過去の旅 2003年6月
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枚方散策(6/26)
 今回も見知らぬ街への旅ではなく、よく知った街を歩く、再発見のための散策です。枚方は友人が数人住んでいたので、何度も訪れたことのある町。しかし宿場町としての枚方を意識して歩いたことがなったので、町の面影を追いながらあるいてみようと久しぶりに枚方にやってきました。最近は本当に来ていなかったので、非常に久しぶり。ゆっくりと町を歩いてみました。
 枚方(6/26)
   枚方は京都から伏見・淀・枚方・守口をへて大阪へ至る京街道沿いの宿場町。宿場町自体は街道沿いの岡新町・岡・三矢・泥町の4村と三矢村飛地となる堤丁から成立する。さらにその南側に赤線地帯であった桜町がある。先ずは、枚方公園駅で降り、その桜町あたりを歩く。独特の雰囲気のある建物が今でも立ち並んでおり、ゆっくりと歩くのはなかなか楽しい。街道沿いに北上をし、現在の堤町で枚方宿に入る。堤町は三十石船の船町宿として有名な鍵屋あるように、建物の裏に淀川が流れているようなつくりに昔はなっていた。その鍵屋は数年間に鍵屋資料館となり、昔の建物がそのまま開放させている。僕が枚方によく訪れていた頃は資料館などはなく、友人に「あれが枚方で有名な鍵屋やで」と教えてもらっただけであったので、早速、中に入ってみる(感想は 博物館・資料館のページ)。さらに街道を歩く。泥町で少し街道沿いをそれ、枚方八景の一つ万年寺山の緑陰のある式内意賀美神社にたちよる。当然ここも以前立ち寄ったことのある場所であるが、ここは特に変わった感じはしない。簡単にお参りをし、再び街道筋にもどる。本陣跡があるのは三矢村。但し本陣は現在は残っておらず公園に碑がたっているだけ。さらに道を進めば、すぐに町が開け、ビブレのすぐ横を通ることになる。そこはもう枚方市駅のすぐ近く。信号を渡りすぐの駅前ロータリーの手前が宗左の辻と呼ばれる場所で京街道と磐船街道の分岐点にあたる。磐船街道は天野川沿いを上り大和国にいたる道。この磐船街道もよく車で通った親しみのある道だ。京街道の方は左に曲がることになる。ゆるやかに道が右に曲がる辺りから岡新町になり、この辺りはもう既に昔の宿場町の雰囲気は残っていない。天野川に突き当たる所が東見附でここまでが枚方宿。現在の枚方市は周辺の町を合併して大きくなったが、こうして歩いてみると枚方宿自体は小さな町だ。普通に駅前などを歩くだけでは宿場町とは思ってもいなかったので、町の予想外の歴史を見ることができ、非常に満足。あとは枚方市駅から電車にゆられ帰ることに。
 とにかく、よく知った町にも知らない場所はまだまたあるようだ。知らない町にふらりと出かけるのも楽しいが、知った町を歩きなおすということも、今後、精力的にしていきたいと思う。
 
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