【参加者の声】
●日本人全体が、時代閉塞の状況を感じているように思います。
その原因については、物知り顔の人々が、それぞれの切り口で語っています。
しかし、そのような理くつが、時代閉塞の状況下に喘ぐ人々に、
勇気を与えることはありません。
その中で、JUNさんは、自由な生き方、美しい生き方を探求されておられる、
その 生き方自体が人々に勇気を与えるでしょう。
JUNさんは、世界を歩き、空手、殺陣、大道芸、芝居、
ダンスなどを学んでこられ ました。
学ぶことによって、自分が変わり、自分の見える世界が変わってきた、
といえるのではないでしょうか。
その学び方は、近代的な学校において学ぶのではなく、
権威をもった教師から学ぶのでもありませんでした。
インディアンや大道芸人など、技を持つ達人の共同体に入ることによって、
技を学んでこられた。
私は学校の教師をしていますが、子どもが学ぶということは、
大人の共同体に入ることだという確信を持っています。
漢字には、漢字を使って書類を書き意思を伝える大人の共同体があります。
数学には、数学を使ってものを作り世界を理解する大人の共同体があります。
英語には、英語を使って取り引きしコミュニケーションをする大人の共同体があります。
歴史には、歴史の中に自分を位置づけて生きる大人の共同体があります。
今日の教育の限界は、子どもたちにとって、家庭や地域で、
仕事や生活を楽しむ大人の共同体が見えないこと。
また、NHKのプロジェクトXで話題になっているような、開発・生産・営業の現場
で格闘する大人の共同体が見えないこと。
同時に、このような大人の共同体に入ることに価値を認めず、
有名私学やブランド大学に入ること、高収入や地位を手に入れることに
価値があると吹き込むことにある、 と思っています。
JUNさんのお話を聞き、私の教育に関する確信を深めました。
そして、子どもたちに、大人の共同体に入ることに価値を認め、
学ぶことによって自分が変わっていくような教育をしたいと思います。
初参加者男性
●生態系や環太平洋(?)民族の文化や価値観が非常に面白かったです。
今までそのような民族の存在は、社会科の勉強で名前ぐらいは知っていましたが、
それらが持 つ価値観や文化は学びませんでしたし、知ろうとも思いませんでした。
現代、私達は西洋的な観念で物事を捉えていて、
芸術も生活も全てその観念上に成り立っている、それとは別の全く
違う観念が世界の部族や私達日本人も含む環太平洋地帯に今も
生き続けている…ということが新しい発見でした。
もっとその観念や文化を勉強したいと思いました。
その他社会福祉施設等の人間に基準を設け点数をつける制度や
、研究型の現代の芸術、コミュニティの意味など全部深いとこ
ろで繋がっており、気が付きませんでしたが非常に深く大事な
問題で、これから自分なりに考えていきたいと思います。
「一生芸人を続けていくには愚直であれ」という言葉にも考え させられました。
JUNさんは、生態系、artとeart(?)、縄文…などいろいろなキーワードで講演されましたが、
何の基礎知識もない私には、内容を全部消化することが出来ませんでしたが、
今回の講演を経てとても根源的な大切なことに気付き興味を
持つキッカケを与えて下さって感謝しています。
初参加者男性
●文化と生態系の対比といろいろエピソードから話が多岐にわたって
最後に環太平洋に 戻ってくる。 聞き入ってしまいました。
中崎町の話で祭の前に獅子舞の順路を紙に書いて記録する事をせず
毎年みんなで集まってあーでもない、こーでもないといって話をしながら地域の情報
を潜在化させる。
そういう手法でアラスカの部族が140年禁止されていた祭りも3〜4代位語り継が
れて復活できたのかなあと思いました。
天人の空間について建築的にどうですか?と訊ねられました。
私ごときが語るには もったいない
素晴らしい空間だと思います。玄関を入って土間が奥へ広がるタテの空間は人が集ま
るのに狭さを感じさせない絶妙の空間だと思います。
奥の坪庭の手前の広縁を残して舞台に使ったり、押入をギャラリーとして使っている部分に
残された昔、上塗りの代用品もしくは隙間風を防ぐ為かで張られた新聞紙、日めくり
カレンダーごと残されている部分などにJUNさんのセンスのよさに感心しました。
またJUNさん自慢の中二階はパネルの組み換えで変幻自在に形を変え
る機能的で、幼少の頃の秘密基地を思い出させてもらえる様な空間は素晴らしいと思
いました。ただ補強してるとは
いえ、抜いた柱が気になりますが・・・・?
限られた材料とJUNさんの妥協なき民家再生は勉強になりました。
簡単ですが私の感想は以上です。
次回の企画も楽しみにしております。
初参加・男性
●JUNさんの講演とても素晴らしかったです。
そして とてもうれしかったです。初めて「天人」を訪れて
感じた、あの懐かしい町の佇まいと、見事に調和 しているフシギな空間
・・・その謎が解けました。
私たちは、ついつい外へといろんなものを求めていってしまいますが、
ほんとうは自分の生活している この場所なんですよね、大切なものは。
実際に自分の足で世界の地を踏みしめて体験された、
現地の方々とのまるで「仕組ま れていた」かのような出会い、感動的な出来事。
それらがすべてダイレクトに伝わってきました。
やっぱり私たちの持っている、縄文のDNAが共振 するのでしょうか。
「自分と地域と世界のために何が出来るか」
まさに、ひとりひとりが考えるべき時に来ています。
私にも出来ることを、とにかくやってみようと勇気
づけられました。ありがとうございます。
二回目参加・女性
その他
●実話に伴ったお話だったので、とても迫力があり面白かったです。
何事も、瞬間で行動する価値、素晴らしさを感じました。
●幹事さん達には初対面にもかかわらず気さくに話しかけてもらって感謝しています。
お許しをもらえるならば次回も都合が会えば是非参加させてもらいたいと思っています。
次回の企画も楽しみにしております。
●公開講座に初参加させて頂いて、とてもよかったと思い ます。
こ ういった講座や社会人勉強会に参加するのも初めてで 、
少し不安はありましたが、講演の内容が素晴らしく思わず聞き入ってしまいました。
今後もこういった良い機会がありましたら参加していきたいと思いますので、
どうぞよろしく お願いします。
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【懇親会風景】
懇親会は、アマントで行いました。
講座を聴いた後、実際にアマントに
足を入れるのは格別。
アマントにある柱一本、机一つにも、
JUNさんしか知らないエピソードがあり
それをコッソリ教えて頂くのは
「特別講座」 と言う趣があり最高でした。
もちろん、料理も方も、名物鳥のナンプラーをはじめ
手作りおにぎりにオデン、パスタと食べきれないほど
充分に楽しませて頂きました。
アマント・スタッフの皆様ありがとうございました(^o^)
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