コーナーにつけられたかど金物(CP-T)である。
金物を柱芯からずらして無理やり取り付けている上に、耐力の低下する木口面に釘を打ち付けている。
耐力的に劣る状況である。(建築学会「木質構造設計規準・同解説」1995年版P.243より、木口打ち耐力の低減で、2×4では2/3と定めているが、引抜抵抗はほとんどなしと同規準では明記されているので、軸組だと年輪の付き方からしてほとんど効かないと考えた方がよいと思われる。)
応力的に問題ないところであれば、本来はコーナー部なのでかど金物(CP-L)を用いた方が良いであろう。(参照図)