過去の旅 2006年2月
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初めての沖縄(2/9〜2/13)
  今回の旅行は、夢咲塾からの派遣で第23回地域づくり団体全国研修交流会・沖縄大会に参加するという名目で沖縄までいってきました。もちろん、それに参加するだけではあまりももったいないので、帰る日を遅らしてゆっくりとしてきました。沖縄は初めての地。今回沖縄に足を踏み入れれば、とりあえずすべての都道府県に行ったことになるので、非常に楽しみでした。途中、友人とも合流しなかなか楽しい旅行となりました。
 先ずは初日は昼前の飛行機で一路沖縄へ。少し飛行機は遅れ、那覇空港には1時半ごろに到着。
 那覇市(2/9)
   飛行機を降りると、那覇の街はやはり関西に比べて暖かい。来ていたコートはとりあえず鞄に詰め荷物が多くなってしまう。先ずは、モノレールで県庁前駅まで行き、国際通りを歩きホテルにチェックイン。地域づくり団体全国研修交流会の前夜祭の時間までは時間があるので、とりあえず、那覇の街を歩いてみることに。
 国際通りは土産物屋が並ぶ観光客相手の街。「奇跡の1マイル」などといわれたりするそうだが、戦後、目覚しい復興を遂げたこの通りはおそらく現在の通りとは随分と違った趣を持っていたのだろう。観光で街が賑わうのは決して悪いことではないが、街のにおいとしては何かもの足りない気がする。少し歩くと商店街の入り口が見えてきたので、そちらのほうに入ってみる。通りは細くそれも予想以上に複雑に広がっている。ふらふらと歩いていると方向感覚が少しなくなったりしたが、公設市場があったので、入ってみる。さすがに市場らしく沖縄のいろいろな食材が売っていて楽しい場所だ。やはり気になるのは豚。親切な店のお姉さんが、ミミガーやラフティーなどいろいろなものを試食させてくる。初めて食べるものも多かったが、どれもなかなかおいしい。さらにいろいろと見ていると今度は、魚屋のお姉さんに捕まり、強引に調理するから食べていけと言われて、言われるがままに食事をすることに。その場で食材をハリセンボンなどの食材を選んでそれを調理してもらうことに。二階に連れて行かれて、刺身、あんかけ、から揚げなどを食べる。もちろん、料理だけではなんなので、オリオンビールの生を頼む。オリオンビールは缶ビールは飲んだことがあったが、生は初めて。なかなか飲みやすくておいしい。多分この後も散々飲むことになるだろうと重いながらも、非常に満足。店のお兄さんに話を聞いてみると、ここは市場といえども、ガイドマップなどにも載っていて8割がたが観光客相手で、地元の人は逆にあまりこないとこらしい。確かにその場で沖縄の食材を料理してくれるシステムは観光客には非常に都合がよいだろう。やはりここは観光の街だと改めて思う。この後、前夜祭があって料理が出るというのに思わず、満腹になってしまう。失敗したなと思いつつ、そろそろ時間なので、前夜祭の会場であるおきでん那覇ビルまで歩く。 そして、団体全国研修交流会の前夜祭に参加。 結局、二次会まで行って、ホテルに帰るのは11時過ぎに。

  二日目の朝は8時半起床。9時半にチェックアウトするが、本大会自体は12時受付なので随分と時間がある。とりあえず、国際通りの喫茶店に入り、少し時間をつぶしてから、少し早めだが、ふらふらといろいろと歩いてみようと思って店を出て、会場のある奥武山公園の方に向かう。途中、昨夜の前夜祭であって同じ分科会参加の佐賀は唐津の人と出会い、一緒に奥武山公園を散歩する。そして時間が来たところで、団体全国研修交流会本大会会場の沖縄県立武道館へ。そして本大会の後は、そのままの流れで、分科会が行われる名護市へと移動。
 名護市(2/10〜2/11)
   名護の街はいわゆる山原(ヤンバル)の中心地で、オリオンビールやなどの工場やあるいは名桜大学といった教育機関も存在する街。もちろん街の中心地である商店街はシャッターをおろしたままになっている店舗も多く問題を抱えているが、なかなか大きなまち。本当はもっとゆっくりといろいろなと所を見て回りたかったが、分科会での行動が基本だったので、さほどまちをゆっくりと歩くことは出来ませんでした。しかし、数年後には、また分科会に参加人たちで甕に入れた古酒を飲みにこなければならないだろうから、後ろ髪を引かれながらも、分科会参加のメンバーたちと一緒に高速バスに乗り、名護のまちを あとにする。
  高速バスを那覇のバスターミナルで降りる。残り二日間、沖縄でゆっくりすることが出来るのだが、ここからは友人(関西人)と待ち合わせをしており、二人での行動となる。先ずは、友人に電話してみると国際通りのサ店にいるとのことなので、そこまで歩いて合流。で、ホテルをとっていなかったので、適当なビジネスホテルをとり、とりあえず、チェックイン。そのあと、歩いてまわれるとこをとりあえず見てまわることにする。
 那覇市(9/11)
   とりあえず、歩いてみてまわる所ということで、福州園と波之上宮(もちろん僕の神社めぐりの趣味に無理やり付き合わせた形だが)にでも行くことにする。ホテルを出て少しすると困ったことに雨が降り始めるがしかたない、コンビニでビニール傘をかってありあえず福州園に向かう。福州園はいわるゆ久米三十六姓(600年ほど前に中国福建から現在の久米に移り住み村をつくった人たち)の関係から、那覇市が福州と友好都市を結んでおり、その10周年を記念して作られた中国庭園である。もちろん中国的な雰囲気のある庭園になっているが、それがどこまで本当の中国庭園であるのかはよくわからない。ただ気軽に歩いてみるのはなかなか面白い場所だと思う。その後は、波之上宮。琉球八社のひとつで沖縄では一番有名な神社だけあり、なかなか立派だが、やはり神社の雰囲気としては本土のものと違い沖縄的だ。すぐ横に浜辺かあったので降りてみる。狭いビーチで一応泳げるようになっているが、すぐ沖合いに橋がかかり道が走っていたり、ホテル街がすぐ横にあったりと、少し不釣合いな感じ。ただし海の水はやはり沖縄らしく本土の汚い海しかしらないものにとっては非常にきれいと思ったが、後で聞いた話ではここは人工海岸で沖縄の人にとっては海は汚いらしい。さらに話によると少し横の松山という町はソープなどのある歓楽街であり、そういった立地条件であるらしい。
 で、あとはとくに行くところもないので、国際通りにもどり夕食。ステーキが安くて美味しいと聞き、とりあえず適当にステーキ屋に入る。ただ肉がどうこうとうよりは、ソースが口に合わなくて少しどうかなといった感じ。まぁ、でもやはりそこでもオリオンビールを飲んでとりあえずビールで満足。で、さらにヘリオス酒造(泡盛の製造メーカー)の店があり、オリジナルビールが飲めるということなので、入ってみる。ドイツ風やイギリス風といった4種類のビールがありなかなかおいしく飲む。Barというわけではないので、地元の話を店の人に聞くということはできなかったが、それなりに満足。で、いつもならさらに飲もうといった感じだが、11時からはトリノ五輪女子モーグルがあるので、早めに切り上げてホテルに帰る。とはいうもののホテルのテレビは地上はしか見ることが出来ず、結局ニュースで日本選手のすべりを結果を知ってからみるだけと結構悲しい事態に。ビデオは予約して来ているが、リアルタイムで見ることができなかったのが、悔しい。仕方なくとりあえず寝ることに。
 次の日はレンタカーを借りて車で移動することに。先ずはべたに首里城へ。首里城はわかり易く観光地で多くの人が訪れている。建物自体は戦争で焼けているので、最近の復元であるそうだが、規模などを考えるとそれなりに琉球王朝の雰囲気などを伝えているだろう。個人的には沖縄の歴史に関してはさほど詳しくなかったので、展示の年表などを見ながらいろいろと勉強することができて満足。土産物屋では思わず『首里城ハンドブック』という本まで買ってしまい、もう少し沖縄の歴史を勉強しなくてはと思ってしまう。
 で、そのあとはせっかく車を借りたのだからということでひたすらドライブ。喜屋武岬、具志川城跡、新原ビーチ、知念岬といったとこを海を見てまわる。単純に沖縄の海はきれいだと思う。観光地がどうこうというよりはこうして海を眺めるとなんと心が休まることかと思ってしまう。夏に来ればもっと素敵なのだろうけど、日常とは違う風景が展開されていて十分に満足。その後、那覇にもどってらか、ホテルをとりチェックイン。で次は、地元沖縄に住んでいる友人と合流のため、バスで浦添まで行き、その友人のお勧めのライブ居酒屋に行く。やはり沖縄は芸能の国でここでも存分に琉球の音楽を聴いて楽しむことができる。店の大将の三線と歌声に加え、わずか10歳ほどの少年が歌にあわせて太鼓を打つ姿がなかなか素晴らしい。リズム感のよさは天性のものか、さすが沖縄というしかない。で、さらにこの店で驚きの偶然がある。ライブの後に大将が挨拶に来てくれたのだが、僕が奈良の大和高田から来たというと、驚きながら「うちの奥さんが昔高田に5年ほど住んでいた」という。話を聞けば、高校を出たあと、集団就職で高田に来たらしい。おそらくユニチカの工場に働きに出てきたのだろう。高田と沖縄のつながりがこんなところにあり、その素晴らしい偶然に思わず嬉しくなる。分科会でも高田を知っている人に出会えたし、なんと偶然が続くことか。そういった偶然のつながりがあるだけで、妙に沖縄に親しみを覚えてしまう。帰り際にふと横を見るとダブルネックの三線が置いてあり、この店はなかなか今日聞かせてもらってもの以上に素晴らしいものをもっいるのだろうと、また沖縄に来たときは足を運ぼうと思ってしまう。で、その後は地元友人の薦めにしたがって松山のスナックなどにつれて行かれる。もうそこでは相当酔っていて、ホテルに帰るとすぐにダウンしてしまう。
 最終日は昨夜飲みすぎたこともあり、朝はゆっくりとすることに。飛行機は昼過ぎだったので、もう特に何処に出かけることもできず、レンタカーを返してから、空港に行き、沖縄をあとにすることに。
  長いようで短い沖縄の五日間、非常に楽しくていろいろな出会いがあり、非常に満足。また沖縄に来ることを思いながら、飛行機ではぐっすりと寝てしまいました。
 
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