走行距離 : 670km
300湯達成記念・東山陰2泊3日温泉旅
1日目 : 2005年10月20日(木)
定年退職1年前から始めた温泉巡り、約4年で目標の300ヶ所で入浴を達成。これを記念して城崎・三朝温泉に宿泊する2泊3日の山陰旅行(東部)に出かけた。
午前8時過ぎに自宅を出発、第二阪奈・阪神高速・近畿道・中国自動車道・舞鶴若狭自動車道と次々に乗り換えて北上する。
毎度のことだが、ETCで前払いしているとはいえ、このルートはそれほど長くないのに高速料金が気にかかる。NAVIに従って綾部ICで降りて、府道・R175・178で天橋立に向かう。
● 天橋立温泉・文殊荘 (京都府)
天橋立の周辺に新興の天橋立温泉を引く旅館が点在する。これまで4度ほど観光と通過をしていたが、先を急いでいたので、ここでの入浴はしてなかった。
宿泊料金が2万円前後からで高額だが、評判はなかなかだ。
内風呂・露天風呂とも端正な造り(循環)。入浴料金は800円
● 天橋立 (京都府)
天橋立のヴューポイント・傘松公園に向かう。リフトで山頂へ。ケーブルがあるが犬は乗せられないので。
有名な股のぞき。こうして見ると空(天)と海が逆転して、砂嘴(さし)が天に昇っているように見え、天橋立の名前の由来が分かる、
近くのドライブインで、丹後地方の祭や祝い事に供される「手こね寿司」の昼食を取る(950円)。胡麻を自分で擂ってご飯にかける。
丹後半島の西側・久美の浜温泉に向かう。少し北には京都府きっての温泉地である木津・夕日ヶ浦温泉がある。いつか、宿泊してみようと思う。
● 久美の浜温泉・久美浜温泉湯元館 (京都府)
4回目の入浴だ。
国道168号線沿い、田園地帯の中にある目立たない素朴な旅館に、関西でも有数の大きさの掛け流し露天風呂がある。
100人近くが入浴できるくらいの大きさだ。
露天風呂の片隅には、久美浜温泉の創始者で、大阪の「くいだおれ」の初代社長・山田六郎氏の銅像が立っているが、これは少しばかり目障りだ。(*^。^*)
今夜の宿泊地・城崎温泉に向かう。円山川にぶつかると温泉街はすぐ先だ。
志賀直哉の短編「城の崎にて」の舞台となった城崎温泉は、玄武岩を重ね合わせた護岸で守られた大谿川の流れに沿ってしだれ柳がそよぎ、いくつもの石造りの太鼓橋が架かる。

100軒ほどの旅館の多くは木造2、3階建てで、様々な歴史を持つ7軒の外湯が温泉街に点在する。

浴衣姿の客が、駒下駄をカランコロンと響かせて、温泉情緒にいっそうの彩りを添える。

こうした温泉街を散策すれば、城崎温泉が「温泉情緒日本一」に選考されたことを誰もが同意するだろう。

● 城崎温泉・三木屋 (兵庫県)
志賀直哉が滞在した木造3階建ての三木屋が今夜の宿館内も大正・昭和初期の雰囲気だ。
大谿川に幾つも架かる太鼓橋川沿いには柳がそよぐ。
寺と見間違える新装の御所の湯。滞在中、一の湯、まんだら湯、鴻の湯、御所の湯と4つの外湯で入浴した。
温泉街の中心、王橋の正面に立つ外湯の筆頭・一の湯
2日目 : 2005年10月21(金)
翌朝、城崎から山陰海岸国立公園のリヤス式海岸を縫うようにして走るR178で、竹野・香住・浜坂・浦富と冬なら温泉とカニで賑わう海岸沿いを進み、鳥取県に入る。
● 鳥取砂丘
鳥取砂丘は、鳥取県最大の観光地だ。同県の東部、東西16km、南北2.4kmにわたって広がり、海浜砂丘としては世界最大級である。
想像以上に大きい鳥取砂丘
昼食は砂丘前の洒落たレストランでエスニックなカレー(980円)
砂地を利用した特産のラッキョ
● 吉岡温泉・下湯温泉館
鳥取砂丘から10数キロ、砂丘によって日本海から分離された日本一大きな池「湖山池」の横を通り過ぎると、三方が丘陵に囲まれたた吉岡温泉の大きなアーチが見えてきた。

鳥取市にほど近く、日本一の大池・湖山池の南にある温泉街は背後にひかえる丘陵のなだらかな細い坂道に沿って伸び、15軒ほどの小さな旅館や共同浴場が立ち並ぶ。湯治場の雰囲気を残す鄙びた温泉地だ。
余部鉄橋。トレッセル式鉄橋では日本一。
昭和61年12月28日、回送列車が突風で転落、乗務員と陸橋下の従業員6名が死亡した。
山陰海岸国立公園のリヤス式海岸。竹野海岸から浦冨海岸まで美しい海岸美が続く。
● 岩井温泉・岩井屋(鳥取県)
兵庫県との県境近く、R9沿いに旅館がたった3軒の岩井温泉がある。ここは温泉教授・松田忠徳氏の「日本百名湯」の一つであり、代表する旅館として、ここ岩井屋を推薦している。
山陰では最も歴史が古い岩井温泉。3軒の旅館が寄り添うように立ち並んでいる。正面が岩井屋。
和風モダンの館内は女性に好まれそう。この御影石の長寿の湯は足元から源泉が湧き出ている中央は深く立ち湯となる。
吉岡温泉から30km余り、山間部を走る県道21号線で三朝温泉に向かう。
狭い道路の両側に小さな旅館が建ち並ぶ。
地元の人が通う下湯温泉館。
熱めの湯が掛け流し。
温泉街の中ほどの足湯
ススキがなびく県道21号線沿い
国宝「三徳山・投入堂]の麓に到達する。3年前に一度来ているが、今回も下から仰ぐだけだ。
ここを観光するには、死亡者も出ている危険な崖道を登らねばならない。
ここまで来ると三朝温泉まで10分足らずだ。
● 国宝「三徳山・投入堂]
● 三朝温泉・旅館大橋
中国山地・三徳山の麓、三徳川を跨ぐ三朝橋を中心にして40軒弱の大小の旅館、土産物屋が立ち並ぶ三朝温泉。
ここは、世界有数のラジウム含有量の多い温泉として知られる。

共同浴場など多数の外湯もあり、湯巡りも楽しめる。
山陰では、最も情緒溢れる温泉街だ。
宿泊したのは、国の登録有形文化財に指定されている旅館・大橋。
木造3階建て、4棟からなる建物が鶴翼のごとく100m近く連なり、その典雅な佇まいはまことに見事だ。
チェックインはロビーで
脇息のある客室はそう度々泊まれない。
ここの売り物は、何と言っても足元から温泉が湧出する「天然岩窟の湯」だ。
一番深いところでは、胸までくるので立ち湯となる。
● 倉吉市
3日目 : 2005年10月22(土)
旅館大橋を発って北上、指呼の距離にある倉吉市経由で関金温泉に向かう。
玉川に沿って、白い漆喰の壁と焼杉の黒い腰壁のコントラストが見事な白壁土蔵が続く。土蔵内は赤瓦1〜8号館として、店舗や施設が入っていて、
● 関金温泉・温清楼
倉吉市からR313で15kmほど南下、関金町に入る。かっては作州街道の宿場町だったが、いまでもその風情が残り、狭い坂道に民家が軒を連ね、奥に数軒の湯宿がひっそりと佇んでいる。入浴したのは、これもまた、松田忠徳教授の「日本百名湯」の一つ温清楼である
温泉教授・松田忠徳氏の「日本百名湯」の大橋旅館に宿泊する。
造作を感じさせない日本庭園にアスナロ造りの湯船が2つ。底に青竹、縁に檜が使われている。
松田教授に言わせれば「日本の温泉の極み」の風呂だ。無色透明のラジウム泉が贅沢にあふれ出ていた。
関金温泉からR313(美作街道)を南下、途中、標高300m強の犬挟(いぬばさり)峠を通過して湯原温泉に向かう。この前後は快適なドライブウエイだ。
「道の駅犬挟(いぬばさり」で小休止
関金温泉から30kmほど、湯原温泉に到着。有名な砂湯で撮影。2回目なのに、再び入浴はパス。ここは何れ宿泊する予定なので、そのときにゆっくりと浸かりたい。
● 足温泉・足温泉館
湯原温泉郷の一つ、足温泉は湯原温泉からR313で更に10kmほど南下した国道沿いにある。横には旭川の清流が流れ、数軒の小さな宿が固まっている。これらは内湯を持たず、客は共同浴場の足温泉館で入浴する。
最近リニューアルしたのだろうか、外観・館内とも真新しかった。
赤っぽい石で造られた内湯
小さな露天風呂
この後、近くの真賀温泉の共同浴場に入浴したかったが、大阪の渋滞を避けるために断念、帰路についた・