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ボクらの歴史[2008年06月の歴史]
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2008年06月01日(日)
■早い!早いよ!スレッ…(以下略■
6月です。水無月です。
そして、無駄に誕生月です。
2008年ももう半分が過ぎんとしております。
皆さん、残り半分ちょっと、後から後悔などせずに済むような生活をお過ごしください。
■この街と、その住人に幸あれ。■
宣言通り、今日は一日自転車Dayでありました。

朝9時頃出発で近鉄奈良線石切駅まで輪行(自転車を持ち込んで電車等で移動すること)。

まずは東大阪は石切界隈の斜面路地を徘徊。
東高野街道(現R170)沿いの野崎観音に参ります。
落語やなんやで名を聞きつつ、お参りに使われた街道を自転車で走りつつ、
その肝心の野崎観音に足を運んだことがなかったので。

しばし小休止した後はそのお参りの道だった古堤街道へ。
この道が結構ポイントが高く、昔の街道の道筋や雰囲気が結構そのまま残っているのです。
道の微妙なカーブの具合や周りの土地より少し高くなっている感じなど、
端々に昔の道や風景がなんとなしに偲ばれる、想像できる。
道や街そのものの「想い出」とでもいいましょうか。

昔の町並みやなんかがそのまま残っている、というのもそれはそれでいいのですが
(京都の町屋や奈良の奈良町、今井町などなど…)、
その多くが「とりあえずそのまま残っている」というだけで
生活感や空気、雰囲気やなんかが感じられない。
少々言い過ぎやもしれませんが、魂が抜けてしまった町の「遺骸」を見させられている、
そんな感じがしてしまう。テーマパークの類でとりあえず建物のカタチだけ模したものが
ありますがそうしたものから感じられる「偽物くささ」を感じてしまう。
「本物」であるにも関わらず。

個人的には多少は昔と状態や形態が変わってしまうのもアリなんです。
そうした変化もその土地や街の歴史、想い出に他ならないのですから。
変わってしまった状態やらを見てその歴史に思いを馳せるのもまた一興。

ただ、昨今の大都市やなんかの巨大商業施設にありがちな街の風景やなんかを
全く斟酌しないような、むしろそういったものをぶち壊しにしてしまうものは
正直嫌悪以外何も感じない。「きれいで新しい建物に変わるんだからいいじゃない」と
言う人もいますが、その「きれいで新しい建物」も遠からず「汚くて古い建物」に
変じてしまうのです。そして、今の建物はそのサイクルがやたらと短い。
バブルの頃に建てられた建物の多くが既になんだか薄汚くなっていますから。
その辺昔の建物の場合は基本的に長く建っていることを前提に作られていますから
古くなったら古くなったで味がある建物だったりする。

少々昔の建物をヨイショしすぎかな、とは思いますがー。
というか、なんだか途中から激しく話が脱線しております(^^;
建物の話をしていたのではなくて、建物以外の部分のことだったはずなのですが!

閑話休題。

古堤街道を住道〜徳庵と辿り(途中住道で昼食)、徳庵から北に転じ、
茨木から亀岡方面に抜ける枝切街道の跡を辿ります。
古堤街道は結構何度か走っているのですが、枝切街道は初めて。

辺りはすっかり住宅地に変じていますが、
ところどころに残る祠や神社仏閣、常夜灯やなんかに
かつての街道筋の雰囲気が偲ばれます。
しかも、中央環状線が並行している故か、車の通行量が比較的少なく
(多少抜け道気味に使う人はいるようですが)、自転車で辿りやすいいい道。
結局淀川にぶつかる仁和寺(読みは京都の「にんなじ」でなくて「にわじ」)
まで走り通してしまいました。

この辺りで既に3時過ぎ。買い物もあるので大阪市内を目指します。
……のはずが、淀川のサイクリングロードを走っているわけですが(苦笑)

既に書いているように、私のサイクリング(もしくはポタリング)は
どちらかというと街の中を走ってその雰囲気やなんかを楽しむことに
主眼をおいています。

ですから、基本的に自転車での走りやすさを意識して作られており
どちらかというと街中から隔絶されたところを走っている
サイクリングロードはあまり好きではないのです。
 # メインで乗っている自転車の性質/性能故、という部分もあるのですが

ただ、たまには走りよいサイクリングロードをがーーーーっと
突っ走りたい時もあるんですね。爽快ではありますもの。
こと、ここ半年ほどはまともに自転車に乗っていませんでしたから尚のこと。
というわけで、ここまでのスローペースが嘘のようにぶっ飛ばして
一気に毛馬まで走り抜けましたとさ。あー、気持ちよかった。

■実家に帰らせていただきます!■
まずは高麗橋のLOROに。我が愛車の赤BROMPTON T6を買ったお店です。
小径&折り畳み自転車専門という酔狂ステキなお店。

折あれば足を運んでMyBROを見てもらっているのですが、
ここ半年はそんなこんなでご無沙汰気味でしたので一度きっちり見てもらおうかと。

すっかり減ってしまっていた前輪のタイヤ&チューブの交換、
輪行のしすぎで(苦笑)、歪んでしまったキャリア周りのフレームの修正、
ブレーキワイヤの交換、その他微調整など。

きっちり見てもらって調整してもらうと、ホント化けますね。
新車の様…とまではさすがにいきませんが、ペダルを漕ぐ、という感じでなくて
勝手に回ってくれる感じ。いやはや、快適快適。
自分でも一応は日常的にメンテはしているつもりなんですけどねー。

■普通っぽい■
難波のスポタカでお買い物。えーっと、水着、を買いました。
別に海やらプールやらに行く予定はないのですけれど、
来週末の社員旅行でラフティングをする予定なのでその際にいるのだとか。

そもそも、前に水着を着たのはいつなのかと言いますと、
恐らく2003年だかのスキーで行った野沢温泉の温水プール…トカ?
でもなんかレンタルだったような気もしなくはない。

ちゃんとした(?)夏のプールだとか海だとかだと
恐らくは高校の体育の授業…トカになりそうな気がします。
何年前か…は…、読者の皆様のご想像にお任せします〜。

他には新しいスニーカーでも買おうかな、と思ったのですが
グッとくるものがなかったのでペンディング。

■久し振りの徘徊■
お買い物おたく編。

久々に週末の日本橋に行きました。
しかも、
「とら○あな」トカ、「ゲ―マ―ズ」トカ、
「メロNブックス」トカ、「アニ×イト」トカ、
そんな辺りをハシゴ気味で。

………………疲れたorz

いやまぁ、先日のKSLライブからこっち、聴いていないKey系CDが聴きたいなー
と思っていたのでその辺を買いがてらざっとまわってみたのですが、
ついでに、「たまには〜」とか思って18歳以上お断り〜なエリアなんかも覗いてみたので。

いやぁ、もう若くはないな、と実感。
体力もさることながら、精神的に、でしょうか。
なんだか周りのノリについていけないんですよね。
以前は大学帰りとかにモリモリ寄っていたものだったんですけどね(しみじみ

で、結局CDはふつーに上新で買ったのですが(苦笑)
KSLの「memento」と「OTSU vol.2」、あと「平成仮面ライダーSong BEST」トカ。

■総括■
というわけで、丸一日で、

1. 少々枯れ気味、というか地味気味なポタリング
2. ちょっぴり走り系寄りサイクリング
3. 水着お買い物トカ普通の若者っぽい!
4. 日本橋でベタなおたくお買い物

と、なんだか盛り沢山でありました。
一番時間をかけて、一番楽しかったのは「1.」なのですけれど。
真っ赤に焼けた肌がなんだかうれしい。

……でも痛い。


2008年06月05日(木)
■奪われた想い出■
一件書き忘れていたこと。

先日走った旧古堤街道沿いに残っていた「平野屋新田会所」。
江戸時代の大和川付け替え後の新田開発の頃から残っていた建物でした。
残念ながら建物内に入ったことはなかったのですが、なかなかすごい建物だったとの由。
しかも建物だけでなく、周りの林のや掘割、船着き場といった周囲の状態も込みできっちり残っていた。
私も近くを通った折には自転車をとめ、様子を眺めていたものでした。
住宅が立ち並ぶこの界隈にエアポケットのように残った不思議な所でした。

そして、過去形で語っているのは、残念ながら今年の1月に解体されてしまったから。

今回、この辺りを走ってみたのは解体後の現況を一度見てみたかったということもあって。
こんもり茂っていた木々も殆どが切られ、存在感を持って建っていた建物の姿もどこにもなく。
かろうじて堀割周りがなんとか残っている程度。なにもなくなって、妙にだだっ広い敷地が
余計に寂しいやら悲しいやら。しばしその場で呆然としてしまいました。

解体に至った詳しい事情はネットで検索などすれば出てきますからここでは割愛しますが、
正直なんともつまらない話。そんなことのせいで先日書いたようなその土地や街の歴史、
想い出が顧みられることもなく叩きつぶされ、なぎ倒されてしまうということに
なんとも言えないやるせなさを感じます。

ただ唯一のいい話は、解体後の市による発掘調査でこれまでは埋まってしまっていた
当時の会所の遺構が新たに発見されたこと。
とはいえ、遠からずそれらも埋め戻され、遠からず会所跡には住宅が建つことになるかとは思いますが。

なんでもかんでもヒステリックに「残せッ!!」と叫ぶのも「今」を生きている我々にとっては
また何か違う気がするのですが、かといってこんなように「想い出」を大事にしないのはもっと違う。
そんな風に思います。


2008年06月06日(金)
■とりあえず速報■
21:30現在まだ会社なのでとりあえず速報。

盆暮れのアレ

■真夏への扉■
さて、夏コミの当落です。
ごらんの通り、スペース頂けました。

08/16(Sat) 東地区 ヒ-12a

との由。去年の夏以来一年振り。
流石にまた2年半ぶりトカいうことはなかったらしい(苦笑)

当日まで2ヶ月強、鋭意頑張ります。
と、こう書くだけではいつも通りですから、
今回は早いうちに発行物の予定、なんぞをあげてみようと思います。
目標をきっちり定めた方が戦い易かろう、というわけで。
なにしろ、流石にそろそろWAで新刊を出さないと
いい加減存在を忘れ去られかねないので(^^;

ただ、仕事の方が諸事情で現状以上に忙しくなりそうな気配で、
前倒し前倒しで進めていかないと相当に厳しそう。

■準備不足、むしろ準備未着手■
この連休は早速スタートダッシュ…だッ!!……トカ言いたいところだったのですが、
社員旅行なんぞに行ってきます。徳島方面に。鳴門とか祖谷とか。
徳島はなんやかやでよく行っていますが意外とこの手の観光地には足を運んでいなかったり。
しかしまぁ、社員旅行ですし、とりあえず宴会、そんでもって宴会、なんでしょうけど。

というか、今週は残業で連日午前様帰宅だったので、
深夜2時現在、全く準備が出来ていないわけですが。

寝てる間あるのか?(苦笑)


2008年06月14日(土)
■はじめての社員旅行■
一時期よりは少々落ち着きはしたのですが、仕事に追われているうちに1週間、…とちょっと。
毎日来ていただいている方にはどうにも申し訳ないのですが(^^;

さて、先週は社員旅行で徳島に行ってきました。
軽い目に日記を。

---

1日目、土曜日。

会社をバスで朝に出て阪神高速、明石鳴門道を南に。

鳴門橋を臨む宿で鯛づくしの豪華なお昼ご飯。
この時点で既におなかぽんぽんだ&みんなできあがっております。

鳴門大橋を渡って「渦の道」に。
この「渦の道」、鳴門大橋の橋桁下部の鉄道橋部分の再利用なのですが
現地には一言たりともその旨の記載がないのはなぜなのかしらん。

16時前に祖谷のホテルに。
ホテルから見える景色、そのほとんどがひたすら山山山…。
WillcomなPHSも全くアンテナが立たない様なところ。

到着後すぐ、宿所有のBXD30(だと思う)でかずら橋観光。
かずら橋、無茶に高くもないのだけれど、隙間だらけという辺りが
十津川の谷瀬の吊り橋やなんかとは方向性が違う怖さ、とでもいいますか。
昔と比べるとこの手の怖いものに対する耐性はすっかり落ちたものです。

ホテルに戻って温泉。

目玉の露天風呂は簡易ケーブルカーでのぼった上に。
山の上の方の結構高いところ。
景色も辺りの山々が一望できてなかなかのもの。
晩だと星も綺麗そう。残念ながら当日は曇っていたのですが。


のりもの その1

のりもの その1

かずら橋

かずら橋
それにしても、先ほどのBXD30、お風呂のケーブルカー。
なんだが乗物が充実した宿であります。(そこが注目点ですか、自分

後は晩ご飯->宴会という流れ。
晩ご飯もなかなか豪華&おいしいものだったのですが、
昼・夜と連続のあまりのボリュームにお腹が全壊。
途中からはトイレに籠城状態でした。
 # そのおかげ(?)で「まぁ部長お一つ…」「おぉすまんなぁ…」的なのは
 # ナシで済んだのですけれど(苦笑)

その後はバーで飲みの続きやらカラオケやら、だったのですが、
カラオケはどうにもストレスが溜まってしまっていけません。
ほら、アニメのトカ特撮のトカ歌いたいじゃないですかッ!!
ちゃんと歌本でリストになってるだけに余計切ないのです。

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のりもの その2

のりもの その2
2日目、日曜日。
予報では崩れる、とのことで心配していた天気もなんとか持ちました。

午前中は大歩危でラフティング。
要するに筏下りですね。ゴムボートだけど。

始まるまでは正直あまり気乗りはしていなかったのですが、
いざ始まってみると面白かった!!
他にはあまりないスピード感と清涼感。
あとは川の上から渓谷を「見上げる」というのがなかなかに新鮮。
たまにひっくり返ったり、転落者が出たりもするのですが、
それも込みで楽しいッ!!

終了後は岩場で川にダイブなんかもしたりして。
いい年したサラリーマンズが馬鹿ノリで弾けまくってました。
私も、
「ライダァ〜〜キィ〜〜ックッ!!」
トカ叫びながら飛び込んでましたが。
他の社員さんに気づかれていないことを祈る。


こんなとこを下ったわけで

こんなところを
下ったわけで
阿波池田でお昼ご飯を食べ、後はひたすら帰路に。
往路はみんなして結構などんちゃん騒ぎだったバスですが、
さすがに復路はみんな沈没気味。他ならぬ私も淡路島があまり記憶にないのですが。

---

「社員旅行」ということで、普段の一人旅&鉄道(中心)旅行とは随分趣きは違いましたが
思っていたよりは色々と楽しめたかな、というのが正直なところ。
宴会でドンチャンとか、なかなか個人レベルの旅行ではないですものね。
たまにはこういうのもまたいいかもしれません。


あがってるうだつ

あがってるうだつ

2008年06月16日(月)
■九州軽視■
というわけでもないのですが。

会社で話題になってふと久方振りに経県値チェック

露骨に九州と北関東、北東北の三エリアが残っている感じ。

学部時代に結構あちこちに旅行には行ったのですが、
なぜか九州には足を運ばなかったんですね。
当時は夜行やなんかの便がよかったのに。この辺結構謎。

一方で北関東やらは理由が明白。

北関東は東京の「先」というのがあってなんか気分的に遠い。
かといってわざわざ足を運ぶか、といわれると微妙に弱い。
 # 思い当たる住人&出身の方ごめんなさいっ!!

北東北も同じような理由。
青森・函館までの特急「日本海」や「白鳥」を金銭的理由から敬遠して、
新潟までの急行「きたぐに」をよく使っていたので、
東北へのアプローチはどうしても南からになりがちだった、と。

その割には北海道やら沖縄はちゃんと行っている訳ですが、
その辺はそこまで遠いと思い切って行っちゃうんですよね。
しかも折角行ったからには泊まらにゃ損々…と。

とりあえずさっさと「住んだ」三府県以外全てをを「泊まった」の赤にしてみたいところ。


2008年06月21日(土)
■最小限の費用で最大限の効果を■
ここ2週ほど、外での仕事が多い目。
軽い目の調査やら、現地踏査やら、情報収集やら。
遠いところだと姫路…からバスで1時間弱程、でも「市内」なところトカ、
近いところなら大和高田だトカ上新庄トカ、あとは淡路島トカ。

で、現地では多少時間に余裕がある場合もあります。
そんな折は現地近くの「ちょっとおもしろところ」に寄ったりしています。
(あくまで時間が余ったりしたときだけですよ?もちろん)

姫路では市営モノレール跡。
大和高田だと今も残る環濠集落。
上新庄だと旧亀岡街道・吹田街道の道。
淡路だと淡路交通鉄道線の廃線跡。

いずれも「知らなければ気づかない」様なものばかり
(モノレールは目立つからわかるかも)。
ですから、当然事前に下調べをする必要があるわけで。
時間を見つけてはぼ〜っと周辺の地図を見て
変なところ、面白いところはないかな〜と、と探してみたり、
その手の本を見てみたり、Webで検索してみたり。

そうやってない時間を駆使して調べるというのもまたなかなか燃えるんですよね。
で、現地でもちょびっとの時間で見るべきはちゃんと見られるように動く。
やっぱり人間は「限界」や「制限」がないと駄目なのかー。

ただ、「成果」(写真だとか)を整理したりするまではなかなか時間がないのですが。
行ったら行きっぱなし。予習はするけれど復習をしない(苦笑)。

■SuperじゃないけどSpecial■
明日はインテックスである「COMIC CITY大阪70」にサークル参加。

大阪シティももう「70」回にもなるんですね。「パトレイバー」の同人誌もどきを持って
初めて参加した頃にはまだ一桁回だった気がするのですがー。
懐かしいやらちょっと切ないやらなんだか複雑な気分(苦笑)。

もっとも夏コミ前の微妙な時期ですから規模はささやかなのですが。

ちなみに配置は「4号館 C36b」。
もしお暇でしたらどうぞ。ぼ〜っと座ってると思います。


2008年06月28日(土)
■あの夏が戻ってきたのだ■
すっかり日記ならぬ「週記」ですね(^^;

このところはにわかに鉄道模型熱が再燃中。

それというのも、今月久方振りに再生産されたKATOの285系「サンライズエクスプレス」を購入した故。0番台(JR西日本編成)+3000番台(JR東海編成)のフル編成計14両のセットで。 ここを読めば一目瞭然ですが、私はこの「サンライズ」には日々(!?)お世話になっていますので、模型でなと手元に置いておくのもアリかな、と思ったので。

もともと物心がつくかつかないかという頃から鉄道好き&模型好きでしたから、当然の帰結として鉄道模型もずっとやってきていました。ですが、学部時代のの下宿からの撤退の引っ越しの際のドタバタで鉄道模型関係一式を屋根裏部屋に上げてしまったので最近はあまりやっていなかった、と。

で、依然として以前使っていたレールやら車両やらは全部屋根裏部屋の箱の中。ですからせっかく買った「サンライズ」もレールの上に飾るを叶わず。それではあまりに空しいので…と、通販サイトを覗いてみたが最後、気がつくとKATOの複線高架のUNITRACKのレール一式をポチっとなしていた、と。

一旦開けられてしまったパンドラの箱。次々と欲望は芋蔓式に膨れあがっていくのであります。気がつけば次には高架駅のイージーキットを16両編成が停車できるだけ買っていたり。ちなみに16両というのは次には500系新幹線とかが欲しいから〜。

ここ数年で鉄道模型業界もすっかり様変わりして、以前では到底商品化など望めなかった様な車両の製品、しかも完成品がお店に並ぶようになりました。レイアウト(情景模型)用の建物なども多様なラインナップの塗装済みの完成品をが気軽買えるように。垣根も低くなり、始めようと思えば誰でも始められるようになりました。

ただ、その昔、貧相なラインナップの商品のもと、次の新製品の発表に胸ときめかせていた頃の「熱さ」の様なものはなんだかむしろ失われてしまったような、そんな気がします。実際、私が離れてしまっていたのにもその辺の事あったのは否定できないでしょう。

そしてそんな中での今回の再燃。果たして本物の熱意なのか、一過性の自己内ブームなのか。

■想い出の地層■
そんな折も折、学部時代の鉄道研究会の現役会員から鉄道模型のレイアウトの補修/修正のヘルプのお願いが。なんでも、彦根市内で開催の「開国150年祭」の一環で、彦根城の天秤櫓の中でレイアウトの展示をすることになったとの由。

あくまでヘルプ=お手伝い、ですから自分の好きなことを好きなように出来るわけではないのですが、久方振りにレイアウトをいじれるというのはうれしい機会。幸いここしばらくの週末は調査の予定もないのでボチボチ足を運ぼうかと。

そして、早速今日明日から行くべく手元のレイアウト用の材料やなんかを見てみるとあるわあるわ…。その昔大嵐駅セクションを作った頃のものが山のように…。なんだか軽いセクションなら今すぐに作れそうなくらいありますよ。ただないのは時間とスペース、と(苦笑)

そして、その材料を見ていると大嵐駅製作当時の想い出が領空侵犯してきよるのです。汗と!涙の想い出がッ!!ちょっとしたメモやらなんかも混ざっていたりするので尚のこと鮮明に。なんというか…、使い古された言葉ではありますが、やっぱりあの頃って「青春」だったんだなぁ、トカしみじみと。

とまぁ、そんなわけでちょいと彦根に行ってきます。


2008年06月30日(月)
■戦いの日々■
昨日一昨日と二日間、学部時代に所属していた(というか自分で作ったのですがー)鉄道研究会のヘルプに彦根に行って来ました。日帰り×2にも出来なくはなかったのですが、折角なので泊まりで。

行ってみて初めて分かったのですが、この彦根城天秤櫓での展示、実は思っていた以上のイベントらしい。そもそも重要文化財であるお城の櫓のなかでの展示なんぞそうそうできることではなく、さらに期間が約半年という鉄道模型レイアウトの展示イベントとしては他に例を見ないようすさまじい長さ。成功させられればすごいことでしょうが、もし失敗すれば下手をすれば鉄研そのもの存続もあやしくなるのではないか、それくらいの大事。正直なところ、前者の可能性の方が大きい様な気がします。創設から10年余りで会員数もそれほど多くないうちの鉄研なんかが出来るようなイベントではないです。

にもかかわらず、準備期間は殆どない。タイムリミットまで約2週間。しかも現役会員には模型に長けた子もほとんどいない。でも、イベントそのものは既に走り始めているので今更なかったことには出来ず。とりあえずがむしゃらでも無茶苦茶でも形だけでもなんとかしなくちゃならない、と。それ故のOB召喚、ということ。

そんなですから、土曜日のお昼過ぎに着いてから晩の8時まで、翌日は朝10時頃から同じく晩8時まで、ひたすら作業作業作業……。先述の通り、当の会員には模型に詳しい子がおらず、技術などのフォローはお世話になっている「和」さんに全面的におんぶに抱っこというような状況。すると、そこそこは模型が分かる私が行けば私が仕切らざるを得なくなるのは想像に難くなく。現役会員だったのはもはや10年も前、正直今更一線で活動に参加、それどころか指導するなどというのは決して本意ではないのですが、自分の腹を痛めて生んだに等しい鉄研、その存亡を掛けた大勝負、さすがに見過ごしは出来ません。

そんなこんなで、1日半、あれやこれやと作業に勤しんだ訳ですが、やりたかったことの3割、やれるだろうと思っていたのの半分も出来ず。ホント、あっという間に2日が終わっていました。こんなペースで本当に終わるのか…。来週も手伝いに行くつもりですが、何とか頑張らないと―ッ!!

夏コミ原稿とかはこれが終わってからだなぁ……。

■殴り合って青春する(違■
と、若干悲壮感漂うこの二日間の作業だった訳ですが、実はその作業そのものはなかなか楽しかったりするのです。

なにしろ久し振りの存分に鉄道模型のレイアウトを作れる(といっても改良ではあるのですが…)機会な訳ですから、生き生きと作業に勤しみ、キビキビと現役会員たちに指示を出していましたよ。他のことを何も考えず無心でただひたすら模型を作る、12年前の大嵐駅セクションを下宿で作っていた日々が彷彿とさせられる時間でした。

なんだか癖になりそう…。

■どっちでもいいことですが■
今日が誕生日だったりするわけです。
 # なんかくれ(嘘


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