平成17年10月12日(平成新山に会いに行ってきました。最年少の火山に会い,今も噴気をあげる雲仙温泉の地獄を見て,「地球は生きている」を実感しました。)
学校では火山の授業が終わり,この前から地震の勉強に入っています。でも,教科書に出てきた平成新山が頭から離れません。
昔,教科書に出ている昭和新山の写真を見て,「ぜひとも北海道に行きたい」と思ったのと同様,「九州に行きたい」「島原半島に行きたい」という気持ちは高まるばかりでした。そこで,10月5日の授業を終えて九州に出かけました。
寝台特急・あかつきで諫早へ,ここから,レンタカーを借りて島原半島一周の旅に出ました。この日,空は明るく晴れわたっていました。カーナビの指示に従っての走行,目の前に平成新山が浮かび上がりました。
平成新山ネイチャーセンターで,雲仙普賢岳やその噴火について一通りの勉強を済ませ,目の前の平成新山を見上げ,十数年前のテレビの映像を思い出しました。
その後,「道の駅・みずなし本陣ふかえ」に併設されている「火山学習館」と「大火砕流体験館」に入りました。大火砕流体験館ではシートベルトをした座席が激しくゆれ,生々しい体験をさせてくれました。この隣には,「土石流埋没家屋保存館」があります。ここには11棟の家屋が当時のまま保存されていました。
もう1つは雲仙岳災害記念館です。これはもともとは海,土石流によって陸になったところに建設されたすばらしい施設です。時速100qという火砕流の速度と噴火の激しさを体験できる施設がありました。ここでは握り棒を持ち立って見学します。火砕流の映像と共に,腰のあたりに開いたパイプから熱風が吹き出てきました。
最後に,火砕流によって壊滅した旧大野木場小学校を見学しました。とにかく火山,火山の1日でした。今度,理科で火山を学習するときには,こうした体験を生かしたいものだと思っています。
さて,その夜は雲仙温泉での宿泊,夕焼けがきれいでしたが,噴煙が思い出されました。翌朝は火山のめぐみ温泉に入り,雲仙地獄を歩きました。
1 寝台特急・あかつき | 2 寝台特急の個室 | 3 ネイチャーセンター |
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4 平成新山を仰ぐ | 5 新山の頂上付近 | 6 土石流の跡 |
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7 火砕流で焼けた自動車 | 8 雲仙岳災害記念館 | 9 土石流で埋没した家 |
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10 火砕流被害の大野木場小学校 | 11 雲仙温泉での夕焼け | 12 雲仙温泉のお糸地獄 |
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