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■2004年10月17日(日)
このままどこか遠くつれてってくれないか...
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昨日の日記はご想像の通りです(爆) 魔法の鍋は朝方のテレビでなんかやってました。
かねてより待望のクイックジャパン56号(徹底特集:デスノート)が届きました。 アマゾンで注文していたんだけど、どうも品薄だったようで... まあ、読んでわかったのは、大場つぐみさんがB型だった程度でしたが(笑)
大場さんは「(月は)ノート拾ってなければ良い人だったに違いない」 とアンケートで回答していて、それが、今現在の白月のテーマなんじゃないかなあと思うと深いなあと感じる反面ぞくっとした物を感じます。ノートが戻ったらどう変貌するのだろう(笑)
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「先生は竹本先生とつき合っているんですか? ...その、恋人として」 「いや。どうして?」 ナエさんのでこに当てたおしぼりの位置を覚えてから振り向く。 河合の目は真剣だった。 「でも、昔つき合っていたんですよね」 「はぁ? 誰にそんなこと聞いたんだ?」 「塾の友達から...本当なんですか?」 「嘘だよ」 笑いながら。 「でも」 「ナエさん──竹本先生とも長いから、一度ぐらいつき合ってても不思議じゃないんだがな。驚いたことにその手のつき合いは一度もない」 なんとなく理由は分かっているのだがそれは言わないでおく。 「本当に?」 「ああ...まあ、こんなつき合いしてるから、そう思ってる人が多いのは確かだが」 現に身近な講師の中にも、喜多が早苗の元彼だったと思いこんでいる奴は多い。 「先生は竹本先生のこと好きですか」 「嫌いじゃないな」 「そうではなくて」 「七転八倒...じゃないな。ええと...」 意外としっくりときたが、喜多が言いたい意味とは少し違った。 「ああ...いいです。わかりました」 さすが、とはこのぐらいでは言えないが。 「...でも、それも少し意味が違いますよ」 「そうか?」 「今はどうなんですか?」 「転んでる」 「そうですか」 そこで押し黙ったように彼女は前を向いた。 風が吹いた。秋風か、こんな夜中でも吹くのだろうか。 肌身にしみる寒さだった。そろそろ秋服の時期だ。 そういえば秋服と春服は何が違うのだろうか。 二つの季節とも大して気温の違いはない。だが、なんとなくデザインや色が違うようにも思える。 思考を巡らせながらあたりを一望する。 あたりには三人以外は誰もいなかった。夜の公園というといかがわしい雰囲気があったりするものだが、さすがにこの程度の小さな公園で行為に及ぶ馬鹿もいないだろう。 風がまた吹いた。夏用の制服姿の河合は少々寒そうに見えた。 ――春には夏服に着がえ、秋には冬服を着る。か。 ようは次の季節が夏か冬かの問題なのだろう。春服も秋服も次の季節に対する準備服なのだ。 ――そしてそれが春と秋の正体。 夏を待つからこそ春は陽気で、そして冬を待つ身だからこそ秋はもの悲しい。明確な未来に対するイメージが、現在の季節の感情へとすり替わっている。 ナエさんの恋愛は秋なんだと、そんなことを思う。 自分はその前に冬だった。
(『無題』)
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もうすぐ冬なんだよなあ。 というか、もう冬だ。 | | |
■2004年10月16日(土)
夕暮れに 仰ぎ見る 輝く青空...
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(注:キャラ名はぼかしてますが二次創作です)
その休日の朝は割りと早く起きた。 自分でも割と早く起きたなと驚きつつ、歯を磨いて、顔を洗って、着替えて、それからカーテンをのけて、窓を開けた。 開いたとたん、もくもくと、 これでもかというぐらいに白い煙が入ってきた。
「え...」 どこから来ているのかは知らないが、大量の煙が流されてくる。 あまりの煙の量に網戸を開けて確認することもできやしない。 「何? 火事!??」 わけがわからず軽いパニックに陥る。 ええと、こう言うときはどうすればいいのだったか。 机に隠れ――違う。 ハンカチで口を押さえつつ匍匐前進――ちょっと違う。 マクラを――論外。 貴重品とラジオを持って――駄目だ貴重品の場所がわからない。 んなこと考えてる間にも、煙はどんどんと室内に充満してきていたので、おもいっきりむせた。 息を止めて窓を閉め、それから反対側の部屋のドアと、キッチンの換気扇を回す。幸い、煙は入ってこなかった。 つっかけを履いてドアを開けっ放して外へ出て、一息ついてアパートを眺める。 ――煙は庭の方から昇っていた。
「あんた、なにしてんの?」 裏に回ると、なぜかメイド服装の女の子が座りこんで鍋に火をくべていた。 ちなみに煙はその黒い鍋からもうもうと立ちあがっている。その煙がわざとらしいぐらいに自宅の窓へと風に流されている。 メイド服の彼女は、何の因果か同居人だった。 そういやいたなあとぼんやり考えていると、わたしの声に同居人が振り向いた。 「あ、おはようございます。ご機嫌いかがです?」 手に菜箸を握り締め、爽やかに微笑む。箸の先には黄色く濡れたキッチンペーパーみたいなのが挟まれている。 「...目黒の秋刀魚になった夢を見た」 「あ〜。秋刀魚はやっぱり七厘の備長炭に限りますよね」 のほほんと返される。 「そうねえ、今の時期おいしいだろうねえ...」 おきぬけの寝ぼけ眼で目を泳がせると、座りこんだ同居人の頭の上のひらひらカチューシャが目に留まる。 「あ、今日のお夕飯は秋刀魚の炊き込みご飯にしてみましょうか。焼いた秋刀魚とだし汁でご飯を炊くだけなんですけど、これがびっくりしちゃうぐらいおいしくててててい痛っ?」 突然わたしがカチューシャの位置をずらしたので驚く同居人。 びっくりどっきりした表情でこっちを見つめられた。 「ど、どうしたのですか? いきなり」 「いや」 逃げられたので空になった手をわきわきとさせて、「カチューシャのはじっこって、こめかみに持っていったら痛いんだろうなあってなんとなく思ったから」 「え?」 きょとんとされた。「あ、そうですね。痛いかと思います」 「うん、痛いだろうねえ」 思わず頷く。 一瞬「あれっ?」 と言う表情をする同居人だったが、 「あのでもこれはそう使う物ではありませんので...」 「どう使うの?」 「...」 同居人はしばし沈黙してから、おもむろにカチューシャを取り外して凝視した。 「あ、スイカの大きさ測ったりとかできそうですよね?」 「いや、そんなひらめいたとばかりに言われても」 「いざと言うときはブーメランになるかも」 「かもって」 「えい」 と、同居人がカチューシャを投げると、カチューシャはへろへろと回転しながら放物線を描いてアパートのブロック塀を飛び越えた。 飛び越えた塀の外を4tトラックが走り抜けた。 「あ〜〜!! あ〜〜〜〜〜!!!」 あわてて同居人が外へと回りむと、そこに運悪くロードワーク中の野球部とサッカー部と相撲部と、あとついでにランドクルーザーと石焼き芋の屋台が通り抜け、そのたびになにやら「ふぎゃ」 とか「もへ」 とかの悲鳴が聞こえた。 塀の上にいた黒猫が、ふわあと欠伸をしたので、わたしも思わず貰い欠伸をする。 休日の朝早くに起きている自分というのも本当に珍しい。いつの間にか生活のリズムが規則正しくなってきている気がする。 やたらズタボロになった同居人が、奇跡的に無事だったカチューシャを握り締めて帰ってきた。 「――で、なにしてるの? ってか、何これ?」 焼きっぱなしの黒い鍋を指さして尋ねる。 やたらハイカロリーのガスコンロにくべられていた黒鍋には中身がなかった。空焚きである。 鍋はしゅんしゅんと音はしていたが、煙は消えていた。 「あ、これはですね」 埃まみれの同居人は、うんうんと頷いてから得意満面にこう言った。 「魔法のお鍋です」 「魔法の...?」 またファンシィな言葉が出てきたもんだ。 「ええ、ダッチオーブンって言うんですけど、これ一つで焼いたり、炒めたり、煮たり、蒸したり、何でもできちゃうんですよ」 「ふうん、何でも?」 「ええ、ピロシキからピザまで何でも作れちゃいます」 「それごっつ範囲狭いんだけど...」 「他にもポトフにカレーにブイヤベース、グラタン、カネロニ、ローストチキン、スペアリブ、ミートローフに豚まんにきりたんぽ、炊き込みご飯にパエリア、あとはケーキやマフィンなんてのも作れますし...」 「へぇ〜」 指折り数える同居人の言葉に感嘆する。半分ぐらいどんな料理かはわからなかったが、それは黙っておいた。 よく見ると鍋はかなりゴツくて大きく、新聞紙に置きっぱなしの蓋もマンホールを小さくしたぐらいにある。 「かなり重くない、これ?」 「アウトドア用品ですから。もともと西部のカウボーイが愛用していた物とも言いますし」 なんでメイドがアウトドア用品の鍋をアパートの庭で焼いているのだろう。 「それになんか、焦げてるような...黒いし」 「焦げている訳ではありませんよ」 同居人は、菜箸をもちなおし、黄色い液体を含んだキッチンペーパーを摘みあげた。 「ダッチオーブンは鋳鉄の鍋なので、油を塗って錆止めと“ならし”をする必要があるんです。元は鉄色なんですけど、油が馴染んでくるとこういう風に黒くなって行くんです。こう言う状態になった物をブラックポットって言ったりするんですよ」 と、キッチンペーパーを黄色い液体の入った鉄の皿に浸す。 皿の横には英語のラベルのオリーブオイルらしき物があるので、液体の正体は間違いなくそれだろう。 「これからは煮物とかあたたかい物も作らないとですし、その準備をしないといけませんから。いろいろ作っちゃいますよー期待していいですよー」 煮物...そう言えば久しく食べていない。 期待してもいいかもね、とそんなことを思う。 しかしまあ、空焚きではなく鍋の手入れをしていたらしい。 鍋はブラックポットの名に相応しい黒味を帯びていて、独特の貫禄があるように見えないこともない。 「へぇ...てことは結構使い込んでるんだ、これ」 「ええ、それはもう...」 と、嬉しそうに話しながら同居人はオイルを含んだキッチンペーパーを鍋につけたが、今までのやり取りの間中もしっかり延々と空焚きされていた鍋は油も蒸発しきって煙も出ない程に加熱されていたため、油でびちょびちょに塗れたキッチンペーパーはボッと音を立てて発火してしまった。 ひゃあ、と驚いた同居人は自分がキッチンペーパーを摘んでいるのだと言う事実も忘れてとにかく火から逃れようとして箸を遠ざけるが、その先にわたしがいたものだからふたりしてわあ、と驚く。 その拍子に菜箸からキッチンペーパーが離れたが、驚きで硬直していたわたし達は、その火の玉がオリーブ油に満たされた皿に落ちて行くのをただただ見守ることしかできなかった。
(『鍋』)
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魔法の鍋欲しいなあ。 秋刀魚の炊き込みご飯も食べたいです。 焼いた秋刀魚を磨いだ米の上に乗っけて、だし汁で炊飯するらしいです。 うまそう。
題材に一番合いそうなキャラが彼女達だったので辺境紳士さんとこのキャラクターで二次創作。某所の掲示板に触発されたのは言うまでもありません。 料理のスキルとかの設定が想像と言うより創造だったりするので、日記に書いてみました。あまりに違っていたらどうしよう(笑)
「違う、ちょっと違う、論外」 のパターンは最近では『BLEACH』 の剣八の妄想で読みましたが、他にもどっかで明確に見た記憶があります。 まあ、昔からある手法なのでパクりにはならないかなあとは思いますが...う〜ん。 話は逸れますが、「あ、これ読んだことある。パクっちまったかな」 と思って記憶を辿ると自分が書いた小説だったと言うオチがよくあります。 こんなときはどうすればいいんだー。 | | |
■2004年10月15日(金)
夢を信じて生きていけば...
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マツタケが安いらしい。 台風の影響か、本年はマツタケの当たり年なのだそうだ。 でも、どんぐりや柿は台風の影響と裏年で凶作。熊出撃。ムツゴロウさんは犬を飼ってればどうってことはないとアドバイス。 熊が民家にまで下りてきた地域には、全国からどんぐりの差し入れが送られているらしい。 餌ならあげますから暴れないで帰ってくださいと言うことで、お供えと言うか生贄というか...村にモンスターが住みついて、月に一回餌を要求したと言うRPGによく見られるパターンを連想しました。
そういえばドラクエのCMがもうやっていますね。スマップは7の時もCMしていたような...よく覚えていませんが。 早いもんでドラクエもすでに8作目。このシリーズ、日本初のRPGとして、ウルティマとウィザードリーのいいトコをとって日本人に合うようにポートピアの要素をとりいれてカスタマイズしたってのが最初だったりしますが(参考:『ドラゴンクエストへの道』※絶版)、それが今なおRPGの金字塔ですからね。凄いゲームです。 あんまり関係ありませんが、うちにはドラクエ四コマ漫画劇場が山のようにあります。ガンガン編、番外編、さらには1P劇場やトルネコの四コマまでいっぱい。流石にもう読まなくて置き場所にこまっています。どないしよ。鬼のようにあります。もし世界があと一日で滅びるとしたら、とても読み返せない程の量があります。 8では新職業に錬金術師が絶対出て来ると思ったんですが、どうなるんでしょう。錬金釜と言うのは出て来るそうですが、錬金術師は出るんだろうか。マスターの称号は国家錬金術師とかだと面白いのに。
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「...来たな」 校舎の目立たない一角、育ちっぱなしの草の中に、今はもう使われていない百葉箱が埋もれている。 そこを指定したわけではないが、人気のない場所行けば向こうから来るだろうとは踏んでいた。 百葉箱の裏からノッポの黒服がのそっと出てきた。 「吉泉幸輔だな」 「わかりきったことを聞くな」 フラットな物言いで指摘する。 男の神経質そうな顔相が、微かに引きつった。 「確認だ」 「確認も必要なかっただろう。そこの草むらに隠れてるつもりのデブが病院からつけて来てたはずだ」 ふごっと言う声がして草むらからはみ出ている肉の塊が動いた。 いや、ふごっと言うのは鼻息か。驚いて鼻息が出たらしい。 面妖な。 ちっ、と舌打ちがした。 「フレネル。下がれ」 がさささささと、騒々しい音が遠ざかっていく。 「そう、何もさせるな。この距離だと、俺の方が早い」 音が消えた。 「用件を聞く。別にあんた達には、何もしない」 「...そうだな。用件...っと言うか俺が聞くことはひとつだけだ」 憮然としながら、黒服のノッポはこう訊いた。 「役者になる決心はついたか――吉泉幸輔?」
(『無題』)
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■2004年10月14日(木)
ひっこぬか〜れて〜
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ヤフーからメールサーバー(一般無料分) が100Mに拡充するとの通知。 メールサーバーのクセにうちのホームページの3.333...倍の容量。
ぶっちゃけありえな〜〜い。
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『ぐっすり眠る竜』 恐竜も鳥のように体を丸めて眠るのだとかヤフーニュースでやってました。 その後、鳥に進化しなかった恐竜はその限りでないらしい。 そういや恐竜も竜の内なのだなと、ニュースと全く関係ないどうでもいいことに気づく。 恐と枕につくのに逆に弱くなってるような印象を受けるのは、日本人だからでしょう。きっと。 考古学はちょっと齧っただけだでした。炭素年代測定法とかしびれる設定(違う) を思い出します。
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「...何も言わないんだな。案外つまらない奴だ」 「悪かったわね」 ふてくされて言う。 「どうせフブキとは違うわよ。だいたい何言って欲しいって言うのよ」 「前は悪党とか散々罵ってったじゃないか」 罵って欲しいんかい。 「あれは、単にフブキの影響で...」 「影響」 吉泉が、ようやく振り向いた。 そしていぶかしげにこう言った。 「違うだろ。自分でも思ってもいないことを言うな、そう言うのが一番サムい」 「...何がサムいのよ」 知った風な口を聞く吉泉に腹を立て、語気が荒くなる。 吉泉は、こちらを覗きこむように口を開き、 「...そうだと思いたい。そう思えれば安心できる。そうであればどうでもいい。そのままで居続ければ、何も変わらない」 ぼそぼそと、しかし確実に聞こえるような声音でぼんやりと呟く。 どこか真に入ったその言葉が漠然と心に響いてきて、言い知れぬ焦燥感に圧されてしまう。 「だから...辛うじて今を繋いでいける。今を例外と信じて、いずれ元の日常が来ると諦めて。それまで何も変わらないのだと、子供のころ高く思えた鉄棒に背伸びして見せる...いまはもう届く距離なのに」 「なによそれって聞いてるの!」 上目遣いで睨み見据える吹雪。 吉泉のどこかやつれて卑屈な眼差しが、鋭さを帯びて吹雪に刺さる。 「でも、自分であり続ける事に、本当は誰の許可もいらない」 吉泉はフェンスから飛び降りて、吹雪に背中を見せた。 長身の吉泉は、体をふらふらと揺らしながらも歩く。二週間も寝ていたのだ、そりゃ体もふらつくだろう。 それでも、彼は一度も足を止める事はなく、 「...俺は昔、それを知った」 そしてそのまま、吹雪が出てきた扉から去って行った。
(エンド)
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■2004年10月13日(水)
あ〜くまのちから〜
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デビルマン見て来ました。例のタダ券です。 割とよかったです。 キャシャーンの5倍は面白かったです。キャシャーンがどの程度面白かったのかはおいといて。 自分の場合考えるネタが増えることを面白いと言うようですね。 ちなみにヤフーのデビルマンの評価はメタクソですので、俺の意見は信用するなと言っておきます(笑) 多分向こうが正しい。 いや、実際ひどいんですけどね。筋もテレビ用にカットしたような支離滅裂さだし、役者の演技は...だし。まあ、下手な演技には慣れてるので気にならないんですが。 しっかしまあヤフーのレビュー、1000人以上書きこんでるのに5段階評価で1.5って...原作ファンにはどえらい不評と言うことでしょうか。自分は原作知らんのでなんとも言えないですね。 でもきっと原作読んでたら、自分も怒るんだろうなあ。 親を選べない子供の心境。 以前、『すべてがFになる』 を小説じゃなくてまずゲーム版からやったと森さんのファンに話したとき、嫌な顔をされた記憶があります。あれは傷ついた。親をけなされたと同義ですよ。普通に面白かったのに...。 なんて言うか、自分と違う楽しみ方をした人も許容できるようにならなければ、ファンとは言えないんだろうなあとは思います。 話はそれましたが、ともあれ、牛君とススム君がよかったです。名演っぽい。 そして、ラストバトル。なんで日本に神殿がある(謎) 全てが滅びた赤い世界での決闘は圧巻ですね。ゼブラーマン思いだしました。 と言うか、この手の映画は黄昏の中で闘わないとイケないとか言うルールでもあるのか(笑)
あと、ボブサップって何げに演技うまいですよね。 自分のキャラクターつかんでいるというか、なんと言うか。
注:周囲の評価が本当に悪いため、「嘘つき」 とか言われたら困るのでこういう風に書いていますが、(笑) 自分は面白いと思いましたよ。ほんと。 | | |
■2004年10月12日(火)
とれないぼーるがあーるものかー
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日本初のプレーオフはいろんなところからの不満タラタラで終わりました。
ようするに、リーグ優勝=日本シリーズ進出と言う構図が日本人の常識なのだったと言う話。 このイメージによって、ダイエーはリーグ優勝しなかったと言う帰結的発想に陥ってしまうのである。優勝したと言う事実は変わらないのに...あわれ。
まあ、6球団しかない中で3球団もプレーオフに参加できると言うシステム自体どう考えてもおかしい。 近鉄のせいであんまり気にしなかったけど、西部がプレーオフで優勝してその事実に気づく。起こってみないとわからんものだ。多分ダイエーが優勝してたらおかしいとは思わなかった。のっけからこういうエラーに見舞われるというのはアンラッキーなようで実はラッキーである。 だいたい、プレーオフがあるメジャーリーグは、30以上の球団から4チームを選出して争うのだ。それがいきなり6球団中3球団と二分の一にまで確率が上がるのである。へそが茶を沸かす。 本気でプレーオフがしたいのなら、セ/パ・リーグの一位と、両リーグの二位の勝率の高い方の3球団で争うとかすればいいのだ。
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「あんたいつ“帰って”きたのよ」 「昨日の晩だ」 遠くの運動場を見たままの吉泉は、無視するかと思いきや意外と素直に答えた。 一体どんな地獄を見たのやら、フブキの教育相は確実に効いているようだった。 「起きたら病院だった。学校へ行こうとしたら医者に止められた。丸二週間寝ていたんだから無茶するなって言われた」 「そりゃあ、ねえ」 謎の昏睡状態(向こうの世界に行っていたから魂が抜けていたのだ) からいきなり目覚めたのだ。医者にしてもそう言いたくはなるだろう。 「で、退院してきたわけだ」 「寝てただけだ。入院費も馬鹿にならない」 「ふうん」 としか言い用がない。 いつまでもこんな奴の後頭部ばっかリみてもあれなので、私も真似て運動場の方を見る事にした。 互いのペットを見ながら会話するおばちゃんの気持ちはきっとこんな感じだろう。 「...母親がつきっきりだった」 話が途切れたのでなにか言わねばと思ったのだろうか。そんなことを言ってきた。 お母さんがつきっきりと言うのは、病院に泊まって看病してくれたと言うことだろうか。なぜいきなりその話に飛ぶのかがわからない。 「島根からわざわざ弟とかほっぽりだしてな」 「え、待って。あんた島根出身なの?」 「あんたって言うな。俺はお前の何者でもない」 それを言うなら、あんたなんてあんた以上の何者でも無いと言い返せそうだけど、 「...じゃ、なんて言えばいいのよ」 「ヨッシー」 「却下。ねえ、それより一人暮らしなの?」 何が不満なのか、吉泉は一瞬ひるんだ。それから、 「そうだよ、非の打ち所もない感じだろ」 不満そうに、けどどこか偉そうに胸を張って言ってくる。 「悪いかよ?」 とか「なんか文句あんのか?」 とベタに言い返さないところに好感が持てた。持ってどうする。 「誰も文句があるなんて言ってないけど...」 しまった、どっちにしても私の反応はお約束だ。 私がお約束の様式美に悩んでいるとは露知らず(そりゃそうだ)吉泉の話は続く。 「起きたとたん、延々喋りまくられた...家族の話とか近所の話とか、俺の部屋が空いたから親父の部屋にしようとか、裏の桂さんが俺々詐欺を撃退したとか...その割に俺に何があったとか全然聞いて来なかった」 個人的に俺々詐欺の話を聞きたかったけど、吉泉の話はまだまだ続く。 「退院したいってったらとたんに青い顔して、あと一週間ぐらい様子見で入院しろだとか、いったん休学して実家に戻ろうだとか...」 「いいお母さんじゃない」 「...過保護なんだ。過ぎ過ぎている。今回のことも、どうせ俺が学校でなんかされたからこうなったって思っている。 だから、学校に戻ればまた俺が何かされてると思って、それでどこにも出したくない。当人以上に怖がって俺を引き篭もらせようとしている。もう何も起こらないように、いや、それ以上に“俺が何かしでかさないように”だ。 ...いい勘してた」 自嘲気味の声だった。 そう言うジョークに笑える感性を、私は持ち合わせていない。 「もとは割とサバサバした人間だった...中学卒業してからだんだんおかしくなって...俺が、そうさせてしまった」 私は、吉泉の境遇については知らない。だから、彼の言いたいことが見えない。 一体どう言う話なのかの想像はある程度つくが、話の延長とは言え少なくとも見ず知らずの人間が聞く領域をとうに越えている。 それとも、見ず知らずだから愚痴れるのだろうか。 「それでも、こうして信じてひとり暮らしもさせて、今もこうして学校へ行かせてくれてるんでしょ?」 「気づけなかった追い目があるからな」 フェンスの上の吉泉は、相変わらず運動場を眺めたままで、彼の表情を伺うことは誰にもできなかった。
(『普通の人々』)
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■2004年10月11日(月)
さよなら蒼き日々よ。
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久々にジャンプ感想
テニプリ> 氷帝が全国大会参加決定。 ある意味凄いよ。読者の根強いファンレターのおかげで打ち切りしたのにまた再連載しだしたライジングインパクトより凄い。 跡部がタンホイザーサーブしていたのには笑った。マンガアニメ共通の技なのか。やはり打つときは目の色が虹色に変化するのだろうか。 アトベスポーツジムって、どんだけ坊ちゃんやねん。 でも、ラストのコマのジローの飛び方はおかしすぎ(笑)
ボーボボ> ロジックパズルクリアーしました。 こう言うの面白い! もっとやってくれ!! 一個勘に頼らないといけない部分がありましたが、一応なんとかなった。 ジャンプに直接書き込むのは紙質が悪いからやめといた方がベターです。
ハンター> もう、やってる回だけ「作者が取材終えたので掲載します」 てのっけたほうが早い気がする(笑) 今回のはもう下書きと言うより、ラフだぞこれ(笑) それでも読めてしまうってのは、マンガの技術が神の域だからなんだろうなあ。
リボーン> 今回は笹川兄もハルも出てないや。ちぇ。
武装錬金> チャクラムかあ。滝夜叉丸先輩を思い出すなあ。 面白いのに下位を突っ走ってるのが気になる アンケ出すかなあ。武装錬金だけは結構出してるぞ、俺。
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「日本の空がこんなに落ち着くとは思わなかった」 フェンスをよじ登ってきた吉泉は、こちらに目を合わせずにそんなことを言った。 空は見事な快晴だった。 吉泉は、結局もといたフェンスの上に腰をかけていた。 青春ドラマみたいで微妙に恥ずい。 「そうねえ。そう言われると、毎日見てるはずなのに懐かしいかも」 同意する。 「空は青いし」 「赤くもないし」 「昼間から星が見えないし」 「月は二つもないしね」 ルルリラリラリリリリ... 予鈴が鳴っている。キリスト教の学校でもないのに宗教音楽の『ウェストミンスターの鐘』――いわゆる普通のチャイム音を使用するのはヘンだと言うことで、白鳳高校は独自のチャイムを使用しているのだそうな。 チャイム程度にキリスト色もあったもんではないとは思う。 「最後のは誉めてるんじゃないの?」 「月二つ、つーのも悪口には聞こえねーな」 ターツカタートートー...ポヨヨーン ...難点があるとすれば、この間抜けな音楽が誰の何と言う楽曲なのかがさっぱりわからないと言うことだ。誰も知らないし、それらしい記録も残っていない。開校以来その全ての歴史をつぶさに見てきたと言う校長ですら知らないと言うし、そもそも誰が選曲したのかも謎なのだそうな。 メロディに関しても誰も聞いたことのない音楽で、趣味がクラッシックとハードロックと言う音楽の教師は首をひねって「オリジナルじゃないか?」 とコメントしたほどだ。そんなこんなで、この曲はオリジナルだと言うことで一応の決着はついているが、今なお学校の七不思議として語られていたりもする。 真相については白校の『探偵部』 がもっか調査中で―― 「予鈴...終ったぞ。行かなくていいのか?」 「あんた、何も知らないのね。今日は全校四時限目までよ」 「そうか」 はじめて聞いたと言う様子だった。サボるつもりだったのか、こいつ。 外面は優等生してるんだと思っていたんだけど、それは辞めたらしい。フブキの『教育』 の賜物だろう。 そうだったのか、と吉泉はもう一度呟いた。 「やばい、全然嬉しくねえ」 「ご愁傷様」 やばい、と呟いた吉泉の心情はなんとなく理解できた。 こんな日、普通の高校生なら喜ぶべきなのだろう。 でも、今はもうそんなささやかな幸福が、どうでもよくなってきている。
(『普通の人たち』)
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■2004年10月10日(日)
空いっぱいの...
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どうしようもないほど青い空だった。 雲ひとつない空を日本晴れという。雲量が一以下の空を快晴という。 目算で雲は視界の0.5割りぐらいを覆っていた。 本州晴れとでも言ってやろうか。 そんなことをつらつらと考える。 「こらぁ、そこの男子!」 空から声が降ってくる。 見知った顔だった。 「あんたは...」
そういえば、フェンスの下には段差の違う屋上が続いているのだと思い直して、夜宮吹雪は急いで駆け寄ったのだった。 グリーンの網の目フェンスをよじ登って下を見る。 予想通り一段下の屋上で大の字に寝転んでいる男子生徒を発見して、息をつく。一瞬でも本気で飛び降りたと勘違いしたためか、どっと疲れた。脱力した分だけフェンスにお腹が食い込む。 徒労感にくらくらしながらも、フェンスに手をかけて気力を振り絞る。 「こらぁ、そこの男子!」 思わず叫んでいた。私ってこんなキャラだっけとふと考える。 下の段にいた男子生徒と目が合った。 見知った顔だった。 「あんたは...なんだ、偽姫か」 「げ、吉泉幸輔」 沈黙。 「げ、とはなんだ。失礼な!!」 「こらぁ! 偽姫って何よ、失礼ね!!!」
二人して同時に叫んでいた。
(『普通の人たち』)
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日常とは、雲のようだ。 うつらうつら風に流され。 ふと見ると、ぜんぜん別の形になっている。
雲を見上げれば、明日の天気は見えてくる。 | | |
■2004年10月09日(土)
くうそーにまみれたー
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『エマ』がアニメになるんだって。 「お...って何チャンネル?」 わかんね。地上波じゃなかったりして。 「危ういわね、それは...」 まあねえ。 「しっかし、英國戀物語って枕詞は凄いわねえ」 わかりやすくていいじゃん。 ハガレンのエドも1921年のミュンヘンに飛んだことだし、ヴィクトリアンブームはまだまだ続く。 「20年もあとだし、ミュンヘンはドイツでしょーが」 まあ、その辺のスチームな時代。 「ところで、あんたエマの副読本は持ってるけど原作持ってないんじゃなかったっけ?」 うんにゃ、もう原作買って読んだよ。 「ほう」 あれだ、自分で言うのもなんだけど「副読本だけ買って原作買ってませーん」 とかそう言うスタンスがかっこいいと思ってる人みたいな痛さを醸し出してたし、早々に読まねばと思ってたんだけど、結構時間食った。置いていない本屋が悪い。 「あんたの情熱が足りないだけのような...」 | | |
■2004年10月08日(金)
金曜日。
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何を言う 「自由」 と言うのは 最大の「不自由」 なのだぞ! (ダビスタブリーダーズバトル:越智義彦/アスペクト)
必要に駆られ某TRPGを見学。 十回も遊んだわけではないが、それでも少しは見えてきた物もある。 TRPGはある程度、自由に振舞わないと、選択幅が多いだけのRPGと成り下がってしまう。 演劇的に言えば、台詞を忠実に覚えて機械のように正確に演技するだけで頭がいっぱい。 設定が多いほど設定に囚われ、戦術(選択肢)が多いほどその戦術に頼りっきりになる。組み上げた行動は、どう転ぼうが踏み固められた常道の上しか走らない。 アドリブさえも台本にメモされているような、そんな錯覚。 コマンドに定められた行動しか行わないのであれば、チャットしながら戦闘ができるネトゲとさして変わらない。 「思ったより自由じゃなかった」 と言うわけではない。そんなのは、初心者が感じている「ままならなさ」 を経験者が適当な言葉に置き換えただけの方便だ。 そうじゃない。やれることは多い。 現にTRPG初心者の自分はめまぐるしいほどの自由を感じ、必死に喰らいつこうとしている。 自由だがままならないのだ。 できる、自由はある。感じている。だが、 「自由は思っていたほど楽しいものでもなかった」 だから、自由であることが重石になる。定石という名の漬物石だ。真に気楽に振舞えるのはダイスの目のみ。自由は36分の1の可能性よりも窮屈だ。 自由――演技をゲームを楽しむには、ある程度のセンスと経験が必要である。 自分にはそのセンスの部分がない。 | | |
■2004年10月07日(木)
隣に人のいる風景。
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陰陽大戦記(アニメ) が結構面白く、逆にそのあとの注目していてたはずの冒険王ビィトはあまり面白くなかった。 どうも才牙を出すときの台詞がくさすぎる(笑)
式神を召喚し、それを使役して闘うと言ったいわゆる『自分は闘わず指令役として戦闘に参加する』 と言った戦闘スタイル。 ポケモンや遊☆戯☆王、古くは鉄人28号やら悪魔くんとか結構あったりする。 最近になって加速度的に増えたような気がするが、あれはポケモン風のモンスター収集ゲームやらカードゲームやらが増えた、と言う身も蓋もない理由が原因だったりする。モンスターがいっぱい出るカードゲームやゲームのアニメ化はだいたいこの「自分は命令して相棒のモンスターに闘わせる」 パターンになるのだ。例外は思いつかなかったのでないと言っても良い。
自分はダメージを負うことはなくただ命令するだけなんて主人公は人としてどうだろうと言う印象もあるが、その辺は適度に主人公も痛い思いをすることでフォローはされている。(例:モンスターが傷つけば自分も傷つく、巻ければ死ぬ、負ければ魂を抜かれる、勝機をつかむために自分もアクティブに戦闘に参加、等)
まあ、そんなことはしなくても、このタクティカルバトルもこれはこれで面白い。 第一に、主人公が基本的に弱く一般人に近い立場なので、感情移入しやすいと言うこと。遊☆戯☆王とかであれば主人公と同じ立場(デュエリスト) になるなんてのは、そもそもアニメがそのために作られている。 かっこいいと思えば真似できてしまうのだ。 そりゃ子供の食いつきもいいだろう。 第二に、常にパートナーと闘っているという点。 友情を感じ取れていい感じである。 そして、なによりゲーム性が高い。まあ、ゲームが原作なのが多いから当たり前なんだけど(笑)
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ったく、なんてことなんてことなんてこと。 独り言を口にも出さず、ぶつぶつぶつぶつと頭の中で繰り返す。 そんな気持ちなもんだから、いつもと違う自分と相対しているということを理性的に受け止めるために、いつもと違う行動を起こしてなんらかの意思表示を自他共に催眠してしてみるのもいいだろうと思うのも無理はない。わからんか、わたしもわからん。 まあようはそんな気持ちで気分転換に赴いた屋上ではあった。 屋上は以前長谷川の手伝い(のさらに手伝い) で、吹奏楽部の楽器を運いこんだことがある。新入生歓迎会の一環で、吹奏楽部が屋上で演奏会をしたのだ。 白鳳高校の屋上には、みだりに出てはいけないとはされているものの、普通に開放されている。まあ、だからこの前はあんな人が空中を舞うようなことが起きたわけだけど。 開放されてはいるものに、実際にこの場所を使用する生徒はいない。 まあ、当たり前である。体育館裏と同じで告白するときにでも使うんじゃないかなあ程度だ。 生徒の行動範囲なんて案外狭いもんである。生徒は広い学校においてより普遍的な毎日を送るべく、その活動範囲を必要最小限に整理するものなのだから。 私にしろ、自分の教室と移動教室とトイレだけしか行かないで一日を終えるなんてことはざらだったりする。未だ学校と言う物件に、クラスメイトとその周辺との社交場と、それなりの学習施設といった価値しか見出していないのだから、まあそんなものだろう。 そんなわけで屋上には誰もいない。 ――はずだった。 「げ」 フェンスの「上」 に男子生徒がいた。そいつは平均台よりも細いフェンスのてっぺんで、いわゆるうんこ座りをしていた。 どう反応すればいいのか考える暇もなかった。 扉の開く音に反応していたのだろう。遠すぎて誰だかわからない顔がこちらを振り向いてから、 落ちた。 「ええええ!!!?」
(『ある日常』)
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■2004年10月06日(水)
怒りを覚えるのなら、それは失望ではない。
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失望と言うものにエネルギーは要らない。 それは例えば、ドラマの第一回を見て二回目以降は見ないこと。 暇潰しにチャンネルを意味も無くまわすこと。 掛けられた絵に立ち止まらないこと。 読みきりマンガを一ページだけ読んで、次のマンガに飛んでしまうこと。 小説を読んで、5ページも読まずに飽きること。 ゲームの二作目を買わなくなること。 雑誌のレビューに、何の興味もわかないこと。 他人の推薦するリンクアドレスを開いて、見て、すぐに戻るを押してしまうこと。 失望とは、結局そのようなことではなかろうか。 本来の失望と言うものは、ささやかに緩く、おおらかで弱く、誰に何の傷みを与えることもなく、通り過ぎるよう空気にまぎれ、霧散し...そして何も生まない。 そこにあることが何の望みにもならない、興味と言う感情が僅かに揺らいで、波のように揺らいだ分だけ元に戻る。しごく当然に。 失望とは望みを失うのではなく、望むことを失うこと...
――とまあそんなことじゃないかなあと思うわけですが。
いや、まあ何がいいたいかと言うと、若いうちはなんにでも反抗して何ていうあれは要するに何に失望もしてないってことなんですよね。何にでも希望が持てると。 若いっていいなあ。
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たわごとはさておいて、先週遊戯王DMが最終回でした。 毎回毎回、見せてくれる演出で、特にカードゲームならではの『逆転』 の演出には毎回毎回目を見張る思いでした。 しかし強いなあ、天よりの宝札。 ちなみに、遊戯王で一番多く使用されたカードは『強欲な壷(カードを二枚引く)』 ですw そういうところだけリアルだったんだよなあ、このアニメ。
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■2004年10月05日(火)
とくになし。
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「くそ、反則だ! てめえ」 「反則...ですか?」 比沙は首をかしげた。 「ああ、もう反則だ! ルール違反だ!!」 「そのルール違反とは、火曜サスペンス劇場の回想シーンが、実際には起こっていなかったと言うぐらいの違反でしょうか?」 「知るか!」 わめくトツ、びしびしと比沙を指差して、 「いいか、てめロボチクチョウ! ロボットてのは人を傷つけちゃいけねえんだよ! ったく、近頃の若いロボは三原則も知りやしねえ...」 「...検索終了。それぐらい知っていますよ」 「嘘つけ!」 毒づくトツに、比沙は自信満々に得意満面に、 「ロボット三原則――その4! 悪党は無条件ではったおしてよいものとする!」 「するわけあるか、あほんだら!!」
(わたしはロボット)
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『われはロボット』 購入しました。ロビィまで読みました。 面白かったです。こういうほのぼの話って最近ないなあ。 じっくり読んでいきたいと思います。 市長の話を早く読みたいのですが何話目にあるんだろ。
ちなみに、火サスで実際に起こっていない出来事を回想シーンにするのは、ミステリー小説で犯人が超能力者だったぐらいの反則に当たります。 | | |
■2004年10月04日(月)
ああ、すばらしき無駄遣い。
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二日連続で図書館物の話し書きましたが、皆さんはでっかい図書館に言ったことはあるでしょうか。 自分はあります。 その名も国立国会図書館関西館。 平成14年に開館した国の建物だけあって、これがまあトンデモない。 京都の祝園駅からバスで行くわけですが...バス停(国会図書館前) 降りて、何故か100m先にぽつーんと在る建物を見てこう思いましたよ。
なんだこの近未来施設は???
度肝抜けましたね、あれは。 何しろ無駄に総ガラス張り。遠目でも無駄にぴかぴかきらめいてます。 ロケーションがまた最高で八車線はありそうな無駄にでっかい道路。 都市開発が頓挫したかのような広大な空き地が続く中、無駄に500m置きぐらいに、無駄にでかくて四角いビックサイトのような建物が無駄にどーんと建っていてる。 反対車線には無駄に長い公園が延々と続いていて、そしてまったくといっていいほどひと気がない。 トラックが走れそうなぐらい無駄に幅広の歩道は、石畳の隙間から芝生がわさわさと生えているのが無駄に哀愁を誘います。 で、図書館に近づくと、そこには無駄に厳重で重厚な自動ドア。 ガーとかじゃなくてヴーンと無駄に研究施設っぽい開き方。 入り口にカウンターはなく、警備員が無駄に一人自分を出迎え。 奥には無駄に長い下り階段と、やはり無駄にガラス張りのエレベーター。地下と最上階とを無駄に結ぶらしいそのエレベーターは、一階の入り口が無駄ではないけがとにかくない。 無駄ではないが静寂に包まれたガラス張りの空間。自分の足音なんて気にしたの久し振りだと思いました、無駄に。 で、長い階段を無駄に下りれば、そこには無駄に広大な窓口とセキュリティゲートがあって... まるで人間の手によって人間の生活臭を排したかのような――まあ、一部の人にわかりやすく言うと、森博嗣の小説にでも出てきそうな図書館でした。
...最後のたとえが一番わかりやすいな。恐るべし。
そして中がまたすごい。 無駄に大理石満載、無駄に黒革のソファーごってり、何故か地下に図書館...は埃とか騒音とかの関係だろうけど、上には無駄にカフェテリア。 しかも無駄にハイテク。パソコンも無駄に(これは結構本気で) どっさり。100台はくだらなかったような。 けどまあ、ハイテクなだけあって入館証は便利なことにIDカード。 改札機のようなセキュリティーゲートもそのIDカードを「置けば」 認識してくれるし、閉架図書の閲覧予約も勿論パソコン、コピーの申請も勿論パソコン、申し込めばいたるところに備えられた電光掲示板に申し込み状況が表示されて、そこに自分のIDが表示されればカウンターに取りにいくといった感じ。ビバ、ハイテク。カフェにも掲示板はあった気がする。待ち時間を優雅に過ごせるので、これも無駄ではない。自販機のジュースも120円と親切。しかも映画館にあるような痩せた缶ではない奴。この辺は好感触。 でも、マウスのホイールがなかったり、ひらがなキー押してもひらがな入力にならなかったり(OSが古い) ところどころ古かった(笑)
しかしまあ、面白かったです。 国が作る建物ってなんというか、馬鹿らしいほど無駄に金掛かっていて、見なきゃ損しますね。 見ても損した気が起こるかもしれないけど。
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『無敵鉄姫スピンちゃん』 購入。 前回のジャンプ読みきりが面白かったので買いました。作者の宣伝効いてるよ(笑) 『リボーン』 も購入。でもハルがまだでてこない... 『王様の仕立て屋4』 も購入。イタリアの話なのに何故かさだまさしが出てくる不思議。仕立て服ブームとか来ないかなあ。 | | |
■2004年10月03日(日)
特になし
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世界の中心で 『スウェーデンリレーって何でスウェーデンって言うんですか!』 とさけぶ。
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「明日は体育祭だ!」 「うん、そうだね」 「聞いてくれトール! おれスウェーデンリレーのアンカー(400m)任されたんだよ!」 「うん、知ってる。同じクラスだし」 「スウェーデンリレーって何でスウェーデンって言うんだろうな! こっちの世界は不思議に満ちているな!!」 「いや、さすがにそれは知らないけど」 「くぅ〜! 燃えてきた〜〜!!」 「うん。でも君、本気出しちゃダメだからね」 「え? なんで」 「当たり前だろ、100mを3秒で走る高校生がどこにいるんだよ」 「あっちの世界では比較的平均レベルだったような...」 「残念だけどこっちの世界だとコカール君(ターボ) でも無理なんだよ。やったら即刻世界観レベルで退場貰っちゃうって」 「う...い、いやこっちの世界の人間だって、ちょっと死ぬ気になって人間の限界を突破すれば」 「...死線に足が掛かるスウェーデンリレーがどこの世界にあるって言うのさ」
(結局スウェーデンリレーってなんでスウェーデンというのだか)
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スーパー裏方の張り紙その一
『近所の学校の運動会の日を教えてください』
○○小学校 (26日 日曜日) 聖××小学校(25 土曜日) ・ ・ ・ *()内は従業員の書き込み
あ〜。 こういうリサーチって、パートのおばちゃん任せだったのかあ。
運動会。前日は冷食と果物が売れます。 でも当日は客が減ります。 でも今年は台風直撃だったような。 そういえば自分、幼稚園の運動会は公共のでっかい町民体育館でやりました。 雨だったのでしょう、きっと。 その日、いきなりおかんに陣痛が来たというエピソードがあったので無意味に何日だったのかまで覚えています。よくわからんが、タイミングのいい弟だ。 | | |
■2004年10月02日(土)
う〜ん。
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最近、回りに株をやり始めたという人が増えたような。オンオフ含めて。 「市場がにぎわっていいことじゃねえか」 おう、ジェイクか。ファンタジーの証券取引屋ってよくこんなキャラ出したなあって思うけど、実はお前が初めて書いた小説らしい小説のキャラだったりするんだよな。割と思い入れ深いキャラで...って、お前、株は余裕のない人はするべきじゃないみたいなこと言ってただろうが。 「余裕の程度にもよるな。俺らの世界はネットねえし、リスクむちゃくちゃ高いし。勇者株(勇者を銘柄にした株券、関係ないが芸能人を銘柄にした株券ゲームというものは存在する)なんて紙切れになる可能性のほうが高いし」 ...まあ、リスクが少なくはなってるんだよな。税法だって色々変わってきてるし。手数料だってかなり安くなってきてるし。 けどまあ、一番の影響はマガジンの株漫画なんだろうなあ。 「MIQか、先週の『買戻し』 の話はなんか詐欺っぽかったよな。深夜の通販に見え隠れする胡散臭さというか」 普通に取引の一種なのにねえ。市場を活性化するための。 「もっと普通に紹介できねえもんか。あんなに上手くいきゃ世話無いっつーに。リスクも微妙に生ぬるいリスク紹介してるし」 ドリーミーすぎるんだよね。あれ読んだら、どうやっても儲かりそうじゃん。 「んなわきゃないんだがなあ。デイトレはデイトレで結局一進一退だし。高校生に借金(信用t)してでも株を買えというのもいただけねえっていうか」 まあ、そもそも高校生が信用口座なんて開設できるわけないけど。 ネットだと、偽ったりもできるからなあ。『ビッグマネー!』 でも子供がデイトレードやってたっけ。信用取引はともかく、デイトレまでだったら手続きも割と簡単だしなあ。 「...なんかやったことある口ぶりだな」 あるよ。今は何もしてないけど。 「あるんかい。たまにどうでもいいこと秘密にしてないか、お前」 これぐらい割りと黙ってるもんだと思うよ。 でもまあ、株とは言わないけど投資は今を生きる人間の必須というかなんと言うか。 さすがに何かしらの投資をやらずに生きていくというのは無理だろう。 将来の目標は社長だからね。 「社長?」 いや、知らんけど。 「なんだそれ。まあ、痛い目見ん程度にやるこったな」 だね。まあ、パチンコ程度に。 「おいおい、株はギャンブルじゃないぞ。俺はそういう値動きで金を設けるというやり方は推奨しねーからな。もっと中身見て買えよ」 それもそうか、ゲーム屋の株でも買って保存するかな。 ...スクエニ買えるかなあ。今は...3030円? 100株単位だとして...う〜ん。 「100株じゃ株主優待は出ないがな。そもそも、スクエニには株主優待ねえけど」 あ、そうか。意味ねえや(笑) 「総会には100から出られるらしいぞ」 え、そうなの、意味あるじゃん? 「...そうかあ?」
(せめて日経新聞が読めるぐらいの知識は必要なのだろう)
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■2004年10月01日(金)
おお、来たよ来た。
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ホイホイさんが来た。 「...その言い方だと、本当にホイホイさんの現物が来たみたいな言い方よね」 あんな、31290円もするもん買えるか。 「でも、これも一応、初回限定版なんだよねえ。え〜と、使う用、飾る用、保存用、デッドストック用?」 買うか〜い。普通に一冊だけじゃ。大体、初回限定版とか言っても、予約すれば全員買えるしデッドストックする意味なんてないぞ。 「PSソフトの初回限定版はなんか凄い値段になってたけど?」 あれは、フィギュア付だからなあ。 「で、肝心のDVDは?」 おもしろかったよ。気になったのは、関西弁ぐらい? 「それは...およそ五割ぐらいにわたってるような...」 まあ、でも見たいのはホイホイさんだし。人間サイドはマーズ製薬関係の方が好きだしOK。 「...? 出てたっけ?」 出てたと思ったけど出てなかった。10分じゃ流石に無理だったかな。 そういえば、昨日タイミングよろしくビームサーベルと波動砲の開発に命を賭けている人がテレビで出ててね。 「ほう」 古屋敷さんって、あんな感じだろうなあと思った。 「ああいうはっちゃけた人がいないとホイホイさんなんて夢のまた夢なんでしょうね」 だねえ。 ボリュームで言えば本の方が大きいけど、DVDはこれで見てよかった。満足。 「本とボリュームすごいよねえ、何話あるんだろこれ」 数え切れない(笑) しかも、にあったりしておまけのボリュームもばっちり。ダイアリーはURL打ち込んだら本当に繋がったし。 「それは、すごいねえ」 うん、何がすごいって結局単行本になったことだよね。 本当にすごいよなあ。3年越しの傑作。これだけで十分に3000円に値すると思うよ。
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「もう一冊、別の本注文したてんだよね」 うん、『うめぼしの謎 完全版』。幻の最終回まで含めた復刻版だよ。 これはこれでかねてより欲しかった逸品。ギャグ王は創刊から全部読んでたから。色々思い出深いよ。あとは、勇者カタストロフの最終巻が未だにみつからないのだけ心残りだ。ファンタジーで空飛ぶスーパーマーケットを出したのは多分あの話だけだ(笑) コンビニなら、スマイルはゼロゴールドってマンガがオススメだけど。 「エニックスだらけねえ」
(昔エニックスオタクというあだ名をつけられた覚えがあります:笑)
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■2004年09月30日(木)
ドラマガ購入!
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伝勇伝> そっちネタか〜。よく考えると伝勇伝もテニプリ並みにイケメンキャラが出てはそのまま放置されてたまに出るというシステムで進んでるんだよなあ。 面白いからいいけど。 そういえば、先週の柳生と海堂のマスカレードは面白すぎた。 マスカレードって仁王の技じゃないのかよ、と。
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「あったよ。あんたこれ本のタイトルじゃなくて論文の名前じゃないの。気付くのに5分もかかったわよ」 「え、そうなん? ...っと、でかいな」 B5サイズの高さが辞書の二倍ぐらいはある黒革の本に、思わず大介は悲鳴を上げる。 「雑誌にちょっと載せてた文献だったからね。雑誌集持ってくるしかないっしょ」 「あ、雑誌をまとめて綴ってあるのか、へえ」 ものめずらしげにページを開く大介の反応に、美春はうへえとのけぞった。 「まさか、雑誌集も読んだこと無いの? それで五本の指だってんだから笑えるわね。生徒会がカリカリ来ちゃってるわけだわ」 「いや、五指っていってもなあ。新聞部が勝手にランキングしてるだけだし、しかも俺どっちかというと肉体派の突出パターンだし」 パラパラとめくると、数百ページごとに硬い紙でできたページが現れる。その本は数十個の雑誌を表紙から裏表紙までそのままに綴るという体裁をとっていて、白く硬いページは表紙と裏表紙の部分だったのだ。 「で、その肉体派のあんたがなんでそんな研究読むの? 時の果なんて陰気な場所に篭ってるくせに」 「陰気...って。あそこはあそこでイメージどおりの世界を創造できたりして面白いんだぞ」 「その代わり体感時間が45億倍にまで跳ね上がるんでしょうが」 「二人以上存在するとな。この図書館だけ例外みたいだけど」 この図書館はどこの世界観にも属さない。ゆえに、こうして求めれば世界を超えて時の果てにさへ繋がるのだ。 「にしても、人と1秒会話するだけで142年と半年かかってるってことでしょうが。なにそれ、仙人でもそんな苦行しないわよ」 「まあ、白状するとだな。それがつらいからちょっと手を打とうと思ってるんだが...」 目的の文献を探しながら、久々に大介は苦笑してみた。 「あった、これコピーしていい?」 「...はいはい、一枚30円ね」 「げ」
(『借りてコピーした方が安い』)
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図書館のコピー代は高いなあ。 雑誌は発行より二ヶ月経っていればコピー可能。 ただし、本全体の8割以上はコピーできない。 論文の一つ一つに著作権がある場合は、許可が必要。 ...だったかな。 閉架式の図書館というのはなかなか面白いので、一度行ってみることをオススメします。実際は、開架している本も置いてるんですけどね。辞書とか。
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■2004年09月29日(水)
明日がまた遠くなる。
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およそ全ての情報が封じられている、大図書館。 とはいえ、それを参照できる司書の存在が無ければろくに機能はしない。 なぜならこの図書館は全て閉架式図書であり、普通に本棚に本が並んでいる一般の開架式図書館とは違い、倉庫から司書に本を持ってきて貰うように頼まなければならないからだ。 無論そうしなければならないのには深い理由があるのだが、だがまあしかし、唯一の不便は唯一のオアシスとでも言うべきか。 見目麗しい銀縁メガネの司書は、今日も優雅に読書をたしなんでいた。
「よ、御所。ちょっくら頼むわ」 葛城大介は、マントにかかる雪を払い落とし、尻のポケットから生徒手帳を取り出しカウンターに置いた。 ピンクのカバーの文庫本サイズの本を読んでいた御所美春(図書委員) は突然の珍客に眉根を寄せて、無造作に置かれたぼろよれの生徒手帳を手に取った。 表紙、背中、天、地、小口と外見を眺めて、 「手入れが行き届いてないね。書物を大事にせん奴に貸す本など無いよ」 そんなことを言う。 「って、生徒手帳だろうが」 外套を剥いで制服姿になった大介は、ダルマストーブに手を翳しながら抗弁する。 「書物には変わりないでしょうが」 美春は文庫本を閉じて、カウンターに置いた。 大介の生徒手帳を空中に放り投げる。 手帳は落ちる直前でぷかりと浮いた。 美春は手帳を上下に挟むように手を翳し、 『偉大なる閃き、万有の英知... 其は、人の疑念より生じ、移ろい、ないし潤いをもたらすもの。 本懐を遂げるため、今一度、顕現せよ』 語りかける言葉が、意味として直接脳に響く。 音として聞けばそれは、日本語と英語の最小公約数のようなひどく単純な言葉の連なりにしか過ぎない。 全ての言葉の源。 世界の声を意訳しただけの、源語。 万物に干渉する言葉に応じて、空中で静止した生徒手帳には劇的な変化が起こり始めていた。 かすかな振動の後、手帳の皺が伸び、汚れ、くすみ、日焼けの跡が消失し、色落ちしていたはずの手帳が元の原色に近い赤を取り戻す。 「蘇生術か」 ものめずらしげに、大介はたずねた。...ダルマストーブに手をすり合わせているのは変わりないが。 「書物限定だけどね」 やがて震えはとまり、ぽそっと手帳は美春の手に落ちた。 それからようやく、新品同様に戻った生徒手帳の一ページ目を開く。 「あは、あんた野暮ったい顔してるわね」 「るせ、昔の写真なんてみんなそんなモンだよ。それより」 「ああはいはい確認した」 生徒手帳の書き込みを読み上げる。本のタイトルは138文字であった。日本語ではなかったが、すらすらと読み上げる。 「相似運命レートに発生する同位体間の相互管理権委任...大昔に打ち切った斑鳩の研究レポじゃない」 「タイトルだけでよく分かるな」 感心するが、それには美春は何とも答えなかった。 「また変な情報を欲しがるわねあんたも...何に使うのよ、こんな塩漬け研究書」 「...図書司書が利用者のプライバシーを詮索したらいけないんじゃなかったのか」 「残念ながら、そんな戯れた正義はこの図書館には存在しないわよ。ちょっと、まってなさい」 手を振って美春はカウンターの背後の、大仰で厳重な鍵がついた扉を開け、その中へと消えていった。
(『としょかんしょかん』)
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それはともかく、図書館の脚立ってなんかいいですよね。 あの一番上に腰掛けてアンニュイに星新一のショートショート全集でも読まれた日にはもう、メロメロですね(なにそれ)。 | | |
■2004年09月28日(火)
あ〜あ
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「ごめんなさい」 と、まちあわせに遅刻して来た太田おのか(17歳:泣き虫)は謝った。 待ち合わせは、こうして3番ホームで行われている通りに、駅での待ち合わせだった。目的地には電車で向かうのだが、おのかの方が一駅遠く、こうして俺が乗り込む駅でおのかを待つことになったのだが... 遅刻決定を悟った一駅分の車中で、どんな凄惨なデモンストレーションをしたのかは知らないが、すでに瞳には水がたまっている。まあ、全部が全部いつものことだ。 いつもいつも泣いているからまぶたの下が腫れて戻らなくなっている顔もいつもの通り。そこがいいとスクネは言っていたが、へんてこな顔だと思いこそすれ、好ましく思ったことはない。だいたい、一番泣かしているのは紛れもなく俺なのでそれを褒めるというのもどうだかであった。 「あやまんな」 いいかげん泣きだすんじゃないかと言うタイミングでそう返した。 「前も言ったけど、いまごめん言われて、それで満足できるのお前だけやん。せやろ?」 おのかはうんともすんとも言わない。 うつむいて、拳を握り締めて、膝のあたりにぎゅっと押し付けている。 肩より長い髪がどさっと落ちて横っ面を隠した。 「貞子なんなや。あのな、あやまって欲しいって俺が一言でも言ったか? 雰囲気見せたか? みせてないやろ違うやろ。ならなんであやまんねん。 それはな、ただお前が気がすみたいからや。あやまらな自分の居心地が悪いからや。 せやろ? 違うか? そう言うんを自分勝手の自己中っていうんや。わかった? わかったら返事」 うつむいたおのかを覗きこもうとするが、さらにうつむかれて失敗する。もはやおのかは、くちばしを凍らせないようにくちばしを脇の下に挟んで睡眠するペンギンのように項垂れていたが、それでもなんとか頷こうとする気配は見せた。 蚊がないしょ話をしたかのような声で、 「...うん」 「うんやない」 「はい」 「よし」 と一言、おのかの長い髪の毛をすくって頭のてっぺんに集めてぐしゃぐしゃとした。よくわからんが、こうやるとおのかは喜ぶらしい。 もっとも、本当は「こうやるとおのかが喜ぶらしい、と俺が思っているらしい」 である。まあ、どっちにしろ一緒だが。 「とにかく、いくぞ。今日で見納めやねんから、きばっていけよ!」 「うん、」 それはともかくこの俺、当麻けはや(16才:もっか修行中) は、多少の焦りと多少の照れと多少の哀愁を背負って、再び電車に乗り込んだのであった。 「いくで、大阪ドーム!!」
(「あ〜あ」)
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さらば、近鉄。 バファローズと言う名前が残ろうが関係ない、自分の中では『近鉄』 だったのである。 真喜志が空中スクイズを決めたのも、野茂がトルネード投げてたのも、北川が代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームランを打ったのも、の割に一回も日本一にはなれなかったのも、いてまえ打線と呼ばれていたのも、藤井寺球場はヤジとビールとゲロばっかりだったのも全部近鉄なのである。 というわけでさらば近鉄バファローズ! 合併後の球団は、なんか微妙。
だいたい、神戸に近鉄て言われてもイメージ合わん(笑) 近鉄ファンと言うのは土地柄かアットホームな人達でして、なんと言うか大衆的と言うか、ようは品が無くて庶民的なんですね(笑) 阪神ファンみたいな上品な空気は微塵も持っていない。 阪神ファンが上品と聞くと、他の地方の人はえーと思うでしょうが、それは甘い(笑) 近鉄ファンに比べれば、あいつらは紳士的ですらある。 だいたい、ヤジも近鉄のファンが12球団中一番きついし、西部の頃の清原が一番キレてたのも近鉄ファン。パリーグの選手が一番行きたくないと答えたのも大阪ドームの前の藤井寺球場です。 球団からして、日本シリーズのインタビューで「巨人はロッテより弱い」 と暴言かましてそのあと4連敗するような、ある意味調子乗りの球団ですから。(実は言ってないんだけど、そう言ってもおかしく無い雰囲気は近鉄にはある:笑) でもまあ、そんなノリだから好きだったんですけどね〜。
そんなわけで、神戸にバファローズができると言うのがなんだかなあと言ったかんじで、ああ少なくとも俺の中の近鉄バファローズはもう終わってしまったんだなあと哀愁にくれるのでした。 まあ、くれたあとはバファローズ応援しますけどね(笑) | | |
■2004年09月27日(月)
触ってみてもいいですか〜。
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BSじゃなくてDSだった... orz
DSと言うのはダブルスクリーンの意味らしいですね。 じゃBSだと...バックスクリーン? 世界初! コントローラーの裏側にスクリーン!究極にまで無駄を省いた脅威のコンパクトさを実げnって、見えねえよ!!
それより、あの宇多田の赤い胸元の空いた服で「触ってみてもいいですか〜」 と言うあのCMの方はいったい何をCMしているのだろうと気になっていたらCMがいつのまにか新パターンに変わっていたのでなんだ残念と思っていたらやっぱり何のCMやねんとツッコみたくなるようなCMだったのでそれはそれでよし! | | |
■2004年09月26日(日)
現状〜?
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比沙 「さて、作者の現況ですが」 カイ 「...あの、ぷよぷよフィーバーができなくて、ふてくされてた作者か?」 比沙 「所持していたルーターがどうやっても通らなかったそうですよ。 Atermシリーズは要注意ですね」 カイ 「そういや、ルーターの管理者パスワードを紛失していた事実に気が付いて、 フローリングのた打ち回ってたな」 比沙 「作者、思いつく限りのパスワード試したらしいですよ。 結局思い出せないので、マニュアルリセットしたそうですが」 カイ 「馬鹿だよな〜」 比沙 「いろいろともがいているようですが...趣味だけの範囲で述べるなら、 今年見た映画の数がついに20本の大台に乗ったらしいですね」 カイ 「20...そんなにみたのかよ。俺より見てるぞ。 ...て言うか、よくそんなに見るもんあったな。何見たんだっけ?」 比沙 「...検索終了。ロードオブザリング、ゼブラーマン、ラストサムライ、 名探偵コナン、キャシャーン、トロイ、シルミド、 スクール・オブ・ロック、ブラザーフッド、セカ中、 海猿、ハリーポッター、スチーム・ボーイ、マッハ!!!!、 金色のガッシュ・ベル、NARUTO、NIN×NIN、 LOVERS、バイオハザードII、スウィング・ガールズ、 アイ,ロボット...以上ですね」 カイ 「アニメか特撮か有名どころしかねえな。らしいっちゃあらしいが... アイ,ロボットで二十一本目だな。よく金が持つな」 比沙 「3本を無料で、15本を1000円で、残り3本は1200円で見ているらしいので、 割りと倹約はしているようですよ」 カイ 「交通費もほとんどタダだったか... そんでもニンテンドーDSぐらいは買えそうだけど... しかしまあ、こんだけ見て、そろそろ忘れてる映画とかもあるんじゃねえの?」 比沙 「キャシャーンとハリーポッターがヤバいそうです」 カイ 「やばいんかい...逆に印象に残ってるのは?」 比沙 「アイ,ロボットとスウィングガールズとLOVERSとバイオハザード、 スクールオブロック、セカ中、ゼブラーマンだそうです」 カイ「ほとんど最近見た奴なんだよなあ」 比沙 「好きな本を聞かれて、真っ先に今読んでる本の名前を挙げるような生き方が良い、 と言うのが作者の理想像だそうですよ」 カイ 「理想像かよ」 比沙 「実際はそうもいきませんからね。あとボブがよかったそうです」 カイ 「ああ、確か台詞が『オルグレンさん!』 だけの...」 比沙 「ウッちゃんあたりがいつか真似しないかなと思っているそうです」 カイ 「また微妙な...」 | | |
■2004年09月25日(土)
ネクストコナンズヒント!
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(コナンタイトルコール時のBGM) タラーラーラーララララータラーラーラーララララーターター
『インターネット殺人事件... ...全編!!』
「普通に言え、普通に」
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資産家令嬢が犯人で動機が「ミスキャンパスの座を奪われたから」 と言うサスペンスドラマを見ました。 原作つきのドラマです。 きっと原作の小説だと、資産家令嬢が美にこだわる真の理由だとか、奪った方の女性が物凄い善人でそれゆえに資産家令嬢は地獄の釜のような煮えたぎる嫉妬の情念に囚われてしまったとか、いわゆる人を殺すに足りるだけの動機があったんだろうけど、二時間ドラマだといろいろ端折らないといけないから「ミスキャンパスの座を奪われたから」 になってしまったんだろう。うん、そうに違いない。コナンの犯人の動機が毎回40字以内ぐらいなのと一緒です。 不憫な...。 | | |
■2004年09月24日(金)
あいやいや。
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A 昼、購買でパンを買いに、あるいは食堂でAランチを食べようかとする足を止め、こう思う。 それで良いのか? 確かに食堂の飯は旨いし、売店のパンも品揃えが良い。 だが、キャンパスランチは外で食べると天幕がオレンジの布だから何か食べ物までオレンジ色に見えるし、購買はいっつもバームクーヘン売れ残る。学生ホールの屋台はなんでカレーと牛丼しかないんだよ。 無論言いがかりだということは解っている。だが、俺はその時、ふと思ったんだ。 そうだ、お弁当を作ろう! B よく言った。(右袖から声) A 誰?
B、右袖から入場
B お弁当。そう、それは夢。一人暮らしの学生の誰もが夢見る果て無き野望。
C、左袖から入場
C お弁当。そう、それは愛。人類誕生より連綿と受け継がれる大いなる意志。 A だから誰? B おめでとう、君は選ばれた。さ、助手君。 C 受け取れ、君のぶんだ。(エプロン)
エプロン姿の三人。
B 弁当。そのルーツは古く、一説では江戸末期にオランダの船乗りが、昼食を入れていた鉄製の携帯容器が始まりとされている。弁当とは「ベーンタウ」 をもじったものであり、オランダ語で「お腹がすいて動けないよ」 という意味である。 A いや、嘘だろそれ。 C なら僕の顔をお食べよ。 B わーいありがとう...新しい顔だアンパンマン!(投げる)
新しい顔が飛んでいく、三人見送る。
B そもそも弁当とは中国の武将「弁当」 が竹の筒にご飯を詰め込んで戦場に持っていったのが起源とされており。 A それも嘘だろ! B よろしい。一般に弁当といえば、ご飯とおかずの組み合わせが一般的です。おかずは平均で約五種類。コレには振りかけ漬け物などの付け合わせは含まれません。 A へー。 B おかずは、いわゆる料理の基本である五味五色に気を付けて栄養バランスの偏らないように心がけ盛り付けます。フルーツを付けるのもマルです。 A おお、それっぽい解説だ。 B 五味はおわかりですか。甘い、苦い、辛い、酸っぱい、渋い、しょっぱい、これら五つをさします。 A (指折り数えて) 六つ? B 似たようなのに「さしすせそ」 何てのもありますが... A ああ、調味料ね。さが砂糖でしが塩で。 B そう、さが砂糖、しが塩、すがお酢で、せが少し難しくて、せうゆと書いて背油。 A 醤油! 背油て!! B で、そが味噌。五色は全体の色合いで、白黒黄赤緑。大体コレでまんべんなく栄養配分が出来ます。 では、この五色で、具体的に考えてみましょう。 まずは、白。コレはご飯ですね。熱い内に入れると蒸気で蓋がくっついて取れなくなりますよ。 A ああ、あるある。こう、無理に開けようとしてバーて中身かやしたりして、なあ。 C へ(嘲けり笑う) A ...... B 黒。海苔とか昆布ですね。おにぎりとかのり弁とかに使いますね。 A そうそう、でも家でのり弁とかやると必ず蓋に海苔がくっついて「ただのご飯じゃん」 とか言いながら箸でつまんで海苔をご飯に戻したりするんだよ、なあ。 C ねえよ、馬鹿。 A ...(詰め寄ろうとする。) B (襟首を押さえる) 黄色は卵ですね。卵焼きは何派ですか? A あ、砂糖です。 C プ...(笑いを堪えている) B (更に襟首を押さえながら) ちなみにわたしは××(アドリブ) 派です。 で、赤。トマトとかも良いですが、ここはウインナーなどの肉系をセレクトしておきましょう。サーモンとかでもオッケイです。どちらも生で入れないように。以前、すき焼き用の肉をそのまま放り込んでいたお母さんがいましたがいくら牛だからってさすがにそのままじゃあ食べられません。お子さん泣いていましたよ。 A いるかあ、そんな親。 C うう...... A お前か! B 緑...はいっぱいありますね。まさによりどりみどり。 C チュートハンパヤノウ!! A うわっ。
Bそれを見てCに詰め寄る。何やら演技指導。 「チュー!」「ちゅ?」「いやちゃう...チュー!」 一通り終えて、Aに向き直る。「え? おれも?」 三人並ぶ。
B まさに、よりどりみどり。 A チュートハンパヤノウ!!(切れがある) って、俺だけ!? B では、作っていきましょう。五味五色ですよ、五味五色。 A おい! B と、時間がありませんね。同時進行で行きましょう。君、ご飯を炊いて。 A あ、はい。 B それが終わったら、フライパンに油を引いて。 A はい。 B 野菜を切って、茹でて。 A はい、はい。 B 卵をかき混ぜて卵焼きを作る。 A は、はい。 B 助手君は、向こうの冷蔵庫から出来上がりを持ってくる。 A っざけんな! C はい(弁当を渡す)。 B よし、食べるぞ。いただきます。 C いただきます。 A たちぐい? ...いただきます。 BC ごちそうさま。 A はや!? B 行くぞ、助手君。午後から専門栄養学入門演習概論の実習がある。 A いや入門演習概論ってムズそうでムズく無さそう!
BC去る。A弁当をひとりで食べる。
A ......ごちそうさまでした。
(ひるごはんでっせ)
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ちゅーとはんぱやのう! と言うか、ミドリ電気のコマーシャルは関西でしかやっていないか...
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■2004年09月23日(木)
ちなみに
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自分はavast!と言う無料アンチウイルスを使っています。 バンドル版ノートン先生が切れてからはずっとこれですな。 ノートンよりは重くなるとかならんとか、よく知りませんが数ヶ月使って特に目立った問題点もありません。でもダウンロードするまでが長いんだ、これが。
ところでノートンって言うと、アメリカ合衆国最初にして唯一の皇帝、ジョシュア・エイブラハム・ノートンを思い出しますが(クリスマスは街路樹を飾れと言った偉い人、他諸々) 関係ないですねはい。あったらいいのに。自分このおっさん好きなんですよね。
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お気づきの方が何人いるかは知りませんが、 自分は掲示板でメアドとサイトアドレスを公開することが滅多にありません。 だって、めんどいから(笑) たまにクッキー消去したりすると同じ掲示板なのにURLが載ってたり載ってなかったりバランス悪くなるんですよね。すわりが悪い。 だったらいっそのこと、サイトのURLなんて書かんでいいやとやりはじめたらほんとにどうでもよくなりました。 もともと、自分の携帯番号すら覚えてない人間なんですよね。自サイトのアドレスなんて覚えちゃいません。 皆どうしてるんでしょうね。 自サイトの住所を辞書とかに登録してるんでしょうか。 『舞台裏』→『http://www〜』 と言う風に辞書登録してるとか。 う〜ん。 『メール』 は辞書登録してるんですけどなあ。
あと、サイト持ってるクセにこういうことするのって、それを知ってる人からみたらどう映るんだろ。 人の家に、靴下脱いで来る人みたいなカンジになるのかなあ。
ンなことはないか。
逆に、メールとURLまでわざわざ記載してる人はなんだか礼儀正しく見えるというのは、あるかもしれない。 「いやーあそこのお子さんしっかりしてはるわー。 掲示板の挨拶もちゃんとサイトのリンクとメールアドレスまできっちりかきはって〜。しかもちゃんとフリーメールじゃない方のメールアドレスやで〜」 「いや、別にフリーメールかどうかは関係ないんじゃ...」 みたいな会話がどっかであったりして。
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「―――僕は自動的なんだよ。 周囲に異変を察知したときに浮かび上がってくるんだ。 だから名を、ブギーポップとなむいいける」 「微妙に違う」
(こう言うのって二次創作って言うのだろうか?)
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ソウルドロップ読み終えました。面白かったです。 紙切りさんは虚空牙なのでしょうか。 ロボット探偵もいいですな〜。 推理ものつながりなのか、いつものリンクはブギーポップよりもしずるさん寄りだった気がします。霧間父は相変わらず登場しますが(笑) | | |
■2004年09月22日(水)
わかるけど、それではあまりに...心がない。
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サニーのこの台詞は今年見た映画の中でも1,2を争う名台詞です。
『アイ,ロボット』 見てきました。 スタンプがまた6個たまりました。これで無料チケット一枚。土曜日あたりにタダ映画見れます。
ロボット三原則が出てくる話ぐらいにしか知らなかったんですが、『われはロボット』 とはどういう関係があるのでしょうか? 原作読んだことないので解りません。でもロボット三原則は知りまくっています。 話の内容は、意外とサスペンスだったなあと言う印象。もっと哲学的な話が飛び交うのかと身構えていましたが、SFにあんまり明るくない自分でも充分に楽しめました。主人公が機械嫌いだからかな(笑) サニーが目立ち始めたあたりからが面白かったです。ほぼカーテンコールに近いあたりからってことになっちゃいますが、風呂敷の閉じ方が物凄くつぼだったんですよね。ウインクの伏線とかもうわかってるのにくう〜ときました。 ロボット同士のアクションと言うのもなかなかオツですね。 とにかく、サニーよかった! そんなに台詞あるわけじゃないのに、一つ一つの台詞が心に響いてきた。感動した! あと、向こうの人のロボットの発音はロバートみたいなカンジでした! | | |
■2004年09月21日(火)
ウォータ-ボーイズ最終回
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なんだあのガチンコドキュメンタリーっぽい五段櫓は(笑) 今回のシンクロの五段櫓、男子役者達の、 「おちついて」 「よし、いける」 「まだまだまだまだ」 「よーし」 「いくぞー」 「一段めー!!」 「がんばれー」 とモブのざわめきとも役者の台詞ともとれない中間ぐらいの生っぽい声が飛び交うのですよ、ソレがまるでドキュメンタリーかさもなくばメイキング映像を観ているかのようなぴりぴりとした空気でした。 一回失敗して、「もう一回!」「がんばれー」と見守る客(役者) も演技をしながらも本当に見守っていると言うかつてない雰囲気、斬新と言うかなんと言うか凄い見せ方だなあ。 それにしても、ドラマってかなり雑音排してるんだなあ。
でも、結局見てしまったなあWBもはや夏の風物詞のような気がする。来年もやるのかなあ、やって欲しいなあ。ウォーターオールドボーイズとかでもいいなあ。 | | |
■2004年09月20日(月)
らったたーららーららー
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| 『スウィングガールズ』 観てきました。 遅い(笑) いや、前々からこの日に見に行こうとは決めていたんですけどね。 しかしアレです、舐めてましたスウィングガールズ。 いや、いやな予感はあったんですよ。よりにもよって今日に「とくダネ」 の特集があったし、「シング・シング・シング」 の生演奏までされたし。 で、映画館行ってみたら案の定満員(笑) あきらめて次の上映のチケット買いました。まあ、次も満員には変わり無かったんですが、整理券の番号が早かったので良い席は取れました。 なんか、人気の割りにやってる映画館が少ないんですよね。なんとかならんもんか。
けど、満員でよかったこともありました。 なにしろ遠慮なしに大声で笑える(笑) もう30秒に一回ぐらいのペースで笑ってました、こんな面白い映画だったのか。松茸山のシーンに至っては劇場が振るえんばかりの大爆笑でした。 自分は、野球場のおっさんが選手に向かって「スウィングしなけりゃ意味ないじゃん」 と叫んだシーンがムッチャつぼでした(笑) あと、派手グループが再びスウィングガールズに戻るシーン、あの時間が跳躍したかのような端折りっぷりが無茶苦茶面白かった。小倉さんも突っ込んでいてちょっと不安になっていたけど、アレはツッコミ所とわかってて突っ込んでたんだなあと安心しました。あれは実際は一週間ぐらい経過をわずか一瞬で見せてしまうっていうよくあるやりかたを極端になんの説明もなしにやってしまうと言う演出なんだろうと思います。あえて突っ込めって感じの潔さがあって良かった(笑) いやあ、面白かった。 普段買わないパンフ買ってしまいましたよ。サントラは売ってなかったけど手が伸びそう(笑)
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今回、『スウィングガールズ』 が行きつけの映画館でやってないので動物園前シネマフェスタまで来たわけですが、 この映画館、フェステバルゲートって言う、現在改装中のアミューズメントビルの最上階にあるんですよ。 でもって、そんなもんだから映画館内でたまにゴゴゴゴって遠雷みたいな音が。 何の音かって言うと、ジェットコースター。 いやジェットコースターです。読み間違いじゃないですよ。フェステバルゲートってビルの中をジェットコースターが走ってるんですよ。その音がまたいいタイミングで定期的にきやがるきやがる。 名物なので誰も表だって文句言いませんが、モスバにいてもコンビニにいてもカフェにいてもゴゴゴゴゴ(笑) 映画待ちの時間潰しに下の広場でインディーズバンドかなんかのライブを見物していたんですが、その頭上もお構いなしにジェットコースターがゴゴゴゴゴ。 もともとアンプでつぶれてたボーカルの声が決定的に聞こえない(笑) 映画館は一応防音なんでしょうけど、ビル全体の揺れが音を発してるから防音設備も効かないんですよね〜。なんとかならないものでしょうか。
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■2004年09月19日(日)
TRPGってきました。
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う〜ん... 「なにさ」 しかしあれだね、テーブルは演技がある程度出来てもゲーム(駆け引き) がうまくなけりゃどうにもならないや。自分ゲーム面ズタボロ。 「あ〜まあそりゃそうよ。TRPGって所詮と言うか当たり前なんだけど基本はゲームなんだから。演技はどっちかと言うとおかずみたいなもんっしょ」 遊☆戯☆王で言うところのソリッドビジョンってところかねえ。 そういえば、未だに城之内がマリクに負けたのはおかしいと思うんだけど。 「大丈夫、皆そう思ってるから」 あ、ソリッドビジョンって言えば、昔モンコレキッズ読んで『俺もああいう風に頭でイメージしながらバトル出来ないかなあ』 って思ったんだけど、そういうことってあるよね。 「また古い話を...よーは妄想でしょ? それぐらいならできるんじゃないの?」 うん、無理だった(笑) 何度か試そうとしたんだけどね。エレファント進軍! とかいって頭の中でロードオブザリングみたいな光景が浮かべばかっこいいのになあとは思うんだけど、そこまでの妄想力はないみたいだ(笑) 「まーなくていいわい、そんなもん」 いや、ある程度はないとね。リナとライナのWドラグスレイヴとか、思い浮かべただけでも面白そうだし。 「ふむ」 だいたいゲームってのは最終的に自分の美学を突き詰めるのが一番面白いんだよ。専門用語でやりこみ要素とか言うけどさ。 チャージ豚の攻めダルマデッキで勝つのもそりゃ面白いけど、カッシェのスノーマンデッキだとか、裏路地のジャック・ザ・リパーデッキだとか、それこそ『相棒カード』 とか作って楽しんだ方が面白いだろうし。 「ああ、相棒カード。あの概念は凄かったわね〜」 最大級の美学だね。全てのカードを三枚所有しているはずの大虹業にいたっては何故か相棒が『大砂蟲』 絶対間違ってるだろそれ(笑) アレで大会決勝までいけるんだからもう物凄いストイックなプレイングだよなあ。 「空を駆ける一筋の流れ星ぐらいの美学よね〜」 | | |
■2004年09月18日(土)
今日は土曜日。
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やたら雨が降って来るようになりました。 湿度も高いし、なんだか第二の梅雨と言った感じです。
電撃hpの増刊号みたいなもので竹泡対談を読む。 今回は秋の話。秋は起承転結で言えば転だとかいや起だとか、食欲の秋とかなんでいうのかとか、秋が儚く感じるのはなぜかとか、あいかわらず竹と泡のぐだんぐだんな会話の連続でした。いいなあ、この雰囲気。
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(小ネタ)
「俺は、俺はこんなコトがやりたくて医者を目指したんじゃない!!」 「あんた教師じゃん」 | | |
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