来年2007年に向けて :2006.12.31
戻る
私の感覚と社会の動きや世論との間にかなり大きなギャップがあることを2001年頃
から強く感じるようになった。私の抱く社会に対する違和感が何なのかを考え表現する
場として2003年にホームページを作った。自分の考えが自分の中で整理されていな
いのでホームページ上に載せることができていない。来年はもっと考えて表現していき
たいと思う。
一方で、今年、「平和に関する勉強会」を始めた。この勉強会では平和に関連することを
学びながら参加者で話し合うことにしている。参加者が10名程度の小さな勉強会だが
何か世の中に対する疑問がある人が参加してくれているはずなので、その疑問を共有し
拡げていくことができればと思っている。
来年の勉強会は次のようなことをやりたい。
@明治以降の歴史
12月の第3回勉強会で「明治憲法」の話をしてもらった。今後も継続して歴史の面
から平和を考えていきたい。
私が明治以降の歴史にこだわっているのは、どこで日本が進路を誤ったのか、また
は進路は最後まで誤っていなかったのかを知りたいからだ。日本は欧米の植民地に
なることを防ぐために近代化を進めていった。そして、欧米諸国と同様に植民地化政
策を取った。その政策を取った以上、朝鮮の植民地化や中国との戦争は避けることが
できなかったのだろうか。そこを欧米諸国の植民地化政策を批判しつつ見ていきたいと
思っている。
A正しい戦争
「テロとの戦い」という言葉で戦争が正当化されている。アメリカが行ったイラク戦争は
明らかに間違っていたにもかかわらず日本では批判が少ない。強い国の戦争は正し
い戦争になってしまうのだろうか。「正しい戦争」の議論は昔からたくさんあったようだ。
この一つひとつの議論を大切に見直していき、「正しい戦争」のように行われる不当な戦
争に反対する根拠をしっかりしたものにしたい。
また、この勉強会は議論する場にしているが、一定の考えで行動することも必要だ。勉強会
とは別に考えていきたい。
(今までに書いた関連する事項)
「拉致をテロと認識するか」という問いに対する違和感 2003.10.4
自衛隊イラク派遣に反対 2003.12.10
小泉首相靖国参拝と世論 2005.10.31
教育基本法に関する世論調査 2006.5.28
正しい戦争の議論