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No.6 木造住宅における接合金物の施工上の注意点

2003年6月


筋かいプレート


(6) 筋かいプレート誤りE




問題点

筋かいプレートも釘さえも見当たらない。

間柱は後から取り付けるのだろうか。

階高が高いので、座屈も心配される。

建築基準法で定めている筋かいの形態は、一般的な住宅規模で階高は最高でも3m程度であり、この様に4.0mを超える階高の筋かいは想定していない。



改善策

この改善策は、柱スパンの3倍以内(≒2.7m)につなぎ材を設置し、筋かい2層に分割すると改善されるが、柱脚部の引抜力は、通常の3割増の引抜力が発生するので、その分強力な接合金物を使用した方が良い。(参照図)

さらに間柱を柱間のスパン1/3以内に設置する必要がある。


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 ©Tahara Architect & Associates, 2003