施設名 : 真賀温泉館 (入浴日:2007.12.8)
所在地 : 真庭市湯原町
温泉名 : 真賀温泉
階段を登った先、僅かな敷地に民家風の共同浴場・真賀温泉館がある。
横には薬師如来が祀られていて、長年、地元の人に親しまれてきた歴史がうかがえる。
引き戸を開けた先に狭い受付があり、その上の看板に風呂の種類と入浴料金が書かれている。

家族湯3ヶ所が3人まで1000円、幕湯(源泉元湯混合)250円、普通湯150円(何れも大人料金)とあり、迷うことなく目的の幕湯の料金250円を支払う。

館内はこれぞ共同浴場の雰囲気、マイ洗面器を持った地元の人が出入りし、休憩所で横になって寛いでいる。

幕湯という名前の由来は、かって藩の要人が家紋を入れた暖簾を掛けて貸切にしていた名残だそうだ。
真賀温泉 真賀温泉館 (岡山県)
   
中国山地のほぼ中央に位置する真庭市は人口5万人余り、岡山県の北西部に位置し、鳥取県と境を接している。
2005年3月、真庭郡勝山町・湯原町・久世町など9町村が合併して発足した新しい市だ。


市域北部は大山隠岐国立公園の一部に属している。
「蒜山(ひるぜん)三座」をはじめ標高1000m級の山々が鳥取県との県境を形成しており、その南部裾野には蒜山高原や津黒高原が広がっている。

市域には岡山県の三大河川の一つである旭川の源流が流れ、流域には「美作三湯」の一つである湯原温泉や日本の滝100選の「上庭の滝」等がある。

また勝山町には国指定の「町並保存地区」、久世町には国重要文化財の「旧遷喬尋常小学校」等の観光資源がある。
久世町にある重要文化財旧遷喬尋常小学校
国道313号線沿いにある真賀温泉。真賀温泉と書かれたアーチが目印だ。左上が共同浴場。
湯原温泉郷は、美作三湯の一つ、湯原温泉とその南側にある新湯原・足(たる)・真賀(まが)・郷緑(ごうろく)の四つの小さな温泉を加えて総称したものだ。

この日、有馬温泉を発って山陽道で伊部(いんべ)に向かい備前焼の窯元を訪れ、その後再び山陽道・岡山自動車道と乗り継いで中国自動車道落合ICで下りた。
ここで国道313号線に乗って湯原温泉に向かって北上、最初に現れた真賀温泉で入浴、次の足温泉は以前に入浴しているので通過、最後に郷禄温泉に立ち寄ってから湯原温泉に入った。

真賀温泉は、津山藩の温泉場として使われていた歴史ある温泉だが、国道沿いの狭い斜面に共同浴場と小さな数軒の旅館が張り付くように建っているので、注意しないとあっという間に通過してしまう。
目印の真賀温泉のアーチ越しに上を見上げると、鄙びた湯治場の雰囲気がしみじみと伝わってくる。
住 所 真庭市湯原町仲間181
電 話 0867−62−2953
交通機関 米子自動車道湯原ICから国道313号線で約4km
JR姫新線中国勝山駅から蒜山・湯原温泉行きバスで20分真賀温泉下車すぐ
施 設 (日帰り) 休憩所、駐車場(25台)
宿 泊 不可
泉 質 アルカリ性単純温泉 
(無色透明無味無臭 源泉温度39.5℃)
 
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
外来入浴時間 午前7時〜午後10時 
定休日 無休
入浴料金 幕湯 250円、普通湯150円 貸切風呂3人まで1000円
入浴施設 男女別内湯1、混浴内湯1、貸切風呂3 休憩室300円
浴室備品 シャンプー・ボデイソープ無し
観光スポット 蒜山高原、上庭の滝(日本の滝100選)、勝山(町並保存地区・武家屋敷)、醍醐桜(落合)・旧遷喬尋常小学校(国指定重要文化財)
お土産・食事 下湯原温泉・ひまわり館で食事・地元特産品の買物ができる。
近くの温泉 湯原温泉、下湯原温泉、郷禄温泉足温泉
真庭市HP
観光HP
湯原旅館組合HP
http://www.city.maniwa.lg.jp/webapps/www/index.jsp
http://www.city.maniwa.lg.jp/webapps/www/kanko/index.jsp
http://www.yubara.com/
雑記帳 前日宿泊した有馬から湯原へ。ゆったりした行程のはずだったが、家内孝行のために、中国自動車道ではなく山陽自動車道に乗って備前焼の店が並ぶ伊部(いんべ)で観光・買い物をした。
その後、真賀温泉に立ち寄り、郷緑館到着は受付時間ギリギリの4時が見込まれた。
例によってあと一湯の気力が萎え、次の機会に引き伸ばしの気分になったが、湯原宿泊で入浴できなかったら、いつ入浴できる、と言い聞かせ郷緑館に向かった。
データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
斜面にせり出した温泉館
床に黒い石を敷き詰めた幕湯(混浴)は、風呂は大きさが畳2畳くらい、4人が入れば満員だ。

真ん中が深くなっていて、そこで浸かると立ち湯状態になる。

普通の湯口は無く、岩盤に差し込んだ筒から温泉が注がれているようで、いわゆる足下湧出風呂とは違う。

風呂場が暗いので分かりにくいが、温泉は透明度が高く、pHも高いのだろうか、しっとりした単純泉は湯温は38℃くらい、のんびりと長湯も可能だ。

例によって家内を車で待たせての入浴だったので、残りの風呂には入らなかった。
これらについては、相互リンクさせていただいている「せっとんさん」のサイト詳しく紹介されているので参照下さい。
真ん中が深い幕湯。狭いので先客がいたら女性は入りにくい。
初めての湯原温泉での宿泊、その前に湯原温泉郷の小さいが珠玉の温泉、郷禄温泉と真賀温泉に立ち寄った。