2種類の源泉が楽しめる共同浴場・牟婁の湯
白浜温泉のシンボル・崎の湯
白砂の白良浜
目が眩む豪快な三段壁
波と風が作り上げた千畳敷
↑清潔な脱衣場→
さて温泉・風呂の方だが、文句なく展望露天風呂がいい。
檜造り、4~5人用のあまり大きくない露天風呂だが、寝湯スタイルで紺碧の太平洋・緑の岬・白砂の海岸・白亜のホテル群が180度の大パノラマとなって一望できた。
これまでに入浴した数多くの露天風呂の中でも1,2位を争う眺望だ。
風呂から少し離れて防護柵があるが、眺望を妨げないように形ばかりのシンプルなものが設けられているだけだ。
しみじみと入浴する渓流・山間の露天風呂も良いが、こうしたオーシャンビューの風呂に入って得られる開放感・爽快感もたまらない。
大浴場は特に凝った造りではないが、扇形をしたかなり大きな風呂で、前面の大きくとられたガラス窓から通して入ってくる日光がこもる湯気に反射して美しい。
温泉はほぼ無色の含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。
塩分が濃い他の白浜の源泉と比べて柔らかな湯で、それが内場からも露天風呂からも掛け流しで外に溢れ出ていた。
タオル・バスタオルは脱衣室に積み重ねてあり、手ぶらで部屋から出かけ、入浴ごとに新しいタオル類が使えて、とてもリッチな気分になれる。
白浜温泉では、入浴施設毎に統一した様式で温泉情報を公開している。
ここは「掛け流し・高温泉のため加水・加温無し・循環無し」となっていた。
この種の情報公開は大変な困難が伴ったであろうが、これが制度化されたことは高く評価できる。
チェックイン時に、「和食会席料理」「フランス料理」「鉄板焼きステーキ」の3種類から、好みの料理を選べるのが嬉しい。
最初の宿泊の際は鉄板焼きをチョイス、今回はプースケさんのご希望もあってフレンチにした。
鉄板焼き専用のレストランは、オープンカウンターで、目の前で調理された焼肉や付け合せの野菜、コンニャク、にんにくなどを頂き、食後のデザートやコーヒーは隣のラウンジで取った。
通常の2食付き宿泊の場合、フレンチのコースは一番下の5775円の料理となる。
残念ながらコストを意識させるような食材と料理、それにボリューム的にもいま一つもの足らなかった。フレンチににこだわる方は、その上の9240円を選択する方がベターなのかも知れない。
住 所 | 和歌山県西牟婁郡白浜町2018 |
電 話 | 0739-42-2733 |
交通機関 | 阪和自動車道南部ICから国道42号線で約20km JRきのくに線白浜駅から明光バスで新湯崎下車(送迎バスあり) |
施 設(日帰り) | ロビー休憩、駐車場(約50台) |
宿 泊 | 79室(洋室32、和室35、和洋室3、アネックス9室) 平日2人1室2食付き 11,550円~(2009年4月現在 朝食のみの宿泊も可能) 料金は年度・宿泊曜日・人数・季節・部屋タイプなどによって変わるので、予約の際は下記のホテルHPで確認ください。 |
泉 質 | 含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉 |
適応症 | 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) | 通常の立ち寄り入浴は不可 白浜の旅館に宿泊し「南紀白浜ゆめぐり札(1300円)」を購入すれば、ここを含めて3か所の旅館・ホテルで入浴できる。 |
定休日 | 無休(宿泊の場合) |
入浴料金 | 上記ゆめぐり札(3か所1300円)による入浴のみ。 |
入浴施設 | 内湯男女各1、露天風呂男女各1 |
浴室備品(宿泊客・ ゆめぐり札利用者)) |
タオル、バスタオル、シャンプー、ボディシャンプー、ドライヤー |
観光スポット | 円月島、千畳敷、三段壁・洞窟、外湯巡り、海中展望台、アドベンチャーワールド、ハマブランカ、グラスボート、白浜エネルギーランド、南方熊楠記念館、紀州博物館、日本民族温泉資料館 |
お土産・食事 | 温泉街に食事処多数 |
近くの温泉 | 白浜町内旅館(立ち寄り湯)・外湯(6ヶ所)・日帰り温泉施設 椿温泉、日置川温泉、えびね温泉、南部温泉、田辺温泉 |
白浜町HP 観光協会HP ホテルHP |
http://www.town.shirahama.wakayama.jp/ http://www.nanki-shirahama.com/ http://www.aikis.or.jp/~greenhil/ |
雑記帳 | 双子の赤ちゃんを2回出産したお母さんパンダ・梅梅が先日亡くなった。これで白浜のパンダは7頭となったが、これでも中国以外で、一施設にこれだけパンダがいる所は、白浜のアドベンチャーワールド以外に無い。 |
ホテルと名がつくだけに、朝食・洋食のバイキングメニューは充実していた。
2回とも同じ海側の洋室ツイン。広いベランダからは上のような素晴らしい眺望が楽しめる。宿泊料金(海側ツインAタイプ)は、前回・今回とも14,800円(2食付き 税・サ込)だった。
料 理
プースケさんの朝食
ここの魅力は、なんと言っても「眺望+温泉」だが、ホテルの機能性、料金設定や食事のシステムを含めて若い世代にも人気があるようだ。
ホテルには我々が宿泊した本館以外に、二世代家族やグループ向けの広々としたアネックスがあり、人数が多ければ割安となるので利用価値がある。(詳しくはホテルHP参照)
尚、ここに宿泊の場合は、車で1分の「紀州博物館」の見学をお薦めする。
白浜温泉にあって最も高所にあり、国内温泉宿の中で有数の美しいオーシャンビューを誇るホテルグリーンヒル白浜。今回、温泉サイト仲間のプースケさんをご案内して、2回目の宿泊をした。
尚、この記事では、プースケさんが撮影した写真を多数使用させていただいている。
白浜の名に相応しい白砂と白亜のホテル群
(ホテルグリーンヒル白浜からの眺め)
第一回目の鉄板焼き、3種類のタレが用意されている。
円形の窓から陽光が流れ込む明るい内湯。扇形の風呂からは温泉が惜しみなく流れ出ている。
風 呂
白浜温泉は、旅館よりホテルと名の付く宿の方が多い全国でも稀有な温泉地だ。
日本一の海浜リゾート温泉の青い空と海が織りなす景観がそうさせているのだろう。
ホテルグリーンヒル白浜はその名の通り、丘の上にあり白浜で最も高い所にある宿だ。
ロビーや各部屋からのオーシャンビューの美しさは白浜一、いや日本有数と言っていいだろう。
部屋数は和室・洋室・和洋室の3タイプで81室、宿泊料金は、平日2人1室2食付きで11、550円~となっているが、室料からの選択もできる(料金は各種条件で変わるので下記HP参照)。
ここは全室が海に面しているわけではないので、室料は少し高くなるが、ぜひとも海側の部屋と断わって予約したい。
前回の宿泊は2005年の正月明けだったが、今回訪れた時は正面玄関とロビー・ラウンジがリニューアルされ、ちょっとした高級ホテルの雰囲気を漂わせていた。
日本三古泉の一つ白浜温泉【他に有馬温泉(兵庫県)・道後温泉(愛媛県)】は、田辺湾から鉛山湾にかけて点在する新白浜・古河浦・大浦・網不知・東白浜・白浜・湯崎温泉などの総称だ。
白浜温泉の魅力は、恵まれた湯量、料金的に設備的にバラエティに富むホテル・旅館、白良浜・円月島・千畳敷・三段壁などの景勝、幻の魚クエをはじめとする新鮮な魚介類、パンダが7頭もいるアドベンチャーワールドなどのレジャー施設、それに夏の海水浴や大がかりな花火大会など、単なる温泉地という枠を超えた総合力にある。
山間(やまあい)の温泉は雨や霧の日が情緒を増すが、白浜は快晴・青い空が似合う開放的な海浜温泉リゾートだ。
白浜温泉には、もう1つの魅力がある。全国的に知られた荒磯の露天風呂「崎の湯」、2つの源泉が同時に楽しめる「牟婁の湯」など6つの共同浴場があることだ。
5月3日、本州一早い海開きをする白良浜
大理石の風合いのクリーンで磨きこまれた床。
館名の如く丘の上に立ち、白浜温泉で一番高い所にある宿だ。
すぐ近くに白浜ゴルフ倶楽部がある。
絨毯を敷かないすっきりしたロビー、全面ガラス張りの窓からは陽光が入って明るい。ベランダ越しに素晴らしいオーシャンビューが広がる。