関西交流大学トップページ

第43回 公開講座 

2003年12月19日(金) ピンチ脱出の心理学

講師:心理カウンセラー 堀部 武司氏

終了リポート

■実施前の募集要項

●日 時:平成15年12月19日(金) 19:00〜21:00 (18:30受付開始)

●場 所:大阪産業創造館6階 会議室A 
大阪市中央区本町1-4-5 TEL 06-6264-9800(代)  
地下鉄中央線・堺筋本町駅2番(または12番)出口から徒歩約5分(東警察署対面)
http://www.b-platz.ne.jp/contents/map/map.php3

●講 師:堀部 武司 氏 

「アイこころ心理学研究所」所長・カウンセラー
http://www.i-cocoro.com/

【プロフィール】

大阪府立大学航空工学科卒業。
電気設備工事の会社経営他、多種多様の業界の仕事に携わる。
豊富な人生の中から得た経験を糧に「人のこころをいやす仕事」をライフワークに定める。
現在、奈良市「アイこころ心理学研究所」所長並びにカウンセラーとして
夫婦、家庭や、結婚・離婚問題の専門家として特色を持つ。
また、「人の生きがいを」テーマに、近鉄文化サロンや各種カルチャークラブ
などの講師など多岐に活躍する一方、
後進を育てるためカウンセラー養成教室なども設立準備中。

●テーマ:ピンチ脱出の心理学 〜 突然の危機、あなたならどうしますか〜

●内 容:

突然 「アナタ、今日限りでもう終わりよ!別れて」 言われてしまいました。
ドッドッドッ、大ショックです。 こんな時、あなたはどうしたら良いのでしょう。
「知人・友人に相談する?弁護士事務所に駆け込む?う〜ん?」

思わぬ突発的な大事故、解雇、倒産・・・・
人生一秒後には、何が起こるか分かりませんよね。
「では、こう対処しましょう!」
人生を楽しく過ごす、役に立つ実践・心理学とは!?

●定 員:30名(先着順) 

●会 費: 2,000円 (当日徴収させていただきます。)

●御申込先:総務担当幹事・金澤までお願いします。 kanazawa@itsuzai.net 

●懇親会(二次会)は別途、3,000円の予定。(21:30〜23:00) 
 ワタリガニのスパゲティー本家本元・有名イタリアン「マンドリーノ本町店」にて

 ※懇親会も参加希望される場合は申込の際にお知らせ下さい。
 ※二次会のみのご参加は、関西交流大学ではお断りしております。

参加要領(重要) 必ずお読みください!

〜企画の狙い〜

大晦日、除夜の鐘は、108回鳴らします。
108つとは、人間の煩悩(四苦八苦)の数だと言われているのはご周知のとおり。

4苦(生、老、病、死)と後の4苦(愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦)、あわせて108。

・4 つの苦しみ=4×9(苦)=36
・8 つの苦しみ=8×9(苦)=72
36+72=108

現代社会、心の病を抱える人がいかに多いことでしょうか。
公衆トイレの落書き、電車内で大声の携帯電話など、全く公私の区別が付かない人々。
子供を性的攻撃する大人、鬼畜としか思えないような我が子を虐待死させる親など
怪奇な事件も続々と多発します。

一方、経済界や、国会議員など我が国を代表する世間一般的に偉い人達でもさえも、
国民の模範とは言えない、金銭の誤魔化行為や非道な行動をされる一部の方もいます。


さて、ビジネス社会に置いても(人生そのもの?)
我々は好むと好まざると関わらず、突然の危機に直面することが多々あります。
自ら招いたピンチもあれば、晴天の霹靂、寝耳に水・・・という
こともよくある話です。

過ぎ去れば笑ってすまされることでも、直面した時は本当に苦しくて大変なものです。
では、その予期せぬ危機から脱出する方法は?

神や仏に助けを求めることも良いでしょう。占い師の所に駆け込むのも手かも知れません。

しかし、現実に困難を乗り越えるのは、最後は己自身で打開するしかないのです。
それでも、 少しでも手助けをしてもらえるアドバイザーやノウハウは欲しいものですね。

実学を尊ぶ、関西交流大学では通り一遍の理論は不要です。
堀部先生自身、苦境をいくつも乗り越えられて生きて来られました。
その中で得られた至宝を参加者の血肉として盗ませて頂こうではありませんか。

企業倒産や一家心中など悲惨なことも少なくない年末年始だからこそ
関西交流大学では、実践・心理学をテーマにご用意しました。

そして、大いに学んだ後は、ワタリガニのスパゲティーで名を馳せた有名イタリアン
「マンドリーノ本町店」で 忘年会を兼ねた、懇親会を設宴しております。
2003年のラストを飾る公開講座ですから、いつも以上に盛り上がりましょう。

お金で買えないものが関西交流大学にはきっとあります。
本年最後のプレゼント企画です!!

■終了リポート
きちんとテーマに沿った
本格的講座になりました。
ご興味のある方は、下記をどうぞ!

第43回 公開講座「ピンチ脱出の心理学」特別公開資料


1. ピンチとは(苦しみ、困苦、危機、苦しい状況、絶対説明)

@ 予測できない突然のピンチとあらかじめ予測されていたピンチ
A 自分から招くピンチと外から押し付けられるピンチ
B 現実的なピンチと精神上のピンチ

生きることと、苦しむこと(すなわちピンチ)はイコールである。

2. ピンチそのものの現実と悩み、不安、恐れなどの
ピンチを感じる感情とを区別する


@ ピンチそのものの現実に対してはまず、行動する
A 感情面については怒りや驚きの感情のエネルギーを吐き出す
B ピンチは決してパニックではない(混乱しない)
C 感情を問題に変える
D 解決案をシュミレートする
E 肝がすわってくる

ピンチに陥ったらまずは「行動」を起すこと。 そうすれば、感情を忘れる。
不安や悩みはまず、「文章」にする。
箇条書きに書き出すことによって「なんで悩んでいるのか?」
原因を究明しそれを、「問題」に変えていく。
その問題に対して「解決策」を書き出す。
最良の状況と最悪の状況、そしてその中間の状況を分類し
シュミレーションすることによってハラ(肝)がすわってくる。
そうすると、誰かが土壇場で助けてくれることもある。

3. ピンチに対応する仕方

@ 逃げる(避ける)
A 固まる(じっとしている)
B 戦う(立ち向かう)
C 受け入れる(人間だけに出来る)

戦う時は中途半端なカタチで望まない。 そうすれば負けても公開しない。
ピンチに対処する逃げる、固まる、戦うは 動物でも出来ること。
人間だけでに出来ることは、この「受け入れる」と言うこと。

4. ピンチに陥ったときのこころ(脳の反応)

@ 環境を変えるー足す、引く、変える、計画する
A 人間の脳の仕組み
B ストレスのメカニズム
C 本能脳の解放―おまつり、カラオケ、音楽、絵画、自然の中へ
D 扁桃核(体)

人は先入観(思い込み)で「見えない影」
(実在しない困難・・・取り越し苦労)に 脅える場合が多々ある。
つまり、自分でピンチをつくり出しているのである。
逃げるのではなくて、自ら積極的に環境を変えていくことも大切である。


5. ピンチに陥らないための予防―日頃が大切

@ 普段の行い、付き合いが大事
A 周りの人にしてあげる(テイクではなくてギブ)
B ひとはあなたの言動をじっと見守っている

人に何かをやってあげるときは、対価を求めない。
無償の奉仕の精神が必要。

6. ピンチはチャンスー受け入れる

@ 怒りや恐怖のエネルギーを吐き出す
A ストレスとリラックス、緊張と緩和
B 笑いは百薬の長
C 忘れる‐時間が解決
D ピンチを乗り越えて、免疫力がつくーひとの気持ちが判る
E ピンチはチャンスーそのひとに乗り越えられない壁はない
F 逆境を突破するには
G 3つのR 
臨機応変 ・ 柔軟性 ・ 客観性

 

 

 

 

マンドリーノ本町店での懇親会にて、楽しく和やかに2003年度を締めくくりました!


第42回公開講座に戻る   第44回公開講座に進む

ホームページに戻る!