かど金物(CP-T)の使い方であるが、この写真でも分かるように柱に設置されているCP-Tから非常に離れた所にアンカーボルトがあり、これでは柱脚が引抜かれようとしたときの防止のための金物が土台を釘で引き裂いて割裂破壊する可能性が大である。
また、釘がZN65でなく、N50であり、すでに釘頭が錆びている。さらに、取り付ける位置が土台の上端すぎで、正しい位置に設置されていないので割裂で脆性的な破壊につながる可能性がある。
さらに、柱の背割りに近いため、割裂を誘発しやすい状態となっている。(参照図)
土台へかど金物(CP-T)や側面プレートを取り付ける場合は、両側にアンカーボルトが設置されることが望ましい。(参照図)