住 所 西牟婁郡白浜町湯崎1665
電 話 0739−43−0686
交通機関 阪和自動車道南部ICから国道42号線で約20km(最近、南紀田辺ICまで阪和自動車道が延長された)。
JRきのくに線白浜駅から明光バス・白浜温泉行で10分終点下車
施 設 駐車場(5台程度)
宿 泊 無し
泉 質 ナトリウム-塩化物泉 (旧泉質名:含食塩-硫黄泉)泉温:75℃ 
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 (旧泉質名:純食塩泉)泉温:83℃
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 7〜23時(毎週木曜日は12時〜23時))
定休日 年中無休
入浴料金 大人300円 中人130円 小人70円
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 無し
観光スポット 円月島、千畳敷、三段壁・洞窟、外湯巡り、海中展望台、アドベンチャーワールド、ハマブランカグラスボート白浜エネルギーランド、南方熊楠記念館紀州博物館、
お土産・食事 シーフード全般(西日本最大級・とれとれ市場南紀白浜での海産物購入がお奨め)
近くの温泉 白浜町内旅館(立ち寄り湯)・外湯6ヶ所・日帰り施設、えびね温泉、椿温泉日置川温泉、南部温泉、田辺温泉
白浜町HP
観光協会HP
http://www.town.shirahama.wakayama.jp/
http://www.nanki-shirahama.com/
雑記帳 老朽化の為、取り壊されていた綱の湯が別の場所に建設され、2008年6月にオープンした(地元の集会場である「綱不知(つなしらず)会館」の1階の部分)。
和歌山県西牟婁郡白浜町3354-1 TEL 0739-43-0533
最寄バス停は「桟橋」。
白浜温泉の詳しい情報は特集 南紀白浜温泉参照
歴史的に見て牟婁の湯は共同浴場の代表格だ。

外湯は、その温泉地の発祥の地にあることが多いが、白浜温泉でも牟婁の湯がそれだ。
白浜温泉は、飛鳥・奈良時代には、「牟婁の温湯」の名で登場し、「牟婁の湯」はこれに因んでいる。

牟婁の湯は
浜通りの中ほど、旅館・ホテルが立ち並ぶ湯崎温泉街に位置し、一方通行の道一つ隔てて海に面している。
「瀬崎」は近代になって、白浜で一番最初に温泉街を形成した土地柄である。
要するに、牟婁の湯の名・所在地とも、白浜温泉の歴史そのものなのだ。
所在地 : 西牟婁郡白浜町 
温泉名 : 白浜温泉
施設名 : 牟婁(むろ)の湯 (第1回目入浴 2004.7.7 第2回目:2008.10.20)
白良浜 

平成18年3月に日置川町と合併した白浜町は、和歌山県の南西部に位置し、大きくは紀伊水道に面した半島地域、富田川下流域及び日置川流域に分かれる。

白浜町と言えば風光明媚な海岸線に白浜温泉が加わって、海浜温泉リゾートのイメージを思い浮かべるが、実際は森林が全体の80%以上を占めている。

交通網は、東京方面からは航空路により1時間程度で結ばれ、京阪神地域からは、JR紀勢本線、国道42号、高速道路(阪和自動車道)などによりおよそ3時間で結ばれている。

また高速道路の南進が進められており、現在の最終ICである南紀田辺から白浜まで延伸される日も近いだろう。

丸い穴があく円月島
白浜温泉は有馬温泉(兵庫県)・道後温泉(愛媛県)とともに日本三古泉に数えられ、日本書紀万葉集、続日本書紀などに「牟婁の温湯」「紀の温湯」の名で登場している。

現在の白浜温泉は田辺湾から鉛山湾にかけて点在する新白浜・古河浦・大浦・網不知・東白浜・白浜・湯崎温泉などの総称で、大小のホテル・旅館が26軒が点在する大温泉地だ。

白浜温泉の魅力は、恵まれた湯量、大小さまざまなホテル・旅館、白良浜・円月島・千畳敷・三段壁などの景勝、新鮮な魚介類、パンダが7頭もいるアドベンチャーワールド等のテーマパーク、それに夏の海水浴や花火大会など、単なる温泉地という枠を超えた総合力にある。

外湯の数・質は、温泉地評価の際の重要なポイントになる。
白浜温泉には、崎の湯
牟婁の湯・しらすな・白良湯松乃湯・綱の湯と6つの共同浴場があり、温泉好きは外湯巡りも楽しめる。
白浜温泉 牟婁の湯 (和歌山県)
館内は昔懐かしい銭湯の雰囲気。

番台もあるが、脱衣室の中にあるのではなく、クラシックな玄関側にあり、座っている男性に入浴料250円を支払う。
本来は300円だが、旅館で貰った「外湯めぐり」のパンフレットを見せると、入浴の証明スタンプを押してくれ、50円割引となる。

浴室に入る。
平日の午前9時過ぎ、地元のご老人達で混み合っていると思ったら、先客は1人だけ。
シャンプーなどは置いてなく、持参する。
石敷きの床の向うに2つの浴槽があった。満たされている湯の色は明らかに違う。
左が透明、右は茶緑がかっているが、これは2種類の源泉が注がれているためだ。
左の源泉名は行幸湯(みゆきゆ)、右は礦湯(まぶゆ)
前者は透明な食塩泉、含んでみるとかなり塩辛い。後者は硫黄を微量に含んだ食塩泉、鼻の悪い私には認識できなかったが、多分、わずかな硫化水素臭がしているのだろう。

外湯(公衆浴場・公共浴場)に入浴する喜びは、地元の人たちと話せることだ。その土地の事柄や温泉事情を聞いたりする。

複数の外湯がある場合、どこが一番いいか、などを聞いたりする。
一方、欠点がある。概して、外湯は高温泉なのだ。特に関東・東北にその傾向が強いようだ。
温泉ガイドブックには、「外湯は本来、地元の人たちの共同浴場を使わせてもらっているので、湯が熱くとも水で薄めてはならない」と書いてある。
これが頭に残っているので、加水せずに歯を食いしばって入ることが多い。

幸い、ここは2つの浴槽とも私の許容範囲の温度。泉質の異なった2つの湯を一度に味わうことが出来た。

もちろん、2つの浴槽とも源泉掛け流し、縁から惜しげもなく新鮮な湯が流れ出ていた。
同じ関西を代表するの有名な温泉地の外湯が、循環湯になってしまったのとは大違いだ。
 女性用風呂
(photo by poosuke-san)
透明な御幸源泉の風呂
共同浴場(外湯)6ヶ所入浴すると記念品がもらえる。
茶緑色の礦湯(まぶゆ)源泉の風呂。右の岩壁が男女の仕切りになっている。
牟婁の湯
いかにも外湯の雰囲気の館内
データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
白浜温泉発祥の地にある牟婁の湯、遠来のお客様を案内して4年ぶりに2回目の入浴を果たした。
改訂版
2つの湯船には異なった2つの源泉が落とされている。