気胸日記
(その1) (その2) (その3) (その4) (その5)
入院 1 日目。まずは麻酔科で麻酔の説明を受けました。
全身麻酔のみで、脊髄に注射針を刺す局所麻酔は併用しない模様。
腕以外の場所に注射針を指すなどという非人道的な扱いを受けずにすみホッとしました。
次に、手術の説明。
これは、母親と祖父も同席しました。
端的にまとめますと、
- 硬性の内視鏡を使用した手術。
- 切るのは、2cm くらいのが2箇所と 5mm くらいのが1箇所。
- 患部(ブラ)を切り取り、自動縫合器で縫い付ける。その上から特殊なシール(ボルヒール)で補強する(特定生物由来製品のため同意書が必要)
- 肺活量が落ちることはない。
- 今回は左肺のみ。右側にも原因部位はあるが、気胸を起こしていないので放置。
- 副作用として、気管にチューブを挿入する時に喉や声帯を傷つけてしまい、喉が腫れたり声が出にくくなる可能性がある(2〜3週間で完治)
といったところ。
ちゃちゃーっと同意書にサインをし、さぁもう後には引けないぞ。
用意された部屋は 4 人部屋で、5 階 南向きの窓際。
既に 2 つベッドが埋まっており、残るひとつも私が来た後に埋まったので、結果的に満室になりました。
私以外の入院患者さんは、40代くらいの方と、70代くらいの方2名。
1 ヶ月近く入院しておられる方、胃がんの手術に来られた方など、結構皆さん重たい病気で入院されているようです。
それに引き換え私ときたら、本当に明日手術を受けるの?というくらいヘラヘラしていたもんですから、周りの方々にはさぞかし眉唾モノに見えたことでしょう。
部屋自体は、インターネットが使えない、階全体に変な臭いが漂っている以外はおおむね快適でした。
はぢめての病院食。
いや、別に期待はしていなかったんですよ。
でもね。
な ん で す か こ の 精 進 料 理 は。
いくら入院患者のほとんどが老人だからといったって、ねぇ。
しかも憎たらしいことに、見た目以上におなかが膨れる。おなかいっぱい。
クソッ!決してこんな食事では満足しないぞ!というわけで夕食に期待w
午後からはかみちゅ!を見たり、スパイダソリティアに興じたり、談話室で面会に来ていただいた方々と話したり…
談話室にどういうわけか聖教新聞が置いてあったり、話に夢中になったばかりに部屋に夕食が配膳されているのに気づかず、冷めた夕飯を食することになったりしたのはナイショだ。
夕食。肉だよ肉!
衣のついていないカツといったところ。
ちなみに、夕食以降は飲食禁止。
これから 36 時間は飲まず食わずで生きていかねばなりません。
しょぼい夕食でしたが、味わって食べましたよ。ぐすん
その後、入浴したり、アレルギーテストを行ったり、ムービーを見たりして、長々し夜を過ごしました。
次はいよいよ手術本番・・・