過去の旅 2003年10月
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ドライブ西へ(10/13〜10/15)
 一人でひたすらドライブ。ただ遠くに行きたかっただけで、とにかく西向いて。まぁ、九州ぐらいまでは行こうかと漠然とは考えていましたが。本当は、夜のうちに出発するつもりだったのが、あまりにも眠かったので、ひと寝入りしてから、朝の7時半に出発。で、昼ごろに福山市の鞆という小さな町に着いていました。
 福山市鞆
   鞆によろうと思ったのは式内社が一つあることと昔「鞆の鍛冶職集団について」という論文を読んだことがあり、漠然と面白そうな町だと思っていたから。
 車を停め、先ずは鞆の浦歴史民俗資料館による。民俗資料館というものははっきり言ってただ民具を集めているだけの面白くないものが多いのですが、ここは案外楽しめました。特に何がと言うわけではないのですが、港町としての鞆がのアイデンティティがよく示せているような気がしました(気のせいかも知れないが)。特別展として「港町鞆の寺院その3」をしていました。こんな小さな町なのに非常に多くの寺院があり、貴重な品も残っているみたいで、昔は非常に繁栄していたことがよく解ります。
 次は式内社の沼名前神社へ。祭神は大綿津見命。神功皇后が鞆を奉納した伝説が残っているそうで、古くからの海上交通の要所であることがうかがえます。
 であとは、ゆっくりと町並みを見ながら、歩けるだけ町を歩く。町のいたるところに石畳がひかれており、古い建物も多く、それなりに情緒のある町です。山中鹿之助の首塚やささやき橋などの伝説があったり、保命酒の造り酒屋があったりとゆっくり歩くにはとてもいい場所です。
 そして再び車に乗り、ひたすら西へ。広島に友人が住んでいるので、電話をかけてみるが、結局つかまらず、仕方無く、さらに西へ。で、ひたすら走り、日付が変わる頃に九州に入る。で、そこでダウン。一日車で走りつづけるのはさすがに疲れ、適当な所に車を停め車中泊。次の日は朝から神社めぐり。香春町・甘木市・三輪町・筑紫野市などの神社による。さすがに九州は神功皇后の伝説が多いなと実感。で、再び北九州市八幡にもどる。本当はもっと南まで行こうかとも思ったが、これ以上遠くまで行くと帰りの体力が不安になり、このへんでやめにする。で、夕方に木屋瀬の町に行く。
 北九州市木屋瀬
   長崎街道の宿場町木屋瀬。この地名を知ったのは、数日前にある偶然に気づいたとき。地元の知り合いの劇団がたまたまこの町でちょうどこの日に劇をすることにを知ったわけです。時間の都合がつけば、見に行こうかと思っていたぐらいでしたが、ゆっくりするにはちょうどいいと思い、木屋瀬へ。町自体は非常に小さい。1キロにも満たない街道沿いの大通りを中心に昔の宿場町の雰囲気がそこはかとなく感じられます。
 そして劇があるこやのせ座へ。昔の芝居小屋風に作られた建物は、いまも町おこしの中心として頑張ってるようです。なかなかいいハコで、結構いろいろなイベントにつかえるのではと思いました。で、後は観劇。近所でもやっていた同じ劇をわざわざ九州で見る意味を少しだけ考えました。借景。思わず舞台の向こうに木屋瀬の町を見たくなります。
 で、劇の後は、近くの温泉へ。ゆっくりとくつろぎ、後は帰りを心配するだけ。
 帰路。とりあえず、山口まで戻るが、そこで眠気に誘われ、車中泊。気がつげは、朝の9時。となれば、ひたすら車を飛ばし、帰るだけ。なとんか夕方のバイトには間に合ったといった感じでした。とにかく、疲れた旅。結局1600キロ程走ったようです。
 
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