平成21年11月17日(家庭教育講座で「これからを生きる子どもたちへ」と題してお話,奈良新聞で紹介されました。)

 11月6日,奈良市の生涯学習センターで開かれた家庭教育講座でお話しすることになりました。奈良県教育振興会と奈良市主催の行事です。演題は「これからを生きる子どもたちに」,いつものように,パワーポイントを使って資料を作りました。
 当日は早い目に会場に行き,プロジェクターとパソコンを接続,スライドショー開始をクリック,これで映るはずだったのに,スクリーンに映ったのは「信号を受けることができません」という文字でした。
 接続は良し,ファンクションキーとF10を押して,出力の切り替え,これも良し,「エー,どうなったの」,「この前もこんなことあったなあ,よし,ここだ」,「よし,パソコンの再起動だ。この前これで成功した」これでも駄目,どうしよう,刻々と開始時刻が近づいてきます。
 事務局のK先生が「プロジェクターを借りてきましょうか」,少し古くて画面が暗いと聞いていたけど,そうしてもらおうか,とお願いをしました。
 センターの方が来てくれました。いろいろとアドバイスをいただいたのですが,やっぱり駄目,「では,取ってきます」ということになりました。
 そのとき,くっきりと映りました。ああ良かった,時計を見ると開講3分前です。原因は,自分のパソコンが最近すごく動きが遅くなっていたことのようでした。出力を切り替えても,すぐには切り替わらず,相当のタイムラグがあったのです。センターの方とお話しすることで,少し時間をおいたのが良かったようです。「急いてはことを仕損じる」あらためて,このことを学びました。
話の中味はこんなことでした。
1 様々な体験を大切に
◎ 「見て,聞いて,触れて」は学びの基本です。
2 基本的なことをしっかりと
◎ 意味のないことでさえ覚えられる時期に,しっかり復習,しっかり練習をさせましょう。
3 覚えるだけではだめということ
 私の生まれた226事件以後の歴史が教科書にはいっぱい=学ぶ内容は増えていく
 原子量の基準が変わり,天気の定義が変わった=学習内容は変化して行く
◎ お父さん,お母さんも教科書に目を,そして新しい見聞を
4 学ぶ意欲,学ぶ力を
◎「これなあに」「どうして」を大切に,子どもたちとたくさんの会話を
5 先人の偉業に触れ,新しい考えを創り出す人間に
・地球の大きさを測った伊能忠敬や昭和新山の観測を続けた三松正夫,その他の方々
◎ 「日本人は駄目」ではない。素晴らしい先人に学ぼう。

 無事に講演を終え,皆さんからの通知簿をいただきました。話の内容,話し方,分かりやすさなどについての4段階評定を書いていただきました。私が集めるといけないので,事務局の先生に回収と整理をお願いしました。結果はどうだったでしょうか。いただいたら公開します。
 少しして,この講座の様子が奈良新聞に紹介されました。この日の午後,校区の公民館に行くと,Kさんが「奈良新聞に出てましたね」,翌日には,生駒市のIさんから「奈良新聞拝見しました」という書き出しで,すっごいおほめの手紙をいただきました。グラウンドゴルフに行くと郡山のIさんが写真の切り抜きを持ってきて「先生,えらい男前に写ってるで。がんばってはんねんなあ」「どれ見せて」と他のメンバーからもほめてもらいました。ありがとうございました。

 


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