- 交野で一番多く観察される時間帯
これもまだ、少しのデータなのですが、
1時間あたりの平均通過数でグラフにすると、午前と午後の2回ピークが現れました。
図3 「交野山」時間帯別実績数 (数値は1時間あたりの平均通過数)
興味深いのは、隣のポイント「岩間山」との間に通過数のズレが存在することです。
交野山と岩間山は、約23キロ離れています。
タカの飛翔能力から考えて、半時間、多く見積もっても1時間以内には到達する距離にあります。
両ポイント間の距離がそうないこと、一日の観察数も大きな開きがなかったことから、
岩間の流れはそのまま交野へとつながり、両ポイントのピークは重なると想像していました。
ところが、岩間で観察されている方からある1日の時間別のデータをいただいたので、
交野の結果と重ね合わせてみました。
グラフを見てびっくり。
朝一番のピークには差がないものの、それ以降は明らかに山がズレていたのです。
特に14時台のピークは、交野で先に大きな山が現れ、その後、岩間にピークが現れています。
これは、明らかに岩間山とは違う群れが交野の上空を通過していることを示しています。
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