- 交野山概要
「交野山」は大阪府交野市にある標高約340mほどの山で、生駒国定公園の最北部に位置します。
頂上には観音岩
という巨大な岩があり、古くから巨石信仰の対象とされてきました。
その観音岩に立つと、東に京都城陽、北に枚方市から天王山、西側には大阪平野が一望でき、
天気が良く大気が澄んでいる時は淡路島や遠く鳴門大橋まで見通せます。
タカ渡りの観察にはうってつけの場所といえるでしょう。
ただ、少し難点を言うと、山頂に立つ岩ということで見晴らしが良いということは、
つまり遮る物が何もないということで、
9月中旬頃の観察では直射と岩からの熱気で熱中症への注意が必要です。
また、硬い岩の上に朝から夕方まで座ってますので、
一週間たってもお尻の芯の痛みがとれない事もあります(^-^;
さらに、岩は絶壁になっていますので落ちたら助かりません。
日に何度か「ひやっ」とすることがあります(^-^;
- 定点調査のきっかけ
2000年の「タカの渡り全国集会in信州(第一回タカシンポ)」に参加した時、
各地から定点調査の報告を聞くことができました。
その際、白樺ルートのサシバの多くは岐阜金華山〜京都岩間山〜神戸、明石方面に流れるという
予想をされている報告もありました。
しかし、我々の住んでいる奈良でも生駒山を南下するサシバが少なからず観察されていますので、
どこかに別ルート、または分岐点(もしかしたら交差点)が存在しているのではないかと考え、
京都岩間山の南西に位置し、見晴らしの良い観察に適当な場所を探し回ったあげく、
この交野山にたどり着きました。
交野山の定点調査は、2000年の秋から実施しています。
- 交野山の位置関係
交野山は大阪・京都・奈良のほぼ府県境にあり、京都の定点観察地岩間山の南西にあたります。
岩間山上空を通過するサシバは、西の天王山方面に向かうようですが、
交野山上空でも多くのサシバを観察することができます。
彼らはどこからやってきたのでしょうか?
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交野野鳥の会&ふれあいセンター合同観察会
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詳細地図と観察風景
- 観察記録
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2000年秋季速報
2001年秋季速報
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2002年秋季速報
2003年秋季速報
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2004年秋季速報
2005年秋季速報
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2006年秋季速報
2007年秋季速報
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2008年秋季速報
2009年秋季速報
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2010年秋季速報
- 雑学帳
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- 謝辞
地元の交野野鳥の会の皆さん、麓の交野いきものふれあいセンターの方には大変お世話になっています。今後とも宜しくお願いいたします。
- リンク
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Halk Migration Network of Japan(タカの渡り全国ネットワーク)