過去の旅 2004年2月
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御所街歩き(2/29)
  このところ、あまり遠くまで出かけていなかったので、日曜日に少し遠めのドライブでもしようと、計画していたのだが、前日の夜から雨が降り始め、急に出かけるのが億劫になってしまう。まぁ、でも、何処にも行かないもの、何なんで、とりあえず、隣町でも一回ゆっくりと歩いてみようかと思い立ちでかけることに。車ではよく通りかかる街だが、ゆっくりと歩いてみたことはなので、ちょうどいいだろうって感じ。
 御所市(2/29)
   先ずは、一度見ときたいと思っていた水平社博物館によってみる。で、そのあとにまさしく西光万吉や阪本清一郎といった人たちが育った御所市柏原の町を歩く。ちょうど博物館の前に西光寺があり、西光万吉の墓を見てみる。その他にも神武天皇社や燕神社といった西光らに縁のある場所による。町自体は古い家なども残りなかないいい雰囲気もあるのだが、所々、キレイに舗装されたペイブメントなどが中途半端にあったり、あるいは西光寺のあたりも公園に整備されていたりして、その感覚がどうも逆に町全体のつくりとしては違和感を感じてしまう。結局、こういうところはこんな感じになってしまうのかなと思ってしまう。
 その後は、御所駅界隈にもどり、御所市の中心街を歩いてみることにする。御所は葛城氏や巨勢氏の本貫地で、古代から栄える古い町といえるが、現在の街が形成されたのは、江戸時代に御所藩が成立してから。藩自体は寛永年間に廃藩になってしまったが、葛城川左岸に町場が形成され、現在の街につながっいるようだ。駅前からアーケードのある商店街が続いていて、頑張っている店もあるのだが、やはり少し寂れてきているといった感じ。通りは行者街道と銘を打っていて、葛城さんまで向かう道を役行者の歩いた道としてアピールをしている。で、アーケードを抜けたあたりから古い町並みが残っている。岸本邸や藤本邸など18世紀19世紀に建てられたなかなか味わい深い町屋が残っていて、いい感じの町であると思う。御堂魚棚町といった地名も残っており、町場として栄えていたことがよくわかる。まぁ、特に他に何があるというわけではないのだが、古い建物が残る町というのはそれだけでいい雰囲気があるものだと思ってしまう。近くの町でも知らないことが多いんだなと思いながら、こうして改めて訪ねてみてよかったと思う。
  今回もやっつけ仕事的に近場の街ですましてしまったが、それなりに身近なところの再発見という感じてよかったと思っています。やはり街は歩いてみないとわからないところがあるものです。まぁ、最近遠くまでいっていないので、次回こそは少し遠くの街に行ってみたいと思ってます。
 
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