平成18年1月30日(奈良学園中学校で初めて教えた子どもたちが卒業しました。素敵な子どもたち,思い出がいっぱいです。)

 今日,1 月30日,奈良学園高等学校の第25回卒業式が行われました。非常勤講師である私はお休みの日ということになりますが,この学校ではじめて教えた生徒の卒業をお祝いしようと参列しました。
 卒業証書の授与のあと,野村校長先生の京極為兼の和歌の紹介から始まった式辞では,「這えば立て,立てば歩めの親心」という親心を詠んだ句のあとに「歩む道,身体だけはと祈る親」を追加され,健康に留意してこれからも努力するようにと諭され,「神様は,その人に乗り越えられない苦しみは与えない」と,困難に打ち勝って進むようにとのお話がありました。
 私は,5年前,この学校に着任し,3年生には高校地学の授業を,今,卒業する中学2年生には気象の分野の授業をしました。できるだけ,具体的な情報をと奈良地方気象台に出かけ,学んできたことを資料にして授業をしました。このことは,このホームページに書いていますし,今もこうした資料を活用しています。そんjな2年生も高校を卒業,大きく育った姿に感動しました。
 そして,式のあと,飛び出したリーダーのパフォーマンスと「先生ありがとう」「お父さん,お母さんありがとう」に感激しました。
 教室に入った生徒たちからは,「先生,来てくれてありがとう」「謝恩会にも出てよ」といってくれましたが,これは遠慮して帰ってきました。
 でも,雨や雪の授業で中谷宇吉郎の雪の科学館に行ってきたことを紹介したら,「私も行ってきます」と片山津まで行ってきたAさん,前線の授業で黒板に山や町並みを書き,透明なビニルに温暖前線や寒冷前線の断面の様子を書き,これを引っ張って移動させながら天気の移り変わりを説明したら,同じように動くノートを作ってきたB君,など,楽しい授業の思い出がいっぱいです。
 今年も,何人かの生徒が高校では学習しない地学でセンター試験を受けたとか,中学校での授業を反省し,明日からの中1の授業をがんばりたいと思っています。
 「卒業生,がんばれ」
 「サクラ咲く」のお知らせを待っています。

1 暖かい朝になりました 2 卒業生の入場 3 卒業証書の授与
4 リーダーの指示で 5 先生たちに「ありがとう」 6 お母さんに「ありがとう」
感激で写真が撮れませんでした

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