平成20年10月3日(みつえ高原牧場に行ってきました。野鳥の会の人に「鷹柱」を教えてもらいました。)

 10月3日,御杖村に車を走らせました。来年,平成21年は丑年,そこで1月号のならサイエンススポットには牛のことを書こうと思ったのです。行き先はみつえ高原牧場です。前にも一度出かけたことはあるのですが,ただぼんやりと眺めて帰ってきただけだったのです。
 広大な敷地のみつえ高原牧場を見学し,いろいろと質問をして教えてもらったあと何枚か写真を撮りました。放牧されている牛は3頭見つけただけでした。「この牛は何時ごろまで放牧しておくのですか」とお尋ねすると,「あの」牛たちは当分外で暮らします。自由に遊び,自由に寝転がって生活し,草を食べて暮らすのです」ということでした。なんと3か月もの自由生活なのだそうです。
 牧場に沿って走っていくと,3人の大人が空を見上げていました。向こうのほうに行って戻ってくると,まだ空を見上げています。車を止めて「何をしているのですか」と尋ねました。すると,「鷹の渡りの観察をしているのです」ということでした。サシバという鷹が,たくさん渡っていく,そんな日だったのです。
 「あっ 鷹柱だ」「ああ,いるいる」「1234」と数えておられました。鷹のような遠くに渡っていく鳥は上昇気流を使います。上昇気流のあるところを見つけては大きな渦のように円を描きながら上空高く上っていき,そこから,遠くまで滑空する,そんなことを繰り返して渡って行くのだそうです。
 「じゃあ,これで見てご覧なさい」と望遠鏡を鷹柱の方向に向けて見せてくださいました。30羽あまりのサシバが円を描いて舞い上がる様子が見えました。急いで写真を撮りましたが,コンパクトなデジカメのこと,うまくは写っていませんでした。鷹柱という言葉を初めて聴いて,なんだかうれしい気持ちになった日でした。 

1 みつえ高原牧場 2 きれいな牛が並んでいます 3 当分は外暮らしです 
4 近くにやって来ます 5 鷹柱が見えました 6 拡大した写真です

 


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