家族と楽しめる日帰り露天風呂 ベスト10

2012年1月28日 NIKKEI プラス1 何でもランキング

 専門家の意見やガイド本等をもとに、日帰り入浴が可能で家族で行きやすく、規模が大きい全国の温泉露天風呂70ヶ所を候補として選出。温泉の専門家に候補外を含め、10位まで挙げてもらい順位を決めた。
選者は、井門隆夫(井門観光研究所代表)・石井宏子(温泉ビューティ研究家)・岩佐十良(「自由人」編集長)・郡司勇(温泉研究家)・西村りえ(温泉ライター)・松田忠則(札幌国際大学教授)等合計12人。

 順位 施設名 温泉名 コメント 当HP記事へ
西の河原露天風呂 草津温泉
( 群馬県


草津温泉の日帰り専用施設。日本最大級の大きさで、男湯・女湯合わせて500u、それぞれ100人が一度に入っても余裕がある。
強酸性のため、肌の弱い人や子供は刺激に気をつけて。写真左奥から源泉が流れてくるので熱め、写真手前の方が温めで、自分の好みの泉温で入浴出来る。
山みず木 黒川温泉
(大分県)
黒川温泉街から少し離れた山中にある落ち着いた雰囲気の旅館。
渓流沿いの男女別の露天風呂は川のせせらぎを聞き、雑木林の自然を味わいながら湯につかる。
冬は雪景色、、夏は川でヤマメが泳ぐのが見える。
黒川温泉でも人気が高い宿。
砂湯 湯原温泉
(岡山県)

湯原ダムの目の前にある無料の天然露天風呂。
川底から温泉がブクブクと噴き上げながら湧いていることから「砂噴き湯(砂湯)」と呼ばれる。
 
3つの湯船はすべて混浴だがタオル巻きの入浴もOK。
4  汪泉閣  宝川温泉
(群馬県) 
利根川の支流沿いにあって、木々や川の自然が満喫できる。
200畳の「子宝の湯」など4つの露天風呂の内、3つが混浴で1つが女性専用。
温泉は無色透明でさらさら。
4つの露天風呂の合計面積はおそらく日本一の大きさだろう。

広くて、まるで河原で遊んでいる気分になる。
 
杉乃井ホテル  別府温泉
(大分県)
別府・観音寺温泉の大規模ホテル。
湯船を棚田状に広げた男女別の「棚湯」は別府湾を一望できる。
水着着用エリアは夜に噴水ショーも。
温泉は無色透明。
温泉プールがあるので、3世代で行くのも良い。
 
未入浴
6  大丸温泉旅館 那須温泉
(栃木県) 

那須温泉郷の奥、標高1300mの高地にあり、裏山から湧く温泉がそのまま川の露天風呂になっている。
上の2つが女性専用、下の3つが混浴。
温泉は無色透明で軟らか、湧きたての温泉に浸かれる至福の贅沢を味わえる。

日本秘湯を守る会の宿。
山のホテル夢想園 湯布院温泉
(大分県)
湯布院温泉の高台にある。
男女別100畳規模の露天風呂で、由布岳の雄大な眺望が楽しめる。
温泉はアルカリ性の単純温泉でさらっとしてる。
名物のプリンもおすすめ。 
泡の湯 白骨温泉
(長野県)
乗鞍岳の北東、標高1,500mの高地、自然に恵まれた白骨温泉。乳白色の混浴の露天風呂が有名。
温泉は38℃前後の温めで、炭酸ガスを多く含んでいるので温まる。白濁しているので女性でも入浴しやすい。冬季は道路が閉鎖されることもあるので要確認。
 
9  黄金崎
不老ふ死温泉
黄金崎不老ふ死温泉
(青森県)
ひょうたん型の混浴露天風呂のある旅館。
日本海が目の前に広がり、波しぶきを眺めながら湯に浸かる。

鉄分を含む黄土色の湯は、日の光を浴びると黄金色に。
女性専用の露天風呂もある。
陸海空すべての自然を満喫できる。
10  あっちの湯
こっちの湯
ほったらかし温泉
(山梨県)
なんとも珍妙な名前の日帰り施設で、あっちの湯とこっちの湯の2つの風呂がある。
甲府盆地を挟んで富士山と対面する標高700mの高台にあり、天気が良ければ朝日と富士山をのぞむ。

盆地を見下ろす眺望と夜景が素晴らしい。

温泉は温めでのんびりと寛げる。

ランク外では、新穂高温泉(岐阜県高山市)、万座温泉(群馬県嬬恋村)、南紀勝浦温泉(和歌山県那智勝浦町)の露天風呂を支持する声が多かった。
入浴期間が限られているが、蔵王温泉大露天風呂、川底から湧き出る70℃の源泉に川の流れを引き入れてほどよい温度に調整する川湯温泉の仙人風呂も人気だった。12月から2月末の冬場だけの無料の露天風呂だ。