上高地・河童橋からの穂高連峰
松本市の西方に位置する安曇は岐阜県に接し、槍ヶ岳・穂高岳・乗鞍岳などの山岳地帯から標高660m〜1、500mの乗鞍高原に及んでいる。
もともとは安曇村で、日本を代表する山岳観光地である上高地や乗鞍高原・白骨温泉等を村域に有していたが、2005年4月、松本市に吸収された。

この一帯は中部山岳国立公園に属する。この国立公園は、新潟県、富山県、長野県及び岐阜県の4県にまたがり、日本を代表する山岳公園である。
北は立山・剣岳の立山連峰、白馬岳の後立山連峰から、南は槍・穂高連峰、乗鞍岳に至り、3000m級の名峰が連なる北アルプスと呼ばれる地域である。


同じ信州の志賀高原や蓼科高原より狭く、その上アクセスも悪く華やかなリゾート地では無いが、標高があり自然豊かで、白樺林の合間からは3000mを越える雄峰・乗鞍岳が間近に見える。
施設名 : 湯けむり館 (入浴日:2008.4.26)
所在地 : 松本市安曇
温泉名 : 乗鞍高原温泉 
北アルプス最南端の独立峰、乗鞍岳(3,026m)の東側山麓、標高1,500に広がる乗鞍高原。整備された道路の両側に立ちならぶ白樺林が美しい

乗鞍高原温泉へは、国道158号線から分岐する2本のルートと奈川温泉方面からのルートがある。
松本方面からだと、前川渡から県道84号線(乗鞍岳線)で乗鞍高原に出るルート。よく整備された2車線の道路で、途中から乗鞍岳が見えてくる。
高山方面からだと、湯川渡から県道300号線(白骨温泉線)で白骨温泉を経由してスーパー林道を進む。このルートは道幅が狭く、冬季に通行止めとなるのでお薦めできない。

乗鞍高原には旅館・ホテルペンション・民宿などが150軒以上あり、これに温泉が加わった高原リゾートを形成している。
温泉は、7km先の乗鞍岳の山腹、湯川の河原から湧き出しているものを引湯している。湧出量は1,500リットル/分と豊富なので、多くの宿泊施設に配湯できるのだろう。

乗鞍高原から冠雪の乗鞍岳を望む
湯けむり館は一の瀬園地の入口、乗鞍上高地スーパー林道と県道84号線(乗鞍岳線)が交差する所にある日帰り施設だ。
白樺が生い茂った周辺は開けていて、前方に乗鞍岳が聳える。

食事は取れないが、売店コーナーで地ビールやジュース・ソフトクリームなどが販売されていて、中央に大きな薪ストーブが置かれた広々としたロビーで寛ぐことが出来る。
入浴料は大人700円、営業時間は午前9時30分〜午後9時(入館受付は午後8時30分迄)、毎週火曜日が休館日になっている。

前回、白骨温泉新宅旅館に宿泊した際に立ち寄ったがあいにくの休館日、代わりにすぐ近くの丘の斜面にある無人の「せせらぎの湯」に入浴した。
今回は白骨温泉2回目の宿泊、泡の湯にチェックインする前に立ち寄った。
泉質は単純硫黄泉でpH3.12の酸性泉だ。源泉温度46.4℃の温泉は加水・加温無で注がれる。硫黄臭、肌に滑らかな上質の温泉だ。
床も風呂も木造で寛げる内湯
露天風呂は、開放的で高原の風が爽やかだった。温泉は限りなく白に近い乳白色。
脱衣場
ストーブが中央に置かれたラウンジ
500ヶ所入浴の祝いに、新宅旅館に続く白骨温泉泡の湯での宿泊。チェックイン前に乳白色の硫黄泉が加温・加水無しの完全掛け流し、乗鞍高原温泉の日帰り施設・湯けむり館に立ち寄った。
乗鞍高原温泉 湯けむり館 (長野県)
   
住 所 長野県松本市安曇4306−6
電 話 0263−93−2589
交通機関 ・(東京から)長野自動車道松本ICから国道158号線等で約40km
・(大阪から)東海北陸道飛騨清美ICから(高山経由)国道158号線等で約95km
・松電新島々駅から松電バス鈴蘭行きバスで55分、乗鞍観光センター前他下車
施 設(日帰り) ロビー、喫茶、駐車場120台)
宿 泊 無し
泉 質 単純硫黄泉 (泉温46.4℃ pH3.12)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 午前9時30分〜午後9時(入館は午後8時30分迄)
定休日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日休み、夏・冬季は第3火曜日、10月は最終火曜日休)
入浴料金 大人700円、小人(3歳〜小学生)300円
入浴施設 内湯・男女各1 内湯:男女各1
浴室備品(日帰り) シャンプー、ボディソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 上高地、乗鞍高原、乗鞍岳、安曇野、奥飛騨、高山、松本
お土産・食事 乗鞍高原内に食事処・土産物屋有り
近くの温泉 白骨温泉さわんど温泉、奈川温泉、奥飛騨温泉郷(平湯福地・新平湯・焼岳・栃尾新穂高)、坂巻温泉中の湯、上高地温泉
長野市HP
乗鞍高原関連HP

湯けむり館HP
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/
http://nagano.cside.com/norikura/index.htm
http://www.norikura.co.jp/kanko/yukemurikan/home.htm
雑記帳 乗鞍高原温泉では2回日帰り施設で入浴したが、まだ宿泊をしていない。
標高が高く、夏でも爽やかな乗鞍高原に泊まってみたいと思ってるが、近くの白骨温泉や奥飛騨温泉郷を優先してしまいまだ実現していない。
データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)