過去の旅 2004年7月
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橋本街歩き+丹生都比売神社(7/25)
 夏休みに入るといつもと生活バターンが変わるので、なかなか時間の余裕がなくなってしまいます。今月も何処にも出かけることが出来ないかとと思っていたのですが、何とか日帰りで、近くの街に行くことが出来ました。国道に24号線を南に下り1時間ほど、和歌山県に入り、先ずは山の方に分け入り、高野山とも関係の深い丹生都比売神社にたちよる。
 伊都郡かつらぎ町、丹生都比売神社(7/25)
  ふらりと立ち寄っただけなのだが、ちょうど神主さんが来たいた人たちを集めて、説明をしてくれるというので、一緒に説明を聞くことにする。吉野・熊野・高野山一体がちょうど世界遺産に登録されたこともあり、観光努力をしているようだ。ユネスコのホームページの説明に丹生都比売神社の写真が使われているらい。高野山との関わりが深く、神社でありながら、仏教と共存していくスタイルがユネスコには認められたらしい。もちろんそれはここに限らず日本どこでもそうなのだが、こうして日本のいろいろな精神のあり方が世界に認められていくことは非常にいいことだろう。神社は本殿も非常に古く広々としたなかなか落ち着くいい神社だ。高野山、鉄・丹生の問題を考えると、非常に重要な地だろうけど、そんなことは忘れて、思わずゆっくりとくつろいでしまった。
 次に山を下り、橋本市による。通り過ぎることは何度もある町なのだが、街をゆっくりと歩くのははじめて。とりあえず駅前に車を停めてゆっくりと歩いてみることに。
 橋本市(7/25)
   高野街道と大和街道の交差する交通の要所にあたり、高野山参詣者の宿場町として栄えたそうである。街を開いたのは高野山の僧・応其上人と言われ、1587年に紀の川に橋を架け、たもとで塩市を開いたそうである。紀ノ川がすぐ横を流れ、地方物産の集積地でもあったようである。
 しかし、現在の街はやはりと言っては何だが、もう寂れているの一言すらでないといった感じ。もちろんまだまだがんばって営業している店も多くあるのだが、昔ながらの細い路地の続くごちゃごちゃした町並みは、現在のような移動を前提としたモータリゼーションの社会ではなかなか繁栄しにくいのだろう。といっても個人的にはこなんどこに続くかわからないような路地に入り込むのが大好きなので、単純に歩くことを楽しんでしまう。やはりここは歩く街だ。ここに住む人たちが歩かなくなれば、この町はどうしようもない。逆にいえば歩く魅力があるのならば、何とかなるのかも知れないが、なかなか難しい話だろう。
 1時間ほど歩いたぐらいだろうか、突然、雷がなり始め雨が降り出す。慌てて車に戻り、何とかびしょぬれになるのは免れたが、車で走るのが難しいぐらいの大雨。もちろん街の散策を続行するのは不可能なので諦めて、近くの温泉にでも避難することに。あとは、雨の音を聞きながら風呂に浸かり、雨上がりを待ち、短い旅の帰路につくだけでした。
 
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