所在地:足柄下郡湯河原町
温泉・源泉名:湯河原温泉
神奈川県と静岡県の県境には、箱根温泉郷、熱海温泉、湯河原温泉と三つの大きな温泉地がある。
中でも、湯河原温泉は万葉集に詠われた歴史ある温泉で、明治以降、皇族・政治家・文化人に愛されてきた。夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介、谷崎潤一郎、国木田独歩など、そうそうたる作家もここに滞在している。三つの中でもっとも温泉情緒が味わえる温泉地であろう。
ここには、100を超える宿泊施設が「奥湯河原」「温泉場」「宮上」等の6地区に分散しているが、もっとも旅館が多く、温泉街を形成しているのは「温泉場」地区だ。静かな雰囲気を好むなら「奥湯河原」地区が良い。何れにしても、環境、料金、露天風呂の有無、規模の大小などに応じて幅広い宿の選択が出来る。
立ち寄り湯としては、「こごめの湯」「ゆ処こでん」「薬師の湯龍泉」等6ヶ所あり、宿でも10軒以上で日帰り入浴が出来る。詳細は下記観光協会HPを参照。
尚、静岡県(熱海市)側にも旅館があり、ここは別に「伊豆湯河原温泉」と称しているようだ。
住 所 |
足柄下郡湯河原町宮上728−10 |
電 話 |
0465−63−3335 |
交通機関 |
東名高速道路厚木IC→小田原厚木道路→箱根ターンパイク→県道75号線経由(椿ライン)で50km
(国道135号線は渋滞多いので箱根ターンパイク利用)
JR東海道本線湯河原駅から奥湯河原行きバスで10分、病院入口下車徒歩7分 |
施 設 |
休憩室、売店、軽食コーナー、駐車場(10台・・やや離れた場所にあり)) |
宿 泊 |
無し |
泉 質 |
ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 |
平日10時〜20時 土・日・祭日は21時まで(受付は1時間前まで)
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定休日 |
毎月最終金曜日(祝日の場合は前日) |
入浴料金 |
大人1,050円 |
入浴施設 |
内湯男女各1、露天風呂大小各1(1日ごとに男女交代制) |
浴室備品 |
シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット |
湯河原文学館、湯河原ゆかりの美術館(旅館天野屋内)、箱根、芦ノ湖、、大観山(富士山眺望素晴らしい)、熱海梅林、MOA美術館 |
お土産・食事 |
湯河原温泉内に多数 |
近くの温泉 |
箱根温泉郷、熱海温泉、網代温泉 |
湯河原町町HP
観光協会HP
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http://www.town.yugawara.kanagawa.jp/
http://www.yugawara.or.jp/ |
雑記帳 |
・湯河原温泉の代表的旅館といえば「天野屋旅館」。創業明治9年、伊藤博文・夏目漱石・横山大観など多くの政治家・文人に愛された。堂々たる純和風の門構え、本館は大正末期の木造建築(25,000円〜40,000円)
・伊藤旅館は、明治21年開業、島崎藤村の定宿。16,000円〜30,000円
・亀屋旅館は、13,000円〜20,000円からとリーズナブル、二本の源泉を持ち掛け流し。ペットも泊まれてペット専用風呂もある。
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施設名:薬師の湯 龍泉 (入浴:2004.1.4)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
湯河原温泉・薬師の湯龍泉 (神奈川県)
神奈川県の西南端に位置する湯河原町は、相模湾を東に望み、三方を箱根外輪山・伊豆・熱海の山々に囲まれ、一年を通じ温暖で、風光明媚な環境にある。
町内を流れる二本の川のうち、鞍掛山に源を発する千歳川は、神奈川県と静岡県の県境であり、川 を渡ると熱海市となる。
東京からの場合、東名高速道路厚木IC→小田原厚木道路(有料)小田原西ICで国道135号線を利用するのが最短距離だが、この国道は渋滞が頻発するため、箱根ターンパイクを利用して、県道75号線で湯河原に出るのがお奨めコースだ。途中、大観山で芦ノ湖の向こうに富士山が聳える大パノラマも楽しめる。霊峰を見るポイントは数多くあるが、おそらくここがNo1だろう。
2003年の暮、車で東京へ移動、実家で5日間過ごした後、4日の早朝、目黒区の実家を出発した。、東名/小田原・厚木道路経由で、箱根ターンパイク道路に乗り換え、富士山がもっとも雄大に見える大観山で休憩、湯河原・熱海温泉で入浴してから、宿泊地の修善寺温泉に3時前に到着した。
翌朝、日本の滝100選の名瀑・浄蓮の滝を観光後、湯ヶ島温泉で入浴、夕刻に奈良県生駒市の自宅に帰着した。(往路を含めて約1、150km)
当初の計画では、源泉掛け流しの旅館「亀屋旅館」で立ち寄り湯をするはずだった。しかし、当日に電話で確認したところ、湯を抜いたばかりで入浴可能となるのは2時半とのこと、止むを得ず日帰り温泉施設の「こごめの湯」に向かった。しかし駐車場が満員、ここなら大丈夫だろうと補欠に残しておいた「龍泉」に向かった。龍泉は温泉街よりやや離れた高台にあり、見つけるのに難渋した。素朴な施設に入浴客は他に1人だけだった。
中規模の内湯と露天風呂があるが、特に露天風呂は、施設が高台にあるため、眺望が抜群、透明でしっとりした泉質の湯にゆったりと浸かった。
大観山、晴れていれば芦ノ湖の向こうに富士山が。
代わりに翌日富士SAで撮影した富士山を貼り付けました。
「温泉場」地域
薬師の湯 龍泉