柱脚のかど金物(CP-T)と筋かいに取り付けたひら金物の施行例。柱の背割りがあるため、金物を横にずらして取り付けているが、背割りからの距離が少なく、力がかかると材が割れてしまう恐れがある。
筋かい端部のひら金物は、法改正後は使用出来なくなっている。
さらに金物に打たれた釘が錆びている。専用のZN釘は亜鉛めっきが十分されているので、このようにすぐ錆びる事は考えにくい。
手持ちのN釘を使って打ち付けたのだろうが、これでは耐力がほとんど期待できない。
また、筋かいの端部が柱と土台の角にきちんとあたっていない。
この写真では圧縮にきく筋かいであるかどうか分からないが、もしそうだとすれば、この筋かいの取り付け方では筋かいがずれてしまいそうだ。
筋かいは正しい筋かいプレートの使用(参照図1)・(参照図2)と、かど金物(CP−T)は釘の端距離を確保する必要がある。(参照図3)