中伊豆の温泉を訪ねて
2004.1.4(日)〜5日(月) 

1日目
(12.30奈良県生駒市発→)東京・目黒区の実家(正月を過ごす)→東名高速・川崎IC→厚木IC→小田原・厚木道路→小田原西IC→箱根ターンパイク→大観山→県道75号線(椿ライン)→湯河原(入浴)→県道75号線・熱海ビーチライン→熱海ビーチライン→熱海(入浴)→国道135号線・県道80号線→修善寺(泊)

2日目
修善寺→国道136・414号線→浄蓮の滝→湯ヶ島温泉(入浴)→国道414号線→東名高速・沼津IC→奈良・生駒市
全走行距離:1.150km
2003.12.30 奈良県生駒市8:00発
同行は家内と柴犬のアルベール(アル)。アルは例によってステーションワゴンのラゲージスペースで東京までご機嫌だった。
静岡県由比PA付近、もうすぐ海が見える。ここまでくれば、東京まであと2時間弱。この付近、右手に富士山が見える。
紅白歌合戦、なじみの歌手少ない、知ってる歌手は古過ぎる。見ない。
1.1
東京の変貌が見たいと言う両親を車に乗せて、汐留と六本木ヒルズをドライブ。ガラガラの都心、2時間で周れた。
1.2
通称「ニコタマ」、田園都市線の二子玉川駅は、高島屋進出で山の手住民のショッピングゾーンに変貌。駐車場は外車ばかり。瀬田温泉・山河の湯に入浴。
1月4日(日)実家を8時30分出発
東名・小田原厚木道路経由で箱根ターンパイク・大観山到着。富士山眺望No1.のスポットだが、曇で見えず。ここから県道75号線(椿ライン)を下って湯河原へ。この県道はバイクツーリングのメッカで事故も多い。沿線には、3,000本の桜と、5.000本の椿が植えられており、毎年3月下旬には「椿まつり」、4月上旬には「桜まつり」が盛大に行われる。しかし車をどこに止めるのだろうか?
河原温泉は万葉集に詠われた歴史ある温泉.。夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介、谷崎潤一郎、国木田独歩など、そうそうたる作家もここに滞在している。温泉情緒が味わえる温泉地。日帰り温泉施設「薬師の湯 龍泉」に入浴。
東京へ
伊豆へ
箱根ターンパイク・大観山で休憩
芦ノ湖の後方、富士山見えず!
湯河原温泉
 (神奈川県)
熱海温泉
 (静岡県
湯河原から海沿いに走る熱海ビーチラインを利用し熱海に入る。カーブを曲がったところで高層のホテル・別荘マンションの建物群が目に飛び込んでくる。昔見た白砂青松の風景はなく、「金色夜叉の貫一・お宮」の像を運転しながら目で追ったが見当たらなかった。入浴する日帰り施設の「日航亭大湯」のすぐそばに、大湯間欠泉が湯を噴き出していたが、これは温泉が枯渇したため人工的なのもの。熱海温泉がバブル崩壊・温泉力低下により、各種温泉ランキングベスト100から脱落する凋落ぶりをシンボライズスする風景だった。
修善寺温泉
熱海からしばらく海沿いの国道135号線を走った後、網代の手前で右折し、県道80号線に入り山間部を走る。ほぼ2車線、神経を使うような難路ではない。20km弱を40分で走って、2時半に修善寺に到着した。
伊豆最古の湯、弘法大師縁開湯と伝えられる「独鈷(とっこ)の湯」。現在は入浴禁止。
宿泊する「菊屋」に駐車、明るいうちにと温泉街を観光。
弘法大師創建の「修寺」を参詣した。

明治41年、岡本綺堂が修禅寺を訪れた際、作者不明の古い伎楽面を見て、頼家の悲劇を題材とする戯曲「修禅寺物語」を創作し、明治44年東京明治座で2世市川左団次の夜叉王にて初演された。

修善寺は源氏の悲劇の舞台である。源頼朝の弟・範頼は兄に、子供の二代・頼家も執権・北条時正に退位させられた後、修善寺で殺害された。
それぞれの墓所がここにある。

寺には愛犬も参詣
修善寺にはこのような橋が6本架かる。
明治元年創業の「菊屋」 夏目漱石もここで2ヶ月湯治した。本館へは桂川を跨ぐ豪華な渡り廊下を通って行く。
部屋は鯉が泳ぐ池がみごとな内庭に面していた。5千坪の敷地に僅か24室の贅沢さ。
食事は部屋食。いつもの温泉宿は1から1.5万円を探すが、今回は新年でもあり2万円(BT付き)に奮発!
先付けも凝ったものだった。
この写真だけ画素数の減少を少なくしました。
おいしそうに見えますか?

アワビもついていました。
銘石を使用した広い内湯
裏山に面した開放的な露天風呂
翌朝、竹林の小径を散策
浄蓮の滝・湯ヶ島温泉
日本の滝100選 浄蓮の滝
高さ25m、幅7m、滝壺15mの深さ
滝の横に石川さゆりの「天城越え」の歌碑
学生と伊豆の踊り子像
滝の横にあるわさび田。初めて見たので感激。ここで買ったワサビ漬は美味しかった。
湯ヶ島温泉(川端康成が伊豆の踊り子執筆)の「天城温泉会館・花いちもんめの湯」で入浴。わさび田をイメージして、内湯・露天風呂とも段差のある湯舟。あまりにもキチンとした方形の湯舟だったので、プールで入浴している気分になった。
帰路・奈良へ
東名高速・富士SAでは富士山がクッキリと美しい姿を現していた。
自宅到着午後5時(写真は東大寺)
修善寺から30分、快適な道だ。