これはHD金物の施工中のものであるが、HD金物用アンカーボルトが柱からかなり離れた状態で施工され、アンカーボルトを無理やり曲げて設置している。
引き抜き力を受ける前からボルトに対して力がかかって所定の耐力が得られないのみでなく、SHD金物の溶接部で破壊が起こり、危険な破壊につながる。
更に、HD金物用のアンカーボルト A−70であれば、埋め込み長さが不足しているものと思われ、基礎で破壊する恐れもある。
HD金物を設置する前に、受け材を設置することで無理のない設置ができる。
改善策として、パッキン材を設置すれば良い。(参照図)