過去の旅 2003年11月
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サイクリング篠山(11/20)
  11月は2回も連休があったのに、その二回とも体調をくずして出かけることが出来ませんでした。仕方ないので、日記にも簡単に書きましたが、今回は平日に出かけた近場でのサイクリングのことでも記しておきます。まぁ、このサイクリングに出かけてせいで、その後にあった連休に出かけることが出来なくなってしまったのですが。
 始まりは深夜の梅田から。ふと思いつきで、始発で出かけようと思い、バイトのあと家には帰らず、久しぶりに梅田の街の深夜をうろつきました。ただ街を歩き、サ店で本を読み、時間を潰し、また街を歩く。このときにもう風邪をひきかけていたのでしょう。寒くて午前3時半ごろにBarに入り、酒で体を温めました。寒そうにしていると、「店の人に外はそんなに寒いですか」と声をかけられもした。スコッチを三杯ほど。いまいち体は温まってこなかったが、始発が動き出す頃、店を出る。この時点で諦めて家に帰るべきだったんでしょう。でも、乗った始発電車は福知山行き。電車の中でも寒さに震え、さらには気分まで悪くなる始末。1時間ほどゆられてようやくついたのは篠山の町。
 篠山市
   多紀郡4町の合併による篠山市成立は1999年4月。平成の大合併の成功例といわれるこの町をゆっりとみてみたいと思っていました。合併前の篠山町には車で少しよったことがあった程度。ゆっくりと町を見るのは初めてだし、合併の町がどう作れていくかには非常に興味がありました。と言っても旅の主な目的は、神社めぐり。いつも通り神社をめぐりながら町の風景を楽しむのは変わりありません。予定していた神社はちょうど旧丹南町・旧篠山町・旧西紀町に散らばっていました。問題は旧今田町。地図でみる限り、旧今田町は線路からも少し逸れた山に囲まれた町のようです。まぁ、旧今田町を見れないのは仕方ないだろうなという感じです。
 しかし、問題はそんなことではありませんでした。篠山口の駅についたとき、あまりの寒さに本当にこんなとこまで来たことに後悔。このときは既に風邪を引いたという自覚があり、このまま戻るべきだと半分以上は思っていました。しかし、座って電車を待つのも寒く、無謀にもこのまま突き進むことを選択。自転車で走れば体が少しは温まるのではと非論理的な判断を下してしまう。
 篠山は何処を走っても静かな町。人影もまばらで、のどかな町のサイクリングは本来なら、相当気持ちいいものでしょう。しかし、実際は寒さに震えながら、淋しい思いがするだけでした。神社自体は何処も案外と簡単に見つかったのですが、一通りまわり市街地に戻ってきた頃には、もう体がふらふら。動く気がほとんどしませんでした。篠山は城下町。商家の並ぶ河原町と城跡を一応見るのですが、このあたりにも観光客などもさほどいなくやはり長閑な町です。城跡のベンチに座った時、疲れがどっと押し寄せてくる。昼前になりようやく暖かい陽射しがあたり、少しだけ心地いい。このとき早く帰ろうと思った。そして同時にまたこの町に来なければとも。そうしないとこの町はイヤな思い出だけになる。おそらく長閑でいい町な筈なのに。そんなことを考えながら、しばらくの間、空を見上げていました。
 で、後はフラフラの体を何とか駅まで運ぶが、その駅まだで結構距離があり、駅につく頃には本当にもう嫌になる。何故こんな所にきてしまったのだろうと。そして、そのまま自宅まで一直線に帰る。その後、4日間家で寝込むはめになってしまう。
 
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