過去の旅 2007年8月
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久しぶりの旅。飛騨高山ドライブ(8/10〜8/11)
  春以来の旅行ですが、3月の旅行は、報告をしなかったので、このコーナーは1年ぶりの更新です。といっても、なんだかんだと忙しく、2日ほどの友人との軽いドライブといった程度のものです。今回も、友人と合流するまでは何処に行くかは、決めてはいず、会ってから、まぁ、飛騨方面にでも行くかということになりました。夜からの出発で、高速を飛ばして、高山についたのは深夜の2時ごろでした。
 高山市(8/10)
   高山市は平成の大合併によってできた日本一大きな市。それも大阪府よりもはるかに大きな市で、東京都ぐらいの面積を有するようになった市。飛騨は山深い国、古代の中心地は現在の市街地の少し北になる旧国府町(現高山市)で、中世の国司であった姉小路氏はさらに奥の旧古川町(現飛騨市)あたりに居城を構えたようです。現在の高山の市街地が形成されたのは、中世末から。金森氏が天正年間に入府したことに始まり、山城である高山城を中心に城下町が作られていきました。しかし、金森氏の統治は100年ほどで終わり、そのあとは幕府の天領として郡代が置かれ、高山城は取り壊され、城山の麓に高山陣屋が置かれました。また街道沿いのまちでもあり、飛騨の中心地として発展していったようです。
 で、初日は、車中で軽く睡眠をとったあと、朝になり行動開始。まずは飛騨の国の神社めぐりでもしようと動き出したところ、朝市が開かれているのを見つけ、車を停めて朝市をみるついでにまちを歩いてみることにする。まちの中を流れる宮川沿いと高山陣屋前の二ヶ所で朝市はおこなわれているようで、両方とも江戸時代から続くものだそうだが、どちらかというと宮川朝市の方が少し観光向けといった感じ。野菜や果物といったもの以外にも、地元の名産品などを置いている店もある。せっかくだから、飛騨牛の串焼きがあったので、すこしいただく。300円と高めだが、まぁ、仕方ないのかもしれない。朝市以外もゆっくり歩いてみると、古い町並みなどもありいい感じだが、とりあえず、先に神社めぐりを終わすことにする。旧国府町、旧古川町、旧神岡町(現飛騨市)、旧宮川村(現飛騨市)など周辺を巡る。ところどころゆっくりと見て回りたいところもあったが、時間が限られているのであきらめて、昼過ぎには高山市街にもどり、まちを見て回ることに。
 車を停めて、まずはは高山陣屋を見学。そのあと、少しおなかがすいたので、何かまちの美味しいものをということで、高山ラーメンをたべる。高山ラーメンは縮れ面の醤油ラーメンで海産物系のだしといった感じ。酢をいれて食べたりするそうだが、個人的には酢を入れない方が好み。他にもまちを歩いていると飛騨牛ホットドッグといった看板を見つけたりと、いろいろなものを食べてみる。さらには高山といえば、高山祭りの屋台・からくり人形ということで、屋台会館獅子会館のからくり人形の実演などをみる。そのころには夕方になってしまい、民族考古館、郷土館、文化伝承館とよってみたいところはたくさんあったが、見ることは結局できなかった。さらに高山城址にも登ってみるが、山頂は木が茂っているだけで眺めがいいわけでなく、少しがっかり。あとは下におりて、夕暮れどきの町並みや川沿いの雰囲気をゆっくりと歩きながら楽しむ。その後は、軽く夕食をとってから、近くの温泉施設に行き、ゆっくりと風呂に。で、さらにすこし時間がありそうなので、市街地にもどりお酒でもということで、地元のbarを探して歩く。まちのつくりとしては、観光のまちと地元のまちがきれいにわかれている感じで、宮川を挟んで西側が地元の飲み屋街といった感じ。スナック、ラウンジといった店ばかりでbarを見つけることがなかなかできなかったが、ようやく見つけた店に入ってみる。しかし、店のつくりは確かにbarっぽいが、雰囲気は完全にスナック。少し失敗したと思いながらも、とりあえず、座ってウイスキーでも注文。店の雰囲気は予想とは違っているといえども、とりあえずは、いつものように、店の人に高山のことを聞いたりして過ごす。やはりまちは、観光と地元が完全に分かれているようで、観光客はあまりこのあたりに飲みに来ないらしい。店の人からは他にも奥飛騨温泉郷の平湯温泉の話を聞き、次の日は朝から温泉に行くことに決めて、一杯だけで店は出ることにする。
  で、その日の晩も当然車中泊。朝までゆっくりと寝て車を飛ばし、一路、奥飛騨温泉郷は平湯温泉へ向かう。
 平湯温泉(8/11)
   奥飛騨温泉郷は北アルプスの麓の大自然の中にある5つの温泉地の総称。今回はその中で平湯温泉へ。平湯温泉は、外湯として入れるところは4ヶ所ほどあるが、朝が早すぎたということもあり、すでにあいている神の湯というとこに行く。少し外れたところにあるが、川沿いに作られた露天風呂は、自然の音や色の中でゆっくりと温泉に浸かることができる素敵な場所。岩魚の塩焼きが売られていて、風呂上りには川のせせらぎを聞きながら、それをいただく。なかなか贅沢な感じがして、すばらしい。その後、北アルプス自然文化センターによる。この地域の地形や植生などが紹介されており、気軽によるのにはなかなかいい感じ。で、さらに、せっかくだから昨夜教えてもらったひらゆの森という温泉へ行く。これまた広々とした露天風呂があり、ゆったりと過ごすことができる。風呂上りにはあまりにも心地よいので、少しビールを飲んで、思わず寝入ってしまう。畳の上での睡眠は思わず時間を忘れさせる。で、気がつけば結構いい時間で、とりあえず出発。少し時間もあったので、帰り道に平湯大滝による。幅の広い瀧でなかなか壮大。少し離れたところ足湯があり、足湯に浸かりながらご飯を食べることが出来るが、せっかくだったらそこから瀧を眺めることが出来ればいいのだが、そこからは死角になっていて見ることが出来ないのがもったいない。そういったロケーションなら此処で何かご飯でも食べていくのではと思いながら、瀧は後にすることに。で、帰りに、手ごろな店を見つけ、昼食に飛騨蕎麦。気がつけば、結構な時間になっているので、その飛騨蕎麦を今回の旅の締めにして帰路に着くことにする。
  あとは夜には、用事が入っていたので、高速をひたすら飛ばして帰るのみ。しかし、帰省ラッシュにつかまり大渋滞。まぁ、何とか用事には間に合ったものの、少しばかりあわただしい感じがした旅の最後でした。
 
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