詩人・作家。1892年4月9日生 - 1964年5月6日没。
現在の新宮市(和歌山県)の医家に生まれる。上京して旧制一高の入試に臨んだが試験を中途で放棄、慶應義塾大学予科文学部に進む(のち中退)。
「スバル」「三田文学」などに詩歌を発表、のち小説に転じた。代表作は詩集「殉情詩集」、小説「田園の憂鬱」「都会の憂鬱」「晶子曼陀羅」など。1960年、文化勲章受賞。
友人の小説家谷崎潤一郎の妻・千代に恋慕し、のちに譲りうけたことがあった。その経緯は谷崎の中期の小説「蓼食う虫」に書かれているが、谷崎と千代子の離婚成立後、三人連名の挨拶状を知人らに送り、「細君譲渡事件」として当時センセーショナルな反響を呼び起こした。代表作である「秋刀魚の歌(下記)」も千代への思慕が背景にある。
俗に門弟三千人と称され、門人に太宰治や吉行淳之介、稲垣足穂、檀一雄、柴田錬三郎、中村真一郎、五味康祐、遠藤周作、安岡章太郎、古山高麗雄など、著名な作家がいる。
秋刀魚の歌
あはれ
秋風よ情(こころ)あらば伝えてよ
男ありて
今日の夕餉(ゆうげ)に ひとり
さんまを食ひて
思ひにふける と
さんま、さんま、
そが上に青き蜜柑(みかん)の酸(す)をしたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎ来て夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児は
小さき箸をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸(わた)をくれむと言うにあらずや。
(以下略)
住 所 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町湯川1062 |
電 話 | 0735−52−0880 |
交通機関 | 阪和自動車道南紀田辺ICから国道42号線で約120km 五條から国道168・42号線で約160km JRきのくに線紀伊勝浦駅から熊野交通バスで8分、湯川温泉下車すぐ |
施 設 | 湯上り処、 軽食・喫茶処「きよもん」、 駐車場(50台 きよもん前の駐車場を含む)駐車場(50台 きよもん前の駐車場を含む) |
宿 泊 | 無し(きよもん湯を経営する海のホテル 一の滝) |
外来入浴時間 | 12:00〜23:30 |
定休日 | 無休 |
泉 質 | アルカリ性単純温泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴料金 | 大人 500円 小人(0歳〜小学生)300円 |
入浴施設 | 内湯 : 男女各1 |
浴室備品 | シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット | 勝浦漁港周辺、那智の滝、熊野那智大社、青岸渡寺、紀の松島(観光船)、熊野本宮大社、熊野速玉大社、瀞峡(ウォータージェット船)、北山川筏下り、くじらの博物館、鯨ウオッチング |
お土産・食事 | きよもんで軽食可。那智勝浦駅から勝浦漁港にかけて食堂・鮮魚/水産加工品販売店多数。 |
近くの温泉 | 南紀勝浦温泉、めざめ温泉、太地温泉、串本温泉、夏山温泉、錦温泉、太地温泉、串本温泉、雲取温泉、湯の峰温泉、渡瀬温泉、川湯温泉 那智勝浦町内:公衆浴場はまゆ、さくら湯、ゆりの山温泉 |
那智勝浦町HP 観光協会HP 旅館組合HP 海のホテル一の滝HP きよもん湯HP |
http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/index.html http://www.nachikan.jp/ http://www3.ocn.ne.jp/%7Enk-onsen http://www.ichinotaki.co.jp/ http://www.ichinotaki.co.jp/kiyomon.htm |