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No.6 木造住宅における接合金物の施工上の注意点

2003年6月


筋かいプレート


(4) 筋かいプレート誤りC




問題点

柱脚のかど金物(CP-T)と筋かいに取り付けたひら金物の施行例。柱の背割りがあるため、金物を横にずらして取り付けているが、背割りからの距離が少なく、力がかかると材が割れてしまう恐れがある。

筋かい端部のひら金物は、法改正後は使用出来なくなっている。

さらに金物に打たれた釘が錆びている。専用のZN釘は亜鉛めっきが十分されているので、このようにすぐ錆びる事は考えにくい。

手持ちのN釘を使って打ち付けたのだろうが、これでは耐力がほとんど期待できない。

また、筋かいの端部が柱と土台の角にきちんとあたっていない。

この写真では圧縮にきく筋かいであるかどうか分からないが、もしそうだとすれば、この筋かいの取り付け方では筋かいがずれてしまいそうだ。



改善策

筋かいは正しい筋かいプレートの使用(参照図1)(参照図2)と、かど金物(CP−T)は釘の端距離を確保する必要がある。(参照図3)


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 ©Tahara Architect & Associates, 2003