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2008年
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2008
一乗谷朝倉氏遺跡資料館(福井市安波賀町4-10)
  一乗谷遺跡から出土した陶磁器や金属製品を中心に展示を行っている。しかし、基本的なテーマ、コンセプトがよく判らなく、何を展示したいのかのピントがぼけた感じがする。一乗谷の地形模型や朝倉義景館復元模、あるいは朝倉氏の歴史の紹介あたりが面白く見ることができる展示だろう。また丁度行われていた企画展「「和」の空間〜中世の座敷と技術〜」もどうも雑多な感じがして、見せるための努力が感じられない気がしてしまった。入場料100円という安さも思わず高いと感じてしまう。(2008.08.10.入館)
越前丸岡町歴史民俗資料館(坂井市丸岡町霞町1-59)
  歴代城主ゆかりの武具や古文書などが展示されているが、予想通りたいしたことのない内容。何をどう見せたいのかが全く判らない。城と共通で300円の入館料。資料館だけで入館料をとるのは難しいのではというぐらいの展示内容としかいいようがない。(2008.08.12.入館)
鯖江市資料館(鯖江市長泉時町1-9-20)
  入館しようとして受付に行くと、何の用事か聞きたいかの様子で、資料館を見たいというと、驚いた感じの表情。その対応が示すように、基本的に展示しっぱなしの努力のない資料館。「鯖江の歴史」「めがね むかしむかし」「近松の部屋」の三つの展示から成り立っている。「鯖江の歴史」では鯖江藩、吉江藩についての説明などを行っているが、吉江藩の地位関係が全く示されていず、吉江藩が鯖江の何処にあったのかを地図で探すのに一苦労してしまう。「近松の部屋」が一番お金をかけて作っていて、ビデオなどでそれなりに楽しくみることはできる。ビデオに登場する「ちかもん君」というキャラクターも決して悪くはないと思う。「近松の部屋」があるのが唯一の救いで、それがなければ、入場料100円という設定も高いといえるが、まぁ、許せる範囲とといった所だろう。(2008.08.12.入館)
新潟市歴史博物館みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2-10)
  おなじ敷地にある旧新潟税関庁舎は開国当時の建物であり、全国でも残っているは新潟だけで、非常に貴重なものといえるだろう。こちらは入場無料で簡単な新潟税関に関する展示が行われている。また、昭和初期の建築物である旧第四銀行住吉町支店も移築されて当地に建っており、一階はレストランになっている。
 で、肝心の博物館の方は、新しいということもあり、なかなかしっかりとしている。常設展は新潟の歴史をじっくりと紹介していて、ビデオなどもなかなか面白く作っている。水のまちとして発達していく様子と、そのまちの発展に力を尽くした人々の努力が非常にわかりやすく説明されている。また、新潟地震や大火といった近現代の歴史も紹介されており、新潟の一通りの歴史をここでしっかりと学ぶことができると言えるだろう。入場料は300円。非常にお徳といえるだろう。また一階にある無料の体験広場では昔の遊び度具や生活用品を使うことができ、こちらも足を運ぶ価値はあるだろう。(2008.03.30.入館)
北方文化博物館(新潟市南区沢梅2-15-25)
  越後随一の豪農といわれる伊藤家の屋敷を7代目の伊藤文吉が博物館としたもので、なによりも建物・庭園が素晴らしい。伊藤家は宝暦年間に阿賀野川左岸の小さな集落である沢海(当時は沢海藩はすでになく天領)の地で農から身を起こした家。明治に入るころには大地主となり、全盛期には1市64ヶ町村に1370余町歩の田畑を有していたという。展示物もまさしくそういった雰囲気で、展示に工夫や努力などは全くと言っていいほどしていないが、維新期の著名人の直筆の書などをはじめ、物自体の凄さ、量といったものであっとうされる感がある。入館料は800円。入る前はこれは高すぎるという感覚で、観終わった段階では、高すぎるということはないが、工夫や努力がないことも考えるともう少し安くてもいいのではといった感じ。(2008.03.30.入館)
 
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