夢咲塾イベント 2004年2月
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第6回夢咲まちづくりセミナー&座談会(ゲスト、溝口弘)
  今回のまちづくりセミナーは個人的には6回の中で一番よかっのではないかと思う。講師の溝口さんは、滋賀県で障害者とともに「株式会社なんてん共働サービス」をやっていられる方で、障害者が普通に働ける環境づくりを頑張って実践していられる方。正直言うと、最初は福祉という大上段にかまえてしまうテーマでどうなのかなと個人的に思っていたのだが、非常によかったと思う。キーワードは「普通」ということだろう。普通って何だろうかと考えると非常に難しい問題なのだが、溝口さんの話を聞いていて思ったのは、普通とは一つの視点に固定されてしまわないことではないかということ。溝口さんが言っていたことだが、糖尿病の人が、糖尿病の何々さんとは普通なら囲い込まれないのに、障害者なら、障害者の何々さんとどうしてもそのイメージからはいってしまう。確かに、一つの視点から固定されて見られてしまうのは非常に辛いことだと思う。障害者だっていろいろな側面を持っている。それなのに障害者という視点からしかその人を理解できないのは、非常にもったいないし、非常に失礼な話だと思う。たまたま傷害があるだけだし、その人の持つ一要素でしかない。そんな風に考えれれば、福祉なんて大上段にかまえてするものではなく、ただありのままを見つめることができれば、それで十分なのだろう。普通に障害者だって誰だって生きていける町、そんな町が必要なんだろ。今回のセミナーは本当にいろいろなことに気づかされたと思う。力まないで肩の力を抜いて、そんな風に誰もが普通にいきれるって素晴らしいことだと思う。(2004.2.21)
 
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