過去の旅 2003年12月
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雪の坂本(12/20)
  旅はやはり突然です。前日、忘年会で友人宅で飲んだ後、数時間の睡眠だけで、ドライブに行こうと思い立ったわけです。明け方、友人宅をでるとあたりはうっすらと雪景色。キレイな雪景色だとのんきに思いながら、大津まで神社めぐりをしようと出かける。しかし、やんでいた雪も京都に入る頃には降り出して、大津に入った瞬間、吹雪き出す。本来なら、あっちこちをまわろうと思っていたのだが、ノーマルタイヤだったので、これ以上に運転するのは不可能と判断。日吉大社に車を停め、坂本の町を見て回ることにする。
 大津市坂本(12/20)
   坂本は言わずと知れた比叡山の門前町。延暦寺の荘園からの産物などがあつまり、古代から賑わいを見せていたようである。また古く近江京の時代には渡来人が住みついたりして、ある種の先進地域であったようだし、中世末には、土倉や馬借が軒を並べ大都市。はっきりとした宗教色があり、かつ古代からの都市と非常に深みのある町であろう。
 雪の坂本の町はなかなか味わい深い。先ずは日枝大社をみる。雪が吹雪いていたこともあり、八王子山まで登ることはできなかったが、国宝の東西本殿はなかなか素晴らしいものである。そのあとも坂本の町を歩いてまわる。石積みのある門前町としてアピールをしているようで、「穴太衆積みの石垣」と呼ばれる町並みはいい感じのだが、雪だらけですぐに歩くのが嫌になる。寒くて日吉蕎麦という看板をあげていた店に入り蕎麦を食べながら暖をとる。で、蕎麦を食べた後は、もう凍えそうな寒さだったので、これ以上歩くのは無理と判断して、かえることにする。
  雪のせいで大幅に予定を変更した上、ほとんどゆっくりとできなかったが、雪景色の美しさにはとりあえず満足。今度雪の無い時に来てゆっくりとまわればいいだろう。
 
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