過去の旅 2005年8月
ホーム
旅トップ
旅リスト

前へ 次へ
岐阜・名古屋ドライブ(8/11〜8/13)
  久しぶりの旅行。なんと一年ぶりになってしまいました。但し今回の旅行は、途中から友達と合流なので、一人で自由に動ける時間はさほどない。最初は愛地球博に行こうという話だったけど、結局、話しはまとまらず、何処に行くかは、幹事である僕に一任となりました。といっても、そこは先の予定の立てられない僕。日程だけ調整して、集合の場所と日時だけを決めて、何も考えずにとりあえず、旅行に出発しました。
 朝から少し用事があったので、出発は午前十時。名阪国道・東名阪を走り、桑名で降りて、員弁あたりの神社めぐりからスタート。結構いい神社が多く、時間もかかり、山の方にも神社が点在していたので、結局そのまま、岐阜県に抜けることに。途中、上石津町の上石津町郷土資料館により、その日は大垣市に入る。
 大垣市(8/11)
   大垣には以前ほんの少しよったことがあるだけで、街をちゃんと歩くのは初めて。もう夜だったのであまりちゃんと歩くことはできなかったが、やはりそれなりに城下町という雰囲気はする街であった。
 美濃国の古代の中心は大垣の西の垂井町あたり。木曽川・揖斐川・長良川といった大河が流れる濃尾平野は肥沃であってもやはり決して住みやすい場所ではなかったのだろう。中世に守護土岐氏などにより城が作られるが、やはり街として発展するのは、近世に入ってから、戸田氏の城下町としてのようである。
 一通り街をふらりと歩いた後、駅前にあったBarによって見る。なかなかステキな店。とりあえず、酒を飲みながら、世間話がてらに、バーテンダーに大垣のはなしをいろいろと聞いてみる。やはりすぐ隣に岐阜市という大きなまちがあるうえ、大都市名古屋にも30分程で出ることができ、なかなか発展はしにくいとのこと。古くから水の都としても知られ、豊富な地下水を利用して多くの工場があるそうだが、最近では南米から日系2世3世の労働者がおおくきて、人口の4%を占めるほどになっているそうである。深夜のコンビニなどでも普通にポルトガル語が交わされ、店側もそれなりの対応に追われているとのことである。外からみるとそこそこ大きなまちでも、やはりそれなりに問題を抱えているようである。いろいろと楽しい話も聞かせてもらって若干飲みすぎ。その夜は、やはりそのまま車中泊ということになる。
  次の日は、やはり早朝から神社めぐりを数ヶ所。その後、養老に向かう。以前友人たちと養老天命反転地には来たことがあったが、他にはよらなかったので、とりあえず養老の滝を見る。去年見た、華厳の滝ほどは凄いとは言わないが、滝を見るとやはりなんとなく落ち着く気がする。その後、少し車で走っていると近鉄美濃高田駅を発見。なとん養老町の中心地は高田という地名だったようだ。これはよらなければならないと思い、とりあえず、車を停めて街を歩いてみることする。
 養老町高田(8/12)
   やはりといってはなんだが、街自体は非常に小さい。30分もあれば、歩き尽くしてしまえるぐらいの街だが、高田商店街と書かれた看板や高田中学を見つけるだけで、無条件になんとなくワクワクとしてしまう。大通りには造り酒屋などの古い大きな家も数件残っており、それなりに商店街として機能しているようだ。もちろん店自体をやめてしまっているところも多くあるが、大通りから、そして少し裏道へと抜ける道をゆっくりと歩くのは、なかなか楽しい。養老公園を中心とした観光の地にどうしても目は向きがちだが、人が生活をする場は、いろいろな発見があって楽しいと思う。ふと、昨夜よった大垣のBarで、養老には美濃牛が安く食べられる店が並ぶ焼肉通りがあると言っていたことを思い出し、その通りに車で少しよってみる。昼過ぎで、飲食店としての営業をしているところはなかったが、肉の販売をしていて、多くの人が買いにやってきている。観光地とは違う、別の一側面を見れた気がして、妙に納得してしまう。単に観光地としてのイメージしかなかった養老だが、高田という地名をきっかけにいろいろと知ることができて非常に満足。あとは近くにあった温泉に浸かってから、養老の地を後にすることにする。
  夕方には名古屋で友人と合流する予定だったので、あまりゆっくりすることはできずに名古屋に向かう。で、4時ごろには名古屋市内に入るが、皆が名古屋に入るのはもう少し遅いようで、少し時間が余ってしまう。その間、名古屋に来ればよる古本屋を何軒か巡る。で、その後、友人たちと合流。予定通り手羽先でもつまみながら、久しぶりに皆とゆっくりと酒を酌み交わす。で、その場で、明日何処に行くかを決めることに。何でまだ決まってないねんいわれながらも、伊勢に行くだとか、浜名湖に行くとか、いろいろな案が出る。で、結局、最初に僕が言っていた知多半島へのドライブで落ち着くことに。その晩は各自宿にもどり、次の日の朝に再び集合で一路知多半島へ。
 常滑(8/13)
   で、次の日は、友人三人をひらってから、常滑へ。名古屋在住の友人は自分の車で別に向かい常滑で落ち合うことに。常滑の駅前で合流し、先ずは常滑の街を歩いてまわることに。常滑はいわずと知れた陶器のまち。1000年の歴史を持ち、瀬戸、信楽、越前、丹波、備前と並んで日本六古窯と呼ばれている。最近では中部国際空港(セントレア)で有名だが、やはり街は焼き物の街でうっているという感じで。焼き物歩道といった遊歩道のコースが設定されていて土管が積まれた道や、レンガ造りの煙突、それに窯場など、焼き物の街としての雰囲気を存分に味わうことができる。もちろん時間さえあれば、陶器作りの体験などをするところもある。但し常滑焼きは決して茶碗などの食器が有名というわけではなく、盆栽鉢や陶器の置物、あるいは配管やタイルといった実用的なものに重点が置かれているようで、ある種、芸術とは違った焼き物の別の側面が感じることができる。
 常滑は決して焼き物がすべてのまちであるわけではないが、今回は、友人と一緒でもあり、時間もなかったので、他の場所にはよらずに、知多の先まで、ひたすらドライブをすることに。
  常滑を出た後は、途中、昼食と個人的な趣味で神社による程度で、ひたすら知多半島の先までドライブ。さらに知多の先にある神社にもよるが、夕方には解散予定なので、あまりゆっくりするわけにも行かない。帰りは有料道路、高速を飛ばし、名古屋在住の友人宅によらしてもらい、少しくつろいでから解散。無計画な旅行でも皆はそれなりに満足してくれたみたいだった。僕もあとは帰路につくだけ。渋滞にも巻き込まれずに、予想以上に早く帰宅することができました。
 
 ホーム//読む/聴く/歩く/見る/語る/創る