドリーマー、ドリーミー、ドリーム、ドリーメス、ドリーモスト。
 五段活用で論じるまでもなく、これは夢だろう。
 俺は、夜空に浮かんでいた。
 地上より星のほうが近いくらいの、そんな夜空の高くに。
「それはなぜ」
 などと、聞いたことのない声も聞こえてくるが、これが夢であることに間違いはない。
「君が一人犠牲になれば...いや、犠牲とまではいかなくても労さえ惜しまねば、人類は滅亡しなくて済むのだぞ?」
「んなの」 俺は、道徳の授業が嫌いだった。
 人の道を勉強したところで、結局人は我がままにしか生きられないのだ。
「...なんだね?」
「いや、そういう状況は、別に珍しいもんでもねえだろ」
「そうかな。珍しいと思うよ」
「珍しかねえよ」 繰り返す。
 例えば、コンビニの募金箱。
 あの箱に10円玉ひとつ入れれば、かけがえのない命が救えてしまう。
 よい箱だ。こんな薄情な俺だって、気まぐれでおつりを入れてしまう。
 そして、もちろん全財産をつぎ込むことはない。
 今言われてることは、所詮それと同じだ。
「けどな、」
 俺が入れなくても、募金箱のお金は貯まる。
 俺が募金しようがしまいが、かけがえのない命は当然のように救われている。
 何かせねばと思っても、俺より先に誰かがやっている。
「俺が何もしないぐらいで世界が滅びるってんなら...」
 そんな、誰かが率先してみんなで世界を救う世の中を、
俺は少しだけ援けてやりたいと思っている。
 10円玉なんてはした金を、申し訳なさも感じず、安心して募金することができる。
「俺が何もしないぐらいで世界が滅びるってんなら...
――そんな世界は、もうとっくに滅びてるんだよ。
 俺にとっちゃ、な。
 だから打つ手なし、残念」
 さすが俺、夢の中でも理路整然としている。
 声は、何も聞き返さなかった。
 俺は夜空を堪能した。天の河を流れる粒々の星が、今の俺には綺麗だった。
「なるほど...それが君の観ている世界か」

 暗転。

(夢、電線、天の河)

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「お前に世界の命運がかかっている!」

 な〜んて言われると、

「んな世界滅びてまえ」

 と思います。
 え、思わない?
 そうかなぁ。
 人一人に命運がかかる世界なんて、どう考えてもおかしいと思うんだけどなあ。
 言われた人間が地球破壊爆弾を持ってるとかなら解るけど。

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 コメントありがとうございました。
 ウェブ拍手の数も平時の四倍(つまり四つw) でした。感謝。
 かしまし、読んでくださってる方もいたようで、ありがたい限り。
 また、そのうち続き書こうかな。

■2005年02月02日(水)  雪にトケル悲しみを、
『遊☆戯☆王オンライン』 はネット上でもクライアントを公開したようですね。
 Vジャンプも売り上げが伸びたし、集英社との義理は果たしたってところでしょうか。ついでにVジャンのオマケ、一時期ヤフオクで1000円ぐらいだったような...今はもちろんゼロ財産(なむ)

 しっかしまあ、一ヶ月も経つと初期参入者とのカードの貧富差がえげつないですよ。
 初心者何も出来ないままボッコボコ。
 なんていうか、ベータ版でやる気を失くすこと間違いなし。

 しっかし、強欲な壷、強いわ...

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 ドラマガ感想。
 クロスカディアの新刊出るのか。チェックしとこう。
 伝勇伝はなんとなく含めてライナをイジめるプレイに専念しているような(笑)
 ここから、あの長編にもっていくのかと思うと、ライナが敵について行った気持ちがよくわかる。
 シオンやフロワードのような長編専用かと思われたキャラが短編ではっちゃけてるのは面白いなあ。

 イラマイ、今月の素材はドラゴン!(鹿賀丈史 風)
 鱗率75%ぐらいでした。
 羽毛率少なっ。
 女性がいる率は9割ぐらいと意外と低い、硬派です。
 個人的に好きなのは、女子高生とドラゴンと地球。スゴい組み合わせ。
 票は竜騎士のアレやソレにいきそうである。 
 にしても、女性が前面でドラゴンがバックにでーんとあると、なんだかガンダムのOPみたいだ。あぁ、でもそこまではっちゃけたものは無いなぁ。

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「で、二月になったから、かしましは取り合えずお休みでっす」
「てか、一ヶ月もよく引っ張ったもんだな...」
「だいぶんキャラと設定が見えてきたと、喜んでたらしいわね。
まあ、そのために書いてたらしいから。
 萬葉剣なんて効果考えてなかったらしいよ」
「それより続きはないのか、これ?」
「ないわねぇ。一日先がわからない状態で書いてるし。
 構想だと最後は燦含奇石を組み込んだ山程の大きさの戦略級ゴーレムが登場するらしいけどね」
「...三匹が斬るのオマージュじゃなかったのか?」
「それは別なところでやったからなぁ。だそうよ」

「...まあ構わないが、で、二月になって続きを書かないのはどういう理由だ?」
「飽きたから」
「うわ」
「まあ、いいんじゃない? ほら、
ウェブ拍手だって、だいたい一日に0〜1ぐらいだし」
「0の方が多いがな」
「コメントなんて月一ペースだしねぇ。そのコメントも『ただよし』 読んだ人のコメントだったり」
「もはや、放置だな」
「宣伝不足とか日記の内容からすれば当然だけど、流石にヘコむよねぇ。だって」
「何を今更...」
「そーよねぇ。でも、そんなんでも日記が続いているというのがすごいよねえ」
「褒めれたものではないと思うが...頭が痛い」

(終了)

■2005年02月01日(火)  ハハハハハーローゲン!
 ここのflash内『荻野ラップ』 ウェブ拍手で教えてもらいましたが...
 むずい! 音楽系はブラボーミュージックでも失敗しまくりなのです。
 と言うかハマって接点tがまたぐるぐると脳裏に...夢に出そう(おえっぷ)

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 寒波到来。今日は一段と寒かった。
 雪は降ったし道はアイスバーンだった。
 一回こけた。
 吹雪に吹かれまくり、気が遠くなった。
 チーフが「マヒャド(の如く輝き凍てつく冷気が、あたかも全体に約100のダメージを与えるかのような寒さであるなあ)」 と言っていた。
 確かにそのとおりだ。
 こういう日は鍋が売れるらしいので、事前に鍋用のアイテムを多く発注していたそうな。
 逆に刺身やおでんは少なめにしたとか。
 おでんは売れそうな気がするが、曰く、
「これほど寒いと逆に売れない」 のだそうな。
 そのとき自分が思ったことは、
 『逆』 の使い方は果たしてあっているのだろうかと言うことだった。
 そして、あっていたので微妙につまらなかった。

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「はい、そんなわけで二月でございますが。なんだろね、
暦の上では立春も近いといのに本日今年最高の寒波到来だったりするのよ。
 どうでもいいけど、今年最高の寒波ってなんか用法的におかしなふいんき(←なぜか変換できない) あるよね。
 別におかしくないんだけどねぇ。厚さ0.001ミリとか、厚いのか薄いのか〜って感じ。
温度の温もあったかいって意味あるし、これだから日本語って」
「まてい」
「ん、どったのソルデ?」
「どったのじゃないわい。一月も引っ張っておいて、
いきなりこれはないだろーが」
「いや、んなこと言われましても。
それに『かしまし』 読んでる人少なそうだし」
「...流石にみもふたも無いぞ、それは」
「いーのいーの、どーせ毎日アイデア考えるの面倒だからって
続き物にしただけみたいだし」
「の割りに後半ネタ尽きてるよな」
「尽きたって言うか、元から考えてないみたいだからね〜。
萬葉剣とかの具体的なネタとかも基本的にその日に考えてるらしいよ」
「なぜ、日記でやろうとするんだ...頭が痛い」

(続く)



■2005年01月31日(月)  この点はでねえぇよ!
 接点t

 バイト中、頭の中を延々と流れていた曲。
 これと、ハーローゲン!! がエンドレス。かんべんしてくれ。

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「こぉら、呆けてるんじゃないの!」
 レンティスタがカツを入れると、マウロがコメツキバッタのように撥ねた。
「れ、レンティスタさん」
「レンティね」
「れ、レンティさん。早くしないと!」
 あわてた様子のマウロ。
 まあ、言わんとしている事は理解できたが、
「何をよ」 それでも聞いてみる。
「なにをって...」
 マウロは毛虫が背筋を走ったかのように震え、
「正気ですか!?」 詰まった息を吐き出すように激昂した。「早くしないとシェディさんが!!」 
「死ぬわね。それで、何をどうするの?」
 今度こそ、マウロは言葉を詰まらせ、黙る。
「あたしたちは、何が出来る? あるいは君は、何がしたいの?
それと、あたしに頼らないでね。応えられないから」
 我ながら酷いことを言うものだ。
 だが、悲しいかな事実なのだ。今の自分に出る幕は無い。
「勘違いしちゃだめよ。
 あたしは、ソルデやシェディの様に強くは無いし頼りがいも無い。
 戦闘も魔術もまるっきりヘッポコ。喧嘩のレベルは君と同程度よ。
 反則技みたいな武器があるから何とか旅できるけど...
それでもままならない状況の方が多いわね」
 きっぱりと言う。ハッタリの効いてる相手にわざわざ自分の弱点を晒すのもなんだが、状況が状況だから仕方が無い。
 マウロはそれ以上何も言わず、考え込むように俯いた。
「心配しないで。シェディは、あたしが生きている限り消滅することはないから」
「消滅...しない?」
 力強く頷く。
「そう、細切れに刻まれようが、存在すら許されない環境に放り込まれようが、
甦り、元の形質をかたどる。
 記憶あるいは肉体は最後に睡眠をとった地点に戻るけど、それも酔って記憶を失った程度でしかない。
 だから現状、“あたしが”しなければならないのはシェディを援けることじゃない」
 だから大丈夫、というのは酷な話だが。気休めにはなるだろうか。
 彼とてもう気づいているはずだ。
 シェディが人間ではないことに。
「それよりも...さっきから全然音がしないのが気になるわね」
 あれほど騒がしかった喧騒が消えている。
 労働組合の人たちは、無事に逃げ切れたのだろうか。
 ソルデスタの作戦では、若人集がある程度暴れた後に全員で村に逃げる手はずになっていた。
 だが、それにしては早すぎる。
 ソルデも追ってこない。魔獣程度にてこずる彼女ではないのだが、
「...なんなんすか」
「ん」 思考を解いて振り向くと、マウロがあたしを睨んでいた。
「何で、あんたは...そんなに」 と言うマウロを遮って、
「そんなに無頓着そうなんだ? それとも、のほほんとしているんだ?」
 覗きこむように、訊く。
「そうっ...です」
 尻つぼみにそう言い、黙りこくる。
 あたしは、ため息をついて、腰のポーチから短剣を取り出した。
 赤い刃に反射して、あたしの顔が映る。なんていうか皮肉げに。
 一体、何度言われたことだろうと言いそうに。変な顔。
 ちょっと眼光を鋭くすればソルデスタに瓜二つ、
穏やかにすればシェディと瓜二つ。だけど、
 だけどあたしは、あたしだ。この真面目ぶって無頓着で能天気でのほほんとして皮肉げな顔こそがあたしなのだ。
 うんざりはしない、むしろうれしい。
 これが非常時でなければ――酒の肴にでも話してあげたいが、
残念ながら、今はそのときではない。
 あたしは萬葉剣を手に、祈るように首肯して、一言で済ました。
 すなわち、
「あたしはね...
――旅人(ドリフター)なのよ」

(『レンティスタ』) 

■2005年01月30日(日)  おはよーおはよー
響鬼がなんか面白そうだ。
そそそそそそそそ蘇我入鹿
 ・
 ・
 ・
あ、火吐いた。
あ、布施明。

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 ソルデスタはその場で仁王立ちになり、魔獣に光のナイフが効かなかった先ほどの光景について思案する。
 もう一度放つような愚はしない。刃が効かない以上、今度は何らかのカウンターが待ち受けていると考えるべきだろう。
 比較的鮮明に、先ほどの光景が脳裏に映る。
 魔獣に刺さる刃、霧散する肉体、そして幻のように欠損箇所から肉片が浮き上がり、やがてもとの異形へと戻る。
「斬ってもすぐに修復しているのか...まるで魔属だな」
 独り言のつもりで呟いたのだが、どこからか声が聞こえてくる。
「魔属を名乗るにはおこがましいよ。僕は複合憑依体と名付けたがね。
 そして概ね正解だ。君の戦闘センスとその刃、
――媒介を元に魔界から注ぎ込まれる魔力の経路を切断する力に対抗するには、
 経路を増やし、且つ切れた経路を即座に修復し、持久戦に持ち込む策が最も効果的だと判断した」
 その持久戦略が、思わぬところで時間稼ぎという功を奏したわけか。
 厄介な。
 ソルデスタは口の端を緩め、腰のベルトから投げナイフを引き抜いた。
「成る程、手品のタネがバレていたか。いやはや、油断していた」
 内心では、そんな効果だったのか魔獣が消えるので適当に使っていただけなのだがと驚いているのだが、言う必要も無いので黙っておく。
「」
 魔獣が、また声にならない咆哮をあげた。

(『ソルデスタ』)

■2005年01月29日(土)  マイヤヒーマイヤフー
『マルタサギーは探偵ですか?』
『星界の戦旗』
『GOSICK4』

 マルタは読みきり版じゃ分からなかった世界観(世界観って個人の世界に対しての解釈って言う意味だからこういう使い方は本当はおかしいけど) 、まあとにかく世界観がわかって面白かった。
 でも、バーチが余り活躍してないし、マルタにベタボレな理由はまだ分からないなあ。
 二巻を待とう。

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 腕の筋が切断され、右腕が肘から動かない。
 左脇腹がズタズタに裂かれ、ミが出そうだった。
 二撃、目までは防いだが、さすがに三度四度斬られれば、避けようが無かった。
 ぽょぉん、と珍妙な音が響く。
「けっけけけけぃい痛ぅいか痛い? そぉれともすっ既に神経が妬き切ぃれたかぁ」
 ぽよぉん。
 落ち窪んだギョロ目と、あと全体がどことなくどろっとした男。昔はそれなりだったのだろうが、今はゴブリンかハダカデバネズミかと疑いたくなるぐらいの不細工。
 そのハダカデバゴブリンが断崖絶壁のような亀裂をトカゲのように這いながら落下し、空中を浮遊していた自分に斬りつけてきた。つくづく人間業ではない。
 ぽよぉん。
「煩いですよ」
 舌を出す。どうする? 回復に魔法を使うか、それとも相手の動きを止めるか。
 それとも、“もう一度死ぬ”か――
――いや、死ねば記憶が巻き戻る。
 この状況でそれをすれば、自分はともかくレンティスタとマウロが死ぬ。
 傷の熱が頭を浮かすなか、私は笑みを結ぶ。
「人鋸りさん、でしたっけ。素敵な獲物をお持ちですね」
 ノコギリ...としか呼べない直方体の刃。
刃渡りは60cmと普通のノコギリより長く、材質も強く厚さも微妙にある。
 ぽよぉん。音の正体はそれをたわませて弾く音だった。
「ひゃぁっは鋸の傷は一生残るよってなぁ、べっぴんさん。
俺、べっぴんだからお前コロサネェ」
「それはどうもですよ」
 文法がおかしい。いやまあ、自分も常々おかしいのだが。
 男は嬉々としてしゃべる。鋸をぽよぉんと鳴らし、
「俺、お前、鋸り刻む、でも生かす、お前動かない体で一生過ごす」
 トカゲのように地面を猛スピードで這ってくる。
 速い、躱わせない。躱わしたい、痛いのはイヤ。
 距離を測り、タイミングを合わせるため後ろに飛び、刃をくぐる様に前へ出る。
 交錯...肩口に熱が走る。痛い。また鋸られた。
「お前、着替えるたび、風呂入るたび、鏡見るたび、傷が痛むたび、俺のこと思い出す、サイコー」
 最低だ。
 確かに鋸の傷は修復がムズかしい。
 現在の医術(魔術含む) に頼っても痕が残らないようにするのは不可能だろう。
「女の子を傷物にするなんて、あなた...地獄に落ちますですよ」
 軽口を吐くが、男はそれ以上何も返さなかった。
 土に埋もれた蛍灯に照らされ、闇に鋸が不気味に光る。

(シェディ)

■2005年01月28日(金)  悠久と旅人は月の裏におもねる。
「赤十字は「あかじゅうじ」 小学生の漢字読み書き調査」
(Yahooニュース)

  小学2年生の4人に1人は「犬」を「☆」と書き〜

 最近の小学生はなんてアバンギャルドなのだろうと思って読み進めると、

注)☆は犬の「、」を大の横棒の右下

 と書いてあった。
 ☆はようするに表示できない「大、」 の字の変わりに使っただけのようだ。
 なんだつまらん。
 犬の字の点の位置がおかしいなんて普通ではないか、自分だっていまだに「専」 や「武」 に点や線を加えてしまうし。
 違うか...いや一緒だ。
 漢字の無い世の中はどんなものだろうか。
 きっと発音にもっと気をつけるようになるだろう。
 単語の前に枕詞をつけるかもしれない。
「はさむはし」 とか、(挟むが枕詞)
「ワンワンのいぬ」 とか、(ワンワンが枕詞)
 ...ワンワンじゃないほうの犬って何だ?

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「」
 奴自体は、舶来の連発銃を使用する以外は、さほど強い敵ではない。
「 」
 問題なのは、
「  」
 あいつが厄介である理由は、
「    ...ォォオウアアアアアアアアアアアアアアアアガアアア」
 金の剣と対を成す能力、銀の銃弾で魔獣・魔に属すモノを作り出せるということ。
「うわあああああああアアアアアアアアアアアアアアアアア」
 悲鳴ともつかない叫び。
 顔が5つ、目が33個、腕が7本、地面に付いていない足が11本、見える限りでそれだから、実際には何人「組み込まれている」 のか定かではない。
 社員、構成員、労組の人間、何もかもがごた混ぜにおしくら饅頭をして、肺や心臓を露出させ、皮膚をひっくり返してその上から神経と血管を巡らせたような化け物が、ソルデスタの前に立ちはだかる。
 そういうえばレンティスタの図鑑にこういうのあったなあ、と思い出す。
 ミツバチが天敵のスズメバチに群がり、球状に固まっておしくら饅頭をする。蜂球と言うもので、饅頭内の高温度でスズメバチを蒸し殺すのだ。
「虫だけに」
「なにがだ」
 どこからとも無く、ツッコミが聞こえた。
「いや、まあにしても」 ごまかす。「戦力の一点集中か。つまらなんな」
「そうでもないさ、百の凡兵よりも一の天才が勝ることもある」
「一の天才は三人もあれば殺せるものだがな」
 所詮同じ人間なのだ。自分とて、三人がかりでこられたら、雑魚相手だろうとなんらかの技を使わざるを得ない。
 まあ、三人いてもかしましいだけだが。
 苦く笑って、腕を振り上げる。
「剣よ――」
「させないよ」
 銃声が坑内に響く。
 だが、ソルデスタは足を開き体を落とすことでそれを躱わしている。
「剣よ――裁け」
 そのタイミングで掌に金色の粒子が噴出しナイフ程度の刃を作る。
 身を低くしたまま、体重を前に移動しながら刃をアンダースロー気味に放つ。
 標的に対して四時方向に垂直を向いていた刃は、直角に傾きながら正確な軌道を描き、肉塊に突き刺さった。
「――ばかな」 ソルデスタは声を漏らす。
 肉塊には目立ったダメージが無かった。
 本来なら、この一撃でただの人間達に戻るはずだったのだが。
「驚いたかい? ...こっちも驚いたよ、まさか音よりも早い弾丸の不意打ちを躱わせるなんて――」
 相手に取り合わず、ソルデスタは銃弾が飛んできた方向にそのへんの石を投げた。
 その方角は何も無い空間であったが、石がその空間を貫こうとしたとたん、空気が僅かに揺らいだ。
「迷彩魔法...だと?」
「御明察」







■2005年01月27日(木)  刻の長きもまたたき一つ、
 映画デビルマンが今年最も駄目だった邦画のグランプリに輝いていた。
 キャシャーンとワンツーフィニッシュらしい。
 キャシャーンはともかく、デビルマンは面白かったのになあ...

 ラジアータストーリーを買おうかどうか悩んでいる。
 昔はゲーム雑誌等を読んで、記事から面白そうかどうか判断したのだけど、
最近は買ってないのでそれも出来ない。
 そんなわけで、どうしてもネットの口コミやレビューを頼りがちになってしまう。
 これの判断もまた匙加減がむずいというか、
 自分が「すげえ」 と思ったゲームは酷評されるくせに、
 酷評されてるゲームを「大丈夫、面白いはず」 と思って買うと、やっぱりつまらなかったりする。
 そして、もういい、自分で決める! ショップでピンと感じたものを即買いだ!!
 をやると、本当にどうしようもないぐらいつまらないゲームに当たる。
 どないしろと。
 
 Amazonの評価を呼んだ限りでは...まだわからんなあ。
 個人的見解では、ヤフーの評価はアテにならないことが多く、Amazonの評価は割と公平な気がする。
 名前が明らかになるサイトのほうが、公平なのだろうか。
 自分が一番アテにするのは、熱狂的なファンによるレビュー(次点は信頼の置ける人、サイトのレビュー) なのだけど、それはもっと後にしか解らないしなあ。

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 シェディが前に出たとたん、嫌な予感がした。
 第六感とかそう言うのじゃない、確かな経験に基づく直感。
 シェディの何かを決意した眼差しが、せつなく胸を刺す痛みとなって届くのだ。
 止めたほうがいい。
 そんな気持ちが思わず手を動かし、剣の柄を握ろうとして、
「おこりますよ――」
 シェディが笑みを消して、こちらを睨んできた。
 射すくめられ、思わず剣から手を遠ざける。
「――いいから、黙って見てなさい。
 まかせて、とは言いません。でも、せめて順番はまもる。
 わかった?」
「ごめん」
 あたしが謝るとシェディは満足した様子で、
「信じて、ってことですよ」
 微笑んで亀裂にサンダルを向けた。
 完成した魔法陣を展開する。
「<汎用術式(スクリプト)――浮揚(ボヤンシー)>」
 ふっと膝の力を抜いて曲げる。
 すると、本来下がるはずの頭が下がらず、逆にサンダルが地面から離れていく。
 シェディの浮遊を見るのは久しぶりのような気がする。
「あ、姉さん! 空まで飛べるんですか!!」
「ただの浮場ですよ。ベクトル系の技術は魔術士の得意分野ですから」
 本来なら彼女は地に足がつかないことを何より嫌う。
 いつの間にか、彼女は本気になっていた。
「行きます」
 たっと、地を蹴る反動で亀裂へと身を投げ入れる。
 天井から地面までをザクッと切断した裂け目、坑道の闇よりなお暗い真暗へ、
すぅ...と、幽霊のように一定速度で落ちていく。
 その時だった、
「――! シェディ、上から!!」
 闇の中の影、人一人ぐらいの黒いものが天井の亀裂の奥からまっ逆さまに奈落へと這い落ちる。


――こっちに誰か居て、そいつが落としたとか...

 天井の亀裂に潜んでいた――?


 シェディの声はしなかった。
「シェディ――」
 彼女は、気づいていたのだ。
 だから、おとりをかって出た。闇の中でも感覚の聞く彼女が、
「...誰に似たのよ。いじっぱり」
「今のって...レンティスタさん!!」
 マウロのカンテラは一瞬だけ、「男」 の正体を照らし出していた。
 そいつは、手に幅広の長方形の刃のようなものを鈍く光らせ、
「セヅォー...」 喉が、無性に渇いた。
「セヅォー?」
 詳しく知っているわけではない。
 だけど、ソルデスタからそいつの存在は聞いていた。
「ええ、請負い屋セヅォー...通称、
――人鋸(き)り」

(「レンティスタ」)

■2005年01月26日(水)  褪せた夢の、埃拭い、胸に抱いて、風に吹かれ...
 オーシャンズ12見てきました。
 日本版オーシャンズやるなら、中国系の人はエスパー伊藤だろうなと思いました。

 オーシャンズが再び集まる理由が借金返済だったり、舞台がラスベガスからアムステルダムに変わったりと、微妙に派手さに欠けるつくりになっていて、最初は少し戸惑いました。けど逆に名俳優達の立ち回りが活きる造りになっていたのでそこはまあよし。
 盗みの手口は面白くなかったけど小ネタが満載でよかった。
 マッド・デイモンが隠語にさっぱり付いていけずに困っているところ特に面白かった。ジュリア・ロバーツの南部訛りのネタも。
 携帯を取られて口を歪めるブラピの顔が一番面白かった。

 しっかしまあ、相変わらず運転手とラジコン使いの兄弟は出番無いなあ。

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「べっつに」
 と言いつつも、シェディの腹のうちではうやむやな感情がぐるぐるとしていた。
 あれだけソルデちゃんと自分が心配して必死になってがんばっているのに、
心配されているほうの彼女は、そんなわたしたちを放って別の何かに構けている。
 わかってはいる。
 これが彼女――レンティスタなのだ。
 だから運命すらもつっぱね、一生を左右する呪いを平気で使いこなし、誰にでも優しく、誰にでも平等で、誰にでも厳しい。
 そして、何より無頓着。
 まるで頓着することが法に触れるかのような振る舞い、それが、
――彼女の強さ。
 迷いや目標すら必要ない。ただ在るだけで輝ける、そんな強さ。
 それが彼女、レンティスタ=アムサテラ・サンライズ――


「あたしはね、明日死ぬことがわかったからって、
今日の生き方を変えたりしないわよ」

 過去の自分が何故と尋ねる。

「ん〜。キミの見える死相ってのはさ。不慮の事故とかなんでしょ。
運めーって奴が決めた理不尽な未来なわけよ。
だったらさ、わたしに出来ることって何?」

 わからないと首を振る。だけど、いろいろあったはずだ。

「えっとさ...死ぬってことは、つきつめれば、この世界からあたしが消えちゃう、ってことで。
 あたしという歯車が、ぽんっていきなり抜けたら、
そりゃあてんやわんやでしょうけど、そのうち別の歯車が出来たり、
周りが寄り添ったりして隙間を埋めちゃうわけよ。そのへんは社会と同じ。
 だから、平たく言えば、人生を退職するってことになるのかな」

 そういうことを言っているわけではなかったのだが...

「あ、遣り残したこととか?
 でも、あたしの夢はサンライズ商会の繁栄だったからねぇ。
 流石に一日じゃ無理。
 で、よ。退職する人がしなきゃいけないのは何かって言うと、引継ぎなわけよ」

 引継ぎ、と呟く。

「そう、後を継いだ人が、あたしがいなくなっても困らないように、今までしてきた仕事を渡しておくの。
 それは社会も人生も同じ。まあ商家の娘はそう考えちゃうわけね」

 では、彼女は何かを渡したのだろうか。

「ううん。だってさ――」


「――ここに、縄梯子の跡がありますね」
 と、シェディは亀裂の側面の地面を指差す。
 そこには、土が深く抉れ、何かが擦れたような跡が二本亀裂へと伸びていた。
「それって――やっぱりルッソは下に?」
「さあ...だとしたら梯子をどうしたかですよ。
縄梯子を止めていたスパイクはかなり深いようですから、
下から梯子を引っ張っても、取れるとは思えませんですし」
「こっちに誰か居て、そいつが落としたとか」
「だとしたら、すれ違っていてもいいはずなんですけど...」
 真っ直ぐにルッソを追ってきた筈である。
――だとしたら。
 ふと、ある考えが浮かぶ。
 少しとっぴな考えで、うかつに口には出来なかったが、
シェディは意を決して、
「私が下に降りて、戻ってきます。レンティスタはマウロさんと一緒にここで待機していてください。
 もし、縄梯子が下にあれば、拾って来ますが、なかったら梯子を探しましょう」
 そう言って、魔法陣を描き始める。

(シェディ)

■2005年01月25日(火)  想い馳せて、目蓋閉ざし、涙零れ、砂に乾き...
「バレンタインは一年に一回やねんぞ解ってのか、おー!?
 ホンマ知らんで、届かんかったら全部返品するからな、覚悟しとけ!!」
みたいな電話を食品チーフがしていた。
 発注していたチョコレートがいまだ届いてないやらなにやら。
 横耳にする限りでは、おおかたで相手側のミスらしい。

 この食品チーフは現在の店内で一番気の強いおっちゃんだったりして、
まあものすごい剣幕である。もし自分がどなられていたと思うと背筋が凍る。
 前任の食品チーフが店内で一番気の弱い人だったことを鑑みるに、
営業の人はこのギャップにびびりまくりだろうなあと思ってしまう。
 前任のときなんて、勝手に発注して帰る営業もいたぐらいだからなあ。
 まあ、どっちが優秀かと言うのなら、当然今のチーフの方ですな。

 チーフは散々怒鳴り散らしたあと電話を乱暴に切り、ふと周りが呆然と見ているのに気づいて、
「こわいわ〜」 と、とボケていた。
 ちなみに未知やすえのギャグだ。

 まあ、いろいろそういう事である。
 本気で怒っているわけではないのだ。
 本気で怒られてるわけでもないのだ。
 怒られたほうは「ミスをしたからどえらい怒られた」 となり、
 スーパー側も「一応怒ったし、こちらの利益は確保した」 ことになる。
 そういうこと。
 一種の茶番劇だ。三文よりも安い下手な芝居なのだ。
 商売にマジギレというものは基本的にない、まじめに捉えると逆に自体がこじれる。

 はがき版振り込め詐欺VSマスコミの電話バトルも似たようなもので、
 ああいうのも、詐欺師側にはマニュアルが出来ているので説教しても無駄である。
 のらりくらりかわされて、電話が切れたとたん大爆笑。
 そういうことである。
 茶番劇をしてました、ぐらいにしか思っていない(思えない) のである。

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「<汎用術式(スクリプト)――蛍灯(けいか)>」
 ライムライトの眩い火の玉が、亀裂の中でこうこうと輝く。
 シェディの生み出した魔法の火の玉は、ゆらゆらと揺れながら亀裂を落ちていく
 光は亀裂に反射して壁面の全てを顕にしていたが、しばらく落ちていくと光量がふっと落ちた。
「別の空洞が、下にあるってこと...だよね」
「ですねえ」
 見下ろすあたしとシェディ。マウロ君も背伸びして後ろから覗いている。
 広い場所に出たため、壁への反射が少なくなったのだ。 
「おっけぇ」 と、神妙に頷く。
 シェディに振り向いて、目を見つめて切り出す。
「あたしが行くわ。君はマウロ君とここにいて」
「行くって、どうやってです? 深さはざっと100m以上ありますですよ」
「あう」
 間髪入れぬツッコみに撃沈する。
「それに、まだルッソさんたちがこの亀裂から下に降りたと考えるのは尚早ですよ。別の抜け道があるのかもしれませんし」
「そ、そうだね。さすがシェディ、いつも冷静だね」
 汗を拭うと、シェディがむっとした様子で言い返してきた。
「そうです? レンティが何も考えてないだけじゃないですか?
 人の言うことは聞かないし、すぐ勘違いはするし、
 向こう見ずですし、どこ吹く風なんて無頓着気取っているようで、
ただ流されてるだけですし...」
 ぐさりぐさり。いつにも増して容赦のない言葉のナイフに、あたしは出血だらだらである。
「あ、あのシェーちゃん? なんかいやな事あった?」
 おそるおそる聞くと、シェディはそっぽを向いて、
「べっつに」
 マウロに助けを求めるように視線を送ると、
彼も理由がわからないという風に目をきょときょとさせていた。

(レンティスタ)


■2005年01月24日(月)  トーチカで啼く椋鳥、瓦礫を梳かすせせらぎ...
 夜の廃墟はお化け屋敷ですが、昼間の廃墟は秘密基地です。はい。
 いや、なんとなく。

 ジャンプ購入。
 モーターギア射出はPSPのFDS(フライング・ディスク・システム) のオマージュだろうか。
 許斐先生は沖縄に恨みでもあるのだろうか。
 殲景・千本桜ってどっかで見たなあと思っていたら、一護の卍解特訓シーンだった。神様のつくりかたの精神物質にも似ているかな。

 ソース・ロンダリングなる造語を仕入れる。
 簡単に言うと、スポーツ新聞などの三文記事をワイドショーやニュース番組で扱うことによって、情報の胡散臭さを消したり、出所を隠蔽する手口のことらしい。
 つまり、汚い情報をロンダリング(洗濯) するわけで、マネー・ロンダリングをもじったらしい。
 なかなか、まあ。うまい造語だと思う。

 マネー・ロンダリングとは、銀行強盗で得た金をカシノでチップに交換して再度金に戻したりして金の出所を解らなくする手口のこと。
 裏金を表で使えるようにする。
 偽札を両替機で両替しまくるのもマネー・ロンダリングの一種じゃないだろうか。

 偽札と言えば(以下延々と駄文)

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 金色の粒子を振りほどく。
 軽い脱力感とともに、めまいが起こる。
 精神力が浪費されたと言うわけではなく、単純に貧血症状だった。
 体内エネルギーから精製される金の粒子は、唯一の対魔兵装だが使用のリスクが高い。
「あぁ...とっとと帰って、テキーラを呑みたい」
 いや、まずビールか。枝豆を皿に山のように盛ってもらおう。
 味がわかるうちにカクテルも頼もう。
 ほろ酔いになったら、水割りを頼んで、それからウォッカで酔いを醒まして、
ちょうど月が出たあたりで清酒を堪能しようか。
「くーーたまらないな」
 思わず喉が熱くなる。そうと決まれば、するべきことをさっさとなし終えねば為らない。
 ソルデスタはレンティスタたちを追おうと、地面に落とした外套に手をかけ、ふと視線を固定した。
 数秒黙り込み、やがてため息をつく。
「やはりお前か銀(しろがね)の銃弾――道理で、きな臭かった訳だ」
「はっ戯れたつもりか『金の剣』 つまらんな、実につまらん。ややうけだ」
 うけたんかい、とレンティスタならツッコんだのだろうが、生憎今は傍観者がいなかった。
 声は遠くから聞こえた。反響のため、どこまで遠くかはわからない。
 ソルデスタは、唇の端をゆがめて笑う。
「で、どうするつもりだ。お得意の操り人形はもう潰したぞ」
「ほお、今のギャグは面白いじゃないか。
 だが、操り人形でない人間に操り人形は酷いだろう。
 台詞もないが、彼もまた物語の登場人物だ。
 迷い、悩み、恐怖するただの人間に変わりない。
 君に想像がつくかい?
 忠実に仕事をこなしているだけだと言うのに、鉱夫たちに憎しみと蔑みの混ざった視点で見られ、まるで自分がこの状況の象徴のように憎まれていると言う理不尽さ。
 どうやったら殺せるだろうかと想像されているかも知れないと言う恐怖。
 そしてなにより自責の念をだ。全てが彼を苛んでいた」
「だから助けたとでも言いたいのか」 せせら笑う。「くだらんな、貴様にはギャグの才能はないようだ」
 ソルデスタは、外套を羽織り歩き出した。
「ギャグではないさ、滑稽ではあるがね」
 なにもかもを小馬鹿にするような嘲笑が響く。
 ソルデスタは、その挑発には動じない。
 そうだなと軽く頷き、
「滑稽なのはみんなさ、この鉱山にまともなやつなど一人とていない。
まともなやつは、最初に逃げただろうからな」
 私も十分まともじゃないのだろう。

(『ソルデスタ』)


PaintBBS Java like a children's Homepage
DiaryCGI [nicky!]
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02月22日 戦場に咲いて散るか、徒花よ。
21日 その身に刻れ!!
20日 少年よ旅立つのなら、晴れた日に胸を張って
19日 穏やかで幽かな優しい光。
18日 もかもか部屋。
17日 ラストシーンはいつだってハッピー
16日 旅立つ空に 出会いと別れ
15日 信じてフューチャー!
14日 バレンタインデーッキィッス
13日 ハッピーバスデートゥマイフレンズ
12日 輝いた未来は切ない夜を飛び越えて...
11日 海より深い見果てぬ夢を 追い求める強さが...
10日 積ん読パラダイス
09日 毎日がエブリデイ
08日 この胸に願うからずっと
07日 僕らは旅人。時の旅人。
06日・向かうところ敵なし!
05日 Open your fuck'in gate of the THE POWER.
04日・このまま何も残らずに あなたと分かち合うだけ
03日 呼応する心響き続ける
02日 雪にトケル悲しみを、
01日 ハハハハハーローゲン!
01月31日 この点はでねえぇよ!
30日 おはよーおはよー
29日 マイヤヒーマイヤフー
28日 悠久と旅人は月の裏におもねる。
27日 刻の長きもまたたき一つ、
26日 褪せた夢の、埃拭い、胸に抱いて、風に吹かれ...
25日 想い馳せて、目蓋閉ざし、涙零れ、砂に乾き...
24日 トーチカで啼く椋鳥、瓦礫を梳かすせせらぎ...