平成18年4月12日(今年は中学校2年生の理科U・地学を受け持つことになりました。昭和33年以来49年目の授業です。)

 今年は中学校2年生の理科U・地学を受け持つことになりました。ということは,去年のつづいて同じ生徒たちを教えることになります。第83話・私の通知簿(ご覧ください)に書いたような通知簿をくれた生徒たちです。新しい気持ちでがんばります。
 はじめての授業は4月12日でした。タイトルは「大気中の水」です。地球上にある水は14億立方キロメートルです。縦・横・高さが1000メートルという大きな箱に14億杯です。想像できないくらいの大きな量です。この中の0.001%にもならないのが大気中にある水です。たった0.001%,分数でいえば100000分の1にしかなりません。けれども,大気中に存在する水はなんと13兆トン,体積でいえば13000立方キロメートルにもなるのです。こんな話から2年生の勉強を始めました。
 ところで,私が教員としてのスタートをきったのは昭和33年,宇陀郡御杖村の神末小学校でした。奈良県の東の端の小学校です。当時は児童数が300人あまり,8クラスの小学校でした。でも,今は村内の4つの小学校が統合され,御杖小学校になっています。
 そんな懐かしい村に行ってみました。山深いこの村には4月末にもかかわらず,まだツクシがありました。春先に採りに行くことができず,まだツクシを食べていなかった私たちは袋1杯のツクシを採ってきました。そして,玉子綴じにしたり,3杯酢にしたりして,春の味を楽しみました。
 御杖村には,新しい道がつき,どんどん走っていくと「みつえ高原牧場」に着きました。奈良県の畜産センターともいえるこの施設にはたくさんの牛がいました。今度はゆっくり時間をかけて見学したいと思っています。

1 ツクシがいっぱいでした 2 みつえ高原牧場です 3 放牧されている牛です
4 はかま取りが大変です 5 レンギョウがきれいでした 6 桜も満開でした

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