所在地 : 松本市安曇
温泉名 : さわんど温泉 
  
施設名 : 木漏れ日(こもれび)の湯 (入浴日:2006.9,14)
さわんど温泉 木漏れ日の湯 (長野県)
2005年4月1日、上高地・乗鞍岳・白骨温泉等が所在する安曇村は、他の3村とともに松本市に実質吸収された。

その合併により、松本市は日本を代表する山岳観光地(上高地・乗鞍岳・乗鞍高原)と白骨温泉・乗鞍高原温泉、中の湯温泉・坂巻温泉などの温泉地を一挙に手に入れることになった。

さらに東には、日本一のアルプス眺望と高原植物が咲き乱れる美ヶ原、浅間温泉・美ヶ原温泉の他、小さいながらも人気の扉温泉や素朴な崖の湯温泉等と合わせて、日本有数の山岳・高原・温泉都市となった。

大正池から穂高連峰を望む
かっては、「鳥も通わぬ地獄谷」と呼ばれてきた沢渡(さわんど)だが、江戸時代に入ると、幕府の御用林だった上高地の木材を筏で流す拠点となった。

年間200万人の観光客が訪れる日本有数の景勝地・上高地は昭和50年からマイカー規制が始まり、間もなく通年規制となった。
その上高地へ行くためのバスターミナルとして、またマイカーを置くための大きな駐車場が設けられたのが沢渡だ。

さわんど温泉は開湯して間もない新しい温泉である。
平成10年、国道158号線の安房トンネル掘削に伴い湧出した高温の温泉を7km先から引き湯して誕生した。

本来は「沢渡温泉」でいいはずだが、群馬県に沢渡温泉(記事準備中)があるため、平仮名にしたと推測される。
上高地への観光拠点として便利なので、現在、現在5軒の旅館・ホテルと民宿1軒の温泉地にまで発展している。
沢渡付近の国道158号線。次々と通過する狭くて暗いトンネルは運転に十分注意が必要だ。
今まで何回と無く利用している国道158号線だが、目的地が何回も宿泊・立ち寄った奥飛騨温泉郷だったり白骨温泉だったりして、さわんど温泉はいつも通過するだけだった。

今回は近くの中の湯温泉(中の湯温泉旅館)に宿泊するので時間的余裕があり、ようやく立ち寄ることが出来た。
さわんど温泉には、3ヶ所ほど立ち寄りできる温泉施設があり、その中の一つ「木漏れ日の湯」に立ち寄った。
バスターミナル・大駐車場の前にあり、木造の小さな日帰り施設だが、ウッドデッキのある食事処が併設されている。

風呂は2mx3mほどの小さな内湯のみ。脱衣所・浴室とも清掃が行き届き清潔感がある。
温泉は7km先から引く65.5度の高温単純泉に加水。
透明だが僅かに黄色味を帯びて、無臭のサラリとした感触だ。
浴室内には「循環させているが濾過するためでなく、温度差を調整するためのもので掛け流し」の表示があった。

国道沿いに大きな看板
左手に食事処・右に浴舎
館内受付
清潔な脱衣所
シャワー・シャンプー類
奇麗ななタイル張りの風呂。長野県の源泉掛け流しの証が脱衣所に貼ってあった。
松本・高山を繋ぐ国道158号線は幾度となく利用したが、沢渡温泉は常に通過、今回、中の湯温泉に宿泊したので、ようやく入浴することが出来た。
住 所 長野県松本市安曇4171
電 話 0263−93−3188
交通機関 (東京から)長野自動車道松本ICから国道158号線等で約35km 50分
JR松本駅から松本電鉄で30分、新島々駅から上高地行きバスで40分沢渡下車
施 設(日帰り) 広間・休憩所・食事処・駐車場(70台)
宿 泊 不可
泉 質 単純泉 (泉温65.5度 1,100リットル/分)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間
8時〜20時(冬季19時)
定休日 毎週火曜日
入浴料金 大人500円
入浴施設 内湯男女各1 
浴室備品
シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 上高地、乗鞍高原、乗鞍岳(乗鞍スカイライン)、奥飛騨、高山、松本
お土産・食事 何れも館内で可、周辺に食事処有り
近くの温泉 坂巻温泉、中の湯温泉乗鞍高原温泉、奥飛騨温泉郷(平湯福地・新平湯・焼岳・栃尾・新穂高)、上高地温泉
松本市HP
上高地HP

さわんど温泉HP
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/
http://www.kamikochi.or.jp/
http://www.sawando.ne.jp/
雑記帳 さわんど温泉は、周辺の温泉と比較して歴史も浅く、知名度も低い。しかし、日本一の山岳風景を間近に仰ぐ上高地があり、そこへの玄関口としての役割からその利用価値は結構高い。
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