現在でも新しい告示を理解しないで、工事が行なわれているのが現状であり、施工上問題が起こる可能性があるものについてピックアップし、恐らく日本全国で行なわれていると思われる事例を、写真を交えて解説していく。
こういったことは、行政や性能評価機関等による検査において、検査官がその問題を理解しないまま検査を行なえば、明らかに構造耐力が確保できないものに対しても、検査の合格証を与えてしまうことになる。
現実にもそういった不良箇所があるにも関わらず、合格となっている建物も少なからず出てきているはずである。
つまり、審査する人がその問題が起こることを理解していなければ、一体誰がそういった問題点を指摘するのだろうか?
最後の砦となる第3者の検査機関に従事する人には、特に理解してほしい内容であり、理解した上で検査を行なってほしいものである。
以下に、接合金物の項目別に特に問題が起こりやすい箇所の問題点と改善策を解説していく。
実務において誤った接合方法や、接合金物の性能が確保されないような実例を挙げ、
また、改善すべきポイントを下記において写真と図で説明する。
(1) | 火打ち |
(2) | 羽子板ボルト@ |
(3) | 羽子板ボルトA |
(4) | かど金物 CP−L |
(5) | かど金物 CP−T@ |
(6) | かど金物 CP−TA |
(7) | かど金物 CP−TB |
(8) | かど金物 CP−TC |
(9) | 山形プレート VP@ |
(10) | 山形プレート VPA |
(11) | 山形プレート VPB |
(1) | 筋かいプレート誤り@ |
(2) | 筋かいプレート誤りA |
(3) | 筋かいプレート誤りB |
(4) | 筋かいプレート誤りC |
(5) | 筋かいプレート誤りD |
(6) | 筋かいプレート誤りE |
(7) | 筋かいプレート誤りF |
(8) | 筋かいプレート誤りG |
(9) | 筋かいプレート誤りH |
(10) | 筋かいプレート誤りI |
(11) | 筋かいプレート誤りJ |
(12) | 筋かいプレート誤りK |
(13) | 筋かいプレート誤りL |
(1) | ホールダウン金物誤り@ |
(2) | ホールダウン金物誤りA |
(3) | ホールダウン金物誤りB |
(4) | ホールダウン金物誤りC |
(5) | ホールダウン金物誤りD |
(6) | ホールダウン金物誤りE |