[Back to TOP]
ボクらの歴史[2009年03月の歴史]
[↑現在の歴史へ]
[←09/01の歴史へ][09/04の歴史へ→]


2009年03月18日(金)
■光届かぬ深淵からの浮上■
仕事の波に揉まれているうちに
2ヶ月弱の時が過ぎ去ってしまっているではないですか。
皆さんお久し振りです。

1月末から先週頃までの2ヶ月弱、
1週間毎日真・終電モードだったりとなかなかに壮絶な日々でした。
が、今週に入ってからは一段落。若干(あくまで「若干」ですが)
時間的に余裕があります。帰りに本屋さんが辛うじて開いているので。
蛍の光流れてるけれど。

その2ヶ月の間、仕事ばかりだったかというとそうでもなく。
プライベートでもそれなりに色々ありました。
徳島や品川にライブに行ったり、大津やら信楽やらで鉄道三昧したり、
梅小路でぼ〜っと蒸気機関車みたりなんかして。
その辺についてここに書きたいな、と思いつつも
それらに足を運ぶ時間からして仕事の合間をぬって
なんとかやりくりしているに過ぎず、なかなかそこまでは手がまわらず。
もどかしきかな。

それら、色々あったことについては追々書ければ書いてみたいと思います。

■春からのこと■
今後の予定を少しだけ。
多分他にも色々増えそうな予感。

---

03/28-29 飯田線&浜名湖ライド
 # 飯田線は個人的に。
 # 浜名湖は「ぐるっと浜名湖サイクル・ツーリズム」への参加。

04/04-05 飯田線旅行
 # 鉄研のOB、現役で。

05/03 スパコミ@ビッグサイト
05/24 関西コミティア@天満橋
 # いずれも申込済。原稿は……?

---

時間の捻出に死ねそうな予感。


2009年03月22日(日)
■最近の電脳遊戯■
忙しいながらボチボチとゲームなんぞもやっていたりします。ホントにボチボチと。
布団に入ってからPS2やらミニノートPCで
大抵がそのまま寝てしまうのでアクションとかシューティングは無理ですけれど。
 # その辺は元々から苦手ですが(^^;

PS2だと今更気味ではありますがFromSoftwareの「Nebura -echonight-」、
早2年だか半ば放置していた「WA5」辺りを。世の流行廃りとは関係なく。
PCはKeyの「リトバスEX」、旧ねこねこソフトの「サナララ」、
CIRCUSの「D.C.II P.C.」辺りを。

---

■「Nebura -echtnight-」;
PS時代の「1」、「2」には当時結構はまったものだったのですが、
続編の「Nebura」はなんとなくやりそびれていたので今頃になって。
未来でかつ舞台も月面基地とSF風味なので正直不安だったのですが
いや〜な暗さと怖さは相変わらずで一安心。
まぁ、ホラーゲームで「一安心」っていうのもなんか変ですけど。

■「WA5」;
お話も悪くないし雰囲気も確かにWAっぽいっちゃWAっぽいんですが
なんというか良くも悪くも「普通」になってしまっている感が…。
淡泊でサラサラ流れてしまっている。
WAならではのアクの強さがあまり感じられないんですよねー。
とりあえずちゃんとやり通してみよう。

■「リトバスEX」;
「世界の秘密」を知らないことにしてしまったので一からやっています。
よって追加キャラとかはまだ全然。でも、テキストに細かく
修正やら変更が入っていてなかなか悪くないかも。
なにはともあれまだまだこれから。

■「サナララ」;
旧ねこねこの作品では唯一やりそびれていた作品。
買ってはいたのですけれどなんかタイミングを逸して。
が、大当たりでした。いや、当時なんでやっていなかったのかッ!!、と。
フィクションの匙加減がモロに私ごのみ。
号泣、とかいうのではなくほんのり目尻が〜、程度なのもまたよく。

キャラ的にはのぞみ先生が好きかしら。

■「D.C.II P.C.」;
前作「D.C.」は一応無印はやっていたのですが、
その後の乱発FDやアニメはほぼノーチェックでした。
2作目アニメの「D.C.S.S.」をチラッと観た程度かしら。

さて、「D.C.II P.C.」。
今のところ、エリカ->まゆき->ななか->由夢->杏->茜とクリア。
隠れキャラ抜きで半分というところらしい。

良くも悪くも最大公約数的というか平均的な「良作」かな〜っと。
それほど酷いとも思いませんし、かといって大絶賛、
というほどでもないんですよね、個人的に。

確かに「どこかで見たような話」が多いのは認めます。
故に少々先が読めてしまうんですよね。
でもその読める展開をきっちりそこそこ丁寧に描いてくれている。
なんやかんやで結構楽しんでます。

キャラ的には由夢とか杏とかがいいかも。

余談。
同ゲームには、OP/EDがそれぞれ数種、挿入歌も色々とヴォーカル曲が一杯。
で、なんだか気がついたら関連CDを3枚買ってしまっていたり。
だって、OP/ED/挿入歌を全部揃えようとすると3枚要るんですもの。
これがLantis商法ってヤツですか〜。なんか敗北の香りが。

---

なんだか数だけは結構やってますね。
まぁ、あれもこれも〜なのでなかなか終わらないのですけれど。

■新幹線大爆破■
土日と久々の連休だったので部屋の片付けやらを。
で、間違ってモロにアクセス中の外付けHDDのコードを引っこ抜いてしまいました。
しかもメインで色々と突っ込んであるHDD。

で、電源再投入。
なんか認識されませんよ?(T^T)

や……やりかけのギャルゲのセーブデータが…、でなくて、
40GBかなのネガフィルム取り込み画像ファイルが―ッ!!
50GBかなの音楽ファイルが――ッ!!
 # バックアップとっとけば〜トカは言わないでお願いだから。

うーむ、あの程度でぶっ飛んじゃうモノなのかしら。
どうしたものか。

■あれま■
久し振りに日記を書いてみたらなんだかふつ〜のオタさんの日記に。
いえまぁ、オタなのは否定はしませんが、というか出来ませんが。

2009年03月25日(水)
■創作のこと■
すっかり開店休業状態の我がサークル「木瓜の間」。
前の新刊いつだっけ?な感じです。
 # 昨年10月の関西コミティア発行の創作再録本が直近。
 # 純粋な新刊だと去年夏のWA本。

ですが、実はボチボチと物を書いてはいます。
なんやかやでやっぱり文章を読んだり書いたりするのは好きなので。
モノは主にオリジナルでどちらかというと短い目のものを
適当に書き散らかしている、という感じ。

正直人様に見て頂くほどのものでもないと思いつつ、
それなりに感想なども聞きたくもあり。悩ましきかな。

Webででもボチボチ公開するのもありかしら。

■忘却とは忘れ去ることなり■
5月のスパコミ。
先日は「申込済」だトカ言っていましたが、
実は申込をすっかり忘れていたようです。

「ようです」というのはどうもその確証が得られない故。

オンラインで申し込もうとしていたような気がしますし、
カットも用意していたような記憶もあるようなないような…。

ちなみに申込〆切は先月13日。
ちょうど仕事であっぷあっぷだった頃。
そしてそんな中なんとかスケジュールを空けて
強行軍で東京にライブに行ったりもしていました。
正に「自宅にいる時間≒睡眠時間」を地でいっており、
果たしてそんな頃に本当にイベント申込とかしている間があったのか、と。

そういえば申込受付の葉書も来ていなかったような気がしますし
そもそも未だに参加証が来ない辺りが決定的でしょう。

要するに、「申し込んだつもりになっていた」というのが真実らしい。

「ごめん……みんな………」(某還らない魔術師風)

勿論、一般で足を運ぶのもいいのですが、
宿泊&往復の交通費を考えるとそれもなんだか勿体ない気がするんですよね。
よってすっぱりきっぱりさっぱり5月の連休の上京はなしにしようかと。

で、代わりに少しさすらいの旅にでも出ようかなとか考えています。
なにしろGW、盆休み、年末とまとまって休みが取れる時期は必ず東京におり、
ここのところあまり旅行らしい旅行をしていない気がするので。

しかし、ここのところこういうのが多いね、私。


2009年03月27日(金)
■花粉に誘われて…■
この週末は旅に出ます。探さないでください。

…というのは冗談として、
この週末は久方ぶりの自転車三昧。
明日は飯田線の沿線を、明後日は浜名湖を走る予定。

後者の浜名湖は一昨年にも参加した
「浜名湖サイクルツーリング」のライドイベント。
時間やなんかを競うのではなく、
単純に素朴に風光明媚な景色の中を
自転車で走ることを楽しもうというイベント。
ちなみに去年もエントリしていたにも関わらず
体調不良で不参加という悔しい結果に。

まぁ、あの手のイベントにソロ参加というのも少々寂しくはあるのですが、ね。

さて、そして前者の飯田線沿線ライド。
こちらは純然たる個人的なもの。

実はこの「飯田線の沿線を」というのは以前からの念願でした。
それこそ10数年前に初めてロードバイクを買った頃からの。

飯田線にはこれまで数十回では利かないほど足を運んでいます。
最近でこそ頻度は極度に落ちていますが、
以前はそれこそ数週間に一度とかそれくらいでしたもの。

そして、列車に乗っているよりも途中下車をしては
「駅間歩き」と称して隣の駅まで歩きつつ沿線を楽しんできました。
ただいつも列車の時間もありなかなか思ったところで
十分に時間をとれないのが悩みでした。
そこで自転車で行ってみたいな、と思うようになったんです。

自由度や時間の有効活用という点では車やなんかでもいいのでしょうけれど、
それでは気づけない、感じられないような風景や空気、
車などよりも徒歩に幾許か近い自転車ならそれが感じられるのではないかと思って。
まぁ、単純にあの風景のなかを存分に走ってみたい、という思いもあるのですけれど。

実際にどう走るかはまだ今現在も思案中。
明日朝一番の列車で入って、適当な所から徐々に下ってこようかと思っています。

■キセキのプライス■
ただ、金曜晩の現地入り、それがキツイキツイ……。

まず、荷物の準備をする時間がない。
早い内から徐々にしておけば、といわれるやもしれませんが
さすがに数週間前から…というのもなんだか気が乗らないのですよね。

で、今週に入ってから徐々に進めていたのですが…。
さりとて、平日の晩なんぞ家に帰って
風呂はいって寝る(+布団の中で寝ながらゲーム)な生活。
どこに準備をする時間的余裕があろうか!

というわけで…、
月曜日には自転車のチェックとパッキング、
火曜日はウェア類の確認……といった具合で、
寝る前のほんの十数分で一日に一つ(頑張って二つ)準備を進められる程度。

そんなこんなで遅々として準備が進まないので、
出発前日にあたる昨日の晩には最終手段。
睡眠時間を削って時間を確保。半ば夜なべで仕事でなんとか整いました。

そして、会社を定時(+α)で離脱。こんなに早いの何時振りかしら。
7時半頃に帰宅後、大急ぎで晩ご飯を食べて、最後の荷物のチェック、
8時過ぎには出発、という強行軍。

にもかかわらず、駅までのバスは乗り遅れるというオチが着くわけですが。
それでもなんとかこうして宿に入れているのですから結果オーライ。


2009年03月28日(土)
■三遠南信山間ライド■
さて、念願の飯田線ライド。
コースはこちら

■スタート前(輪行);豊橋06:00->田本08:53

まずは豊橋6:00発の始発天竜峡行501Mで輪行。
出発地の中部は田本駅を目指します。

今回のライドの基本的な方針は次の4点。

・北から南。
・可能な限り飯田線に沿って走る。
・可能な限り各駅に寄る。
・出来れば楽な方がいいなッ!!
一般に飯田線中部といえば「三河川合〜天竜峡」の旧三信鉄道区間。
すると、天竜峡からスタートとするのが常道、となるやもしれません。

ところが天竜峡から下るとなるとこれがなかなかに大変。
最初の天竜峡〜千代辺りはいいのですが、そこから先、田本までの各駅間は、
天竜川沿いの谷筋にある駅から尾根筋の県道1号まで上がり、
県道1号をちょびっと走り、再び今度は谷筋の駅まで下りなければならない。
基本的にその繰り返し。これは少しキツい。そしてあまり楽しくない。

ところが田本から南、大嵐までですと、
その県道1号が天竜川の谷筋を通っているので
わざわざ上り下りをする必要がない、と。

そういう辺りを前夜に某お知り合いさんと話して詰めた結果、
田本から大嵐までのライドとなった訳で。

さて、自転車を持ちの輪行といえど、
豊橋から田本まで3時間弱は少し(?)荷物が大きいだけで
いつも通り車窓を楽しみつつの飯田線旅行に過ぎず。
しかも折も折、沿線の桜はまさに今が見頃の満開!!
思わずこれから自転車に乗ることなど忘れてしまいそう。

ま、ちゃんと田本で降りましたがッ!!
田本8:53着。


"ちょっとした"大荷物


心惑わすさくら
-伊那小沢駅-

さて、まずは組み立てです。
周りに人がいないのをいいことに堂々とホーム上で(笑)。

組み立てそのものは比較的さっさと終わったのですが、
チェックしてみるとブレーキとリア・ディレイラーの調子がよろしくない。
その辺の調整に手間取り、ようやく出発出来たのは10時頃。
いきなり1時間のロスですよ(^^; 先が思いやられます。

 # 駅ノートを書いたり写真を撮ったりもしていましたが


到着ッ!!

組立中

完成ッ!!


■田本10:00->温田10:15

田本駅からはかの有名な県道1号までの山道を
自転車を背負ってのぼるのはさすがに勘弁願いたいので、
まずは天竜川にかかる吊橋に続く下のルートを辿ります。
……自転車押して。のっけから乗れません(^^;

対岸に渡った先の道はアップダウンはあまりない上、
基本的に温田方面からだとどん詰まりで
交通量もほとんどなく極めて快調。
途中で軽トラ一台とすれ違ったくらいかしら。

対岸の温田の町と駅をのぞみつつ南宮大橋を渡ります。

温田駅には10時15分頃着。
駅で地図を片手に悩んでおられたハイカーさんにアドバイス。
信濃恋しと平岡ダム経由で平岡駅までとの由。
実は同じ方に向かいます、とは敢えて言わない。

最初は非常に順調。



ここからようやく乗れます


温田駅



■温田10:20->為栗11:00

温田駅を出て再び南宮大橋を渡って対岸に渡り、県道1号を南に。
たまにダンプなども通りますがそれほど危なくもなく。
ただ道の端の砂やゴミが少々鬱陶しくはあり。

ちょうど旧我科駅の対岸辺りで「伊那路」の通過を待って写真を撮ります。
中部ではあまり写真を撮ったことがないので
三両編成がどの程度の長さなのかピンとこず今ひとつですが。
先に進むと多少アップダウンが出てきはじめ、トンネルも2つほど。
飯田線に乗っていて見える対岸の県道1号といえば結構なアップダウンがあり
結構キツそう…という印象があるので、ようやく本領発揮?かな。

途中、名前だけは聞いたことがある「信濃恋し」の瀬も通ります。
# 観光屋形船とか(ぼそそ

途中で写真を撮っていたこともあり次の為栗駅には11時頃着。
すこ〜しペースが落ちてきたか。



伊那路号、我科駅通過


為栗駅



■為栗11:10->平岡12:30

為栗〜平岡間5k弱は道路の方が遠回り気味。

ですが、撮影名所の羽衣崎や平岡ダムといった見所も色々とあります。
それらもこれまでは「飯田線に乗りつつ」ですとなかなか足を運べずにいました。
そういう点ではやはりこの「自転車で」というのは大きな意味があるわけで。

この辺りから、県道1号のアップダウンも俄然大きくなってきます。
少々キツくはありますが、飯田線を「見下ろす」視線になるのは
なかなか新鮮ではあります。

それが極になるのが撮影名所の羽衣崎付近。
平岡ダム湖の縁をほそぼそとトコトコと走る飯田線を
対岸から見事に見下ろすことが出来ます。
飯田線の貧相さ加減(多分褒め言葉)が実感出来るというもので。

写真も撮ったのですが、伊那路から更に1両少ない2両編成の普通列車、
やはりどの程度の長さなのかがなかなか分からずやはり今ひとつ。
修行が足りませぬ。

県道1号は羽衣崎から先は飯田線と離れ、
平岡ダムまで天竜川に沿ってぐるっとまわりこみます。
今ひとつ見通しはよろしくないのですが走り心地はなかなかにいいです。
木々の間からチラチラと見える平岡ダム湖がまたよろしい。

そして平岡ダム。

堤体上にずらっと並ぶ赤いラジアルゲートがなかなかにきれい。
戦前〜戦中の古手のダム故の美しさ。

 # 建設時の朝鮮人の強制労働など、「負」の部分も無論承知していますが、
 # ここでそれを気にしすぎるのもまた野暮というものではないかな、と。

そしてダム周辺に咲く桜はこれがまた見事に満開!!
いいタイミングで来たものです。

ダムの天端を自転車を押して渡り対岸へ。

渡った先のダム管理用と思しき道が面白く、これがまるで鉄道の廃線跡。
緩やかなカーブといい、ちょこちょこあるトンネルといい廃線跡そのもの。
もっとも、鉄道としてはカーブも勾配も少々急なのでちゃんと見れば分かりますが。

そのなんちゃって廃線跡道路を走り平岡の町を目指します。

――っと、平岡橋を渡ろうとしたところで平岡発電所の敷地内に
見事に咲き誇る桜が目に入りました。ここもまさに満開!!
大勢の地元の人たちも今まさにお花見中。
そのあまりの見事さに私も自転車を停め、しばしお花見を。
といっても、飲み物はスポーツドリンク、
食べ物はういろうスモールしかないのですけれど。

そんなこんなで平岡駅に着いたのは12時半頃。
為栗から1時間20分。いい感じに時間がかかってます(苦笑)。

平岡駅でパンやおにぎりを買ってお昼ご飯。

駅で温田でお会いしたハイカーと再会。
結局為栗までは飯田線でそこから歩いてこられたのだとか。
「こちらは自転車で〜」と話すとびっくりされてしまいましたとさ(^^;



羽衣崎にて


桜と平岡ダム


なんちゃって廃線跡


にわかお花見
-平岡発電所-


平岡駅


ちょっと休憩



■平岡12:50->鴬巣13:30

平岡から次の鴬巣までは国道418号(兼県道1号)を。

藤沢トンネルに付け替わる前の飯田線の廃線跡がちょうど平行しています。
トンネルや落石避け、橋梁などが点在しています。
中には昔の線路がそのまま残っているトンネル跡などもあります。
 # 無理をすれば入れなくもないのですけれど今日は自重。

それらの一つ一つに寄っては写真を撮りつつなのでなかなか進みません。
まぁ、単純に沿道を走る、というだけでなくて
楽しめるものは楽しみつつ、と思っているのでいいのですが。
普段ですとどうしても次の列車の時間を気にしつつになりますから。
まぁ、がっつり乗るのはまた明日の浜名湖で、ということで。

鶯巣駅には40分程、13時半に到着。

集落に近い割に神社が隣接していたりして静かな趣のある駅なのですが
すぐ下のおうちに飼われているらしき沢山のわんこの鳴き声が少々うるさく。

駅の待合室に置かれている本が何故か旧ソ連や中国モノのものが多かったり、
なんだかポエマーなメモが置かれていたり。誰の仕業やら。



廃線跡トンネル


残る線路


廃線跡と現行線


鶯巣駅



■鴬巣13:35->伊那小沢13:55

鶯巣駅前には天龍村でよく見かける「自転車のりば」の標識があります。
「自転車置場」なのではないかと思うのですがなぜか「のりば」。
ここから乗れ、と限定されるのもなんだか変な具合。

ま、敢えて敬意を表して「自転車のりば」から乗っておきましたけれど。

国道418号(県道1号)は鴬巣の先の水神橋で天竜川の対岸に渡りますが、
次の伊那小沢駅までは飯田線に絡みつくように並行した道が別にあるのでそちらを辿ります。
たまに線路を見下ろせるような位置を通っていてなかなかに楽しい。
タイミング良く列車でもこればいいのですが何しろ1日10往復の中部区間。
そうそうやってくるわけもなく。序盤の二駅間で撮れたのはむしろ僥倖やも。

伊那小沢には20分程、13時55分着。



鶯巣駅前「自転車のりば」


見下ろす線路
伊那小沢駅



■伊那小沢14:00->中井侍14:30

伊那小沢〜中井侍間の線路沿いの道は廃線跡があることもあり、
何度か歩いたことがあります。

そこで今回は線路の少し上を通る天竜川林道を辿ろうかと。
ちょうど伊那小沢からはじまっていますし。

ところが最初からどうにもアップダウンがきつい。
そこで、「出来れば楽な方がいいなッ!!」の方針を発動。
途中で断念して線路沿いの下の道まで一気に駆け下ります。
坂が急でスピードが出る。しかも九十九折り気味。
「カーブだ!飛ばされるな〜!!……飛んだ〜〜!!」になりそうで怖い怖い。
基本的にスピードでエクスタシーを感じられるタイプでないらしい(苦笑)。

結局先の平岡〜鴬巣間同様に廃線跡を辿りつつになりました。
トンネルの中にも少し入ってみたりして。
しきりと補強がされている内壁に旧三信鉄道区間のキツさを実感。

中井侍駅近くにも「自転車のりば」があるのでこちらでも激写。

中井侍には30分で到着。
ここしばらくは順調です。
この調子なら大嵐で旧富山村の湯の島温泉にいけるかも。



伊那小沢駅遠望


廃線跡トンネル内


中井侍駅前「自転車のりば」


中井侍駅



■中井侍14:40-(小和田15:15)->大嵐15:40

中井侍から次の小和田駅まではノーマルな自転車では行けません。
天竜川林道を辿り、途中からの山道を自転車を担いで歩けば行けなくはないですが
さすがにそれは避けたい。その山道もしっかりしたMTBトカならもしかしたら
走ることも可能やもしれませんが、私の自転車ではさすがにそれは無理。

というわけで小和田駅は対岸から眺めるだけにするとして、
素直に対岸に渡り、県道1号で小和田の先、大嵐駅に向かいます。

ほとんど車も走らず非常に快調。
時折自転車を停めて対岸の飯田線の様子に目をこらしつつ。

小和田駅はちゃんと見えましたが、
小和田駅近くの河内川にかかっていた高瀬橋や
門谷川にかかっていた吊橋は確認できず。
どちらの橋も、このところ飯田線の車窓からも確認できていませんので
もしかしたら遂に完全に落ちてしまったのやもしれません。
まぁ、どちらも時間の問題だろうとは思っていましたけれども。

小和田駅対岸辺りで長野県から愛知県に。
更に大嵐駅前の鷹巣橋で愛知県から静岡県に。
10数分で2回県境越えてます

大嵐駅にはちょうど1時間、少し日が傾き始めた15時40分頃着。




愛知県に


近くて遠い小和田駅


大嵐駅



■大嵐16:30->(西山林道・天竜川林道合流地点17:30)

というわけで無事に大嵐駅着。

しばらく駅周辺を散策したり、駅で列車の写真に撮った後、
旧富山村の湯の島温泉でほっこりしてから大嵐17:56発の豊橋行で帰ろう、
そう考えていたのですが、駅でぐずぐずしているうちに16時半頃になってしまいました。
これではあまり余裕をもって温泉に入れないな、としばらく思案。

そして思いついたのがとんでもない結論。

「西山林道に行ってみよう!!」

西山林道(正式には林道西山線)とは大嵐駅近くの鷹巣橋のたもとから
天竜川の左岸(飯田線側)を北に続く林道。
門谷川を越え、天竜川林道に合流し、
大津峠の向こうの静岡の水窪、あるいは長野の天龍村に通じる道。

この西山林道、
飯田線ファンにとってはなかなか大きな存在。
なにしろ、2002年の西山林道の開通をもって、
飯田線の全駅間を徒歩で辿れるようになったのです。

以前から何度か途中の粟代集落辺りまでは行ったことがあったのですが、
なかなか機会に恵まれずそこから先には足を踏み入れたことはありませんでした。

そこでせめて天竜川林道との合流点辺りまで行き、
そこから坂を下って大嵐まで戻ってこれば
17:56の豊橋行に間に合うのではないか、そんな皮算用をしてしまったのです。

しかし、この皮算用には一つ大きな抜け目があったのです。
ですが、そのことに気がつくのはもう少し先の話。

ともあれ、私は西山林道にハンドルを向け、山道を走り始めたのでした。

これまでの比較的きっちり整備/管理されている道と比べると
落石が路面に放置されていたり木の枝が落ちていたりと
少々荒れている感じではありますが、注意して走ればどうということもありません。

しばらく行くと粟代集落。

後ろから飼い犬がずっとに吠えてくるので振り向くと
追いかけてきているではないですか!!事実上の放し飼いですかー。
犬は好きではありますが、ずっと追いかけられるのというのはちょっと怖い。
振り切ってしまえば諦めるのやもしれませんが
上り坂でスピードも出ないのでそれも叶わず。
結局10分ほど延々と追いかけられましたとさ。

途中の道端には軽トラや冷蔵庫などが山をなして捨てられています。
院生時代に産廃の無断投棄について軽く研究したことがありましたが
こりゃもはや「産廃」の域を超えてますねぃ…。これが現実――ッ!!

林道が山に分け入りはじめ、そろそろ視界から天竜川が姿を消さんとする辺り、
ちょうど眼下に飯田線の門谷川橋梁がのぞまれます。
一度こんなところから写真を撮ってみたいものです。

この辺りからアップダウンが強烈に。さすが林道。
上り坂の勾配がえげつなく急になっていきます。
そろそろ普通にペダルを漕げず、最初は立ち漕ぎ、そのうちに降りて押す羽目に。

と、今度は急な下り坂。
一気に谷底まで下り、小さな橋で門谷川を渡ります。
この門谷川を渡る橋が長らくなかったので
大嵐〜小和田間は歩くに歩けなかったのです。

そしてまた上り坂。また立ち漕ぎ->下りて押す、に移行。
もはや視界に入る人工物は自らが走る林道のみ。
他に見えるものたるや緑の山々と青い空のみ。
その青い空の山の端の辺りがそろそろ赤く染まり始めています。

そろそろ後のことを考えよう…と思って気がつきました。
現在既に17時。そして豊橋行の大嵐発が17時26分。
主に下り坂とはいえ、大嵐駅までは15〜20分はかかるでしょう。
そう、輪行するために自転車をばらし、パッケージする時間を
計算に入れていなかったのです。

まさにアフター・ザ・カーニバル(違

もっとも、「間に合わない」と分かった時点で、
約2時間後の19時52分発の列車でいいや〜と開き直ってしまっているのですが。
この辺の「開き直り」や「諦め」が飯田線(等のローカル線)を楽しむ秘訣ではないかと。



重力の底の墓場


門谷川橋梁

とりあえず行けるところまで行こう!というわけで道を進むと数軒の民家が。
この辺りが門谷集落。粟代集落以来になります。
もっとも、人が住んでいそうなのは道沿いですと1軒だけの様でした。

この辺りで一つ問題が。
食べ物及び飲み物が底を尽き気味なのです。

ボトルのスポーツドリンクもほぼ飲み干し、
食べ物も残るは会社へのお土産用に買った栃餅のみ。
ひたすら続く上り坂にさすがに疲れていますので
しっかり飲んでしっかり糖分など摂りたいところなのですが、
残りを気にしながら少しずつ摂る様に心がけます。

なんだか遭難しかけな探検隊みたくなってきました。
もっとも心境面ではそれに近くもあったのですけれど。

 # 「これが我々が出発して最後にみた人家であった」
 # 「我々に残された食料は最後の町で買った栃餅のみ」
 # 「そして山の端は少しずつ夕日に赤く染まりつつあったのだ」
 # ……ってなナレーションを入れるとそれっぽい?

さすがに疲労も結構なものになってきていたのですが、
ふと視線を上げると上の方に道が見えます。
もしやあれが合流する天竜川林道?と期待します。
ところがさらに10分ほど上ると、先ほど見えていたその道に自分がいるわけです。
つまりはまだまだ西山林道…、と。



門谷集落


Long Long Widhing Road

そんなことを幾度繰り返したでしょうか。
ふっ…と視界が広がります。つと目の前に道の合流点が!!
どうやら今度こそ西山林道と天竜川林道の合流点のようです。

歓喜よりも幾許かの脱力が身を襲います。
「やっとかー」と思わず口にも出している。
思わず合流地点の「←長野県 水窪市街→」の標識の下にへたりこみます。

 # しかし、この合流地点の、
 # 「←長野県 水窪市街→」と「←愛知県」の標識も
 # その漠然さ加減がなかなかに面白い。

そのまましばしぼーっと。栃餅をもしゃもしゃやりながら。

日はすっかり夕方の光。
この辺りは尾根筋ですから谷筋程ではないにしても
やはり日が暮れるのは平地より少々早いですから。

ちなみにこの時点で17時半。

ここから素直に真っ直ぐ大嵐駅に戻るとほぼ下り坂ですから
恐らく30分程でしょう。更に自転車の分解等がかかって30分。
これで18時半。ですが、列車は更に1時間半後の20時前発。

ここで更に阿呆な好奇心からくる考えがむくりと首をもたげたのです。

「一度通った道を二度通るなど言語道断」
もとい、「同じ下るなら大嵐に戻るより水窪に進んだ方がいいんでないの?」

などという更に無謀なことを。

普通に考えれば日没まで1時間を切っているであろうこんな時間に
山道を更に進もうだなんて考えないのでしょうけれど、
恐らくこの時点では疲れのあまりなのか、久方振りの飯田線どっぷりでか
その辺りのリミッターが外れてしまっていたんでしょうね。

ともあれ、15分ほどの休憩の後、
私は水窪の町を目指して天竜川林道を走り始めたのです。



西山林道・天竜川林道
合流地点


西山林道開通記念



■(西山林道・天竜川林道合流地点17:45)->水窪19:40

さて、水窪まで行くにはまず大津峠を越えなければなりません。

もう結構なところまで来ていますから
合流地点から大津峠までは距離にして3kmほど…
と書くと楽なように思えるかもしれませんが山道では距離に加えて
勾配や高度差も重要なファクター。ちなみに高度差にして200m程、
平均斜度は7%弱というところでしょうか。

坂好き!!峠愛してる!!というような方ならなんということもないかもしれせんが
私のようなゆるゆるサイクリストにとっては結構なもの。
なにしろ普段ならちょっとした峠でも鉄道/バスで輪行〜とか言ってますからねー。

とはいえ、淡々とペダルを漕いでいれば前には進むわけで。
大津峠に着いたのは合流地点から45分ほど、18時半でした。

辺りはすっかり夜の闇。
まだ辛うじて薄闇で進む先の道は見えますが
それが見えなくなるのも時間の問題でしょう。

街灯などない山の林道、もはや頼りになる灯りは自転車のライトのみ。
選ぶとき、買ったときには格好いい!トカ言っていた砲弾型ダイナモライトですが
真っ暗な道を走るには少々光量は不足していると言わざるを得ません。
補助用のライトなどを用意しておくべきでした……。



暮れゆく日



大津峠

大津峠のトンネルを抜けると道はひたすら下り坂に。
楽は楽なのですが、気を抜いてブレーキを緩めると一気にスピードが出てしまいます。
先述の通り、私はもともとスピードを出すのは得意ではないですし
その上暗くて路面があまりよく見えないので
ひたすらブレーキを握りっぱなしで可能な限りゆっくりと進みます。

10分程進んだでしょうか。
下るのにもそこそこ慣れ、山の闇や光を散りばめたような夜空にも
目を向ける余裕が出てきていました。

前方から来る自動車の明るいライトに目が眩んだ瞬間のことでした。
前輪に派手な衝撃が、続いて前方につんのめる自転車。
路肩に自転車を寄せ、車をやり過ごし、走り始めようと思いペダルを踏むと
妙な音が前輪から。しかもなんだかごつごつした乗り心地。

案の定パンクでした......orz
どうやら路面上の落石に見事に乗り上げてしまった様子。
結構な重傷やも。

あまりのことに思わず大声で「なんでじゃぁぁ〜〜〜」だとか
更には「自転車屋はどこだ〜〜〜ッ!!」トカ叫んでいましたとも。

と、嘆いていてもどうしようもありません。
列車の水窪発の時間19時59分は刻々と迫っているのです。
最悪でも次の水窪発の終電20時54分発には乗らないと
今日中に豊橋には帰り着けないのですから。

辛うじてまだほんのり残る薄闇の中、パンクの修理を開始します。
本当ならちゃっちゃとチューブ交換で済ませたいところなのですが、
出発前に時間がなく、予備チューブを買いに行っている間がなかったのです。

暗い中での修理は遅々として進まず、
出来たと思ってもうまく穴を塞ぎきっておらず
パッチを何度か貼り直す羽目に。
しかも手持ちのパッチの多くが某ダヰソ−で買った安いヤツ。
なんて密着しにくいのッ!!

ロッキーのテーマを大声で歌ってでも
テンションを上げていかないとなんだか心が折れそう。
 # 他にはWA主題歌メドレーとか
 ## どんなときにも私は一人じゃなくはないのです。
 ## 静岡北辺の山の中で一人ですとも!!

作業をやっている間に薄明かりすらなくなってしまいましたので
最後はPHSの灯りで照らしてなんとか作業完了。
20分ほどかかったでしょうか。

再び坂を下りはじめます。
最初のうちはまだタイヤの具合を見つつゆっくり…ゆっくりと。
徐々にスピードを上げ、下り坂に自転車を任せます。

辺りはもう完全に真っ暗な闇。
光と言えば空の星以外はただ私の自転車のライトのみ。
ものの数十分前まではまだ薄明かりが差していたのですけれど。

そして辺りの山の闇からえもいわれぬ音が聞こえてきます。
低い唸り声、イノシシらしき動物のフゴフゴ…という声が、
鹿らしき動物が茂みの中をガサガサッ!!と跳ねる音等々……。
更に後方から何かの動物が追いかけてくる音まで。

音が鳴る度にビクビクしていました。
やはり闇の夜はやはり動物たちの版図なのですね。実感しました。

更にダイナモライトだけですと先の道がちゃんと見えない。
道の縁の白線やガードレール、反射灯などを
目をこらして見てなんとか認識して進む。
少し判断を誤れば下手をすれば谷に転がり落ちることになりかねない。
しかもひたすらずーっと下り坂ですからブレーキをずっと握りっぱなしで
親指がジンジンと痛くなってきます。

目の前に続いている下り坂をひたすら下っていけば
目的地の町に辿り着くことが出来る。
それはちゃんと頭では分かっているんです。
ですが一方、心の底のどこかで「本当に大丈夫なんだろうか…」という
疑念も消えないのです。

趣味として自転車に乗るようになって10数年、
こんなにキツい(特に精神的に)のは初めての体験でした。

谷の底に水窪の町の灯りがキラキラと見え始めた時には
本当に泣きそうになりましたもの。
これまで見たどんなすごい、どんな綺麗な夜景よりも
この水窪の町のささやかな灯りが一番心に染みました。

淡々と下り続けること1時間ほど、
ようやく天竜川林道を抜け、水窪の町に着きました。
ちょうど飯田線の大原トンネルの坑口辺り。意外と町の外れ。

後は水窪の町を抜け、水窪駅へ。この時点で19時50分。
なんとか辿り着いて一息入れた辺りでちょうど駅に列車が入ってきました。
一瞬「車内でちゃんと袋に入れますから!!」とかいって乗せてもらおうか
などという考えが頭を過ぎりましたが、この列車は見送りました。
あのパンクがなければ恐らく間に合っていたんでしょうね。

自転車をゆっくりと分解した後、袋詰め。
ずっとブレーキを握っていたので指が小刻みに震えて大変でした(^^;

そして、水窪20:54発豊橋行の上り終電で豊橋への帰路についたのでした。

あの…まだ明日、浜名湖一周80kmが待ってるんですけれど……(^^;

ちなみに余談ですがこの夜の闇の下でのパンク修理、実は完全ではありませんでした。
豊橋のホテルに戻ってから再度チェックするとまた空気が抜けていたのです。
結局6時起床のところ5時前までパンク修理をやっていましたとさ。


水窪駅


お疲れ様でしたッ!!


2009年03月29日(日)
■浜名湖にピンク色の怪物を見たッ!! 〜ぐるっと浜名湖ツーリズム2009 浜名湖サイクル・ツーリング〜■
明けて3月29日は「ぐるっと浜名湖ツーリズム2009 浜名湖サイクル・ツーリング」。
浜名湖一周約80kmを自転車で一周するイベントです。

コースはこちら

字面で「80km」と見ると結構長いように思えるやもしれませんが
ゆるゆる走っていても一日で十分走れる距離。

私は一昨年2007年に初めて参加
昨年もエントリーしたのですが、突発性難聴からくる体調不良で残念ながら不参加
今年は満を持して……のつもりだったのですが、
別途申し込んだお知り合いさんがことごとく抽選漏れという。
実質上はソロの参加となってしまいました。

前夜?ギリギリまでパンク修理などの整備に時間を取られ、
実質睡眠時間1時間程で6時起床。東海道線で弁天島へ。

駅前で自転車を組んでいる間にも次々と参加者の方々が現れます。

が、みなさんフロントフォークまでバラす
うちのランドナーの様な面倒な輪行ではなく、
最近の主流のタイヤを片一方だけ外す方式の簡易な輪行の方、
あるいは一昨年の私同様に折り畳み自転車の方ばかり。
なんだか最初から出遅れてますよ(^^;

結局スタート地点の浜名湖ガーデンパークに辿り着いたのは8時前。
 # 実は正規の参加受付時間をまわっていたのは秘密だよ?

8時40分、浜名湖ガーデンパークをスタート。
チェックポイントA:舘山寺自転車ターミナルまでは
湖畔のサイクリングロードを9km。
最初の最初でもありますし、するすると順調に走って9時前に着。

このイベントでは各チェックポイントでは地元の名産が出るのですが、
チェックポイントAでは三ヶ日のみかんジュース。

チェックポイントBまでの途中では私設休憩所?が。
沿道の貸別荘さんがアサリのみそ汁を無料で出しているという。
ありがたく頂戴したのですが、その辺りのルートが見事に渋滞になってました。

しかし、こういうものが出てくるというのはこのイベントも
すっかり地元に浸透してきた、ということなのでしょうか。
ルート上のポイントでの誘導員も地元の人たちのボランティア参加とのことですし。
お子様連れのお母さんなんかいてちょっと和みました。

気賀関所近くのチェックポイントB:細江親水公園には10時10分着。
私設休憩所の寄り道もあって10kmに1時間。時速10km(苦笑)。

ここではみそまんじゅうが出ます。
一昨年もここでは(チェックポイントの場所は少し違いますが)
みそまんじゅうが出たのですが、
今回は地元の12だか16だかの店がずらっと並んでいます。
もっとも各自一つなので食べ比べができないのが残念です。

三ヶ日のチェックポイントCまでは同じ浜名湖でも奥の方ですので
湖畔には非常に綺麗で落ち着いた風景が続きます。

その風景をゆっくり楽しみながら走りたいのですが
参加者が多いこともあって道が狭いところではどうも渋滞気味。
しまいには急なストップでビンディングが外れずモロに「横」にこける人まで。
盛況なのはいいのですが、さすがにそろそろなんらかの対策が必要やもしれません。

途中、天竜浜名湖鉄道の浜名湖佐久米駅でトイレ休憩を。牛トイレでした。
ついでに少しだけ駅のホームやなんかも見て回ったのですが
3セク鉄道にありがちではありますが、設備投資までお金がまわっておらず
国鉄時代の建物や施設がほぼそのまま残っていてむしろいい感じに。
もっとも、私のような懐古趣味的鉄道ファン(苦笑)にはいいのですが
一般のお客さんにとっては単に「ボロい」と見られてしまうやもしれませんね。

中盤の目玉の大崎の礫島辺りを過ぎ、
別荘地を抜けた天浜線都筑駅辺りには
何故か鉄道用の腕木信号機がある一般の民家が。

チェックポイントC:三ヶ日地域自治センターには12時ちょうどに到着。
時速20kmちょっと。多少回復していますが牛トイレが邪魔してます(苦笑)。
ここでお昼ごはん。ウナギなどの地元産品をメインに使った
おにぎりやらコロッケやらが出ます。

ペロっと頂いて12時20分に出発。

ここからが比較的ぬるい目のこのコースでは最大の難所の利木峠越え。
………アレ?なんか全然キツくないんですが??

それもそのはず。
この利木峠越えは距離3km、高低差100m弱、平均斜度3%弱。
昨日の大津峠(距離9.5km、高低差630m、平均斜度7%強)と比べると
ヘでもないってモンでッ!!

そんなこんなで周りが結構息絶え絶え気味な中、
なんだか結構楽に越えてしまいましたとさ。
スピードはゆっくりといえばゆっくりでしたが、
途中は立ち漕ぎもせず、まして降りて休憩や押すことなど全くなく。
うーん、あくまで峠は苦手なはずなんですが(^^;

そしてやっぱり速いの苦手なので下り坂ではぶち抜かれまくる私でした。

チェックポイントD:松見ヶ浦広場には13時20分着。
15kmを1時間、しかも坂道で。なんかペース上がってます。
ここでは牛乳とウズラ卵のゆで卵x2。
坂のあとで牛乳ですか(^^; 美味しかったけど。

なにやらここにきて調子があがってきたので
10分の休憩で13時30分に出発……しようと思ったら
すぐ近くで空気を入れていたチューブラタイヤが炸裂して壮絶な音が。
ビビりますがな。

ここからのコースは正直あまり面白くありません。
湖畔っぽいだだっ広い風景は広がっているのですが
一般の民家や工場が多く、ここまでの風光明媚なエリアとは比較にならず。
しかも道の交通量も多くあまり落ち着いて走れないので。

チェックポイントD:新居関所には14時着。
11kmを30分。意外と速くない。そこそこ飛ばしたつもりだったのですが。
ここでは「うずまき」。あんこが甘い。

うずまきを食べて14時15分、さっさと出発。ラスト10km。
が…、どうにもやっぱり終盤が面白くない。
他に逃げる道がないとはいうものの
国道1号線やら浜名湖大橋を走らざるを得ないので。
この辺は東海道線から眺めるので十分です(^^;

てなわけでゴールの浜名湖ガーデンパークには15時少し前に到着。
完走のスタンプを押してもらい、最後のおもてなしのうなぎパイをかじりつつ
ぼ〜っとしていると目の前に変なピンクなのがッ!!
なんかバーバパパがいました。なんでやねん。

総走行時間6時間20分。総走行距離約80km。表定速度12km/h。
まぁ、こんなモンでしょうか。

総評を軽く。

現地でアンケートにも書いたのですが、無論楽しくはあります。

ただやはり「浜名湖一周」という縛りがあるので
どうしてもワンパターン気味になる部分は否定できず。
多少のコースの変更や船や天浜線を使ったコースの新設もされてはいますが
かといって繰り返し何度も走りたいか、と言われるとちょっと難しくないかな、と。
まだ2回目の私でも思っているのですから
もっと参加されているかたは尚のこと、なのかも。

あとはやはり先述の通り、参加者の増加に伴う各所での「渋滞」、
各ポイントでモノを貰うための「待ち」など。少々スムーズ差に欠く部分が。

と、なんだかんだ言いながらも景色や食べ物を楽しみつつ
そこそこまとまった距離を走ることができる。
これはなかなか他のこの手のライドイベントではないところだと思います。
来年もまたスケジュールが合えば参加してみたいところ。

終了後は弁天島から東海道線、豊橋から新幹線で京都まで。
そこからは普通に近鉄線で真っ直ぐ帰宅。

やっぱり疲れてはいますから、「温泉〜」「うなぎ〜」だとか
余興を楽しむ精神的余裕はやはりありませんでした。

そんなこんなで二日間で140km弱ほど。
もっともっと走る人なんて幾らでもいらっしゃるかとは思いますが、
私としては久々に存分に走った二日間でした。

次はどこにいこうかな。



そろそろスタート


チェックポイントA:
舘山寺自転車ターミナル
三ヶ日みかんジュース


私設休憩所!?
あさり汁


チェックポイントB:
細木・親水公園
行列の出来るみそまんじゅう(違


私は福月堂製菓


天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米駅


牛トイレ


チェックポイントC:
三ヶ日地域自治センター
お昼ごはん


坂のはじまりはじまり〜♪


チェックポイントD:
松見ヶ浦広場
牛乳+ウズラゆで卵


チェックポイントE:
新居関所
うずまき


もうゴールしていいよね?
(右端にピンクの)


外道照身正体見たり前世魔神
バーバパパ













……なんか食べ物ばかりだ



[↑現在の歴史へ]
[←09/01の歴史へ][09/04の歴史へ→]

[Back to TOP]